善光寺御開帳と愛知観光（３日目）

2022/04/03 - 2022/04/03

３日目は善光寺へ。７年に一度の善光寺御開帳が行われます。期間は令和4年4月3日から6月29日まで。今日は初日で10時から開闢大法要が行われます。その時間帯のお参りだと人が多すぎるので朝7時に善光寺に到着し、4時間ほど滞在しました。午後からは上田城址、別所温泉、小諸城址の順で観光しました。

エリア 長野

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 3.5
• 交通: 4.0

• 交通手段: レンタカー
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: 楽天トラベル

3日目はいよいよ今回の旅行の目的、善光寺御開帳です。かなりの人出を予想して朝の7時半に到着しました。

この時間帯だといつも人で一杯の仲見世もこの通り。12時に善光寺を後にした時には、山門から先、この仲見世まで延々と回向柱に触るための行列が出来ていました。

仲見世通り 名所・史跡

重要文化財の山門に到着。重要文化財ですが有料で登ることが出来ます。登れるのは9時からなのでまずは本堂前の回向柱へ。

早朝だったため回向柱にはほとんど待たずに触れましたが、御朱印はすでに一時間待ちでした。普段は行列には並びませんが、母に頼まれていた御開帳特別御朱印をいただくため頑張って並びました。

善光寺御開帳 寺・神社・教会

善光寺はお朝事があり、日の出から本堂内陣の参拝が可能です。御朱印を頂く前にまずは内陣参拝とご戒壇巡りをさせていただきました。

善光寺(長野県長野市) 寺・神社・教会

10時からの大法要の前に内陣を参拝しましたが、前日に前立ご本尊の遷座式があり、朝の6時には御開帳されていましたので、前立ご本尊を拝むことが出来ました。

なお、いただくと極楽浄土が保証されるといわれている御印文頂戴が特別に御開帳期間中行われています（通常は年始のみ）。本堂の外陣でいただけました。

内陣を参拝し、特別御朱印をもらった後は山門に登りました。それぞれの参拝券もありますが、本堂内陣、山門、経蔵、資料館全部の共通参拝券がお得です。

山門に登ったころには回向柱に触るための長蛇の列が出来ていました。昼前に善光寺を出るときには30分待ちとアナウンスされていました。

山門もいろいろな仏像が安置されていてお参りできます。山門の後は10時からの大法要を見学するために再度本堂へ。

大法要は本堂の外陣から見学しました。外陣からだと内々陣で行われる法要は良く見えないので、次回は内陣で参列したいものです。

法要の後は御朱印をもらおうと大勧進と大本願へ。いずれも御朱印帳を預かっていただけるので、その間に資料館や経蔵などを巡ると時間を効率的に使うことが出来ます。

善光寺 大勧進 寺・神社・教会

こちらは重要文化財の経蔵で参拝券があれば輪蔵を回せます。山門に登ったり、経蔵で輪蔵を回したり、大勧進、大本願で御朱印もらったりと4時間ほど滞在しました。

帰りに参道の東の通りにある釈迦堂へ。こちら重要文化財の釈迦涅槃像にお参り出来るんですが、こちらにも回向柱がありました。門から入ったところで御朱印も受け付けておられます。

仲見世でおやきなどいただきながらホテルに戻り、次の訪問地、上田城址へ。

長野から高速に乗って1時間くらいで上田市の上田城址公園に到着。公園には北と南にかなり広い駐車場があります。

上田城跡公園 公園・植物園

本丸そばの駐車場に車を停めて西櫓側の階段を上がって本丸へ。この西櫓のみが江戸時代から現存している建物です（見学は出来ません）。

また本丸の真田神社近くには、二つの櫓と櫓門が復元されており、博物館との共通券で見学できました。

桜には早い長野県ですが、桜まつりが開かれていました。城跡の桜はこれからですが櫓門付近のしだれ桜は咲いていました。

櫓の見学との共通券を買ったので、城址内にある上田市立博物館にも行ってみました。新館と別館があるんですが、新館は郷土史、松平家などの資料がメインとなっており、真田家と真田幸村の資料は別館に展示されています。

上田市立博物館 美術館・博物館

新館の入場券で別館も見れます。珍しいことに、ほとんどの資料が撮影可能（もちろんフラッシュは禁止）でした。

博物館の後は、上田城跡の本丸跡、櫓門の近くに真田神社という神社があるのでお詣りしました。

真田神社 寺・神社・教会

真田氏、仙石氏、松平氏という歴代の上田城主を御祭神とした神社だそうです。本殿の隣には真田幸村の若いころの銅像がありました。

上田城址を後にして、次は有名な別所温泉へ向かいました。宿泊したかったんですが、4日目のスケジュールの関係上、宿泊は断念して観光のみ。

別所温泉の観光ですが、一番広い将軍塚駐車場に車を停めて徒歩で観光することが可能です。まず向かったのは常楽寺です。こちらは北向観音の本坊だそうです。

常楽寺 寺・神社・教会

階段を上がるととても珍しい形をした茅葺の本堂があります。ご本尊は妙観察智弥陀如来という珍しい阿弥陀様で、宝冠を頂かれています。

本堂の裏には重要文化財の石造り多宝塔があります。こちらが北向観音が出現した場所だそうです。

常楽寺の次は国宝八角三重塔がある安楽寺へ。徒歩で10分かかりません。

八角形の三重搭が残るのは日本国内で安楽寺のみ。長野県の建造物国宝指定第一号です。見た目は四重塔ですが、一番下の屋根は裳階なので三重搭です。

安楽寺(長野県上田市) 寺・神社・教会

屋根が八角形なので垂木は扇型に広がっています。全てバランスよく扇型に組まれており、素晴らしい職人技に感動しました。

屋根の下には保存状態のいい詰組が並び、それぞれの屋根も先端がバランスよく反っており、禅宗様の特徴がよく表れている見事な建造物でした。

安楽寺からは5分程度で北向観音の入り口に到着します。こちら北向観音は善光寺のみの参拝では片詣りになると言われているところで、善光寺御開帳と一緒にお参りしました。

未来の往生を願う善光寺が南向き、現世の利益を願う北向観音が北向きに立っているとのことで、未来と現世と両方お詣りしたほうが良いと言われるようになったとのことです。

風情のある細い参道を抜けると北向観音があります。文字通り北向きの観音堂で北を向いているのは非常に珍しいそうです。

北向観音堂 寺・神社・教会

せっかく別所温泉に来たので、北向観音近くの大師の湯にお邪魔しました。タオル、バスタオル、シャンプー、リンス、石鹸まで売られていて、何も準備しなくてもふらりと立ち寄れます。湯は白濁はしておらず硫黄の香りがするいい温泉でした。

大師湯 温泉

別所温泉から40分ほどで小諸城跡に到着。今日最後の訪問地ということで、5時近くの到着になってしまいました。

城跡にある懐古館などは5時閉鎖ですが、5時を過ぎても城跡の散策は自由に出来ます。

徴古館のすぐ近くに重要文化財の三の門（駅から見下ろせます）、ＪＲの地下道をくぐって小諸城の東側には同じく重要文化財の大手門があります。

小諸城は日本で唯一、城下町よりも低い位置にあるお城（穴城）だそうです。すぐ側にあるＪＲ小諸駅よりもお城が低いのには驚きました。

天守台の下に広がる馬場にはかなり多くの桜が植えられていたため、桜の季節は綺麗だと思います。次は桜の咲く晴れの日に訪問したいです。

小諸城跡はかなり広く、動物園、遊園地、本丸跡の神社、美術館や記念館もあります。

個人的には富士山が見えるという冨士見台が楽しみだったのですが、雨の日の訪問となったため、まったく見えず。

小諸城址懐古園展望台 自然・景勝地

小諸城跡は小諸駅の西側に広がっていますが、駅の東側には大手門があります。西側の三の門とは地下道でつながって行き来できます。

小諸城大手門 名所・史跡

小諸城跡の見学で3日目は終了。朝一で甲府善光寺を訪問するため、宿泊地の佐久市へ向かいました。