善光寺御開帳と愛知観光（2日目）

2022/04/02 - 2022/04/02

2日目は名古屋でレンタカーを借りて長野方面へ。３日目の善光寺御開帳初日に参拝するためです。途中、多治見で高速を降りて国宝永保寺にお参り。長野県に入り、高遠、諏訪、松本、宿泊地の長野へと向かいました。

エリア 長野

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.0

• 交通手段: レンタカー
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: 楽天トラベル

2日目は３日目の善光寺御開帳初日に参拝するため、名古屋駅でレンタカーを借りて長野県へ。

高速に乗る前に桜の名所と紹介されていた庄内緑地公園に立ち寄りました。庄内川沿いのかなり広い緑地で、川沿いにいくつか駐車場がありました。

庄内緑地 公園・植物園

第三、第四駐車場の近くに、しだれ桜が集まって咲いている場所があり、濃いピンク色の桜がとても綺麗でした。

途中、多治見で高速を降りて永保寺へ。永保寺は今も禅宗の道場で修業の場所ですが、夢窓疎石作庭の広大な庭園は開放されており、散策できます。

虎渓山永保寺 寺・神社・教会

こちらの庭園には国宝が二つもあり、建築物が大好きな私にとっては、岐阜県で一番訪問したい場所でした。

庭園に入ってすぐにあるのが国宝観音堂です。藻腰と屋根のバランスといい、裳階と屋根の反り方といい、本当に素晴らしい。

永保寺観音堂 名所・史跡

屋根が大きく反っているところは禅宗様なのですが、禅宗様では一般的とされる垂木がなく、和様の影響も受けているところが観音堂の特徴です。

奥にある国宝開山堂と比べると分かりやすいのですが、こちらは扇垂木で組物がしっかりと詰まれており、禅宗様の特徴がそのまま出ています。

永保寺開山堂 名所・史跡

観音堂の造詣は本当に美しく、夢窓疎石作庭の庭園にぴったりの傑作でした。建物が好きな人、庭園が好きな人にはお勧めの寺院です。

こちらは紅葉の名所ということで、秋にも是非訪問したいところです。御朱印もいただけます。

なお観光用の車両はお寺の敷地に入れないので、踏切手前の広い無料駐車場で車を停めて永保寺まで歩くことになります。

永保寺お参りの後は再度高速に乗り長野県へ。伊那インターチェンジで高速を降りて30分ほどで高遠の町に到着。高遠城址公園へ向かいました。

高遠の街並みから片道通行の狭い車道を上がると有料駐車場があります。桜の季節は入園料がかかるそうですが、桜にはまだ早いため無料で入れました。

高遠城址公園 花見

高遠城址は訪問してみたかったんですが、なかなか車以外のアクセスがなく、二の足を踏んでおりました。やっぱ車での旅行は便利。

高遠公園に入ると、まず目にはいるのがこの建物。かなり巨大で立派な木造建造物です。昭和11年建造の集会所だそうです。

この集会所は桜祭りの時に一階が解放されるそうです。周囲には桜がかなり植えられており、桜が満開になると綺麗だと思います。

本丸に入ると太鼓櫓がありました。明治時代の櫓ということで、ここで太鼓を叩いて時間を知らせていたそうです。ここから高遠の街並みを一望できます。

高遠城跡を後にして杖突峠を越えて車で40分ほどで諏訪大社上社前宮へ。杖突峠から茅野まで降りて西方面に進むとすぐの車道沿いに前宮の無料駐車場があります。

諏訪大社上社前宮神殿跡 寺・神社・教会

前宮というのは今より前という意味があるそうです。 このあたりは神原と呼ばれ、大祝の屋敷があったそうです。

しばらく田んぼとの境界がない参道を歩くと本殿がありました。本殿の周囲には御柱が立っています。

諏訪大社本宮、春宮、秋宮と異なり、こちらの前宮では、四本の御柱を目の前で見ることが出来ます。

御柱は引きずって運ぶため、一方が削られているのを確認できました。ちょうど訪問した日、4月2日は山出しの日だったのですが、コロナ対策でいつもと異なる方法（車両）で運んだそうです。

前宮の次は本宮へ。本宮は前宮から車ですぐでした。二の鳥居から入り、工事中の布橋を横目に見ながら一の御柱まで進むと、左に階段を上り、Ｕターンした場所に拝殿があります。

諏訪大社上社本宮 寺・神社・教会

ちょっと変わった拝殿にビックリしました。配置もそうですが、あれ？本殿は？ってなります。本宮に本殿はないそうです。

なぜ本殿がないのかというと、大神神社のように山が御神体だからだそうです。ただし、奈良の大神神社と違い、拝殿は山を向いていません。

勅願殿という建物が拝殿の横に配置されており、そちらは山を背に建てられています。とても不思議で特別な雰囲気がある神社でした。

諏訪大社本宮の次は諏訪の浮城と言われた高島城へ。車で15分ほどでした。今は本丸が公園として公開されています。

高島城 名所・史跡

城は全て明治時代に破却されましたが、天守閣のみ復元されています。天守閣には諏訪藩の資料が展示されており、有料で見学できます。

昔は諏訪湖畔が近くにあったらしいのですが、江戸時代の干拓で湖畔は遠く離れてしまったそうです。今は天守閣からも諏訪湖はビルの向こうであまり見えません。

駐車場は天守閣近くにありますが、こちらは台数も少なく狭いです。大型車は市役所側に停めて陸橋を渡ったほうが確実かと。

やはり目の前で諏訪湖を眺めたいと思い、高島城跡から諏訪湖方面に。するとナビに公園っぽいスポットがあったので寄ってみました。

諏訪湖畔公園といい、諏訪湖観光のメインスポットだとか。諏訪湖畔に2.5キロも広がる公園だそうです。すぐ近くに片山館があり、諏訪湖の観光船もここから出ていました。

諏訪市湖畔公園 (石彫公園) 公園・植物園

公園の所々に駐車場があり便利ですが、上諏訪駅からも徒歩５分程度でアクセスは良好です。周辺は飲食店がありますし、少し歩けば間欠泉センターや美術館もあります。

諏訪湖からは車で約1時間ほどで松本に到着。３年ぶりの松本城です。

国宝松本城 名所・史跡

今回は長野市善光寺御開帳目当ての長野県入りなので、立ち寄るか悩みましたが、せっかく近くを通るので登城しました。

天守閣はかなりの広さで展示物などもあります。階段は急なので、足腰の悪い方は難儀しますが、私もそうなるまで何度でも訪問したいお城です。

天守閣の一番上に鎮座されている二十六夜神にお参りしました。以前はなかった二十六夜神の説明版が設置されていました。

月見櫓からみる桜も咲き始めたころの訪問となりました。17時の閉門と同時に見学を終了、高速で長野市へ向かいました。

松本からは高速で一時間ほどで長野市へ到着。次の日の善光寺御開帳に備えて朝早く善光寺を訪問できるように長野市に宿泊しました。