2024/05/02 - 2024/05/12
8位(同エリア83件中)
DONさん
この旅行記のスケジュール
2024/05/02
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ついに初サウジアラビア上陸です。石油依存から観光立国めざし舵を切った大国はイスラム教発祥の地。これまで訪ねた数多くのムスリム国家の中で最も厳格で、どこを探しても当然お酒も豚肉も無いけれど、確かに在るのはパワフルな祈りの力と家族愛!聖地メッカへの海の玄関口ジェッダでいきなりこってり魅せられます。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- タクシー 徒歩 飛行機
- 航空会社
- カタール航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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深夜着のはずが派手にカタール航空遅れて乗り継げず、7時間遅れで。前夜に見た煌びやかなドーハの夜景から一転、茶色多めのジェッダの朝です。
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ジェッダ空港の管制塔、スタイリッシュ。
キング アブドゥルアズィーズ国際空港 (JED) 空港
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ドーハから大勢乗り込んだ、上下バスタオル一枚ずつ巻いてサウナ上がり風の皆さんはインドやパキスタンから巡礼に来たそう。
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サウジアラビアの観光ビザは事前にネットで申請が安心です。本当に審査したのか、と心配になる位あっという間に取得できました。
入国はやたら無愛想な女性審査官から速攻でスタンプ押されてあっけなく。どでかい水槽に出迎えられます。 -
東京のサイードさんの友人のリヤド在住ムハンマドの後輩のアナス(=対面はこの日初めて)が迎えに来てくれて、最初はお気に入りのコーヒーショップで一服。お酒が無い代わりか、カフェやスイーツ店が充実している印象。
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日本留学後、関東で中東料理屋をやっていたアナスは、なんと今ジェッダでおにぎり専門店を。もちろんサウジで最初のおにぎり屋さん。ハラールです。どうぞ御贔屓に。
https://www.instagram.com/taiyo_onigiri/ -
金曜昼下がりのお祈りはムスリムにとって大切な集団礼拝の時間。ショッピングモールで待つか、一緒にモスクに来る?と聞かれて、迷わず後者。
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モスクへ入る前に隅々までしっかり清めて。これまでも何度か混ぜてもらった事がありますが、ちびっこからお爺ちゃんまで静かに祈りを捧げる空間はいつも特別です。終わった後に、アナスから撮っていけば?と言われて一枚だけ。
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金曜の祈りの後は家族の時間。一族郎党がランチ会に大集合するからおいでよ、と誘ってもらい、まずアナスの聡明な奥さんと生まれて間もないベイビーをピックアップに帰宅。石油がふき出す噴水(妄想)は暑さで停止中でした。
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車社会のこの街ではあちこちに巨大なラウンドアバウト(環状交差点)ともれなくセットでその中心に個性派モニュメント。
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アナスのお母さんと兄弟姉妹およびその家族が勢揃いの大所帯プラスなぜか本日ハジメマシテの日本人旅行者のランチ会スタートです。無理して食べなくていいからね、と言いつつ右から左からどんどんご馳走が盛られてもう動けない。
優しいみんなとたっぷり喋って、一番心に残ったのが「イスラム教は宗教ではなく私たちの生き方」。暮らしそのものが互助や思い遣りに溢れていると。 -
流れで長兄アブドラハマンの邸宅へ。今度はちびっこたちが「デーツ食べる?」「ミントティーどうぞ!」。今度来る時はうち泊まってけよ、と言う兄上たちと約束交わして夕方辞去。
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アナスが旧市街の宿まで送ってくれました。旅行者向けの公共交通機関は無いので助かります。途中のラウンドアバウトでまたインパクトあるオブジェたち。
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円安で何もかも高い中で比較的手ごろだった、旧市街のAl Murooj Kareem Hotelにチェックイン。
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綺麗です。但し窓を開けるとすぐそこにモスク、すなわち未明に爆音のアザーンがこだまするので、熟睡したい場合は中東旅行の必需品耳栓をお忘れなく。
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客室に必ずクルアーン。
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日が傾いてようやく人が出歩き始めた旧市街、歴史あるAl-Memarモスクの脇から散策を始めます。
ジッダの歴史地区:メッカの入口 史跡・遺跡
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ごついオッサンたちも含めて賑わっているのは大体スイーツ店。
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伝統的建築がひしめく旧市街でまずナシーフハウス。かつて地元の知事が建てたそう。
ナシーフ ハウス 現代・近代建築
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見上げれば家並みにはロシャンと呼ばれる木製の出窓が備えられ、見比べていると首が痛くなる程どこもかしこも。
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スークを抜けて反対側に。日本から持参したサンダルが合わず歩き辛いので、靴屋さんでサウジ男子たちがよく履いている厚底スリッパ購入。どこでも大体カードが使えます(この時点でまだサウジリヤル不所持)。
旧市街のスーク地区 市場
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実はモスクを訪ねる事もあろうかと、以前カタールのスークで購入したトーブ(首から足まで覆う長袖シャツ)を着て来ました。汗だくになったので専門店で追加購入です。
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色違いと、あと半袖も見つけたので一着ずつ。後日リヤドでムハンマド曰く「半袖はフォーマルでない」。
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Uberで北上を企てると旧市街の中にはピックアップに来てくれず、指定の場所まで歩く歩く。昼間は歩行者皆無だったのに、涼しくなると公園は家族連れで大盛り上がりでした。
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お目当ては、アナス絶賛=ジェッダ発のファストフード店、Al Baik(アルベイク)。市内に何店舗かあります。
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端っこのレジで注文(上部のディスプレイに表示されるメニューしかないので事前に決めて暗記してから)すると数字の書かれたレシートを渡されます。自分の番号が表示されるまで結構な時間がかかるうえに、受取カウンターは無秩序カオスで一向にスタッフ捕まえられず。
諦めて両隣にいる若者に「初サウジでこれが最初の夕飯なんだけど、どうしたら受け取れるの?」とSOSしたら「任せとけ!」と数人が「この日本人を最優先で!」と。無事にゲットできてシュクラン!アルバイク ファーストフード
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再びUberで紅海方面に。世界一高く噴き上げるキング・ファハドの噴水です。300mほどの高さまで海水を打ち上げるのはジェットエンジンで、アナス曰くかつて戦時中に用いられたものを一つだけ王様が残して、空へふき出すよう設置し噴水にしたとか。
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この旅行記のトップ画像の通り、若者たちや家族連れが噴水を愛でつつ大勢夜のピクニックを楽しんでいました。そこに交じってアルベイクのシャワルマ(チキンの店なのに慌ててただのロールサンドを頼んでしまいちょっと失敗)頬張る。
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三度Uberで宿に(何かと高くつく)。部屋のテレビで常時メッカの巡礼風景が流れており、癒される。
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翌朝は観光客らしくちゃんと早起きして街歩きに。前夜の賑わいが嘘のように旧市街は人影少なく。この日も40度近いし、みんな夜型になるわけです。出窓を愛でたらすぐ退散。
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本当はタイバット博物館を訪ねるつもりが、正午から夕方まで閉館すると知り断念。別の博物館があるショッピングモールのジェッダパークを目指します。ここまで初めて女性ドライバーのUberで。積極的に話しかけてくる事はないものの、相談すれば流暢な英語で親切に応えてくれました。
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大きい。涼しい。いや、もはや寒い。昼前なのでほぼ無人。
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最上階が博物館ゾーンです。
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4館共通券が60リヤル。でも長居するつもりはなかったので、メインのイスラム芸術博物館だけでいいんだけど…と尋ねたら、一か所だけなら30リヤルで、と。
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小さなコインに始まり陶器やテキスタイルなど世界各地から集められたイスラムの美術工芸品がコンパクトにまとまっています。メッカのカアバ神殿を覆っていた黒布も。
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メッカに降り立つ事ができるのはイスラム教徒だけなので、ジオラマで夢想。ただ、第二の聖地メディナは誰でも訪問できるようになりました(預言者のモスクなど制限区域あり)。
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なんとここにもアルベイク、しかも昨夜の混沌支店と打って変わって秩序が保たれているので再挑戦です。今度こそ看板メニューのフライドチキンを!
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ここもレシートに記された番号が表示されたら受取カウンターへ。待ち人も少なく、快適に(といってももはやファストフード店とは言えない20分待ち)ゲットできました。
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アナスが絶賛する通り、しっとりフワフワの鶏肉に衣はカリッと。但し最少サイズのこれですら(下にハンバーガーのバンズが潜んでる!)一人分にはちと多い。
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路線バスが最近整備されたようですが、旅人には難易度やや高し。
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多忙なアナスが仕事の合間を縫って宿から空港まで送ってくれました。と言っても次は空路でなく、ターミナルと駅が一体化しているハラマイン高速鉄道です。
キング アブドゥルアズィーズ国際空港 (JED) 空港
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思っていたより南北にデカ過ぎて結局お目当ての水上モスクやタイバット博物館も諦めたジェッダを後にして(また次回!)、親切すぎるアナスとお別れのハグ。時々仕事で来日するそうなので(実はこの旅の翌週には東京→大阪→広島に)きっとまた会えるはず。では一路メディナを目指します。
ハラマイン高速鉄道 鉄道系(地下鉄・モノレールなど)
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この旅行記へのコメント (2)
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- ぺこっちさん 2024/05/23 10:00:27
- 遂に行かれたんですね!
- DONさん、お久しぶりです。
実は近々サウジに行くかもしれなくて、情報収集の為にフォートラで検索かけたら、DONさんの旅行記が一番上にヒットしてびっくりしました!
遂に行かれたんですねー!!
それにしても、ほんっとに世界中どこに行ってもお友達(お友達のお友達含め)がいらっしゃるDONさんには、いつも、一体 何者なの!?と驚いています・笑
DONさんのお人柄なんでしょうね (^ ^)
続きも楽しみにしています♪
ぺこっち
- DONさん からの返信 2024/05/23 10:06:21
- 遂に行って参りました!
- ご無沙汰しています、ぺこっちさん。
これはもう運命ですね。ぜひ行っちゃってください!
今回の一つのきっかけは、新幹線に乗り遅れそうになっていた方をマイカーでお送りしたところ、サウジ関係のお勤めをされていて、そこから一気に数珠繋ぎ、というパターンでした。アラブあるあるです。ぜひ濃厚な中東旅行を!
DON
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