2012/04/27 - 2012/05/07
2408位(同エリア2954件中)
しるくんさん
くろねこツーリストのしるくんが行った2012年GWのオランダとベルギー。
ブリュッセル3日目は、同行者がブリュージュへ1泊で行ったので、ひとり、心おきなくアールヌーボー建物めぐり♪
ブリュッセル市内南西のサン・ジル地区、イクセル地区、フォレスト地区をお昼も食べず3時間ほどウロウロし、続けてサンカントネール公園の王立美術歴史博物館のアールヌーボー作品を堪能するというアールヌーボー三昧な一日を過ごしたのでした。ふう
くろねこツーリストは、おもにアールヌーボー建物を見にヨーロッパをウロウロしてま~す。添乗員のしるくんが案内するタビを楽しんでね♪
【日程】
4月27日 成田空港から直行便でアムステルダムへ行きちょっと散策
4月28日 現地会社のツアーで雨模様のキューケンホフを楽しみ、戻って市内をウロウロ
4月29日 ユトレヒトに行き、うさこと世界遺産のお宅を堪能
4月30日 女王の日で、一日歩いて市内を観光。みんな、浮かれすぎ!
5月1日 デン・ハーグへ移動し美術館でアールヌーボーを見つけウキウキ♪
5月2日 列車トラブルにあい、何度も乗換えブリュッセルへ
5月3日 アールデコのお館とアールヌーボーのお館をめぐってうっとり
5月4日 アールヌーボー地図を片手に建物めぐりに大コーフン
5月5日 待望のアールヌーボーツアーに参加♪きゃ~♪
5月6日 ブリュッセル空港から、アムステルダム空港で乗継ぐ間にわ~い寿司♪
5月7日 成田空港着
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
-
7時半にはホテルで朝ごはん。野菜が少ないので、マルチビタミンジュースを選んでみるものの、薄いなあ、これ…。
朝ごはんを食べたら同行者のFさんはブリュージュへ1泊、と別行動。ブリュージュをおススメするヒトが多いんですけど、個人的にはやっぱりアールヌーボーがてんこ盛りのブリュッセルの方が楽しい!ので、残ったのでした。NH コレクション ブリュッセル センター ホテル
-
ということで、以前購入したこのアールヌーボー建物ルートマップ片手に、建物三昧することに。ひゃっほ~♪
こちら↑がそのマップ。左はこのタビで買い直したものの表紙です。1枚ものの地図で、広げるとA1サイズになります。右は、後年購入した冊子状に編集されたもの。A5サイズとハンディで便利なんですけど、字が小さすぎる!
どちらにしても通り名が見えないんですよね。概略をつかむにはとってもいいんですけど。そこで、A3サイズまで拡大。コピーだと万が一雨で濡れてもそこまで悲しまなくていいですからね。 -
地下鉄でPorte de Halへ行き、地上に出たらいきなりステキ建物! おおお。タイルで描かれた孔雀と女性像がいかにもなアールヌーボーですね。
当時は住所もよく分かってなかったんですけど、後で調べたらここは1911年に建てられたMaison Bakkerという建物でした。
Chau. de Forest 20 -
さてさて、どう行ったらいいんだ?とスタート地点のRue de Victoirがどこだか全く分からず…。ううう、方向音痴がここで発揮されるとは。
なので、歩いていた地元のおばさまに「びくとわーる通りに行きたいんですけど…」と英語で声をかけたら、「びくとわーる」の発音を直されつつも、「あそこの薬局を入ったところ」と身振り手振りで教えてもらえました。助かった!「めるしーぼーくー」アル門 建造物
-
窓の横断幕は何…?と目がとまったこの建物。よく見たら横断幕がかかった窓はステキそうなステンドグラス。あ、だけどガラスが割れてる…?
1898年にLéon Devilleの設計で建てられているんですけど、ストリートビューを見たら今はこの白い窓自体が無くなってる…!え~…。ざんねん。修復にはお金が掛かるからでしょうけど、もったいない~。
Rue de la Victoire 34 -
窓の手すりはとってもステキだけど、ほかはすっきり装飾無し!なこちらは、1901年にFrançois Souchezの設計で建てられたもの。窓ガラス、ぴかぴかだな。
Rue de la Victoire 48 -
青みがかった石とクリーム色の石のしましまってほかでも見たな…と思ったらここが最初の目的地、Hôtel Winssinger。オルタ(Victor Horta)設計で1897年に建てられた、元は住宅でその後、賃貸ビルに改築されたところ。
左に掲げられている看板は何やら工事中ってことかな。 -
2階の窓を支える柱や窓にはめられた鉄細工が、オルタ作品の説明によく出てくる「むち打ちスタイル」ってこれのことか!だなあ。なるほど。
現在、この建物には展示会を行なうギャラリーが入っています。
Galerie La Forest Divonne
Rue de l'Hôtel des Monnaies 66 -
あ、ここも2色のしま模様だ。オルタ作品かなと思ったら、彼に影響されたというJoseph Purnelleが設計して1910年にできた住宅でした。へ~
Rue de la Victoire 71-71a -
お隣りの軒下は何だかすごそうなスグラフィット。でもちょっと剥げかかってるような…。1909年に建てられているんですけど、設計者は不明。
Rue de la Victoire 69 -
ウロウロ歩いているのはこんな感じのところ。
住宅街なので、あまり車が通らず、ふらふらとあっちへこっちへとカメラを構えて動けるのはいいんですけど、路上駐車が多くて、建物全景がすっきり撮れないところがむむむ、です。 -
修復したて?とも思えるキレイな状態のスグラフィットだな~。Fernand Symonsの設計で1897年に建てられたここは、当初は写真館だったとか。女性像が持つ円の中は、ギリシャ語で「ΦωΣ」=光と描かれているようです。へ~
Rue de Parme 26 -
ここだけ2階建て? ちょっと背が低い3軒が並ぶこちらは、Paul Hankar設計で1894年に建てたMaisons Jaspar。ここって一部左右反転で同じ間取りなのかな。
Rue de la Croix de Pierre 76-80 -
左隣りもステキなステンドグラス♪ なんとなくこの窓、増築感が漂うような…。
1899年にAuguste Hebbelynck設計で建てられたらしい。
Rue de la Croix de Pierre 74 -
半円の窓が魅惑的♪ 1905年にPaul Vizzavona設計で建てられたこちらのお宅。1階の窓に貼られているのは「貸します」とか「売ります」の広告…?
Rue de Roumanie 40 -
いろいろな要素がギュっと詰まっている感じだなあ。そして、どことなくお城感があるような…。尖った窓がそう思わせるのかな。
Rue d'Irlande 52 -
どことなくアムステルダムにありそうなレンガがステキなこちらは、地図で見ると学校ですね。ちょっとアールデコっぽい♪ 学生さんが路上でスケッチしておりました。
Rue Maurice Wilmotte 33 -
ここは、トラムが通る割には狭い通りに面している、1900年にFritz Seeldrayers設計で建てられたMaison Seeldrayers。
-
入り口扉の上には蝶のスグラフィット。ちょっと色あせておりますけど、このくらいがいいかも。アールヌーボーは昆虫モチーフが大人気なんですけど、そこは今ひとつどうかなあ…なもので。
Rue Moris 52 -
斜め向かいに、ビミョウにおそろいなのかな?な2軒。1900年に同じ業者が建てたものらしい。
このあたり、ストリートビューでウロウロすると、ほかにもステキな建物がいくつもありました! トラム通りでウロウロしにくかったんですけど、また来なくちゃ♪
Rue Moris 25-27 -
ここはちょっとアールデコの香り。バルコニーの手すりも幾何学文様だし。右の黄色い窓部分は階段なのかなあ。1901年にJean-Pierre Van Oostveenの設計で建てられたものです。1階のシャッターが開いたら何が出てくるのかしらん。気になる~。
Rue de Portugal 36 -
この2軒もシリーズものっぽいな~。1898年にArmand Van Waesberghe設計で建てられたMaisons Versé。うきうきと写真を撮っていたら、左側の茶色の扉を掃除中だったおじさんが、ここは何年に建てられたもので…といった建物の由来的な話をしてくれました! わ~、スゴイ♪と目をキラキラさせて(という気持ち)聞きましたよ~。全くわからなかったですけど。
Avenue Ducpétiaux 18-20 -
1軒おいてお隣りもシリーズものっぽい似た雰囲気。ここも、1898年にArmand Van Waesberghe設計で建てられたもの。扉の感じもよく似てるかも。
Avenue Ducpétiaux 24-26 -
斜め向かいもシリーズものっぽい2軒。レンガの文様がステキですね。こちらは、Paul Hankar設計で1894年に建てられたMaisons Hanssens。左の家のスグラフィットはどこか曼荼羅を思い起こさせるような…。
Avenue Ducpétiaux 13-15 -
同じ通りのこの鉄細工は鳳凰? 鳥の下の雲っぽいのもあわせて、何ともアジアチック!
Avenue Ducpétiaux 8 -
あ~木で建物がよく見えない~~。
こちらは、画家Géo Bernierのアトリエ兼自宅として1902年にAlban Chambon設計で建てられたMaison et atelier du peintre Géo Bernier。 -
こちらはその入り口部分。円というか球が特徴的なモチーフで構成されておりますね。アールデコの香りもするなあ。ステキ♪
Rue de la Réforme 4 -
スグラフィットにうねうねと立体の鉄細工が絡んでるなんて♪ すご~い。
Rue Franz Merjay 43 -
う~ん、このあたりは紫色っぽい葉の木が多いな…。建物が見づらい…。
半円モチーフの窓の装飾とバルコニーの手すりの装飾がステキなこちらは、Victor Boelensの設計で1906年に建てられた邸宅。扉の取っ手にドアポストが付いていました。へ~。
Rue Emile Bouilliot 14 -
あ~、ここもバルコニーの手すりや窓の鉄細工がすごそうなのに、街路樹で見えない~…。
ここは1907年にPaul Vizzavonaの設計で建てられたMaison Vizzavona。後年、建物公開イベントで中に入ったんですけど、その話はまた後日。
Rue Franz Merjay 93 -
ここはシンプルなアールデコだな~♪ Paul Le Bon設計で1935年に建てられています。
Rue Franz Merjay 109 -
お~、ステキな曲線♪ バルコニーを支えてるんですね。
1912年にPol De Baerdemaeker設計で建てられているんですけど、まあ、木で見えないこと…。 -
あ、ここは扉の幾何学文様がステキ♪ですね。でも、ちょっと上の方は虫っぽいような気もするな~。う~む
Rue Franz Merjay 121 -
こちらの大きなお宅はMaison-atelier de Louise de Hemという、彫刻家で画家のLouise de Hemの自宅とアトリエ。左がアトリエか。
Ernest Blerotの設計で、自宅が1902年、アトリエが1905年に建てられています。 -
形といい、素材といいいろいろ詰め込んだ感じもする2階の窓。
窓の上のスグラフィットには鶏が見えておりますけど、ボウウィンドウで隠れちゃってる部分にフクロウが描かれているので、朝と夜を表しているんですね。 -
1階の窓も豪華~♪ ステンドグラスは花鳥風月って感じなのかな。街中にいながら自然を楽しもうとする窓なんですね。いいですねえ。
Rue Darwin 15/17 -
一番左のお宅は上のMaison-atelier de Louise de Hemとよく似てる。…と思ったら、ここに見えてる3軒は、同じErnest Blerotが設計したお宅でした。へ~
Avenue Brugmann 120-124 -
左の120番地に寄ってみると、やっぱりボウウィンドウとバルコニーの組合せがおんなじだ~。こちらの壁のスグラフィットはわらびみたいなくるんくるんとした植物の文様。赤と金色ですんごい華やか♪ ステキすてき♪
Avenue Brugmann 120 -
大きな窓が特徴的なこちらの建物は、1903年にVictor Hortaの設計で建てられたMaison Dubois。彫刻家Fernand Duboisのアトリエと自宅で、現在はキューバ大使館。
-
このお宅は、左の写真の扉のハンドルや、右の写真の呼び鈴がまた特徴的で。これはオーナーだったDubois本人の作品とのこと。やっぱり植物モチーフかな? でも呼び鈴の方は呪術的な顔に見えなくもない…ような。
Avenue Brugmann 80 -
あ、ここは昨日来たアノン邸(Maison Hannon)だ。知ってるとこに出て、ちょっとホッとしたりして。
そうそう、建物♪建物♪と写真を撮りつつ道のあっちへこっちへとやっていたら、通りすがりのおじさんに危ないから歩道を歩きなさい、という感じの注意をされちゃったのでした。「は、はい…」ご心配おかけしまして、スイマセン。
Avenue de la Jonction 1 -
お~、ここは入り口上に丸い窓かあ。このつくりだと扉を開けたらこの丸い窓の上に天井だよねえ。どんだけ高いんだ。ここは、1910年にJean L’Ancre設計で建てられています。
Rue Félix Delhasse 29 -
ここは珍しく入り口の天井が低そう。窓がせり出していてちょっと圧迫感もあるような…。でも、庇になって雨がしのげるか。
1905年にÉmile Lambotの設計で建てられておりまして、調べたら2階の窓の上部は「欄間に和風の装飾」を施した、と説明している文章がありました。へ~、ジャポニズムがこんなところにも!なんですね。
Rue Félix Delhasse 24 -
2色のレンガの並べ方がセーターの文様みたいなこの2軒は、1907年にPaul Hamesseの設計でたてられたもの。バルコニーの鉄細工はシンプルな感じですね。
Rue Félix Delhasse 11-13 -
下の方はアールヌーボーで、上の方はアールデコっぽい感じがするここは1925年にMarcel Simon設計で建てられておりまして、歴史的なエレベーターでも有名な建物らしい。設置されて100年のエレベーターかあ。
ue Félix Delhasse 2 -
わ~、3階の窓はちょっとキュビズムっぽい。全体的にアールデコかな~。
1910年、Antoine Pompeの設計で、医師Van Neckのクリニックとして建てられたもの。現在はリトミックの協会が使っているらしい。
よく見ると2階のバルコニーは土台の腐食が進んでいるもよう。大丈夫かな。
Rue Henri Wafelaerts 53 -
扉の上とバルコニーの鉄細工、窓周りの装飾が同じモチーフのこちらは、1911年にPaul Vizzavonaの設計で建てられたもの。あれ?なんか見たことあるような…、と思ったらRue Franz Merjay 93のMaison Vizzavonaと同じモチーフだ!
撮った時にはそこまで気が付いてなかったんですけど、見返していて気が付きました。いや~、復習は大事ですね♪
Av. Albert 84 -
ここは、入り口の上に孔雀のステンドグラスだ。華やかですね。なんとなくこのしましまアーチはイスラムちっくなような。
Av. Albert 60 -
ここは団地っぽいなあ。三色のレンガの文様がステキです。
調べたら、1903年にCh. De QuekerとA. Hannaertの設計で建てられた労働者向けの公営住宅なのだとか。各戸ベッドルーム3つの間取り。地下には共同のランドリールームがあったそうで。日本の団地からすると広い&施設充実、ですね。
お向かいも同じ感じで、そちらは改修中でした。
Rue Rodenbach 14-22 -
この辺りは右手に公園が広がっていて、ちょっと傾斜にもなっているので、こちらはなかなかの公園Viewのステキなお宅ですね。街路樹が若葉でそれもキレイなんですけど、建物を邪魔してるなあ。
-
角度を変えて見るとこんな感じ。わ~、丸い窓、いいなあ。
1903年にAlphonse Boelensの設計で、商売人のR. De Roosterさんのために建てられたVilla De Rooster。ビラって別荘ってイメージなんですけど、当時はとっても郊外だったってことなのかなあ。
ストリートビューを見たら、現在はターコイズブルーだった部分が茶色と白に塗り分けられて、印象がずいぶん変わった感じです。
Avenue Besme 103 -
こちらも公園Viewのお宅。
この一角は中産階級向けに1904年~1910年にかけて建てられたものなのだとか。 -
上の写真の左に写っていた6番地の扉は、両サイドに同じモチーフの鉄細工で飾られた窓が配置されていて全体でゆるいカーブを描くステキなデザイン。
当時も若干落書きが目立つんですけど、現在ストリートビューを見るとさらにひどくなっているようで…。う~む。書くなよ~。もう。
Avenue du Mont Kemmel 6 -
お隣りの5番地には幾何学文様的な鉄細工がうねってます。
こちらは1905年にArthur Nelissenが自邸として建てたもの。 -
あ~、こういう丸い窓、大好き♪ いいなあ。中から見てみたい!
丸いバルコニーの床には「Villa Beau-Site」とモザイクで描かれているらしいんですよ。あ~、公開されないかなあ。
Avenue du Mont Kemmel 5 -
各階の窓の形が異なるこちらは、Paul Hamesseの設計で1907年に建てられた住宅。わ~、最上階は五角形だ。そして特徴的なのが扉のドアノブ。↓
-
扉が白かったので、浮いたようになっちゃいました…。
「LeTTReS」とあるところから手紙が入れられるんですね。
ストリートビューを見たら、現在は扉や窓枠が白から木目調のような茶色に変わったようです。アールヌーボーマップに紹介されていた写真では緑色。オリジナルは何色だったのかな。
Place Antoine Delporte 17 -
反対側を見ると何やら中世のお城のような建物。何だろ…?
たしかに右手の方はず~っと塀が続いていたので、何か特殊な用途のところかな?と思ったら、刑務所だったんですね。へ~
地図を再確認したら、サン・ジル地区の刑務所とフォレスト地区の刑務所が隣接しておりまして、その周辺をウロウロしていたのでした。
この刑務所は1884年、Joseph Jonas Dumontの設計でできているので、刑務所があることがわかっていて、ご近所にアールヌーボーの建物が建ったんですね。へ~
Av. Ducpétiaux 106 -
刑務所の前の通りはまだまだステキ建物が♪
ここは、どちらの家も扉の上が鳥のステンドグラスだ。
左の36番地は1900年に建築家のAlfred Malchairが自宅として建てたもの。扉の上はガチョウかな。
右の38番地は1902年に建っており、設計者は不明。扉の上は白鳥か。壁のスグラフィットにはカエルと朝日とガマの穂。修復したてだったのか、すんごいキレイ♪
Av. Jef Lambeaux 36-38 -
こちらはそのお向かい。
1910年にClément Verhas設計で建てられたもの。鉄細工がステキ~。植物モチーフかな。でも扉の上のステンドグラスは蝶なので、蝶がモチーフかも。
Av. Jef Lambeaux 35 -
ここはアールデコっぽいかな。
建築家Paul Hamesseの自宅兼オフィスだったらしい。壁には「MCMX」とあるので1910年にできたんですね。
角地に立っていたのに、反対側を見るのを忘れている…。ちょっと疲れが出てたかも。ははは
Av. Jef Lambeaux 25 -
壁面がステキと写真を撮って、じっくり見ていたら、あれ?布団を干してる?
1901年にFritz Seeldrayersの設計で建てられておりました。
Rue Antoine Bréart 95 -
1軒おいたお隣りの2軒。
左側の101番地は、1906年にPaul Vizzavonaの設計で建てられたもの。あ、この鉄細工の文様、知ってるぞ。本日、Vizzavona設計のお宅は4カ所目。だんだん、わかるようになってきたかも~♪
右側、レンガの文様がステキな99番地は1902年にHubert De Kockの設計で建てられています。
Rue Antoine Bréart 99-101 -
え、なんか窓がとっても柔らかい感じでステキ♪
ここは、1898年にGeorges Peereboom設計で建てられたMaison Peereboom。
窓だけじゃなく、入り口扉もステキなんですけど、もっとすごい!のは窓にはめられた鉄細工。↓ -
わ~、花が立体だ! 百合かなあ、花びらがくるりと巻き付いてます。
この時は青一色だった花は、今ストリートビューを見ると白っぽい色になっておりました。塗り替えられたんですね。
Av. Jef Lambeaux 12 -
1軒おいたお隣りも何だか似た雰囲気、と思ったらこちらもGeorges Peereboomの設計で1908年に建てられておりました。
Av. Jef Lambeaux 8 -
お向かいにもステキ建物だ~。
1900年にAlphonse Boelensさんの設計で建てられているんですけど、一番ステキ♪なのは地下室(?)の鉄細工。↓ -
幾何学文様っぽくていいな、と思ったらこれは昆虫がモチーフらしい。う~む。植物モチーフの方が好きなんだけどなあ。でもこれも植物に見えなくもないですね。
Av. Jef Lambeaux 11 -
あ、ここは修復中か。
ここは、1908年にPaul Vizzavonaの設計で建てられたもの。Paul Vizzavonaの蝶のような鉄細工の意匠はここにも見受けられますね。へ~
Rue de Savoie 52 -
ぽんぽんぽん、ときれいに三分割!って感じのこちらは、1910年にRobert Lemaireの設計で建てられた邸宅。
一番下の窓にはめられた鉄細工は何だか音楽を奏でている感じ。 -
上に目を転じると、窓の上のスグラフィットは鶏と花とみみずく。「1日」を表しているのかな。花はヒマワリのようなんですけど、葉っぱはそうかなあと思うものの、花はちっと違うような。こちらのヒトにはこう見えている…ってことなのかな。
Rue de Savoie 66 -
あ、この鉄細工の文様は、またお会いしましたね、だな~。
調べたらやっぱりPaul Vizzavonaの設計。1911年に建てられています。 -
じっくり見てると蝶の羽かな?と思っていたのが、だんだん天使の羽に見えてきた~。
Pl. Maurice van Meenen 14 -
歩いて来たあたりは、だいたいこんな感じで、幅は窓3つ分で、4~5階建てといった建物がすき間なく並んでいます。通りが狭いとなかなか全体を見渡せないんですけど、ここは後ろが広場なのですっきり見渡せました。
その中で気になったのは左から2軒目。 -
1906年にCamille Damman設計で建てられているこちらは、ウィーンのアールヌーボー=セセッション(Secession)の影響を受けた意匠なんだとか。確かにすっきりした感じのところはそうなのかな。だから気になったのか。
Av. Adolphe Demeur 43 -
同じ並びのここも同じ設計者だった~。Camille Damman設計で1905年に建てられておりました。
窓の上3分の1が色ガラスなところとか、同じですね。
Av. Adolphe Demeur 51 -
反対側を見るとヨーロッパ的な古いお館風の建物だ。
「このあたり、サン・ジル地区のお役所だって」
ここは、Albert DumontとAuguste Hebbelynckの設計で1904年にできたものだそう。え~、20世紀初頭に作ったんだったら、アールヌーボーで作ってくれればいいのにぃ。
Pl. Maurice van Meenen 39 -
しましまのレンガと華奢な感じの鉄細工はどこか見た感じ。好きなタイプだ♪
と思ったら、大好きなMaison Saint Cyrを設計したGustave Strauvenの作品でした。やっぱり!
建てられたのは1902年。2階の瞳のような窓、いいなあ。
Avenue Paul Dejaer 9 -
半円の窓と茶色いボーダーがアクセントになっているここは、1901年にJean-Pierre Van Oostveenの設計で建てられたもので、ここから右に6軒まとめていっしょに建てられたとのこと。特段、シリーズものっぽくはない気もしますけど。
Chaussée de Waterloo 246 -
1軒おいたお隣りも半円っぽい窓だ。あ、でもその下の窓の方がスゴイ!
よく見たら右隣りの窓も全面ステンドグラスだった~。そっちはちゃんと見てなかった…。
ストリートビューで場所を確認したら、現在は最上階の半円の窓の、周りはカラフルなスグラフィットが描かれておりました! え~、びっくり!
右隣りの建物といっしょに修復されたもよう。ひゃ~、また見に行かなくちゃだ♪
Chaussée de Waterloo 250 -
入り口がかぎ型でちょっとステキ♪なこちらは1903年にFrançois Hemelsoetの設計で建てられたもの。大きな窓の木製の装飾もステキです。
角地に立っているので、左方向にステキなボウウィンドウがあったんですけど、見た覚えが全くない…。ちょっと歩き疲れてたのかなあ。
Rue d'Albanie 77-79
3時間ほどの建物めぐりはいったん終了。ふう
アールヌーボー建物ルートマップで、アールヌーボーコレクションがある、と紹介されていたMusée Royal d'Art & d'Histoireへ行きます。美術館ならトイレもカフェもあるし。 -
Ma Campagneからトラムを1駅乗って、Jansonで乗り換えMerodeへ。何だかちょっとトラムにも慣れて乗りこなせて来たかも♪
どこもチューリップがきれいに植えられてるな~。
この通りのむこ~~にストックレー邸があるのかあ。よく歩いて行ったよなあ。しみじみ…。←2006年の話です。 -
「あの凱旋門の横にある美術館だよ」
左手側(南側)にあるんですけど、まあ、これが入り口がわかりにくい! -
建物の近くまで行ったらすぐに入り口はわかると思ったら、甘かった~。
なんだかぐるぐる回ることに…。え、ここからまだ250mか…。 -
凱旋門もぐるりと回り込み…
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ようやく入り口に到達。
ぐーぐるマップだと建物の左下、西面の南寄りあたりが入り口なのかな。
フツウ、建物の住所として表されるのは入り口の番地を指しているので、複数の道路に面していてもどこが入り口か分かりやすいんですけど、ここは公園だからなあ。王立美術/歴史博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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入り口で常設展の入場料5ユーロを払って中へ。
もらってきた日本語(!)の案内によると、ここはサンカントネール公園博物館(王立美術歴史博物館)という名前。
イメージとしては、上野の東京国立博物館かな。そこが上野公園博物館と呼ばれている感じか。ふむふむサンカントネール博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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いくつもの部屋をウロウロして、アールヌーボーっぽい陶器の部屋に遭遇。これらはどなたかのコレクションだったらしい。
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あ、これは本で見たことがある気がする~。
日本語のパンフレットにも説明が載っていました!
1897年に作られたヴァンデルスタッペンの「神秘のスフィンクス」。白い部分は象牙で、当時、ベルギー領だったコンゴから大量に輸入され、政府が使用を推奨していた、と説明されておりました。う~む。
ベルギーの歴史は不勉強なんですけど、ベルギーも植民地を持ってたんですね。その収益でうるおっていたので、アールヌーボー建物が作られていたのか…も?と思うとちょっと複雑です。 -
ベルギー独立50周年=「サンカントネール」を記念して19世紀末に作られた博物館なので(?)ところどころ館内の装飾にアールヌーボーもあったりして♪ おお~♪
こちらの壁画は東西文明の出会い、みたいな内容だったかと。 -
丸いホールの天井もステキ♪ わ~、ステンドグラスになってるのかあ。
ここは、いかにも博物館!という部屋もあれば、ここって元は教会とか修道院ですか?という感じの部屋もあったり、展示物が入っていないショーケースだけが並ぶ部屋もあったり…とちょっとそこで独り貸し切り状態になるとコワかったなあ。監視員もいない感じだったんですよね。 -
こちらの展示室の窓はアールデコっぽいステンドグラス仕様。
このあたりはアジアの収集品だったかな~。幅広く世界各地の工芸品を集めましたという感じかな。とっても学習的な施設ですね。だからなのか、現在も大人は常設展は10ユーロですが、18歳までの子どもは無料。あ、トーハクも18歳未満は常設展示は無料なんですね。そうか。
それと、自国民の教育目的の施設だからか説明がフランス語とフラマン語のみで、英語もなかったんですよね。まあ、英語もおぼつかないですけど、フランス語よりはマシですから。今も英語は無いのかなあ。次に行った時にはぐーぐる翻訳を駆使せねばっ。 -
「カフェこちら」の案内に吸い寄せられて入った館内のカフェは、割と広めで無人…。え? いやいやまだ閉館までは1時間あるんだけど…。
お昼も食べずに歩いていたので、せめてケーキでも!と思ったもののそんな気配もみじんもなく。う~む。 -
ということで、現われたおばさまに「ぼんじゅーる、かぷちーの、しるぶぷれ」と頼んででてきたのがこちら。ベルギーのカプチーノはクリームが乗ってるのか…。スペキュロス付きだったので、それをお昼ごはんにしたのでした。
値段も見ずに頼んでおりますが、3.50ユーロでした。 -
外に出たら、いいお天気になってきた~♪
公園を横切って行くと、芝生の上でゴロゴロと気持ちよさそうにしているヒトビト。のんびり~。
地下鉄でホテルへ戻ろ~っと。 -
お財布とエコバックだけ持って、スーパーへ夜ごはんの買い出しに♪
日本食、食べたいな~なんて思いつつご近所のスーパーに行くも、この時はカップ麺もなかったな~。すぐ食べられる日本的なものは何も発見できず。意外とベルギーって食に保守的なの?と思いながら、鮭とトマトのバゲットサンドとちっちゃいエビがのったサラダ、いちごとりんごとバナナのスムージーを購入。
ちょっと多かったな~。量的には二人で適量でございました。
スムージーはもの凄くいちごいちごしてたし、バゲットは安定のおいしさ。幸せ♪
3点で10ユーロぐらいでした。ごちそうさま~。
あ、明日の予習しなくちゃ… (-_-)zzzNH コレクション ブリュッセル センター ホテル
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旅行記グループ しるくんとオランダ・ベルギーでウロウロとアールヌーボー探しのタビ 2012ゴールデンウイーク
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