再会の春

2024/04/13 - 2024/04/13

「10年に1度会う」と約束していた旅友と会う日が来た。ついでに「毎年会う旅友」ともお花見をした。

表紙写真は、近所の菜の花畑を「世界の絶景」風に撮ってみた。

エリア 大久保・新大久保(東京)

• 旅行の満足度: 4.0

今回は時間にきっちり？縛られる旅なので事前に調査。
現場まで電車を３本乗り継ぐがなければならないので、その緊張感は半端ない！

9時10分に家を出て、何時もの伊豆箱根鉄道でJR三島駅へ。
あの有名な静岡県知事が「静岡県内には「のぞみ」が１本どころか、「ひかり」だって滅多に止まらんじゃんか～…何がリニアだ！」と6年間も吠え続けたのに、相変わらず三島駅には2時間に1本しか停まらない。

今回はその2時間に1本を狙ってみた。そしたら、静岡県民が全員同じ考えをしたのか、満員で座れなかった。流石に「ひかり」なので、三島を出たら新横浜まで停まらんで～・・・ずっと座れないってこと。5分前の「こだま」なら空いてたのに！

JR東海も県知事に、特別仕様の「カワカツ号」を走らせます…とでも提案すれば良かったのにね。車体は掛川茶の緑、シートは静岡ミカンのオレンジ、乗務員は当然「サクラエビ」のピンクだ！　もちろん車内の大型ディプレーに流れ続けるのは「静岡県民のためにお米や野菜を作ってくれてるお百姓様、毎日牛や豚の世話をしてくれてる畜産家の皆様、私が公僕の川勝です・・・なんちゃらかんちゃら」

ポカラの会の飲み会のついでに、2013年のアフリカオーバーランドツアーのメンバーのひとりと「目黒川のお花見」を予定していた。数年に1度の東京ツアーなので、会えるヤツには会っておこう…ってわけだ。

東急横浜線のホームが分からなくて田舎者をさらけ出してしまった。一度駅ビルを出て陸橋？を渡って、延々と地下に下って行くんだね。この方達の話の内容から、同じ路線？に向かってることが分かった。

ところが、また満席で座れないじゃんか～・・・誰も高齢者に席を譲らないんかよ～　　まぁ、君たちが払ってる年金で乗ってるんだからいいけどね。

東京に用があるのは5-6年ぶり。最初の目的地は目黒駅。私の脳内検索だと「品川で山手線」なのだが、何故か新横浜乗り換えになってる。「あ～・・この検索エンジン、バグってるぜ！」なんて本気で思ってしまった。

流石にネット様、去年の今ごろ「東急横浜線」が開通？延長？して目黒まで行ける様になったのを知ってるんだね。当然、私はそんなこと知らないから「本当にこれで目黒に行けるんだろうなぁ」と本気で心配になってしまった・・・C国のサイバー攻撃かもしれないじゃんね。

それにしても知らない駅名ばっかし。

予定通り11時半頃、目黒駅に到着。
なんて親切な看板・・・季節限定かな？

とりあえずランチ。

目黒川の前に、私を連れて行きたいところある・・・と

行った先はお寺。

私が酷い腰痛を伴う病気をしたことを心配して

この仏像の痛いところ・・・痛いのは私だが？・・・に金箔を貼るといいんだって。

ところが私には上手く貼れずに、代わりに貼って貰ったから効果のほどは定かではない。金箔3枚500円、湿布薬もそれくらいか？

黄金仏像に湿布薬を貼って、金箔を頂いちゃおうなんて考えは、確実にバチが当たるからね。

目黒川の前に雅叙園を案内してくれた。
真ん中のビルはアマゾンだね・・・目黒川VSアマゾン川？

あ～・・TVでこの景色見たことあるで。

雅叙園って・・・

こういう場所だったの？

なんか全てが大袈裟で

過剰に和風で

田舎者には高級っぽくて気に入った・・・見学するだけならね。

なんだ？

みんなで写真撮ってるぞ？

トイレだった。

目黒川の桜はもう終わってる・・・ってウワサだったが

数日前の嵐？にも耐えて、私のためにけっこう残ってた。

こういう写真は・・・

田舎じゃ撮れないよね。

目黒川は東京のど真ん中を流れてるのに、良く清掃されていて奇麗だったが、ボートが走るとヘドロが巻き上がることも。

巨大な浄化設備もあった。

いいなぁ、来年は窓から桜がこんにちは・・・かな。

目立ってた。

「ポカラの会」は今から46年前の1978年3月、カトマンズやポカラの安宿（150円）で一緒になった6人が、私にそそのかされてポカラの裏山のサランコットに登ったことから始まった。しかも山頂の無人小屋で雑魚寝した。

何を感動したのか、20-23歳の「青年」の中にひとり27歳のおじさん！がいて、彼の提案で10年に1度東京に集まろうぜ…って話になった。

で、信じられないことに？？　1988年に1回目、1998年に2回目、2008年に3回目の同窓会？を実行した。2008年の集まりで「この先、誰が死んじゃうから分からないから、5年おきにしないか？」という実用的な提案がなされ、4回目は2013年、5回目は2018年、無事に開催された。更に2年おきにする？と弱々しい提案が可決されたが、2020年はコロナに突入してしまい、まさかの延期。で、今年6回目の飲み会が行われたってわけだ。

2018年の件に関してはここにある。同じ様な内容なので見る必要はないが、会場が面白かった。
https://4travel.jp/travelogue/11342824

ポカラから5人は帰国したが、日本を出て10ヶ月が過ぎていた私は、途中で手伝いをしたお寺で貰ったトレパンとビーチサンダルで旅を続けていた。

彼らと別れて3週間の予定でヒマラヤトレッキングに行くんだ・・・と話したら、ひとりが自分が履いていた靴をくれた。その前にヒッピー風のアメリカ人からだぶだぶのジーンズを3ドルで買っていた。当たり前だが荷物は全部自分で担いで歩き始め、3週間後にポカラに戻った。

そんな貧乏旅も今となっては良い思い出だ。
最近では、ガイド・ポーター・コック付き、自分で持つのはカメラだけ！　それも、とっても素敵だ。

新大久保に15時集合ということで、とりあえずはルノアールとかいう喫茶店で近況報告。

こんなのあり？

16時、怪しげな通りの奥にある、冴えないネパール料理店へ。
この写真は後から撮りました。

メニューはとってもリーズナブル？で、しかも今やそんなに飲まないので、喫茶店とのハシゴで、ひとり計4000円で済んでしまうという情けなさ。

次回は雅叙園でやろうぜ！

ポカラでのご飯を再現してる様な雰囲気だった。

ネパールと言えばモモだね…ってチベット料理かもしれないけど。

ビリヤニ？

汚らしい写真になってしまったが、ネパールの安食堂で飲むと、え～これ何の肉？何処の部位？みたいな肉片が辛く調理されて出て来る・・・これが美味いんだな～

ちゃんと現地風に再現されてるのが素晴らしい。

10人も入れば満席。
我々がテーブルを独占しちゃったんで、時々入って来るネパール人もびっくり。ついでに歌ってくれたり。

ネパール風、和気あいあい。

まぁ、いろんな話で盛り上がるのだが、
「こんな娘と付き合ってるさ～・・」なんて自慢する輩も。
一同・・・それって絶対騙されてるじゃんか～

終了。

近所の桜もアップしたかったけど、長くなり過ぎたのでそのうちに。

20時30分解散。
それにしても、東京ってすっげ～な・・・ヒトの数が。

でね、「ポカラの会」の何が凄いかって・・・

北海道に住んでるヤツ（開業医）もいるのに、６回の飲み会がいずれも全員参加で行われたことだ。みんな仕事を持って家族もいるのに、この日だけは全てに優先している。

こいつにも再会したいなぁ～
https://youtu.be/aIQKGUPM9vM?si=7HVqq_WR8-tlF1Ka

この旅行記へのコメント （8）

• チーママ散歩さん 2024/04/17 20:37:02

  鉄は若いうちに打て。ですね。

  腰のシップは張り替えましたか。
  こんばんは　ほいみさん。
  
  体力も好奇心も最高に充実してた20代。
  お金は無くてもそのエネルギーだけを
  もって旅に出たほいみ青年物語。
  何度聞いても素敵です。
  憧れます。
  同じ熱い思いだけを抱えて日本を　
  飛び出し、異国で同じ釜の飯を食べ
  夢を語りあったのだから絆は深まり
  ますね。
  学生仲間でもない
  当時の旅仲間が今でも集まるって
  言うのは本当に凄いです。
  本物の類友ですね。
  
  人とは違う目線や添えるコメント。
  忖度なしで語るユーモアたっぷりな所、
  思った事が口から出ちまう...
  正直な生き方はそんな深い人生経験の
  から来るのでしょうね。(o^^o)
  みんな頭も白くなり
  顔には人生をたくましく生きてきた
  勲章のしわが刻まれても
  心は”あんときのまんま”なんでしょうね。
  
  現代の社会にタイムトラベルしてきた
  静岡青年。
  ナビや乗り継ぎ、現代アイテムを
  使いながら、時に疑いながら...
  背の高いビルにおったまげ...
  東京だよ！と旅する様子にもクスリ。
  痛い思いをしたのは自分なのに
  金を貼ってもらうお地蔵さんに
  若干の嫉妬心が見えたのも笑
  アフリカ旅と同じくらい東京旅を
  楽しく拝見しました。

  ほいみさん からの返信 2024/04/17 21:44:02

  RE: 鉄は若いうちに打て。ですね。

  旅先で友達になる（お友達登録？）ヤツって、日本でだったら？？なヤツも多いけど、帰国後会ってみたら、やっぱし？？だったりしてね。ポカラの会のメンバーは帰国後もそれなりにまっとうに生きていて、私程度には世間の常識を備えてる（つもり）なので、普通にお付き合いが出来ます。
  
  次回はカトマンズでやろうぜ、成田から直行便も飛んだことだし・・・っていう提案に誰も乗って来ないのがつまんないです。別の関係者の間でネパールに集まろうぜ…って話が時々出ますが、やっぱ無理っぽいかな。台湾でやったときは、シフォンが危篤で私だけが欠席だったし。
  
  東京って数年おきにしか行かないけど、あの高層ビルの下をぞろぞろと歩いてる大勢のヒトを見ると、何故か優越感に浸っちゃうんだよね・・・罰ゲームか？みたいな。
  
  あのお地蔵さん、我が家にも欲しい・・・あ、金箔の自販機も！
  
  ほいみ

• くろねこだりゅんさん 2024/04/17 15:52:15

  こういう会って…

  最初は盛り上がって集まるんだけど徐々に人が少なくなって自然消滅するのが多いから「ポカラの会」のつながりって羨ましいです
  ほいみ青年の旅ってその当時やってる方もいらっしゃって私自身憧れでした
  そんな旅って今の若者はしないのでしょう　
  若いうちだから出来るしそういった仲間がこういう風に集まれるのにな
  
  東京、ずいぶん変わりましたね
  金箔は痛いところに…腰と首肩が厚みがありそう
  剥がされて売られないといいけど( ;∀;)

  ほいみさん からの返信 2024/04/17 17:56:17

  RE: こういう会って…

  ですね〜・・・こういうのって、誰かひとり世話好きで強制力がありそうなヤツがいないと続きませんね。そういう意味では、お山の大将がいて幸いでした。各人同志は殆ど付き合いが無いのに、ヤツが言いだすと「しょうがないな〜・・」みたいな。でも終わってみると何時もその強制力に感謝してます。
  
  オーバーランド同窓会も6-7年続きましたが、コロナで吹っ飛んじゃったのは、平均年齢が若干高かったせいもあるかもしれません。
  
  海外旅行がお手軽になった現在よりも、当時の方が日本人バックパッカーは多かったように思います。しかし情報が無かったんで、日本人が集まっっちゃう傾向にあったのは否めませんね。
  
  東京は行く度に新鮮です！　山手線もホームドアーが新鮮だったり。金箔地蔵、まるごと持っていかれないんだろうか？
  
  ほいみ

• gontaraさん 2024/04/16 21:49:27

  仏像に金箔張って治るなら

  ３０枚でも貼っちゃうのにね。
  緊迫の値段も上がってるだろうし、今が貼時？
  ８時だよ全員集合が凄い！
  アドレスの交換程度はしても、帰国後に会うのはほいみさんの囚人力、いや集人力かな？
  GONTARA

  ほいみさん からの返信 2024/04/16 22:28:27

  RE: 仏像に金箔張って治るなら

  30枚か〜・・・5000円。
  保険が効かない治療院1回分、そりゃ治んないわ〜
  
  ひとりひとりは余り付き合いはないんだけど、この集まりは欠席出来ない雰囲気。次回はポカラでやろうぜ！　って提案はしてるけどね。
  
  パックツアーでも音頭を取ってくれる方がいると盛り上がるんだけど。今は個人情報どうしたこうした・・・で、いろいろ面倒臭いみたい。
  
  ほいみ

• pedaruさん 2024/04/16 20:38:25

  ポカラの会

  　ほいみさん　こんばんは
  
  　概して長い旅行記は我慢して最後まで見るのですが、当旅行記は最後まで面白く忖度なく読破？or見破しました。
  　何が面白いかというとまず語り口ですね。それにロウケイションがすばらしい。
  全員参加のポカラの会、素晴らしいです。病気になったり、親が死んだり、夜逃げがあったり、いろいろある中、すばらしい仲間ですね。
  
  　pedaru

  ほいみさん からの返信 2024/04/16 21:46:55

  Re: ポカラの会

  今晩は・・・たぶん褒めて下さってるかと、ありがとうございます。
  
  当時はまだ海外旅行自体が一般的ではなかったので、アルバイトで貯めた金を全部持って、とりあえず外に出るさ～・・・みたいなやつが多かったので、海外の安宿で会う連中は面白かったです。
  
  ただ、40年以上も経って、いまだに連絡が取れるヤツは少ないので、アジアは制覇出来ても人生の荒波は乗り越えられなかったのかも。
  
  今回は体調が悪いヤツもいて、これから毎年やろうぜ！って話にはなったけど、飲んだ後だったので記憶に残ってるかどうか。
  
  ほいみ