2024/02/08 - 2024/02/15
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azianokazeさん
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カンボジア旅行四日目の2月12日午後 ポルポト政権による犠牲者を慰霊する寺院「ワット・トメイ」、通称「キリング・フィールド」を訪れました。
なお、今回旅行は非公開プライベート活動が目的で、公開できる画像があまりありませんので、塗りつぶし写真なども使用して最低限の記録としています。見苦しい点はご容赦ください。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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カンボジア旅行四日目の2月12日午後 ポルポト政権による犠牲者を慰霊する寺院「ワット・トメイ」、通称「キリング・フィールド」を訪れました。
1975年、クメール・ルージュを率いるポル・ポトはロンノル政権を倒し、首都プノンペンを占領。
毛沢東思想の影響も受けたポル・ポトは原始共産制を目指した極端な政治改革を行いました。
学校、病院、工場も閉鎖し、現代的技術は否定され、貨幣も廃止する一方、都市住民を農村に強制移住させて食糧増産に従事させました。(そのため、首都プノンペンは無人のゴーストタウンになりました) 病人・高齢者・妊婦などの弱者に対しても、全く配慮はありませんでした。働けないなら死ぬだけです。 -
特に彼の政治思想に抗う可能性がある教師・医師などの知識人はすべて殺害(眼鏡をかけた人物は知識人とみなされて殺されたとか) ポル・ポトにとって大人は使い捨ての労働力で、洗脳可能な子供だけを重視。 家族制度も崩壊し、子供には親を密告させる・・・
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ポル・ポト・・・個人に関する情報は多くはありません。特に権力奪取初期は謎に包まれた人物でした・・・写真では一見穏やかな普通の男性にも見えますが、その普通の人間が起こしたのは「狂気」としかいいようのない地獄でした。
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ポル=ポト時代の虐殺の犠牲者数は正確な数字は判りませんが、推計ではポル・ポト支配の3年9ヶ月で150万~200万人もの犠牲者が出たと言われています。カンボジアの1975年当時の人口(約780万人)の約4分の1に相当します。
つまり、国民の4人に一人が殺害された(大人なら2~3人に一人でしょうか)・・・信じがたい狂気の時代でした。
征服した他民族を大量虐殺するというのは歴史的に珍しくありませんが、自国民を短期間にこれほど大量に殺害したのはポル・ポト支配ぐらいではないでしょうか。それも、つい50年ほど前の話で、現在のカンボジアの高齢者は、この狂気の時代を生き抜いた人々です。 カンボジアはポル・ポト支配崩壊後も長い内戦が続き、更に犠牲者が増えました。 -
このワット・トメイの脇にある建物が当時刑務所(残酷な拷問なども行われた)に使われていたため、この周辺からは多数の人骨が見つかっており、ワット・トメイに安置されています。
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ポル・ポト支配は私が20代の頃の出来事です。そんな大昔の話ではありません。
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ポル・ポトなどクメール・ルージュ指導層が何を考えていたのか・・・カンボジア特別法廷で一部幹部の裁判もおこなわれましたが、ポル・ポトが亡くなっていたこともあって、定かなことはわからないまま、歴史の中に風化しようとしています。
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背景の木の実はキャノンボール とても甘い実だそうですが、まだ食べたことがありません。
手すりの上を這っているのは蛇神ナーガの胴体 -
木の実はジャックフルーツ。もっともっと大きくなります。
バリ島で直径が60~70㎝ほどの巨大ジャックフルーツを見たこともあります。
普通でも重さは数十㎏にもなりますので、頭の上に落ちてきたら死にます。 -
ホテルに戻る途中、とても綺麗なブーゲンビリアを目にしたのでトゥクトゥクを止めてもらい急遽撮影
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これは「ソフィテル アンコール プーキートラー ゴルフ & スパ リゾート」という高級リゾートホテルの敷地周囲みたい。
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さすが高級ホテル。これは見事、圧巻!
貧乏人には無縁のホテルですが、キリング・フィールドの精進落としを兼ねて、お花だけ堪能させていただきました。
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カンボジア(シェムリアップ)2024年2月
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