2024/03/10 - 2024/03/10
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かつのすけさん
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10年ほど前になりますが、大河ドラマは「おんな城主直虎」(主演:柴咲コウ)
井伊家の中継城主直虎は女城主だった
その井伊家の発祥の地が浜松市(旧引佐町)の井伊谷
今回はその井伊谷を巡ってみました
【表紙の写真】龍潭寺庭園
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 高速・路線バス JRローカル
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さてさて、本日は品川駅から出発
品川駅 駅
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いつもと同じ05時49分の沼津行の電車に乗っていくと川崎辺りで日が昇ってきました
前回(ほぼお正月)の時
https://4travel.jp/travelogue/11878791
は国府津辺りで日の出だったので、気づいてみればだいぶ太陽が昇るのが早くなっています上野東京ライン 乗り物
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小田原手前
富士山が垣間見えました -
08時04分沼津に到着して
沼津駅 駅
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先に到着していた08時09分発の静岡行に乗換て
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09時02分終点静岡に着き、今度は向かいのホームに停車中の09時06分発豊橋行
ここまでは前回豊橋に行ったときと同じ静岡駅 駅
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間もなく浜松
今まで気づかなかったけど、浜松からも富士山が見えるんですね -
10時17分浜松に着き、ここで電車を降りる
浜松駅 駅
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北口に出るとでかい音で何かやっています
メイワン (エキマチウエスト / エキマチイースト) ショッピングモール
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虹彩よさこい-NIJIYOSA-
今回でまだ第2回目だそうなので、認知度はあまりない
遠州地区での「よさこい踊り」を普及を目的とし、様々なカラーを持った県内外のチームで浜松を彩ってほしいという思いから開催されたイベントだそうだ -
ということで、11時近くになってしまいました
本日の昼食は駅ビルメイワンにある五味八珍にしてみました五味八珍 浜松駅ビル メイワン店 グルメ・レストラン
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浜松餃子のお店(県内浜松以外にもお店はありますが・・・)
地元の人には観光客が行くお店よりも人気があるような感じです(観光客が行くお店ほど混んでないからかも)
でも、開店時刻の11時には結構な行列ができてました -
浜松に来たからやっぱり餃子!
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浜松餃子の特徴でもあるもやしと一緒にいただきます
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頑張って早くいただきましたが、お店を出たのは11時17分
バスは11時18分発で、その次は1時間後の12時18分発
当然、、、乗り遅れました
ということで、よさこいを見ながら時間を潰して -
12時18分発奥山行の遠鉄バス
せっかくSuicaにチャージしたのに、何と今時自社プリペイドカードしか使えないって、何てガラパコスチックな制度路線バス (遠鉄バス) 乗り物
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浜松城の前を通って
浜松城 名所・史跡
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天浜線の踏切を渡り金指駅を通って
金指駅 駅
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浜松から約1時間
神宮寺バス停で降ります -
道の途中には伝新野左馬助公館跡がありました
新の家は戦国時代今川氏の一族だった家で、親矩は新野村(御前崎市)で生まれ、妹・祐椿尼が井伊直盛と結婚したことから井伊家と親戚になり、この縁で目付として井伊谷に移り住んだとされています -
バスを降りて10分ほど歩いて井伊谷宮にやって来ました
明治維新以降に多く建てられた建武中興に功績のあった南朝方の人物を祀る神社のうちの一社
同所滞在中に領主の井伊道政と井伊高顕に助けられたとの伝承から、明治2年末裔の井伊直憲が井伊谷に後醍醐天皇第四皇子の宗良親王を祀る神社創建を出願し、明治天皇より勅許が下り創建井伊谷宮 寺・神社・教会
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鳥居を潜り、境内へ
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境内には日本絵馬資料館があります
日本絵馬史料館 美術館・博物館
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花手水実施中!
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二の鳥居を潜って
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ご神木の椎の木が立っています
幹がより合わせた糸のようにねじれているのが珍しいそう -
お参りを終えて境内を散策
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こちらは難転厄割石
盃を用いて難を転じて福となし厄を祓いさる
盃に「厄」と書いて息を吹きかけ、こちらの石に思いっきり投げつけて厄を払う -
水原秋櫻子の句碑
「水無月の 落ち葉とどめず 神います」 -
井伊社の御祭神は徳川四天王の一人井伊道政公(1561~1602)と高顕公(?~1386)
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神社の奥へ進むと宗良親王墓がある
後醍醐天皇の皇子
先日鎌倉へ行ったとき
https://4travel.jp/travelogue/11885711
には護良親王のお墓に行きましたが、その護良親王のすぐ下の弟宮(護良親王が後醍醐天皇の第3皇子、宗良親王が第4皇子)に当たります -
南北朝時代に一品中務卿征東将軍としてこの地を本拠に50余年の間吉野朝方のためにご活躍になられました
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宗良親王墓の脇から龍潭寺へ行ける道があったので、こちらへ進んで行きます
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この龍潭寺を菩提寺としていた井伊氏の墓所
初代共保(→)、22代直盛(←)の墓を中心に直盛の墓の手前には奥より直盛夫人、直虎、23代直親とその夫人、24代直政の墓が並んでいます -
大きな銅像がありますが、この人誰・・・?
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平成の大修理で外した大正時代の本堂の瓦だそうです
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井伊直正公出世之地
さきほどお墓の前を通った直正は徳川四天王の一人 -
現在の鐘楼は昭和46年に造られたもので、
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そのそばにある旧鐘楼堂の東門は境内の真ん中にあります
龍潭寺にある建物の中では一番古い建物だそうです -
文化12年に第14世住職の仲山和尚代によって建立された庫裡
こちらが拝観受付になっています龍潭寺 寺・神社・教会
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拝観料500円を払い、見学します
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庫狸の入口
こちらから本堂へと進みます -
まず目につくのがこちらの丈六の釈迦牟尼像です
こちらの仏様は遠州第一の大仏様だそうです
明治初年の廃仏毀釈の動乱の跡で子供たちがこの仏様に登って金箔を擦ったり、落書きをした跡があります -
御本堂は1767年に井伊家27代(彦根4代目)直興公の寄進により再建されました
正面に見えるのhが釈迦三尊 -
前庭は「補陀落の庭」というそうです
補陀落(インド南端にある観音霊場)に因んでいます
白砂が五水の指のように見えるところから浜名湖の庭として親しまれています -
十一面観音菩薩像
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井伊氏の菩提寺なので、井伊氏の紹介コーナーもあります
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御本堂の廊下はうぐいす張りの廊下になっています
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庭越しに見えるのが萬松稲荷
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1702年に建てられた開山堂へと進んで行きます
開山堂は歴代住職の位牌を祀るお堂
階段の下に置かれているのは井伊家の籠です -
一刀彫の龍が隅に置かれています
伝左甚五郎作 -
今はなき大仏殿の蛙股の装飾
あくまでも「伝」です -
開山堂の奥にあるのが御霊屋
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左から24代直正公、22代直盛公、元祖共保公のお位牌
井伊家1000年40代のお位牌が祀られています -
先ほどの稲荷堂を通り、再び御本堂へ
御本堂の裏にある国指定の名勝 龍潭寺庭園
中央に守護石、左右に仁王石を配している庭園は江戸時代初期の小堀遠州作の池和泉鑑賞式庭園
池の手前には礼拝石(座禅石)が置かれています龍潭寺庭園 寺・神社・教会
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再び庫狸へ
ここからも庭園を眺めることが出来ます
庫狸には収蔵品展示室があり、井伊家拝領の品などの寺宝が展示されていますが、こちらは撮影禁止 -
井伊谷宮から入って来ましたが、帰りは仁王門から
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仁王門を出たところにあるのが子育て地蔵さま
「虎松」(井伊直政)の無事成長祈願仏 -
そのそばには井伊直虎の母・松岳院が暮らしていたという跡地があります
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龍潭寺から少し離れたところに井伊共保出生の井戸があります
田圃の中にちょっと周りの風景と調和しないこちら
なので、近くに行けば「ここだ!」とわかります井伊家発祥の地(井伊共保出生の井戸) 名所・史跡
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捨て子だった井伊共保は寛弘7年正月元旦八幡宮神主が御手洗の井の傍らに発見され、神童と称されてその噂を聞きつけた遠江国司藤原共資の養子となり藤原共保と称し、共資の一女と婚したとされる
その発見されたと言われる井戸がこちらなので、ここが井伊家発祥の地とされています -
敷地内に「御手洗」の石碑があります
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先ほど降りた「神宮寺」バス停の2つ手前「谷津」バス停から浜松駅行のバスで戻ります
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途中にある三方原墓園の辺りが三方ヶ原古戦場の跡になるようです
三方ヶ原の戦いは元亀3年12月22日に武田信玄と織田信長・徳川家康が戦った
信長包囲網に参加すべく上洛の途上にあった信玄率いる武田軍を徳川・織田の連合軍が迎え撃ったが敗退三方ヶ原古戦場 名所・史跡
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浜松駅に戻ったら既に16時過ぎ
往路の時間を考えると、そろそろ戻らなくては・・・
浜松に着いてバス乗車まで2時間、バスが片道1時間・・・
思ったよりも時間がかかってしまいました浜松駅 駅
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17時過ぎ 静岡駅
17時を過ぎても随分明るくなりました静岡駅 駅
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18時過ぎ 沼津駅
さすがにこの時間になると暗くなっています沼津駅 駅
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沼津で10分ちょっと停車していたので、体を動かしにホームへ出てみると、
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前方車両はクロスシート
浜松駅で気づいていれば、長い乗車時間ずっとクロスシートに座ってこれたのに・・・ -
終点熱海でJR東海の電車からJR東日本の電車へ乗り替え
熱海駅 駅
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伊東から来た上野東京ラインで東京へ戻ります
JR東海道本線 乗り物
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