魅惑の街ブエノスアイレスと世界の果てパタゴニア紀行⑨：パタゴニア(ぺリト・モレノ氷河)

2017/12/22 - 2018/01/02

世界遺産ぺリト・モレノ氷河へのツアーです。氷河の先端を前にした、展望台からの通常の観光に加え、氷河トレッキングも申し込んでいます。
アイゼンをつけて歩く際、爪が引っかかる為に歩きにくいとか、転倒してしまうとかあり、ガイドさんからは「後傾気味で歩いてください」とか「ガニ股で歩いてください」とかアドバイスがありました。

氷の鮮やかなブルー、でも手に取ってみると透き通ったクリスタルのような色、その氷で飲むウイスキーの美味しさ等々、非日常の連続でした。氷を伝った冷たい風が来るので、上下防水(撥水)のアウトドア仕様に加え、防寒対策もしっかりとすることをお勧めします。

エリア カラファテ(アルゼンチン)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 観光バス 徒歩
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）

今日はぺリト・モレノ氷河への日帰りツアーです。
まずは朝食でエネルギー補給、ジュースやコーヒーでリラックスです。

メニューはオーソドックスです。

ホテルを出発、ぺリト・モレノ氷河に向かいます。
まだ氷河がある景色には感じられません。

1.5時間ほどバスを走らせ、氷河が見えてきました。

バスを降りて、展望用のデッキからの眺めです。
氷河の高さは60ｍほどだそうですが、地球温暖化の影響で以前より20-30ｍほど低くなっているようです。気温は10度くらいあるので極寒ではありませんが、風が氷河をなでながら吹いてくるので冷たいです。

ずっと眺めていられます。
そして、同じような写真ばかり撮ってしまいますw

時折、氷河の先端が裂ける(割れて崩落する)場面に遭遇します。音が雷のように凄いのですが、距離があるので目で見ている崩落と音とにタイムラグがあります。

じっくり展望デッキからの観光を終え、次に向かいます。

氷河トレッキングの拠点にフェリーで向かいます。

先ほどより、近くに氷河を見ることができます。

見た目は流氷ですね。

対岸のログハウスで軽食が配られます。30分ほど時間があり、軽食を摂ってもOK、荷物の整理や着替えなどを済ませました。軽食の中身を見るとこんな感じでした。

時間になったので出発です。陸地は地面むき出しです。

向こうは青々とした氷河、こちらは地表むき出しのコントラストです。
パタゴニアの12月末は夏なので、雪がないのは無理ないですね。

氷河トレッキング用のアイゼンの装着です。一人ひとり、しっかりと装着してもらいます。靴を履き替える必要はありません。私たちはローカットのトレッキングシューズで参加ですが、そのままアイゼンを装着してもらいました。

いざ、トレッキングに出発です。

早速の青さ、怖いくらいですね。

物凄い迫力です。人間がアリのようで、氷河のスケールに圧倒されます。

勝手に歩き回ることはNGの為、ガイドさんの後ろを行列で進みます。私たちのツアーも一列になって歩みを進めます。

吸い込まれそうな青さです。1時間ほど氷河トレッキングを満喫しました。歩くルートでは狭いところもあり、また片斜面のところもあり、氷河の裂け目に転落しないよう注意が必要です。
私は下りでアイゼンの爪が引っかかり、野球のヘッドスライディングのようになってしまいました。幸いに氷の裂け目に滑落はしませんでしたが、歩きにくいので本当に注意が必要です。

トレッキングの終着点です。

お菓子が配られています。

お待ちかね、乾杯タイムです♪
ガイドさんが10mほど先の氷河を削って綺麗な氷を持ってきてくれました。ウイスキーのボトルも見えますね。

手際よくサーブしてくれています。テーブル自体は私たちが到着した時にはセッティングされていました。軽めにウイスキー1-2杯ですが、氷がシュッ！とします。

乾杯です！参加者の年齢層が高いので、皆さんあっという間に飲み干しました。

物凄いクリアです。
持っていた空のペットボトルに氷河の溶けた水を汲みました。

ホテルに戻った後に写真を撮った「自分で汲んだ氷河の水」です。翌日飲みましたが、物凄くクリアな飲み口でした。

ウイスキーを楽しんだ後、アイゼンを返却しました。

天気も回復しました。氷河、針葉樹、地面、そして空と色鮮やかな景色です。

カラファテに戻りました。

夕食前にお土産マーケット？の散策です。今日(大晦日)はレストランを予約済なので、ゆとりもあります。

20:00過ぎにレストランに行きました。予想はしていましたが、誰もいませんｗ
料理もまだのようなので、お酒を飲んでのんびり過ごします。

ビッチリ、グラスやカトラリーがセットされています。
この日は大晦日、予約で埋まっていることの証です。予約しておいて良かったです。

ビールも飲んでます♪
席を確保している安心感と氷河トレッキングの疲れをビールで癒します♪

ちなみに大晦日のメニュー表です。
メインが2品、両方とも肉です！私たち夫婦は、揃って「お肉大好き(お酒も大好き！)」なので、連日のステーキでも問題ありません。

21:00過ぎに料理のサーブが始まります。前菜、ここは魚介です。
まだテーブルの埋まり具合は半分くらいです。

メインの一品目、パタゴニア・ラムです。
軽く完食です♪

パタゴニアは肉料理が多いので、重たい食事が続くと厳しい方は、イタリアン系のメニュー（パスタとか）も多いので大丈夫です。

席はほぼ埋まりました。

メイン2品目です。この時22:30くらいですが、まだまだ帰れないですよ♪

デザートも来ました。

日付が変わり、新年です！
観光客も多く、皆さんが各自で楽しんでおり、入り乱れてのダンスとかの騒がしいことにはならなかったです。

私たちは25時頃にレストランを後にしましたが、早い方でした。明日はパタゴニアに別れを告げ、ブエノスアイレスに戻ります。大自然に触れた大満喫の旅でした。日本人はアウトドア好きの人も「パタゴニアは最後の聖地」と神格化している感じもしますが、それが誇張でもなく、偽らざる思い、その価値がある場所だと思いました。