2024/01/08 - 2024/01/10
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nichiさん
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岡田記念館から巴波川沿いをプラプラ歩いて横山郷土館までやってきました。
江戸時代から明治にかけて船運で栄えた街だけあって、所々に蔵造りの家屋が並ぶ街並みが素敵でした。
その街の中にある横山家は、明治時代に麻問屋と銀行を営んでいた豪商の家です。
シニア夫婦はココに展示されていた小倉百人一首の屏風絵に感動!
そのあと、栃木私立文学館(旧栃木市役所)に寄ってからプラプラ駐車場まで歩き、車でホテルに向かいました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
江戸時代に物流で栄えた巴波川です。
-
綱手道?
江戸からの帰路、この川を船で遡るとき、麻の綱で船につなぎ、人がこの道で引っ張っていたので綱手道と言うのですね。 -
大きなお蔵です。
-
ここが横山郷土館です。
栃木記念館共通券の提示で100円引きでした。
300円-100円=200円×2=400円 -
スタッフから
「暗くなりまでにお庭をご覧ください」
との案内で、まずはお庭から・・・
お庭に洋館が現る・・・・ -
カッコいいな~
-
ちょっとびっくり~
思わず近づいてみました。
水色と白のハーフティンバーが可愛いです。
大正7年(1918年)に建てられた洋館のはなれです。 -
中を覗いてビックリ!
和室です。
そこにソファやテレビなど家具が並んでいます。
和洋折衷ですね~ -
太平洋戦争の戦中には歌舞伎役者の二代目・市川猿翁がこの洋館に疎開していたのだそうです。
二代目・市川猿翁は、香川照之さん(九代目市川中車)のお父さんですね。 -
天井はこんな感じ。おっしゃれ~
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二代目・市川猿翁が疎開から東京に帰る際、ここの芝居小屋で演じた際の隈取りが保存されています。
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これだ~~~
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和洋折衷の素敵なはなれでした。
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お庭を散策してみましょう。
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枯池の上に見事な松ある庭園です。
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綺麗に手入れされているな~
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夕陽と灯篭
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これが母屋だ。
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母屋の住居スペースです。
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母屋に戻ってきました。
麻問屋だったころ、ここで接客したのでしょうね。 -
ココが帳場ですね。
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麻殻と書いて「おがら」と読むのですね。
麻の表皮を剥いだあとの茎のことなんですね。 -
これこれ!
お盆の時期に田舎で見たことあります。
精霊馬と言うのですね。
お盆の時、ご先祖様の霊を乗せてあの世を行き来する乗り物です。
キュウリは馬。
ナスは牛。
脚は麻殻で作られたのですね。
脚は割りばしではないのですね~~ -
これ、昔のカイロです。
麻殻の灰が使われていたのですね。。。 -
精麻という、麻の茎から表皮を剥がして研いで磨いた繊維です。
-
これが麻の生地になるのですね。
-
麻は縄文時代に大陸から日本に伝わり栽培されてきました。
栃木県産の麻は、「野州麻」と呼ばれ、その品質の高さから全国で有名になりました。
麻の皮は?がされて精麻に精製され、栃木市からは精麻の状態で江戸に船で運ばれて行き、江戸で衣類などに加工されて商品化されていました。 -
天井の梁がカッコいい~
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右側の蔵に入りました。
麻を保管していた蔵です。
入口には麻の加工に必要な道具が並んでます。 -
当時は15㎏の麻束が約2万束、合計300トン入っていたそうです。
-
高価な食器などが展示されています。
横山家が裕福だった時代を物語っていますね。
この蔵の壁になっている石は、深岩石という、水に強い石です。
目の前の巴波川が良く氾濫したため、栃木に大谷石ではなく、水に強い石が使われたのですね。 -
蔵の格子の外は巴波川です。
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2階に上がってみましょう。
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蔵の天井です。
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上がってみてビックリ~
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これ、小倉百人一首の屏風絵ですね。
私たち夫婦、実は百人一首大好きなんです。 -
紫式部の有名な句です。
あれ?
上の句と下の句が逆?? -
全盲で琵琶の名手だった蝉丸です。
この句のめっちゃ有名ですね。
小学生のころ、初めて覚えた句です。
大阪における人の出会いと別れの無常さを詠んだ句ですね。 -
猿丸大夫の、秋の寂しさを詠んだ句ですね。
小学生の子供でも意味が分かる、でも素敵な句です。 -
天智天皇の有名な句です。
農業に支えられていた日本。
粗末な小屋で夜露に濡れながら作業する農民の苦労を詠んだ天皇の句です。 -
いや~~
見ててキリがない。
結局、全部じっくり夫婦で読んでしまった。
面白かった~ -
古く立派な屏風。
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その前には江戸時代のお雛様。
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高価な着物が並んでます。
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江戸時代の振袖も展示されていました。
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この振袖の袖の絵が美しい~~
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多くの櫛ほか女性の化粧道具。
価値がわからない。。。。 -
桐の箪笥が並んでます。
-
こちらは入口から見て反対側(左側)の蔵です。
麻で財を成した横山家は、明治時代に銀行を設立しました。
栃木共立銀行です。 -
設立時の資本金10万円
現在の価値で約3億円。。。。 -
昭和7年に廃業するまで、地域経済を支えていました。
良く残っていましてね。 -
ココは頭取の席。
横山家ご夫妻の肖像の下に大きな金庫。 -
こちらの金庫は半分開いています。
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金庫のダイヤル。
イロハニが見えますね。 -
あらっ!
所さんの番組で開けてもらったのね。 -
その時に出てきたのがこれ。。
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私が子供の時に使っていた100円札や500円札が見えます。
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雰囲気あるな~
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ここで地域経済を支えていたのですね。
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銀行で使っていた道具ですね。
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小判と鍵。
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奥は銀行の書類を保管していた蔵です。
今は横山家で使っていた道具が展示されていました。 -
昔のハエ採り機
構造をみて「へ~~~、面白い。」 -
この磨りガラス、麻の葉の模様だそうです。
明治時代の職人技で、よく見ると一つ一つが微妙に異なります。
すごっ! -
横山郷土館を出て、巴波川の反対側から横山郷土館を見てみました。
蔵が左右対称になってますね。
右の蔵が麻蔵だった蔵、そして左側の蔵が銀行だった蔵ですね。 -
プラプラ街歩きをしていてびっくり!
このお店、
「万年筆病院」
昔は万年筆は修理をしながら大切に使っていたんだろうな~
高校の入学祝いに祖父からもらったのが万年筆でした。
大人の仲間入りをしたような気になっていました。
あの万年筆、どうしたんだろう~~ -
店頭のPARKERの古いポスターが建物にマッチしてます。
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西に向かって歩くと、
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左側に日本聖公会の教会。
奥に見えるのは栃木私立文学館(旧栃木市役所)です。 -
これが栃木私立文学館(旧栃木市役所)です。
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県庁堀の前にある素敵な建物です。
明治初期には栃木県の県庁はココにあり、堀で囲まれていました。県庁堀の一部のみ残ったのですね。 -
大正10年に当時の栃木町役場庁舎として建てられ、平成26年まで約90年間にわたり町役場・市役所として使用されてきました。
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今は栃木市にゆかりのある山本有三、吉屋信子、柴田トヨのなどの文学館として生まれ変わりました。
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栃木県議会発祥の地
の碑がありました。
明治初期ですね。 -
県庁堀の説明書き
かなり広い敷地で堀も東西246m、南北315mの四角で、大きかったのですね。
この堀は巴波川ともつながっており、敷地内には船運の荷上場もあったのですね。
賑やかで栄えていたんだろうな~ -
これが県庁堀。。。
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さあそろそろ駐車場に戻りましょう。
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古く趣のある建物に目が行きます。
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カッコいいな~
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電線や電柱がないから映えます。
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いつまでも残してほしい。
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お香のお店です。
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これがお蕎麦屋さん。
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ここまで戻ってきた。
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この八百屋さん、素敵だな~
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ついシャッターを押しちゃう。
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ちょっとココで飲み物を購入。
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ローカルFM局も元気です。
この後、東武百貨店の夕食を購入。
さあ、車でホテルへ向かいましょう。
つづく
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