2024/02/05 - 2024/02/05
94位(同エリア187件中)
まつこさん
この旅行記のスケジュール
2024/02/05
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福元陶苑
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Aコープ 中種子店
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この旅行記スケジュールを元に
種子島旅行の2日目です。
午前中は風雨が強いという予報だったので、屋内を観光するように予定を組みました。種子島開発総合センター、月窓亭を見学し、種子島の伝統工芸品である能野(よきの)焼の買い物をして昼食はインギー鶏を食べ、午後からは島の南部の自然を訪れました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 3.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- レンタカー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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朝から強風と時折の雨の中、まず最初に訪れた種子島開発総合センター(鉄砲館)で私たちを出迎えてくれたのは、種子島で昭和21年まで飼育され天然記念物にも指定されていた「ウシウマ」の実物大模型です。
秀吉の朝鮮出兵の時に持ち帰られ、小柄でも力が強く人になつきやすい性質から、種子島で飼育され、一時は 60頭まで数を増やしたそうです。残念ながら現在は絶滅してしまいました。 -
種子島に生えていたヤクタネゴヨウの根っこの部分です。島内に自生し丸木舟に使われていました。
この木は推定樹齢500年、周囲12メートル、樹高32メートルありましたが、白蟻の食害で伐採されたそう。展示室いっぱいに拡がる大きさにびっくりです。 -
ミニシアターで種子島の鉄砲伝来のおはなし、始まりはじまり~。
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島主の種子島時尭とポルトガル商人の対面場面です。
この後、鍛冶師矢板金兵衛清定の鉄砲製作の苦労話が続き、立体紙芝居のような劇場は小型ながら細部まで良くできていて、ドラマ嫌いの連れ合いでさえ引き込まれる内容でした。必見です。
鉄砲館ではこのような鉄砲伝来の話や島の歴史を分かりやすく説明してあります。
なかでも島の伝統行事など、特有の文化が詳細に記録展示されていて、民俗文化財の宝庫でした。 -
鉄砲館を出てすぐ上の小高い丘は赤尾木城跡です。
現在は中学校の一部となっています。 -
階段を登ると、国産の鉄砲製作を命じた種子島時尭の像が海を見下ろしていました。
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見下ろした風景はこれ。
昔は直接海が眺められたでしょうね。 -
赤尾木城跡から程近い「月窓亭」は種子島家の家臣羽生能貴が建てた住宅ですが、後に種子島家の住宅として平成12年まで使用されていました。
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中に入ると月桃茶と蒸かした安納芋、種子島産の1口黒糖、お菓子を出して下さいます。
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コロナ感染を警戒して一人ずつ前向きに小さなテーブルと椅子が並んでいます。
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部屋からは緑深い南国の植栽が雨に濡れて、この上ない情緒です。
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手水鉢?
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軒先に木製の魚が2匹ぶらさがっています。種子島ではクレイオ(メジナ)を捕まえて七夕に軒に吊るす風習があったそうです。
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月窓亭を後にして海岸沿いを走ると凄い大波で、海岸に泡が立っていました。
ちなみに今日は強風のため、船も飛行機も欠航したそうです。昨日島に渡る決断をしたのは間違ってなかった! -
種子島に伝わる焼き物は能野焼(よきのやき)。釉薬を使用せず高温で焼き締める焼き物です。どちらかというと備前や丹波の焼き物に近いですが、種子島の土には鉄分が多くて鉄の粒が含まれるのだそうです。一旦途絶えていたものを復活されて現在に至ります。
こちら福元陶苑さんは海岸沿いの道路からすぐの窯元です。 -
本州では少なくなった登り窯も見せていただきました。
こちら福元陶苑さんは手頃なお値段の物も多く、自分へのお土産を何点か購入させていただきました。 -
昨日訪れた住吉神社近くの岬にガジュマルの防風林が残り、海岸沿いの家々を強風から守っています。
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そうこうするうちにお昼になったので、インギー地鶏を味わくべく南種子町の「美の吉食堂」に向かいました。西之表市から約1時間。何とかお昼の営業時間に間に合いました。
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特産のインギー地鶏を使ったたくさんのメニューの中から選んだ焼き鳥定食。塩味の焼き鳥はあっさりしながらもコクと歯ごたえがあります。
お味噌汁には鶏の首の部分を出汁に使ってそのまま野菜と共に入っているのですが、生姜が効いて鶏の旨味がたっぷり溶け込んで食べやすかったです。
他に鶏味噌や味付け卵などとご飯も大盛を完食して満腹です。 -
食後は種子島の最南端、門倉岬へ。
この近くの海岸にポルトガルの船が漂着して、その海岸に行く道もあるのですが、途中からわかりにくくなって浜に降りるのは断念しました。 -
海の向こうに霞んでいるのはロケット発射台のある宇宙センターのはず。
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海側から階段を登ってお参りする御崎神社。海を見下ろすように立っています。
駐車場に戻るために来た時と反対側の道を歩いて帰る時、鳥居の下に見えている拝殿の裏に、おそらくは古い拝殿が控え目にと建っているのに気づきました。 -
神社の裏の丘の上にポルトガル船を模した展望台がありました
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登ると中はいかにも船の舳先にいる感じ。西側に薄く見える島の、さらに向こう側にうっすらと屋久島らしき高いギザギザした島影が見えたのですが、この写真では確認するのは無理ですね。
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門倉岬を後にして、少し北の宝満神社に向かう途中、池を望む展望所から見下ろす緑の「宝満の池」。島にこれほど深い水をたたえた池があったのかと驚きました。
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宝満神社参道の前にある「赤米館」には、この辺りで栽培される赤米についての展示があり、赤米も販売しています。
赤米は茎が長くて、この辺りの地名もそのまま「茎永」と呼ばれています。 -
向かい側が「宝満神社」の入口です。
祭神の玉依姫が竜宮から赤米を持ち帰られ稲作の起源となったという赤米伝説があります。
また干ばつの際池の水を引くために谷を掘ったら龍が舞い上がったという龍神伝説も残っています。 -
神社には入口から参道を森の中に200メートルほど入ります。周囲は原生林のようなジャングルです。
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原型がわからないほど苔むしているけど、祠らしいです。
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こちらが拝殿です。2人以上じゃないと少し怖い。
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拝殿の手前に、池に下りていく道がありました。
想像したよりもずっと大きな池に水鳥か多数群れています。
伝説の通り、神秘的な池です。 -
宝満神社から少し走った浜田海水浴場の右端に、「千座の岩屋(ちくらのいわや)」があります。
あまり目立たない看板の前に駐車場があって砂が駐車場まで流れて来ているので、ここが砂浜に続く道であることがわかりました。
きめが非常に細かい砂浜が太平洋に向かって拡がっています。 -
干潮と満潮の間の時間のようで、千座の岩屋の海側は潮で洗われて行けません。まだ水分をたっぷり含んだ砂を踏んで裏の陸側に回ると、洞窟の小さな穴から海が覗けました。
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人一人がやっと通れる小さな隙間から中に入ると、濡れた砂の向こうに海が見えました。
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波が打ち寄せる度にザーッと水が流れてきます。
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洞窟は左右に開いています。両側から水が流れて来るので油断できません。広い洞窟の中に波音がこだまして、ここもすこし怖くて落ち着かないです。完全に潮が引いていればそれほどでもないのでしょうが。
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陸側に出る穴も良く見れば2ヶ所ほどあり、帰りは別の穴から出てきました。
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砂の塊のような岩山です。高さは昨日見た馬立の岩屋より少し低いです。
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砂が細かいので強風で風紋ができていて、風が吹く度に砂が舞い上がって眼や口に入ってくるので、風に背を向けて後ろ向きで歩きました。まるで規模の小さな砂嵐でした。
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千座の岩屋を後にするともう夕方です。この日は一日中風が強くて海は大荒れでした。
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遅めの昼食でまだお腹もそれほど空いていないし、疲れてホテルから町に夕食を食べに出るのも面倒になったので、中種子町でAコープに立ち寄り、お刺身と鹿児島小みかんを買い込んで夕食にします。鹿児島の甘い刺身醤油も忘れずに。
今晩の地元の魚たち。キビナゴ、トビウオは知ってるけど、アカバラ(ってどんな魚?)。 -
おまけは餅米を笹の葉で包んで蒸した「つのまき」と種子島産の黒糖の塊。
つのまきは沖縄の月桃餅のような甘いお菓子かと想像したのですが、笹の風味だけで味はついていませんでした。
明日の朝用の種子島産「デイリー牛乳」とビールを買って、今晩は部屋で宴会とします。
明日はいよいよ種子島宇宙センターの見学です。
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