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旅行8日目。この日はスペインの新幹線AVEに乗って、コルトバを目指します。生憎の雨模様でしたが、ユダヤ人街やパティオ(中庭)の家々とメスキータを巡ります。

2013年秋のスペイン旅7 (コルトバ ユダヤ人街、メスキータ観光)

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2013/09/22 - 2013/10/02

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旅行記グループ 2013年秋のスペイン旅

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Exclevelander

Exclevelanderさん

旅行8日目。この日はスペインの新幹線AVEに乗って、コルトバを目指します。生憎の雨模様でしたが、ユダヤ人街やパティオ(中庭)の家々とメスキータを巡ります。

旅行の満足度
4.5
観光
4.5
交通
4.0
同行者
カップル・夫婦
一人あたり費用
20万円 - 25万円
交通手段
観光バス
旅行の手配内容
ツアー(添乗員同行あり)

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  • マドリードでの日程が終わり、今日はコルドバ、セビージャに向かいます。<br />朝はゆっくり目で9:25にロビー集合となりました。<br />この日はスペインの新幹線AVEでコルドバに向かいます。<br /><br />駅の構内に入った後ですが、スーツケースの荷物はX-線での荷物検査が必要とのことなので、別途預けることになりました。<br />新幹線ですが、飛行機と同じ感覚です。

    マドリードでの日程が終わり、今日はコルドバ、セビージャに向かいます。
    朝はゆっくり目で9:25にロビー集合となりました。
    この日はスペインの新幹線AVEでコルドバに向かいます。

    駅の構内に入った後ですが、スーツケースの荷物はX-線での荷物検査が必要とのことなので、別途預けることになりました。
    新幹線ですが、飛行機と同じ感覚です。

  • こちらのアトーチャ駅は駅構内が植物園になっているという珍しい駅でした。<br />東京駅みたいな駅なんですが、東京駅ではイメージできませんね~。

    こちらのアトーチャ駅は駅構内が植物園になっているという珍しい駅でした。
    東京駅みたいな駅なんですが、東京駅ではイメージできませんね~。

  • こちらが出発便の電光掲示板。11時発のAVEに乗車するそうです。

    こちらが出発便の電光掲示板。11時発のAVEに乗車するそうです。

  • 駅構内ではカメが甲羅干ししていました。

    駅構内ではカメが甲羅干ししていました。

  • 時折、霧が噴霧され、自動的に植物に水やりできるようになっているようです。

    時折、霧が噴霧され、自動的に植物に水やりできるようになっているようです。

  • 集合時間まで時間があったので、駅構内を探検します。<br />日本の駅と比べて人も少ないです。空港に近い感じでした。

    集合時間まで時間があったので、駅構内を探検します。
    日本の駅と比べて人も少ないです。空港に近い感じでした。

  • 気になったのがこちら。ポップコーンの自販機です。試しにコインを入れて試してみたのですが、、、残念ながら故障中でした。

    気になったのがこちら。ポップコーンの自販機です。試しにコインを入れて試してみたのですが、、、残念ながら故障中でした。

  • こちらがAVEの列車です。フランスの新幹線TGVのシステムを導入しているそうで、TGVそっくりでした。<br />将来的には延伸を想定して、線路の幅がヨーロッパの標準に揃えられているそうです。

    こちらがAVEの列車です。フランスの新幹線TGVのシステムを導入しているそうで、TGVそっくりでした。
    将来的には延伸を想定して、線路の幅がヨーロッパの標準に揃えられているそうです。

  • AVEは定刻通りの発車でした。<br />

    AVEは定刻通りの発車でした。

  • こちらは新幹線に荷物を運び込むための車です。

    こちらは新幹線に荷物を運び込むための車です。

  • こちらは車窓から。コルトバまで1時間半の列車の旅になります。<br />ほぼ時間通り(5分くらい早く)にコルドバの駅に到着。<br /><br />あとで聞いた話ではAVEは30分以上の延着で料金の100%払い戻し、15分から30分以内の延着で料金の50%払い戻しの制度があるそうです。<br />列車脱線事故の際は時刻表より遅れていたため、遅れを取り戻すためにオーバースピードになったとのことでした。

    こちらは車窓から。コルトバまで1時間半の列車の旅になります。
    ほぼ時間通り(5分くらい早く)にコルドバの駅に到着。

    あとで聞いた話ではAVEは30分以上の延着で料金の100%払い戻し、15分から30分以内の延着で料金の50%払い戻しの制度があるそうです。
    列車脱線事故の際は時刻表より遅れていたため、遅れを取り戻すためにオーバースピードになったとのことでした。

  • コルドバの駅では、スペインの国鉄Renfeの列車が止まっていました。

    コルドバの駅では、スペインの国鉄Renfeの列車が止まっていました。

  • こちらはコルトバの駅構内。

    こちらはコルトバの駅構内。

  • 古代ローマ時代には、属州ヒスパーニア・バエティカの首都であった。<br />現在でもローマ寺院やローマ橋などの遺跡が遺されている。のちに西ゴート王国に支配され、6世紀には東ローマ帝国の領土となったこともある。<br />711年、イスラム教徒に征服された。756年に成立した後ウマイヤ朝はコルドバを首都とし、その中心はモスク(メスキータ)であった。

    古代ローマ時代には、属州ヒスパーニア・バエティカの首都であった。
    現在でもローマ寺院やローマ橋などの遺跡が遺されている。のちに西ゴート王国に支配され、6世紀には東ローマ帝国の領土となったこともある。
    711年、イスラム教徒に征服された。756年に成立した後ウマイヤ朝はコルドバを首都とし、その中心はモスク(メスキータ)であった。

  • コルドバの街は様々な民族により統治されていたこともあり、色々な文化の影響を受けている街です。<br />ローマ時代の遺構も残っているとのことなので色々と興味深いものが見られそうです。

    コルドバの街は様々な民族により統治されていたこともあり、色々な文化の影響を受けている街です。
    ローマ時代の遺構も残っているとのことなので色々と興味深いものが見られそうです。

  • 天気がコルドバ到着前あたりから悪くなり、結構な量の雨が降っていました。<br />バスを降りてユダヤ人街を歩き、昼食を食べに行きました。<br />あいにくの天気でしたが、雨は雨でまた風情があります。

    天気がコルドバ到着前あたりから悪くなり、結構な量の雨が降っていました。
    バスを降りてユダヤ人街を歩き、昼食を食べに行きました。
    あいにくの天気でしたが、雨は雨でまた風情があります。

  • 途中で立ち寄ったパティオ(中庭)のある家にて。<br />コルドバでは毎年5月にパティオ祭りがあるそうで、コンクールに参加する家の庭が一般公開されるそうです。<br />パティオを見せていただいた家もコンクールに参加しているそうです。

    途中で立ち寄ったパティオ(中庭)のある家にて。
    コルドバでは毎年5月にパティオ祭りがあるそうで、コンクールに参加する家の庭が一般公開されるそうです。
    パティオを見せていただいた家もコンクールに参加しているそうです。

  • さらに、街並みから。石畳の街並みでとても素敵です。

    さらに、街並みから。石畳の街並みでとても素敵です。

  • 生憎の雨なので傘をさしながらの観光です。

    生憎の雨なので傘をさしながらの観光です。

  • こちらは飲み屋さんみたいです。

    こちらは飲み屋さんみたいです。

  • さらに...このようなタイルが張られている家がありました。<br />ガイドさんによると、パティオ祭りの際に3位以内に入るとこのようなタイルをもらえるそうです。<br />このお宅はコンテストの常連なんだそうです。

    さらに...このようなタイルが張られている家がありました。
    ガイドさんによると、パティオ祭りの際に3位以内に入るとこのようなタイルをもらえるそうです。
    このお宅はコンテストの常連なんだそうです。

  • パティオの家を見た後は、ランチを食べにレストランへ。

    パティオの家を見た後は、ランチを食べにレストランへ。

  • 街並みは中世の趣も残っており、トレドに近い感じでした。

    街並みは中世の趣も残っており、トレドに近い感じでした。

  • ちなみにバルコニーの裏にも美しいタイルが貼られていました。

    ちなみにバルコニーの裏にも美しいタイルが貼られていました。

  • こちらはレストランの中庭です。天井がガラス張りになっており、自然光が採れるようになっています。<br />お昼はチキンだったのですが、写真を撮り忘れました。ツアーは便利ですが、自分で選択しないので、記憶になかなか残らないですね。。。

    こちらはレストランの中庭です。天井がガラス張りになっており、自然光が採れるようになっています。
    お昼はチキンだったのですが、写真を撮り忘れました。ツアーは便利ですが、自分で選択しないので、記憶になかなか残らないですね。。。

  • 天井のステンドグラスです。<br />

    天井のステンドグラスです。

  • お昼の後は、コルドバ観光のメインであるメスキータ(Mezquita)に行くことに。<br />メスキータという言葉はスペイン語でモスクのことなんだそうです。<br />メスキータは、後ウマイヤ朝を開いたアブド・アッサフマーンI世により新首都にふさわしいモスクを作ろうと、785年に建設が開始された建物です。<br />3回にわたり増築され、2万5000人を収容できる大モスクとなりました。<br /> <br />このメスキータがユニークなのは、本来はモスクとして建てられたものであるにもかかわらずコルドバを再征服したカトリック教徒が教会として改造してしまったため、モスクであるにもかかわらずカテドラルが作られているという点です。

    お昼の後は、コルドバ観光のメインであるメスキータ(Mezquita)に行くことに。
    メスキータという言葉はスペイン語でモスクのことなんだそうです。
    メスキータは、後ウマイヤ朝を開いたアブド・アッサフマーンI世により新首都にふさわしいモスクを作ろうと、785年に建設が開始された建物です。
    3回にわたり増築され、2万5000人を収容できる大モスクとなりました。

    このメスキータがユニークなのは、本来はモスクとして建てられたものであるにもかかわらずコルドバを再征服したカトリック教徒が教会として改造してしまったため、モスクであるにもかかわらずカテドラルが作られているという点です。

  • 中に入るとメスキータを象徴する、赤と白の縞模様の柱が視界に飛び込んできました。

    中に入るとメスキータを象徴する、赤と白の縞模様の柱が視界に飛び込んできました。

  • ステンドグラスもちょっと趣が違う感じがします。

    ステンドグラスもちょっと趣が違う感じがします。

  • 天井の彫刻はイスラム風です。

    天井の彫刻はイスラム風です。

  • 写真ではうまく写せていませんが、この縞模様の柱が850本ほど続いており、壮観な景色が広がります。<br />モスクということもあり、荘厳な雰囲気がありました。

    写真ではうまく写せていませんが、この縞模様の柱が850本ほど続いており、壮観な景色が広がります。
    モスクということもあり、荘厳な雰囲気がありました。

  • さて、メスキータが面白いのは、モスクの建築様式の隣に突然キリスト教の大聖堂が現れるところ。<br />前の写真の同じ建物っていうのが珍しいですね。こちらは天井の彫刻です。

    さて、メスキータが面白いのは、モスクの建築様式の隣に突然キリスト教の大聖堂が現れるところ。
    前の写真の同じ建物っていうのが珍しいですね。こちらは天井の彫刻です。

  • こちらが大聖堂です。外の自然光を採れるように設計されています。<br />こちらはかなり明るい感じでした。

    こちらが大聖堂です。外の自然光を採れるように設計されています。
    こちらはかなり明るい感じでした。

  • こちらは完全に教会です。

    こちらは完全に教会です。

  • 見た目は完全に教会なんですが、柱のアーチの装丁をよく見てみるとイスラム風のデザインが続いています。<br />イスラム教とキリスト教の折衷建築ですね。

    見た目は完全に教会なんですが、柱のアーチの装丁をよく見てみるとイスラム風のデザインが続いています。
    イスラム教とキリスト教の折衷建築ですね。

  • こちらはどっちかな??

    こちらはどっちかな??

  • 今度はモスクの中心部、ミフラーブです。<br />ミフラーブとは、聖地メッカの方角を指すものです。<br />モスクでのお祈りの際にみんながこのミフラーブのほうを向いてお祈りするためのものです。<br />良く見てみると、クローバ-や葡萄など草花を描いた細工で覆われています。<br /><br />このミフラーブ。意外にも作ったのはキリスト教徒なのだとか。<br />当時、キリスト教を国教としたビザンチン帝国から一流の職人を呼び寄せて見事なビザンチン・モザイクで装飾させたそうです。

    今度はモスクの中心部、ミフラーブです。
    ミフラーブとは、聖地メッカの方角を指すものです。
    モスクでのお祈りの際にみんながこのミフラーブのほうを向いてお祈りするためのものです。
    良く見てみると、クローバ-や葡萄など草花を描いた細工で覆われています。

    このミフラーブ。意外にも作ったのはキリスト教徒なのだとか。
    当時、キリスト教を国教としたビザンチン帝国から一流の職人を呼び寄せて見事なビザンチン・モザイクで装飾させたそうです。

  • 16世紀には一度メスキータが壊される危機も迎えたそうです。<br />というのは、コルドバに派遣された新しい司教がメスキータを異教徒の建物として不満を持ったためです。<br />そして、新たな大聖堂建設まで計画されました。しかしながら、コルドバ市の参事会員がメスキータの美術的な価値を重視し、<br />破壊行為に反対する条例を作ったため、メスキータは破壊をまぬがれました。<br />コルドバの市民にとってもメスキータが街を象徴する建物だったことが分かるエピソードです。

    16世紀には一度メスキータが壊される危機も迎えたそうです。
    というのは、コルドバに派遣された新しい司教がメスキータを異教徒の建物として不満を持ったためです。
    そして、新たな大聖堂建設まで計画されました。しかしながら、コルドバ市の参事会員がメスキータの美術的な価値を重視し、
    破壊行為に反対する条例を作ったため、メスキータは破壊をまぬがれました。
    コルドバの市民にとってもメスキータが街を象徴する建物だったことが分かるエピソードです。

  • このように宗教の垣根を越えた美しさを有することから、イスラム教とキリスト教の両方の特徴を有する世界でも非常に珍しいモスク・教会が誕生したのだそうです。

    このように宗教の垣根を越えた美しさを有することから、イスラム教とキリスト教の両方の特徴を有する世界でも非常に珍しいモスク・教会が誕生したのだそうです。

  • 豪華な祭壇になります。<br />

    豪華な祭壇になります。

  • ここだけみると通常の大聖堂ですね~。

    ここだけみると通常の大聖堂ですね~。

  • モスクと大聖堂が共存したメスキータ。文字通り世界遺産に相応しい教会でした。<br />見学を終えて外に出てみると雨が上がっていました。

    モスクと大聖堂が共存したメスキータ。文字通り世界遺産に相応しい教会でした。
    見学を終えて外に出てみると雨が上がっていました。

  • この後はコルドバの観光名所である花の小道に向かいます。

    この後はコルドバの観光名所である花の小道に向かいます。

  • この通りは花の小径と呼ばれています。<br />花の小道近くにあるお土産屋さんにて30分ほど自由時間になったので<br />しばらくこの界隈をブラブラしました。

    この通りは花の小径と呼ばれています。
    花の小道近くにあるお土産屋さんにて30分ほど自由時間になったので
    しばらくこの界隈をブラブラしました。

  • 花の小道近くにあるお土産屋さんにて30分ほど自由時間になったので<br />しばらくこの界隈をブラブラしました。

    花の小道近くにあるお土産屋さんにて30分ほど自由時間になったので
    しばらくこの界隈をブラブラしました。

  • こちらはお土産屋さんにあった、中庭の花壇です。側面のタイルが綺麗です。

    こちらはお土産屋さんにあった、中庭の花壇です。側面のタイルが綺麗です。

  • メスキータの尖塔をバックに花の小径を撮ってみました。

    メスキータの尖塔をバックに花の小径を撮ってみました。

  • これは壁に据え付けられたコーヒーミルです。

    これは壁に据え付けられたコーヒーミルです。

  • 青が美しいお皿も壁に飾ってありました。タイル同様にお土産屋さんでたくさん売られていました。

    青が美しいお皿も壁に飾ってありました。タイル同様にお土産屋さんでたくさん売られていました。

  • 天井には日差しよけの布が貼られていました。夏は相当暑そうです。

    天井には日差しよけの布が貼られていました。夏は相当暑そうです。

  • こちらはローマ橋という街の入り口にある橋になります。

    こちらはローマ橋という街の入り口にある橋になります。

  • コルドバ観光も終わったので、メスキータの横を通り、ローマ橋を渡ってバスの乗り場に向かいました。<br />グアダルキビル川の対岸から撮ったメスキータ付近の写真です

    コルドバ観光も終わったので、メスキータの横を通り、ローマ橋を渡ってバスの乗り場に向かいました。
    グアダルキビル川の対岸から撮ったメスキータ付近の写真です

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