アイヌ文化交流センター　札幌３日目

2023/12/10 - 2023/12/14

札幌３日目、午前中は街を歩き、午後はじょうてつバスに乗ってアイヌ文化交流センターへと行きました。
翌日は午前の便で成田へ戻るので実質最終日です。

エリア 札幌(北海道)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 高速・路線バス JALグループ 徒歩
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）

毎朝起きると、雪が少し積もっています。
数日前に暖かい雨が降ったとかで、この時期にこの積雪量は珍しいのではないでしょうか？
ホテル内の空調が効いているので暖かい部屋で身支度できるのが嬉しいです。

ホテルを出て、地下道を通り札幌駅方面へと進みます。
日本生命ビルにステキなツリーがあったので撮影しました。
札幌の地下空間は清潔で歩きやすく、沢山の屋台出店がありました。
食品から雑貨までいろいろなものが売っていて、ここでお土産を探しても良かったかもしれません。

地上へ出ると赤れんが庁舎が目の前にありました。
現在修復中なので布に描かれた姿を楽しみます。
並木道の向こうに見える建物という景観がステキで、ライトアップされた写真をよく見るので、暗くなってから来てもいいかもしれません。

少し足を延ばすとサッポロビールファクトリーがあるので行ってみます。
レンガ造りの元ビール工場のようです。
中で作業している人やほのかにモルツの香りがありました。
市内の小学生が社会科見学で来たりもするのでしょうか？
とても興味深い建物ではありますが、工事中なのか、メインエントランスらしきところは閉鎖中で、ところどころコーンで立ち入り禁止を促していました。
お天気がいい日はここでコスプレ写真撮影とかする人がいるのでしょうか？

札幌開拓使麦酒醸造所賣捌所 グルメ・レストラン

麦酒醸造所に隣接されている商業施設ではガラス張りの大きなエントランスがあり、クリスマスデコレーションで飾られていました。
このスケールがすごい！まるで欧米のショッピングモールみたいです。
この屋根に雪が積もるとどんな感じになるのでしょう？
とっても気になります。

ツリーの奥には赤と緑のデコレーションで飾られクリスマスの雰囲気で溢れています。
ここでクリスマス写真を撮影するのもよさそうです。
中にはスノービークスなど、見たいお店もありましたが、そろそろアイヌ文化交流センターへと向かわないとゆっくり展示を見る時間が無くなってしまいます。

ホテルに戻ります。
お昼ご飯を食べてから行くつもりでしたが、朝ごはんの消化が済んでいないのか、うっすら吐き気があります。
楽しみにしていたオーガニック野菜ブッフェ付きのランチはパスすることにしました。
札幌ビールファクトリーから創成側沿いを通ってすすきのへ。
足に出来た大きな水ぶくれが痛くなり、歩くのが苦痛になってきたので靴ズレ用ばんそうこう購入のため薬局を探しますが、すすきの界隈の薬局は１４時開店らしく、どこも閉まっています。
仕方なく、セイコーマートで傷パワーパッドを購入し、ホテルで装着してから出発しました。

ホテルリリーフ札幌すすきの 宿・ホテル

すすきの停留所からじょうてつバスに乗って、アイヌ文化交流センター最寄り駅となる小金湯へと向かいます。
定山渓温泉の２つほど前の停留所になり、バスには３０分くらい乗っていたでしょうか？
乗車率は数人が立っている状態、中心街を抜けると空席が目立ってきました。
停留所の前の道路を渡り、屋根付きの階段を降りて行った先にあります。
道路から下がったところに小金湯とアイヌ文化交流センターがあるのですが、雪の積もった下り坂を降りなくても良いように、階段に屋根が付いているのがとてもありがたかったです。

小金湯温泉 温泉

鉄のふくろうさんがお出迎え。
エントランスまでの道は動物さんの彫刻が並び、とても見ごたえがあります。

札幌市アイヌ文化交流センター 名所・史跡

入り口です。
実はバスに乗ってからずっとトイレを我慢していたので、早く中に入りたかったです。
中に入ると、感じの良い男性が声を掛けて下さいました。
私も挨拶を軽くしてトイレの看板に沿って急いで進みます。

トイレは和式と洋式の両方があり、とても清潔でした。
助かりました。
ありがとうございます。

トイレから展示室に向かう間、相談所等の部屋があり、こちらでは博物館や文化保存だけではなく、実際にアイヌの皆さんが持っている問題を相談するなどの本当の意味での交流センターなんだと思いました。

札幌市アイヌ文化交流センター 名所・史跡

スロープを降りながら、ガラス越しに無料の展示がありました。
ゴールデンカムイは一巻しか読んでいませんが、アシリパさんを思い出しました。

札幌市アイヌ文化交流センター 名所・史跡

こちらは手の甲にあてるもの、刺繍をして好きな男性にプレゼントしたりもするようです。

札幌市アイヌ文化交流センター 名所・史跡

こちらは儀式に使われるもののようです。
テレビで二風谷のドキュメンタリーを見ましたが、頭に嵌めて使ったいました。

札幌市アイヌ文化交流センター 名所・史跡

スロープを下り切り右に進むと有料の展示場があります。
大人は２００円、やはり入り口のところに案内係の方がいて展示品の写真撮影OKで、触っても良いということを案内してくれました。
中にはメディアコーナーがあり、衣服や料理の説明を細かくしてくれるので、理解が深まります。
写真はまな板兼ボウル。
台所が狭くなければ重宝しそうで、サラダやスープの野菜準備からラビオリづくりもできそうです。

他にも植物の繊維で織った着物や船などの展示もあります。
ここで昼食を食べずにバスに乗ったことが良くなかったのか、それとも食べる量よりも活動的になりすぎたのか、急に眩暈が出てきてじっくりと見ていられなくなり、展示室を後にします。

札幌市アイヌ文化交流センター 名所・史跡

展示室を出ると、体験学習コーナーがあります。
コースター、刺繍、ストラップ等、無料で楽しめるようでした。
私は少しでも座れるスペースを探し、こちらを楽しむ余裕はありませんでした。
また来ます。

階段を上がると休憩所があり、水分補給用のサーバーと自販機がありました。
私にとって水が一番の薬なのか、座ってお水を頂いていると眩暈はかなり良くなりました。
ここではアイヌの方の生活を映像で見ることが出来、自然と共存できる生活をずっと続けてきたアイヌ方々の生き方に涙してしまいました。
そもそも私がヴィーガン生活を行っているのは自然に対する敬意の部分が大きいのです。
アイヌの方々が春に困らないだけの収穫を祈ったり（豊作ではない）、植物の根の部分を残して収穫したりと、私が見たのはほんの一部でしたが、強い共感を覚え、感動がとまりませんでした。

札幌市アイヌ文化交流センター 名所・史跡

感動したおかげか、眩暈と吐き気は収まりました。

暗くなる前に外に展示されている家屋を覗いて行こうと思います。

大家族用の家のようです。
中には灯りが見え、玄関から入ることが出来ます。

中はこんな感じです。
囲炉裏がありますね、ステキな羽織？もかけてあり、布団も横のスペースに敷いていたのかな？
手前は土間になっていました。
囲炉裏が唯一の暖を取る手段だったのではないでしょうか？
寒さをこれだけでしのげると思えないので過酷な環境だったことは想像できます。

暗くなってきたのでホテルに戻ろうと思いますが、昼食を抜いたのでお腹が空いてきました。
ただ、本調子ではないのでいつも食べているものを食べようと考えています。

・・・いつも食べているものとは？
ピザです。
ピザというよりトマトソースです。
私はナポリに１５年住んでいたのでトマトソースがソウルフードなのです。
疲れたとき、食欲がないときはパスタにシンプルなトマトソースが食べたいのです！
途中、ダイワロイネットホテルの一階にサルバトーレクオモの店があったので、ナポリスタイルのマリナーラピザをテイクアウトしてホテルに戻りました。
戻ってから、セイコーマートへ行って最後の北海道ポテトを購入し、早いディナーとしました。
本当はもっと食べ歩きをするつもりでしたが、今回達成できた飲食店は円山のヴィーガンカフェ、ヴェジ・ウェイと狸小路のインドカレー店ジョーティのみ、札幌にはヴィーガン用のザンギやフィッシュ＆チップスを提供する店、ファラフェル弁当の用意がある店と魅力的な飲食店が多いだけに残念です。

宿泊したホテルでは朝食で余ったパンをバッグに入れて一袋１００円で販売していました。
家族がパン好きなのでお土産に購入、賞味期限は当日ですが、自己責任で持ち帰り、おいしくいただきました。

足の水ぶくれが痛くなければ、イルミネーション撮影や食事で夜の街をもう少し堪能したと思いますが、それも次回のお楽しみに取っておきます。

ホテルリリーフ札幌すすきの 宿・ホテル

早い夕食を食べ、大浴場であったまり、晩酌（ガラナの炭酸水）して、映画を見終わり、ホテルも十分に堪能できたので寝ます。
外は来たときよりずっと雪が積もって白くなっていました。

明日は８時のバスに乗って空港へと向かいます。

バスはベッセルインの前にある停留所から乗りました。
朝ごはんを食べてから来ましたが、いつもと違う環境からか、それともカレーの唐辛子でお腹がびっくりしているのか、バスを待っている途中も、バスの中でもお腹の調子が悪くなり、朝食は抜いて行った方が良かったかもしれなかったです。
途中渋滞があり、予定より３０分程遅くの到着となったので、かなり焦りました。
チェックインを済ませたあと、保安検査場を探すのですが、見当たりません。
日本の空港は成田しか使ったことのない私は、まさか、チェックイン機の横にあるとは知らず、空港を半周してしまいました。
中い入るとまだ搭乗は始まっておらず、お土産を物色、特に並ぶ必要もなくすごくスムーズに乗り込み、成田へと向かいました。

新千歳空港 空港

お土産はアイヌ文様マスキングテープ、セイコーマートで購入。
成田に着くと、半袖で外を歩けるくらいの気温と太陽がまぶしかったです。
JRで帰りますが、NEXを含め、千葉行の電車が少なくいつも一時間待ちです。
その間、第二ターミナルで食事でもしていればよかったですが、疲れているからお店をリサーチしてメニューを調べる元気もないのです。
コンビニで新発売の豆乳チーズ枝豆おにぎりとラップサンドを購入し、駅のホームで食べました。
今回、体調が万全でなかった原因をいろいろ考えてみましたが、一番は睡眠不足でしょう、あと、私は水を大量に消費しますが、あまり飲まずにコーヒーの方を多く飲んでいたように思います。それに加え、しばらく取っていなかった唐辛子の大量摂取ですかね？辛いものが大好きなので、そこそこの辛さには慣れているものの、あのカレーは激辛の部類に入っていたと思います。

そんな感じでも４年ぶりの旅行はあまりの快適さに味を占めてしまいました。
また近いうちに訪問する予定です。