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《2024.January》あみんちゅなにげに沖縄街歩きの旅そのⅠ~アプローチ・第17回やえせ桜まつり編~<br /><br />新年を迎え今年はどんな一年になるだろうかと思っていたのも束の間、正月早々の能登地震。10月の下旬に訪れた場所も多く被災し、輪島の白米千枚田も大きな崩落はないにしても畔には大きなひび割れが入っている。穴水郵便局は局舎の損傷が酷く、移動局舎で運営されている。多くの方々が犠牲になり、運良く生き残った方々もライフラインの遮断で不便な生活をされている。<br /><br />翌日には羽田空港でのJAL機と海保機の衝突炎上事故で犠牲者も出た。どちらも昨年訪れた場所であり、利用した航空会社である。さすがにこのような出来事が起こると“出掛ける”ことは憚れることが普通であろう。<br /><br />多分私自身も年明けに旅行の計画を立てていれば中止したに違いない。しかし休みが取れたことをあてにして手配をしたのは12月中旬のことであった。ここ数年の冬のイベントとしている“イルミネーション”&“ライトアップ”。時期的に連休が取り辛い時期ゆえ先送りにしていた“沖縄”を今回の目的地として、年内にあらかたの手配は終えていた。勿論自力では迎えない場所故に交通機関やその他の“自粛要請”が出て旅立てなければそれでも仕方がないようにと考えていた。しかし私のような小さな者が気を揉んだとしても“何もできない”のが事実である。どこまで本心で話されているのかは不明だが、様々なことを自重するより普段と変わらない生活をして貰いたいとの被災者の方々の言葉に押され、予定通り出発することを1月半ばに決めた。<br /><br />事前手配はソラシド&スカイマークのUKB-OKAのRT、レンタカー、3泊の宿泊といういつものパターンに加えてフェリーの予約を加えた。仕事終わりが21:00ということもあり、前休を入れて27日土曜日に出発する4日間の旅は、前年6月に行けなかった場所をそのままコピーした部分がある。そのため日程を組むに当たり時間はそうかからなかったが、値段で航空券を探したためにフライトを勘違いしており、気付かなければ“帰れなかった”可能性もあった。そのあたりは出発前に判明していたので、一部のコース変更だけで補えたのは幸いだった。そのような経緯で旅初日を迎えることとなった。<br /><br />令和6(2024)年1月27日土曜日<br />今年始めての旅路はゆっくりとした出発で始まる。10:00過ぎに自宅を出発し、田舎の赤バスに乗車し駅へと向かう。最近販売する店舗が減ったマイタバコを確保すべく馴染みのファミマに立ち寄り、一服してからホームへと向かう。丁度新快速が停車中であったが間に合わず次の列車を待つ。何を思ったのか次の新快速は湖西線経由だと思い、普通に乗車し山科へと向かう。普通の車内で時刻表を確認し、次の新快速は琵琶湖線経由だと知る。一本早い列車に乗る意味はなかった・・・。<br /><br />気を取り直し山科で下車し、後続の新快速に乗り換える。山科から58分で到着した三ノ宮で下車し、ポートライナーに乗り換える。この辺りはヤフーの乗換案内の許容範囲を確かめながら移動している。JRからポートライナーの移動は約2分、ならば5分もあれば乗換は可能であろう。12:20発の神戸空港行きに乗車し18分の所要時間は予定通りに神戸空港駅に到着する。空港迄は僅か1分、日本で最もアクセスが良い“空港”という“口コミ”は誇大広告ではない。<br /><br />神戸空港の利用は2年ぶりになる。尤も帰着の際の利用であり、出発時に利用するのは実に10年ぶり以上である。とは言え代わり映えを感じない出発ゲートではANAがチェックイン代行しているのも変わってはいなかった。機内預けの荷物は自らの手で運ぶシステムになっていた。ローカル空港のようなシステムに少し頬が緩んだ。<br /><br />バーゲンプライスで購入したチケット故に選べる席が決まっており、試しに前方席のリクエストをあげたところ、すんなりOKが出た。特定の用途席らしいが、搭乗してしまえば変わる必要はないと言われていた。<br /><br />到着便の遅れで出発が遅れるとのこと。あまり歓迎すべきことではないが仕方がない。駐機中のスカイマークのポケモンジェットをカメラに収めて暫し待つ。10分程の遅れでソラシド便が到着する。出発遅れは5分の予定だったが、6J127への搭乗は14:04であった。4Aのシートに辿り着いたのは14:08、結局ドアがクローズしたのは14:15で20分の遅れで神戸空港を後にした。<br /><br />出発日には我が街の比良山系は冠雪をしていた。寒気が流れ込んでいる影響は沖縄線も例に漏れず“揺れ”と向かい風による“遅れ”が機内アナウンスで流れていた。ソラシド便はドリンクサービスがあるのだが、気流の関係では途中で取り止める旨も言われていた。その辺りは前方席故にしっかりと頂くことができた。まぁ最終的にサービスを受けられなかったことはなかっようだが。<br /><br />眼下には6年前に訪れた奄美大島等が見えているはずだが、厚い雲の層でチラリと見えたに過ぎなかった。結局那覇には15分の遅れで到着し、この後の行程のことを考え、いつもの一服タイムを割愛し、レンタカー待合へと急ぐことにする。<br /><br />今回利用するアップルレンタカーは14番待合を使用している。今までに利用したことがなかったので場所が分からず逆方向に進んでしまったが、すぐに間違いに気付き待合場所へと向かうことができた。自分自身ではそれ程ロスはなかったように思っていたが、送迎車の時間が決まっているレンタカー会社だった故に待ち時間になってしまったようだ。移動中に電話を貰っていたようだが気付かず、待合場所で挨拶することとなる。<br /><br />マイクロバスにて営業所に向かうが、前回のように渋滞はしておらずスムーズに営業所に到着する。バスの中でのドライバーさんの話は、沖縄の自動車事情を知っているだけに面白かった。<br /><br />程なくしてアップルレンタカー那覇店に到着する。名前の通りあの“中古車のアップル”の関連会社である。利用は今回初めてなのだが、こちらに決めたのはまず値段、そしてNOC補償システムがあるということである。そのような最低条件で選んだプランは“訳あり”軽自動車。型落ちや高年式車、装備が古い等といった私的にはあまり気にならない理由だったので即決めした。<br /><br />事務所で借車手続きを済ませ、今回の相棒と対面する。WAGON-Rクン、マイナーチェンジ前のものではあるがなんとHYBRID仕様であった。こういった“乗る機会のない”車に乗ることが出来るのがレンタカーの醍醐味でもある。そんな相棒に乗り込み、ナビの設定を確認してから出発する。17:37、いよいよ“冬旅沖縄”が始まった。<br /><br />予定がガッツリと入った今回の沖縄、すぐに目的地へとLet&#39;s goと思いきや、僅か数分走ってお店に立ち寄る。ダイソーマックスバリュ豊見城店である。沖縄に来て最初に行ったところが100均とは笑われるかも知れないが、車内でスマホを充電するためのケーブルが見当たらないために立ち寄った。今迄はlightningケーブルがあれば良かったのであるが、昨年機種変更したiPhone15ProはTypeCに変わっている。そのケーブルを忘れたようだ。無事に商品は見つかり、ついでにさんぴん茶を購入して車に戻る。相変わらずノロノロ行動するがいつものことである。ダイソーマックスバリュ豊見城店17:53出発、いよいよ“2024年冬の沖縄旅”がスタートした。<br /><br />25分程走った18:18に着いた場所は“八重瀬公園”であった。公園と呼ばれてはいるが、付近に“白梅学徒看護隊の壕”や“富盛の石獅子”がある。八重瀬公園は元々は八重瀬城跡ではあるが、沖縄戦末期にはこの界隈で熾烈な戦いが繰り広げられた場所でもある。そんな八重瀬公園はまた“別の顔”を持っている。それが今回の目的である“夜桜”と“イルミネーション”のコラボ“やえせ桜まつり”であった。いつも付近を散策する際に利用している駐車場とは違い、その奥の臨時駐車場を利用することができるようだ。案内された場所はイルミネーション会場の隣であった。ここまで車で移動が出来れば物凄く楽である。そんな現実めいたことでテンションMax。早速会場入りすることにした。<br /><br />何度も訪れている八重瀬公園だが、夜の雰囲気はまた違う。またいつもは公園下に駐車場があるために、この展望台があるエリアまで来るには急な階段を上って来なければならない。そんな場所にあるグラウンドを利用してイルミネーション会場としているようだ。元々だだっ広いとは言えない広さであるために、その場所を駐車場とイルミネーション会場として利用するならば、どうしても駐車場を広く取らなければならないのは仕方がないことだろう。それでも17回目を迎えるだけあって、各作品には作り手の思いが込められている。また祭りのターゲットとしては地元志向で、家族連れでイルミネーションをバックに写真を撮ることができるといった感が強い。そのため子供連れが多いために、写真に写り込まないようにするにはひと苦労であった。<br /><br />まぁそんな背景もありながら風景を切り取って行ったのだが、ここで大事件が起こってしまう。なんと“車の鍵”を紛失してしまったのだ。続いた写真の撮影時刻が不自然に1時間空いているのだが、この時間はスマホのライトを頼りに地面を探し回っていた証拠でもある。鍵の紛失はフルオプで保険を掛けていても意味がない。確かに最近“鍵”でロックする車に出会っていないために、鍵のリングを指に引っ掛けたままだった。その状態でカメラと三脚を操作していた際に落したようだ。会場はそれ程広い訳ではなく、おまけに行動した範囲も限られている。しかし見当たらない。探しながら色々なことが頭を過る。このタイミングで手掛けたことも悪かったのかと“気疲れ”してしまい、旅行そのものを切り上げようかとも思っていた。しかし車が動かせないのでどうするべきかと思案していたところに“天使の一声”がかかったのである、“なにかお探しですか?”と。どうやら管理者の方のようで“車のキーを落した”旨を伝えると“スズキの?”と返された。WAGON-Rがスズキ車であることは当たり前だが、動揺していた私には即答出来ず、“WAGON-Rだからスズキです”と変な間合いで答えたところ“預かっています”とのお言葉。どうやら落ちていた鍵を届けてくれた人がいたようだ。<br /><br />とにかくお礼を言って鍵を受け取った。多分地元の方に拾って頂いたのだと思う。取り敢えず一安心して、同じことを繰り返さないようにポケットに入れておく。1時間のロスがあったので麓の駐車場に向かう階段の両脇に並ぶちらほら咲きの寒緋桜とそのライトアップの姿をカメラに収めながら歩いて行った。フラワースカート等“アイデア勝負”の作品は、派手さはないが心が籠もっている。那覇市の隣に位置する八重瀬町、生産年齢人口は高いようだが、人が“戻って来る街”としての存在感を高めて行って貰いたいと思う。<br /><br />そんな想いを抱えながら桜まつりを堪能し、閉園時間の20:00を過ぎたので会場を出る。その前に先程のスタッフさんに出会ったので改めて礼を言って会場を後にした。ここで言う閉園時間は第17回やえせ桜まつりのチラシデータを参照したものであるが、その辺りは沖縄の“て~げ~”的な考えで、観覧者が居る間は照明は点けているように思えた私であった。<br /><br />先述の理由によりイルミネーションが輝いている八重瀬公園を20:23に出発する。車のキー探しの一件で大幅に滞在せざるを得なかったために、その後の行先をやむを得ず変更することになった。距離と時間を考えればうるま市の“TERUMAの冬 うみとひかりのイルミネーション”だが、前売券を購入している“東南植物楽園”へと向かうことにした。<br /><br />正直なところ冬の代名詞となっている東南植物楽園のイルミネーションより、来年あるかどうかわからない“TERUMAの冬 うみとひかりのイルミネーション”の方を優先したい気持ちはあるが、通常2,150円が1,850円になることに飛び付いた結果やむを得ない選択になってしまった。<br /><br />八重瀬公園から一般道を走り、南風原南ICから那覇空港道に入る。西原本線料金所を通過し、沖縄北ICで再び一般道に下りて沖縄市の東南植物楽園に21:04に到着する。閉園は22:00、最終入園が21:30だった筈なのでギリギリではあるが、取り敢えず間に合ったので駆け足で回ることにする。<br /><br />  《続く》

《2024.January》あみんちゅなにげに沖縄街歩きの旅そのⅠ~アプローチ・第17回やえせ桜まつり編~

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2024/01/27 - 2024/01/27

130位(同エリア676件中)

たかちゃんティムちゃんはるおちゃん・ついでにおまけのまゆみはん。

たかちゃんティムちゃんはるおちゃん・ついでにおまけのまゆみはん。さん

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《2024.January》あみんちゅなにげに沖縄街歩きの旅そのⅠ~アプローチ・第17回やえせ桜まつり編~

新年を迎え今年はどんな一年になるだろうかと思っていたのも束の間、正月早々の能登地震。10月の下旬に訪れた場所も多く被災し、輪島の白米千枚田も大きな崩落はないにしても畔には大きなひび割れが入っている。穴水郵便局は局舎の損傷が酷く、移動局舎で運営されている。多くの方々が犠牲になり、運良く生き残った方々もライフラインの遮断で不便な生活をされている。

翌日には羽田空港でのJAL機と海保機の衝突炎上事故で犠牲者も出た。どちらも昨年訪れた場所であり、利用した航空会社である。さすがにこのような出来事が起こると“出掛ける”ことは憚れることが普通であろう。

多分私自身も年明けに旅行の計画を立てていれば中止したに違いない。しかし休みが取れたことをあてにして手配をしたのは12月中旬のことであった。ここ数年の冬のイベントとしている“イルミネーション”&“ライトアップ”。時期的に連休が取り辛い時期ゆえ先送りにしていた“沖縄”を今回の目的地として、年内にあらかたの手配は終えていた。勿論自力では迎えない場所故に交通機関やその他の“自粛要請”が出て旅立てなければそれでも仕方がないようにと考えていた。しかし私のような小さな者が気を揉んだとしても“何もできない”のが事実である。どこまで本心で話されているのかは不明だが、様々なことを自重するより普段と変わらない生活をして貰いたいとの被災者の方々の言葉に押され、予定通り出発することを1月半ばに決めた。

事前手配はソラシド&スカイマークのUKB-OKAのRT、レンタカー、3泊の宿泊といういつものパターンに加えてフェリーの予約を加えた。仕事終わりが21:00ということもあり、前休を入れて27日土曜日に出発する4日間の旅は、前年6月に行けなかった場所をそのままコピーした部分がある。そのため日程を組むに当たり時間はそうかからなかったが、値段で航空券を探したためにフライトを勘違いしており、気付かなければ“帰れなかった”可能性もあった。そのあたりは出発前に判明していたので、一部のコース変更だけで補えたのは幸いだった。そのような経緯で旅初日を迎えることとなった。

令和6(2024)年1月27日土曜日
今年始めての旅路はゆっくりとした出発で始まる。10:00過ぎに自宅を出発し、田舎の赤バスに乗車し駅へと向かう。最近販売する店舗が減ったマイタバコを確保すべく馴染みのファミマに立ち寄り、一服してからホームへと向かう。丁度新快速が停車中であったが間に合わず次の列車を待つ。何を思ったのか次の新快速は湖西線経由だと思い、普通に乗車し山科へと向かう。普通の車内で時刻表を確認し、次の新快速は琵琶湖線経由だと知る。一本早い列車に乗る意味はなかった・・・。

気を取り直し山科で下車し、後続の新快速に乗り換える。山科から58分で到着した三ノ宮で下車し、ポートライナーに乗り換える。この辺りはヤフーの乗換案内の許容範囲を確かめながら移動している。JRからポートライナーの移動は約2分、ならば5分もあれば乗換は可能であろう。12:20発の神戸空港行きに乗車し18分の所要時間は予定通りに神戸空港駅に到着する。空港迄は僅か1分、日本で最もアクセスが良い“空港”という“口コミ”は誇大広告ではない。

神戸空港の利用は2年ぶりになる。尤も帰着の際の利用であり、出発時に利用するのは実に10年ぶり以上である。とは言え代わり映えを感じない出発ゲートではANAがチェックイン代行しているのも変わってはいなかった。機内預けの荷物は自らの手で運ぶシステムになっていた。ローカル空港のようなシステムに少し頬が緩んだ。

バーゲンプライスで購入したチケット故に選べる席が決まっており、試しに前方席のリクエストをあげたところ、すんなりOKが出た。特定の用途席らしいが、搭乗してしまえば変わる必要はないと言われていた。

到着便の遅れで出発が遅れるとのこと。あまり歓迎すべきことではないが仕方がない。駐機中のスカイマークのポケモンジェットをカメラに収めて暫し待つ。10分程の遅れでソラシド便が到着する。出発遅れは5分の予定だったが、6J127への搭乗は14:04であった。4Aのシートに辿り着いたのは14:08、結局ドアがクローズしたのは14:15で20分の遅れで神戸空港を後にした。

出発日には我が街の比良山系は冠雪をしていた。寒気が流れ込んでいる影響は沖縄線も例に漏れず“揺れ”と向かい風による“遅れ”が機内アナウンスで流れていた。ソラシド便はドリンクサービスがあるのだが、気流の関係では途中で取り止める旨も言われていた。その辺りは前方席故にしっかりと頂くことができた。まぁ最終的にサービスを受けられなかったことはなかっようだが。

眼下には6年前に訪れた奄美大島等が見えているはずだが、厚い雲の層でチラリと見えたに過ぎなかった。結局那覇には15分の遅れで到着し、この後の行程のことを考え、いつもの一服タイムを割愛し、レンタカー待合へと急ぐことにする。

今回利用するアップルレンタカーは14番待合を使用している。今までに利用したことがなかったので場所が分からず逆方向に進んでしまったが、すぐに間違いに気付き待合場所へと向かうことができた。自分自身ではそれ程ロスはなかったように思っていたが、送迎車の時間が決まっているレンタカー会社だった故に待ち時間になってしまったようだ。移動中に電話を貰っていたようだが気付かず、待合場所で挨拶することとなる。

マイクロバスにて営業所に向かうが、前回のように渋滞はしておらずスムーズに営業所に到着する。バスの中でのドライバーさんの話は、沖縄の自動車事情を知っているだけに面白かった。

程なくしてアップルレンタカー那覇店に到着する。名前の通りあの“中古車のアップル”の関連会社である。利用は今回初めてなのだが、こちらに決めたのはまず値段、そしてNOC補償システムがあるということである。そのような最低条件で選んだプランは“訳あり”軽自動車。型落ちや高年式車、装備が古い等といった私的にはあまり気にならない理由だったので即決めした。

事務所で借車手続きを済ませ、今回の相棒と対面する。WAGON-Rクン、マイナーチェンジ前のものではあるがなんとHYBRID仕様であった。こういった“乗る機会のない”車に乗ることが出来るのがレンタカーの醍醐味でもある。そんな相棒に乗り込み、ナビの設定を確認してから出発する。17:37、いよいよ“冬旅沖縄”が始まった。

予定がガッツリと入った今回の沖縄、すぐに目的地へとLet's goと思いきや、僅か数分走ってお店に立ち寄る。ダイソーマックスバリュ豊見城店である。沖縄に来て最初に行ったところが100均とは笑われるかも知れないが、車内でスマホを充電するためのケーブルが見当たらないために立ち寄った。今迄はlightningケーブルがあれば良かったのであるが、昨年機種変更したiPhone15ProはTypeCに変わっている。そのケーブルを忘れたようだ。無事に商品は見つかり、ついでにさんぴん茶を購入して車に戻る。相変わらずノロノロ行動するがいつものことである。ダイソーマックスバリュ豊見城店17:53出発、いよいよ“2024年冬の沖縄旅”がスタートした。

25分程走った18:18に着いた場所は“八重瀬公園”であった。公園と呼ばれてはいるが、付近に“白梅学徒看護隊の壕”や“富盛の石獅子”がある。八重瀬公園は元々は八重瀬城跡ではあるが、沖縄戦末期にはこの界隈で熾烈な戦いが繰り広げられた場所でもある。そんな八重瀬公園はまた“別の顔”を持っている。それが今回の目的である“夜桜”と“イルミネーション”のコラボ“やえせ桜まつり”であった。いつも付近を散策する際に利用している駐車場とは違い、その奥の臨時駐車場を利用することができるようだ。案内された場所はイルミネーション会場の隣であった。ここまで車で移動が出来れば物凄く楽である。そんな現実めいたことでテンションMax。早速会場入りすることにした。

何度も訪れている八重瀬公園だが、夜の雰囲気はまた違う。またいつもは公園下に駐車場があるために、この展望台があるエリアまで来るには急な階段を上って来なければならない。そんな場所にあるグラウンドを利用してイルミネーション会場としているようだ。元々だだっ広いとは言えない広さであるために、その場所を駐車場とイルミネーション会場として利用するならば、どうしても駐車場を広く取らなければならないのは仕方がないことだろう。それでも17回目を迎えるだけあって、各作品には作り手の思いが込められている。また祭りのターゲットとしては地元志向で、家族連れでイルミネーションをバックに写真を撮ることができるといった感が強い。そのため子供連れが多いために、写真に写り込まないようにするにはひと苦労であった。

まぁそんな背景もありながら風景を切り取って行ったのだが、ここで大事件が起こってしまう。なんと“車の鍵”を紛失してしまったのだ。続いた写真の撮影時刻が不自然に1時間空いているのだが、この時間はスマホのライトを頼りに地面を探し回っていた証拠でもある。鍵の紛失はフルオプで保険を掛けていても意味がない。確かに最近“鍵”でロックする車に出会っていないために、鍵のリングを指に引っ掛けたままだった。その状態でカメラと三脚を操作していた際に落したようだ。会場はそれ程広い訳ではなく、おまけに行動した範囲も限られている。しかし見当たらない。探しながら色々なことが頭を過る。このタイミングで手掛けたことも悪かったのかと“気疲れ”してしまい、旅行そのものを切り上げようかとも思っていた。しかし車が動かせないのでどうするべきかと思案していたところに“天使の一声”がかかったのである、“なにかお探しですか?”と。どうやら管理者の方のようで“車のキーを落した”旨を伝えると“スズキの?”と返された。WAGON-Rがスズキ車であることは当たり前だが、動揺していた私には即答出来ず、“WAGON-Rだからスズキです”と変な間合いで答えたところ“預かっています”とのお言葉。どうやら落ちていた鍵を届けてくれた人がいたようだ。

とにかくお礼を言って鍵を受け取った。多分地元の方に拾って頂いたのだと思う。取り敢えず一安心して、同じことを繰り返さないようにポケットに入れておく。1時間のロスがあったので麓の駐車場に向かう階段の両脇に並ぶちらほら咲きの寒緋桜とそのライトアップの姿をカメラに収めながら歩いて行った。フラワースカート等“アイデア勝負”の作品は、派手さはないが心が籠もっている。那覇市の隣に位置する八重瀬町、生産年齢人口は高いようだが、人が“戻って来る街”としての存在感を高めて行って貰いたいと思う。

そんな想いを抱えながら桜まつりを堪能し、閉園時間の20:00を過ぎたので会場を出る。その前に先程のスタッフさんに出会ったので改めて礼を言って会場を後にした。ここで言う閉園時間は第17回やえせ桜まつりのチラシデータを参照したものであるが、その辺りは沖縄の“て~げ~”的な考えで、観覧者が居る間は照明は点けているように思えた私であった。

先述の理由によりイルミネーションが輝いている八重瀬公園を20:23に出発する。車のキー探しの一件で大幅に滞在せざるを得なかったために、その後の行先をやむを得ず変更することになった。距離と時間を考えればうるま市の“TERUMAの冬 うみとひかりのイルミネーション”だが、前売券を購入している“東南植物楽園”へと向かうことにした。

正直なところ冬の代名詞となっている東南植物楽園のイルミネーションより、来年あるかどうかわからない“TERUMAの冬 うみとひかりのイルミネーション”の方を優先したい気持ちはあるが、通常2,150円が1,850円になることに飛び付いた結果やむを得ない選択になってしまった。

八重瀬公園から一般道を走り、南風原南ICから那覇空港道に入る。西原本線料金所を通過し、沖縄北ICで再び一般道に下りて沖縄市の東南植物楽園に21:04に到着する。閉園は22:00、最終入園が21:30だった筈なのでギリギリではあるが、取り敢えず間に合ったので駆け足で回ることにする。

  《続く》

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
ホテル
5.0
グルメ
5.0
ショッピング
5.0
交通
5.0
同行者
一人旅
一人あたり費用
3万円 - 5万円
交通手段
高速・路線バス レンタカー スカイマーク JRローカル 徒歩 ソラシド エア
旅行の手配内容
個別手配

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