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《2024.January》あみんちゅなにげに沖縄街歩きの旅そのⅥ~最後は郵便局巡りで締め括り編~<br /><br />旅最終日を迎えた。目覚ましで起きることは出来たが、普段とは違う〝夜のイベント〟目的の旅だった故に少し体が重い。リクエスト通り8:00に朝食を頂く。いつもながらのフルーツ満載のお食事だが、ジャボチカバが添えられている。どうやら市場で売られていたのをオジィやオバァが仕入れてきたようだ。インスタによると〝3人のお客様〟に提供出来たと記されている。こういう時に何故か〝そのうちのひとり〟になってしまうことが多い私であった。<br /><br />10:00を目途に出発するべく荷造りをする。取り敢えず車に荷物を入れて、ゲストハウスりゅうかくの〝令和6(2024)年1月30日〟の様子をカメラに収めておく。こちらのHPに掲載されている写真は、建物が出来た当時のものであり、建物と通りの間にある〝借景〟となっている木々の邪魔が入ってはいないのだが、月日が経つに連れ木々が育ち〝魔法の館〟のようなイメージを醸し出していた。それを地主さんが木々を切られたということでさっぱりして、HP記載の〝ゲストハウスりゅうかく〟に戻っていた。私がこちらに泊まり続けているのは〝味のある宿〟であることは言うまでもないのだが、なんせオジィとオバァとの〝掛け合い〟が面白いことに尽きる。何か変わったことがあってもすぐには言ってはくれない。わかるかなぁ~という感じになる。大抵はわかることが多いのだが、この借景は〝当たり前過ぎ〟てわからなかった(笑)。そんな中で話が進み、もう暫く居たいなぁ…と思うのだが、それは次回訪れる時までの〝お楽しみ〟と割り切っている。記録を辿るだけでも7回目の宿泊になった今回は、8年ぶりに〝6月でない〟時期に訪れた。そうするとおのずと初めて訪れたのは2月だったことを思い出す。その頃は定期的に沖縄を訪れることもまだ〝決めてはいなかった〟時期だったことを思い出し、お二人は勿論私も〝年を取ったな~〟なんて思いながら笑いがこみ上げてくる。そんな気持ちに後ろ髪をひかれながら、いつも通り〝また6月に~〟と挨拶をして旅最終日の行程をスタートさせた。<br /><br />ゲストハウスりゅうかくを出発して最初に立ち寄る場所はいつもと同じ〝奥武海岸駐車場〟である。一服をしながら最終行程とレンタカーの返車時間を確認し、最終日の行程をナビに投入し出発する。検索中に知った場所である〝ニライカナイ橋展望台〟ってどんなところ?という思いを持ってとにかく行ってみることにした。この沖縄県道86号線のニライカナイ橋は、海を背景に景色を楽しめるように作られたS字に作られた橋であり、景色は楽しむことはできるものの、展望台的なものは〝作られてはいない〟ことを最初に訪れた平成28(2016)年2月28日に知った筈である。しかし〝Google Map〟には、〝ニライカナイ橋展望台〟との場所記載がされており〝出来たんかい〟と思いつつ、立ち寄りルートを走ってみることにした。県道に入って目の前にはジャンボタクシーが走っている。この道を走るジャンタクといえばまず間違いないと思い、後ろをついて走っていたが案の定であった。乗客に景色を見せるためにスピードを落とすのだが、この道は追い越し禁止である。以前もこのニライカナイ橋を走る車が、駐停車禁止を守らなかったり、異常に遅いスピードで走ることから〝事故〟に繋がると行った注意喚起がされていた筈だが、相変わらずのようである。後方に付いて走っている私にやっと気付いて追い越させようとしたようだが、残念ながら景観だけを考えた橋の上で、追い越し禁止の道でそういうことはしたくはない。邪魔だ~と思いながら国道に至るまで後ろを付いて走った観光客その①であった。<br /><br />結局展望台は、前回行った〝トンネルの上〟だということを知り、時間の無駄だと思った私は次の目的地を目指す。がんじゅう駅・南城はあの世界文化遺産斎場御嶽の駐車場でもあるが、今回は他の目的のために立ち寄った。知念郵便局、やはり8年前に斎場御嶽を訪れた際に立ち寄っているのだが、この時はATMでお金を送金しただけのようだ。改めて今回は〝旅行貯金〟のために立ち寄った。沖縄の郵便局はどこもそうなのだが、旅行者の娯楽である〝旅行貯金〟に対しての対応が暖かい。大抵は〝気を付けて~〟と送り出してくれるので気持ちが良い。今回もそれだけの理由で立ち寄って、用事を済ませると車に戻り、混雑してきたがんじゅう駅・南城を後にする。暫く走ってとある〝表示〟をナビ上に見つけ立ち寄ることにする。安座真港と書いてあざま港と読む。そんなことはどうでも良いのだが、ここはあの琉球の始祖である〝アマミキヨ〟が神の国ニライカナイから初めて降り立った場所と言われる〝久高島〟への本島側の航路の拠点である。この久高島は琉球を知るには重要な〝島〟ではあるが、旅行貯金をしている者達に〝知る人ぞ知る〟ことで有名な場所でもある。久高島簡易郵便局という簡易郵便局が島に一軒ある郵便局であるのだが、実はこの簡易郵便局が〝民宿〟をやっている〝泊まれる郵便局〟でもあるということである。ただ最近話題に上って来ないので民宿の件は不明だが、離島の簡易郵便局は健在である。今回の旅は普段冬場に出かけている〝イルミネーション・ライトアップ〟イベント旅の延長として行先が沖縄になったという理由なのだが、序に〝久高島まで行ってしまおう!〟的な考えがあり、出発間際まで日帰りではあるが〝初久高〟を予定していた。しかし最終日の予定を組んでいると何かしっくりこないものを感じていた。自分が組んだものに違和感がある訳ないと考えていたところ…違和感の正体が判明。値段で手配した帰りのOKA-UKBのSKY594をSKY596と勘違いしていた。SKY596は那覇発17:00、SKY594は16:15。45分の差ではあるが、航路を絡めると簡単には行かない時間差である。15:30返車が14:45になれば久高島を12:00の高速艇で発たなければならない。安座真港11:00のフェリーで郵便局までの往復は可能かも知れないが下手すれば…と考えると無茶はできない。14:00発のフェリーならば余裕だと考えていたことが脆くも崩れ去ったのであった。<br /><br />仕方がないと割り切ってのんびりと走ることを続け、知念局から佐敷局へと向かう途中に、その安座真港の表示を見つけ立ち寄ったのであった。次の便は13:00発の高速艇であり、1時間半以上待ち時間がある。12:25にはフェリーが入港するが待つ者もいない。結局着いたのも中途半端な時間だったのである。フェリーターミナルとは言っても皆さん兼業されているようで、チケットを売っている気配はなかった。今日に限ってはどうしようもないので、ぼ~っと海を暫く眺めていた。そのうちにあちらの国のインバウンド客がやって来て噛み合わない話をスタッフさんと続けていたが、どうやらフェリーに車を乗せろ的なことを言っているようだ。相変わらず行くところを知らないまま行けるんだ~と苦笑しつつも、ぼ~っとしているので〝同じ穴の狢〟と思われるのも嫌なので出発することにした。佐敷郵便局・大里郵便局と南城市に位置する郵便局を巡る。南城市の郵便局を回り終えたと思ったら、肝心の〝久高簡易郵便局〟を忘れていた。ということはまだ先だな~と思う。それはさて置き南風原町に入って南風原郵便局に立ち寄る。すぐ近くの南風原中郵便局は荷物を出しに立ち寄ったことがある。田舎の集配局だと思われがちだが、郵便の集配業務はすべて南風原中郵便局に移っている都市型郵便局でもある。そのために南風原中郵便局には今回は立ち寄らず、スルーする、<br /><br />一息つくためにファミリーマート南風原照屋店に立ち寄る。予定では飲み物だけを購入し、一服の後すぐに出発する予定だったが、まさかの〝myタバコ〟の販売を見付け、2箱購入する。僅かではあるが南風原町に間接税を納めた私であった。そして津嘉山郵便局は南風原町最後の局となるかと思いきや、宮平郵便局が残っている。その次に立ち寄った真玉橋郵便局は豊見城市にあることは帰ってから知った次第である。これで凡そ時間切れになり、後は給油を済ませて返車することになる。この真玉橋郵便局が最後になるのは給油所との位置関係も関係する。昨今ガソリン価格の高騰が盛んに言われているが、選択肢のないところ程〝便乗値上げ〟が行われているのも事実かも知れない。那覇空港界隈のレンタカー会社は大抵〝近くのスタンド〟を〝指定ガソリンスタンド〟として決めている。それ以外の場所での給油は〝追加料金を頂く〟と書かれているところもあった。今回利用したアップルレンタカーでは〝豊見城市〟という条件だけであった。ということは当初候補に入れていた〝格安GS〟のひとつに〝JAおきなわ/とよみセルフSS〟が大丈夫であることも確認しておけたのである。予定通りJAおきなわ/とよみセルフSSで最終給油をするが、昨日恩納で満タンにしているために1,000円でお釣りが来た。こちらは159円/L、高いといえば高いが界隈ではやはり安い方であった。<br /><br />最終給油を済ませると後は返車だけとなる。距離は大したことはないのだが、昨今レンタカー会社が立ち並ぶエリアの混雑が当たり前となっており、到着まで予定より少々余分に掛かったが無事無事故で到着。色々とあった3日間ではあったがよく走ってくれたWAGON Rクンと別れ、空港への送迎待ちをする。格安レンタカーの中には〝送迎なし〟や〝定時便運行〟というシステムを取っている会社が多くなっている。送迎なしは手間のことを考えると選考から外すが、定時便運行であれば、フライトの90分前の返車の原則さえ守っていれば何ら問題は起こらない。今回も遅くはなったが想定時間内だったので、14:45の便で送って貰い、空港へと向かうことでバタバタすることなく沖縄を後にできそうだ。<br /><br />待っている間に何やら見かけない飛行機が飛んでいた。悪名高きあの〝オスプレイ〟であったが、この目で見たのは意外にも初めてのことであった。そうこうしているうちにバスが停まり空港送りの乗車が始まる。私はカートを持たない主義なので、いつものボストンバックだと〝手持ち〟は可能である。ただ一度伊丹から京都駅まで膝の上に荷物を載せたまま帰ってきた教訓から、荷物は必ず預けるようにしている。今回もトランクに積んでもらってリュックひとつでバスに乗り込む。10分かからないで那覇空港に到着し、これで沖縄でのアクティビティすべてが終了することとなる。<br /><br />那覇空港ではまずチェックインを済ませておく。LCCを利用しなくなってから〝荷物〟はさっさと預けて身軽になることが当たり前になっているので、今回もそのようにした。ただチェックイン時にまたいつもの〝しょうもないこと〟を考える。スカイマークは予約時にはエコノミークラスのみとなってはいるが、当日の有償アップグレードで最前列のフォワードシートへの変更が1,000円でできるようになっている。バゲッジの優先返却等プライオリティはそれなりにあると思うのだが、この辺りがレガシーキャリアとの違いなのか、あまりアップグレードリクエストを挙げている姿を見かけることはなかった。ものは試しに〝窓際〟というエリアアサインも入れたところ、普通に2Hのシートが取れて来た。優先搭乗も利用できるので、一番に搭乗して寝る!という神戸までのmyフライトプランが出来上がった(笑)。<br /><br />保安検査時に隠す荷物等を仕分け、の~んびりと搭乗口を目指す。それでも30分前にはゲート前に到着していたので、旅慣れてきたものだ~と思ったりする。以前はファイナルコールに呼ばれない限りゲートには向かわなかった時代を思い出したりして…。そして20分前に搭乗が始まった。身体的理由の優先搭乗は0で、次がmax6人の優先搭乗になる筈だが、何やら予定している人員より多い人数が搭乗しようとしている。レガシーの後部座席あるあるだったようだが、あっさり〝未だです〟と突き返されていたようだ。そんな経緯もあり、結局1番登場に私がなってしまったが、なかなか良いものだと1,000円分の自己満足をする。それ程搭乗客も多くはなかったが、前方席がほぼ空いている様子。どうやらここは元々解放されてはいなかったようだ。<br /><br />2H席に陣取り、出発待ちをしている間他の出発便を眺めていた。そんな中どこかで見たことがある巨大機材がプッシュバックを始める。JAL914便のA359であった。そう言えば6月の帰り道は、あのA359のファーストシートに乗って帰ったことを思い出す。JALのマイレージシステムの変更なのか改悪なのかは知らないが、その恩恵で2,000マイルの差であれば~とファーストクラス搭乗を決めさせた記憶が蘇ってきた。今回は大盤振る舞いをしてしまったがために、自前で航空券を手配する羽目になり、安さを追求するがあまり時間のことまで頭が回っていなかった反省がある。でも帰りの飛行機の中であれば割り切るしかない!目の前で優雅に進むA359を見て、エコノミーくらいだと何とかならないかな~次回は…と独り言を言っていたのは何を隠そう私であった。<br /><br />そうこうしている間に出発時間を迎えドアがクローズ。プッシュバックを経てタキシングを始める。窓の外にはスカイマークのB738、JTAのジンベエ、那覇空港国内線ターミナルビル、ANAの鬼滅ジェット、行きに搭乗したSNA127のB73L等が後方へと流れて行き、ほぼ定刻に離陸し一路神戸へと向かって飛んで行ったのであった。<br /><br />フォワードシートのプライオリティのひとつに〝飲み物の無料サービス〟があった。私自身酒は飲まないのでアルコールがあったかどうかは覚えてはいないが、コーラのペットボトルが写っていたことからサービスのひとつであったことは間違いない。あとは通常と同じで〝コラボキットカット〟と〝ドリンクサービス〟といったところだろう。元々このシートってエコノミー扱いで普通に提供されていたな~と数十年前の記憶を思い出しながら、時代は進むものだと改めて感じたりしていた。そういえばスカイマークって一巻破綻したこともあったな~なんて過去の流れも含めて…。<br /><br />行きの揺れとは打って変わって揺れもなく快適なフライトであった。そして離陸してから1時間45分ほどのフライトで無事沖縄に向かって飛び立った神戸空港に3日と5時間ぶりに帰って来た。<br /><br />いつもならばここから先ものんびりしたものになるのだが、神戸空港を利用すると鉄道の乗り換えがある程度予測できるものであるため、デジタルデータとどれ位〝違い〟が出せるのかを張り合ってしまうところがある。今回もそんな思いで進めていたようなので、後から追いかけると結構面白かったりする。駐機からバゲッジピックアップまでは10分程度、これは勿論〝手荷物の優先返却〟によるところが大きいと思われる。そしてポートライナーに乗るまでも10分でクリアし、18:44には三宮に着いている。そしてJR三ノ宮駅のホームに上がった迄が3分、そして18:52の野州行き新快速に乗車している。田舎駅に到着したのは19:59、その後改札を通り過ぎ、通勤で利用している田舎の赤バスバス停に小走りで辿り着き、20:03の峠越えド田舎行きバスに乗れている。ド田舎バス停20:19を経て田舎の我が家20:21到着という記録が残っていた。この降機後2時間で自宅に辿り着くというのは、伊丹着で前しか見ないで突っ走ったときに記録して以来の快挙である。何が快挙なのかは知らないが、とにかく〝用事のないところに用事を作ってサボって来る〟という噂が絶えない私でも〝やればできるじゃん!〟という苦労話を描いた物語である…となにか方向性がわからなくなって来たところで、大雑把な目的だけを決めて、後はほとんど現地次第という〝No Plan in OKINAWA〟の旅は終わった。<br /><br />最近出かける機会が減った気がする。体が重いとかetc…。このまま次回も〝沖縄〟であったりすることがあるのだろうか?<br /><br />  《終わり》<br />

《2024.January》あみんちゅなにげに沖縄街歩きの旅そのⅥ~最後は郵便局巡りで締め括り編~

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2024/01/30 - 2024/01/30

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たかちゃんティムちゃんはるおちゃん・ついでにおまけのまゆみはん。

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《2024.January》あみんちゅなにげに沖縄街歩きの旅そのⅥ~最後は郵便局巡りで締め括り編~

旅最終日を迎えた。目覚ましで起きることは出来たが、普段とは違う〝夜のイベント〟目的の旅だった故に少し体が重い。リクエスト通り8:00に朝食を頂く。いつもながらのフルーツ満載のお食事だが、ジャボチカバが添えられている。どうやら市場で売られていたのをオジィやオバァが仕入れてきたようだ。インスタによると〝3人のお客様〟に提供出来たと記されている。こういう時に何故か〝そのうちのひとり〟になってしまうことが多い私であった。

10:00を目途に出発するべく荷造りをする。取り敢えず車に荷物を入れて、ゲストハウスりゅうかくの〝令和6(2024)年1月30日〟の様子をカメラに収めておく。こちらのHPに掲載されている写真は、建物が出来た当時のものであり、建物と通りの間にある〝借景〟となっている木々の邪魔が入ってはいないのだが、月日が経つに連れ木々が育ち〝魔法の館〟のようなイメージを醸し出していた。それを地主さんが木々を切られたということでさっぱりして、HP記載の〝ゲストハウスりゅうかく〟に戻っていた。私がこちらに泊まり続けているのは〝味のある宿〟であることは言うまでもないのだが、なんせオジィとオバァとの〝掛け合い〟が面白いことに尽きる。何か変わったことがあってもすぐには言ってはくれない。わかるかなぁ~という感じになる。大抵はわかることが多いのだが、この借景は〝当たり前過ぎ〟てわからなかった(笑)。そんな中で話が進み、もう暫く居たいなぁ…と思うのだが、それは次回訪れる時までの〝お楽しみ〟と割り切っている。記録を辿るだけでも7回目の宿泊になった今回は、8年ぶりに〝6月でない〟時期に訪れた。そうするとおのずと初めて訪れたのは2月だったことを思い出す。その頃は定期的に沖縄を訪れることもまだ〝決めてはいなかった〟時期だったことを思い出し、お二人は勿論私も〝年を取ったな~〟なんて思いながら笑いがこみ上げてくる。そんな気持ちに後ろ髪をひかれながら、いつも通り〝また6月に~〟と挨拶をして旅最終日の行程をスタートさせた。

ゲストハウスりゅうかくを出発して最初に立ち寄る場所はいつもと同じ〝奥武海岸駐車場〟である。一服をしながら最終行程とレンタカーの返車時間を確認し、最終日の行程をナビに投入し出発する。検索中に知った場所である〝ニライカナイ橋展望台〟ってどんなところ?という思いを持ってとにかく行ってみることにした。この沖縄県道86号線のニライカナイ橋は、海を背景に景色を楽しめるように作られたS字に作られた橋であり、景色は楽しむことはできるものの、展望台的なものは〝作られてはいない〟ことを最初に訪れた平成28(2016)年2月28日に知った筈である。しかし〝Google Map〟には、〝ニライカナイ橋展望台〟との場所記載がされており〝出来たんかい〟と思いつつ、立ち寄りルートを走ってみることにした。県道に入って目の前にはジャンボタクシーが走っている。この道を走るジャンタクといえばまず間違いないと思い、後ろをついて走っていたが案の定であった。乗客に景色を見せるためにスピードを落とすのだが、この道は追い越し禁止である。以前もこのニライカナイ橋を走る車が、駐停車禁止を守らなかったり、異常に遅いスピードで走ることから〝事故〟に繋がると行った注意喚起がされていた筈だが、相変わらずのようである。後方に付いて走っている私にやっと気付いて追い越させようとしたようだが、残念ながら景観だけを考えた橋の上で、追い越し禁止の道でそういうことはしたくはない。邪魔だ~と思いながら国道に至るまで後ろを付いて走った観光客その①であった。

結局展望台は、前回行った〝トンネルの上〟だということを知り、時間の無駄だと思った私は次の目的地を目指す。がんじゅう駅・南城はあの世界文化遺産斎場御嶽の駐車場でもあるが、今回は他の目的のために立ち寄った。知念郵便局、やはり8年前に斎場御嶽を訪れた際に立ち寄っているのだが、この時はATMでお金を送金しただけのようだ。改めて今回は〝旅行貯金〟のために立ち寄った。沖縄の郵便局はどこもそうなのだが、旅行者の娯楽である〝旅行貯金〟に対しての対応が暖かい。大抵は〝気を付けて~〟と送り出してくれるので気持ちが良い。今回もそれだけの理由で立ち寄って、用事を済ませると車に戻り、混雑してきたがんじゅう駅・南城を後にする。暫く走ってとある〝表示〟をナビ上に見つけ立ち寄ることにする。安座真港と書いてあざま港と読む。そんなことはどうでも良いのだが、ここはあの琉球の始祖である〝アマミキヨ〟が神の国ニライカナイから初めて降り立った場所と言われる〝久高島〟への本島側の航路の拠点である。この久高島は琉球を知るには重要な〝島〟ではあるが、旅行貯金をしている者達に〝知る人ぞ知る〟ことで有名な場所でもある。久高島簡易郵便局という簡易郵便局が島に一軒ある郵便局であるのだが、実はこの簡易郵便局が〝民宿〟をやっている〝泊まれる郵便局〟でもあるということである。ただ最近話題に上って来ないので民宿の件は不明だが、離島の簡易郵便局は健在である。今回の旅は普段冬場に出かけている〝イルミネーション・ライトアップ〟イベント旅の延長として行先が沖縄になったという理由なのだが、序に〝久高島まで行ってしまおう!〟的な考えがあり、出発間際まで日帰りではあるが〝初久高〟を予定していた。しかし最終日の予定を組んでいると何かしっくりこないものを感じていた。自分が組んだものに違和感がある訳ないと考えていたところ…違和感の正体が判明。値段で手配した帰りのOKA-UKBのSKY594をSKY596と勘違いしていた。SKY596は那覇発17:00、SKY594は16:15。45分の差ではあるが、航路を絡めると簡単には行かない時間差である。15:30返車が14:45になれば久高島を12:00の高速艇で発たなければならない。安座真港11:00のフェリーで郵便局までの往復は可能かも知れないが下手すれば…と考えると無茶はできない。14:00発のフェリーならば余裕だと考えていたことが脆くも崩れ去ったのであった。

仕方がないと割り切ってのんびりと走ることを続け、知念局から佐敷局へと向かう途中に、その安座真港の表示を見つけ立ち寄ったのであった。次の便は13:00発の高速艇であり、1時間半以上待ち時間がある。12:25にはフェリーが入港するが待つ者もいない。結局着いたのも中途半端な時間だったのである。フェリーターミナルとは言っても皆さん兼業されているようで、チケットを売っている気配はなかった。今日に限ってはどうしようもないので、ぼ~っと海を暫く眺めていた。そのうちにあちらの国のインバウンド客がやって来て噛み合わない話をスタッフさんと続けていたが、どうやらフェリーに車を乗せろ的なことを言っているようだ。相変わらず行くところを知らないまま行けるんだ~と苦笑しつつも、ぼ~っとしているので〝同じ穴の狢〟と思われるのも嫌なので出発することにした。佐敷郵便局・大里郵便局と南城市に位置する郵便局を巡る。南城市の郵便局を回り終えたと思ったら、肝心の〝久高簡易郵便局〟を忘れていた。ということはまだ先だな~と思う。それはさて置き南風原町に入って南風原郵便局に立ち寄る。すぐ近くの南風原中郵便局は荷物を出しに立ち寄ったことがある。田舎の集配局だと思われがちだが、郵便の集配業務はすべて南風原中郵便局に移っている都市型郵便局でもある。そのために南風原中郵便局には今回は立ち寄らず、スルーする、

一息つくためにファミリーマート南風原照屋店に立ち寄る。予定では飲み物だけを購入し、一服の後すぐに出発する予定だったが、まさかの〝myタバコ〟の販売を見付け、2箱購入する。僅かではあるが南風原町に間接税を納めた私であった。そして津嘉山郵便局は南風原町最後の局となるかと思いきや、宮平郵便局が残っている。その次に立ち寄った真玉橋郵便局は豊見城市にあることは帰ってから知った次第である。これで凡そ時間切れになり、後は給油を済ませて返車することになる。この真玉橋郵便局が最後になるのは給油所との位置関係も関係する。昨今ガソリン価格の高騰が盛んに言われているが、選択肢のないところ程〝便乗値上げ〟が行われているのも事実かも知れない。那覇空港界隈のレンタカー会社は大抵〝近くのスタンド〟を〝指定ガソリンスタンド〟として決めている。それ以外の場所での給油は〝追加料金を頂く〟と書かれているところもあった。今回利用したアップルレンタカーでは〝豊見城市〟という条件だけであった。ということは当初候補に入れていた〝格安GS〟のひとつに〝JAおきなわ/とよみセルフSS〟が大丈夫であることも確認しておけたのである。予定通りJAおきなわ/とよみセルフSSで最終給油をするが、昨日恩納で満タンにしているために1,000円でお釣りが来た。こちらは159円/L、高いといえば高いが界隈ではやはり安い方であった。

最終給油を済ませると後は返車だけとなる。距離は大したことはないのだが、昨今レンタカー会社が立ち並ぶエリアの混雑が当たり前となっており、到着まで予定より少々余分に掛かったが無事無事故で到着。色々とあった3日間ではあったがよく走ってくれたWAGON Rクンと別れ、空港への送迎待ちをする。格安レンタカーの中には〝送迎なし〟や〝定時便運行〟というシステムを取っている会社が多くなっている。送迎なしは手間のことを考えると選考から外すが、定時便運行であれば、フライトの90分前の返車の原則さえ守っていれば何ら問題は起こらない。今回も遅くはなったが想定時間内だったので、14:45の便で送って貰い、空港へと向かうことでバタバタすることなく沖縄を後にできそうだ。

待っている間に何やら見かけない飛行機が飛んでいた。悪名高きあの〝オスプレイ〟であったが、この目で見たのは意外にも初めてのことであった。そうこうしているうちにバスが停まり空港送りの乗車が始まる。私はカートを持たない主義なので、いつものボストンバックだと〝手持ち〟は可能である。ただ一度伊丹から京都駅まで膝の上に荷物を載せたまま帰ってきた教訓から、荷物は必ず預けるようにしている。今回もトランクに積んでもらってリュックひとつでバスに乗り込む。10分かからないで那覇空港に到着し、これで沖縄でのアクティビティすべてが終了することとなる。

那覇空港ではまずチェックインを済ませておく。LCCを利用しなくなってから〝荷物〟はさっさと預けて身軽になることが当たり前になっているので、今回もそのようにした。ただチェックイン時にまたいつもの〝しょうもないこと〟を考える。スカイマークは予約時にはエコノミークラスのみとなってはいるが、当日の有償アップグレードで最前列のフォワードシートへの変更が1,000円でできるようになっている。バゲッジの優先返却等プライオリティはそれなりにあると思うのだが、この辺りがレガシーキャリアとの違いなのか、あまりアップグレードリクエストを挙げている姿を見かけることはなかった。ものは試しに〝窓際〟というエリアアサインも入れたところ、普通に2Hのシートが取れて来た。優先搭乗も利用できるので、一番に搭乗して寝る!という神戸までのmyフライトプランが出来上がった(笑)。

保安検査時に隠す荷物等を仕分け、の~んびりと搭乗口を目指す。それでも30分前にはゲート前に到着していたので、旅慣れてきたものだ~と思ったりする。以前はファイナルコールに呼ばれない限りゲートには向かわなかった時代を思い出したりして…。そして20分前に搭乗が始まった。身体的理由の優先搭乗は0で、次がmax6人の優先搭乗になる筈だが、何やら予定している人員より多い人数が搭乗しようとしている。レガシーの後部座席あるあるだったようだが、あっさり〝未だです〟と突き返されていたようだ。そんな経緯もあり、結局1番登場に私がなってしまったが、なかなか良いものだと1,000円分の自己満足をする。それ程搭乗客も多くはなかったが、前方席がほぼ空いている様子。どうやらここは元々解放されてはいなかったようだ。

2H席に陣取り、出発待ちをしている間他の出発便を眺めていた。そんな中どこかで見たことがある巨大機材がプッシュバックを始める。JAL914便のA359であった。そう言えば6月の帰り道は、あのA359のファーストシートに乗って帰ったことを思い出す。JALのマイレージシステムの変更なのか改悪なのかは知らないが、その恩恵で2,000マイルの差であれば~とファーストクラス搭乗を決めさせた記憶が蘇ってきた。今回は大盤振る舞いをしてしまったがために、自前で航空券を手配する羽目になり、安さを追求するがあまり時間のことまで頭が回っていなかった反省がある。でも帰りの飛行機の中であれば割り切るしかない!目の前で優雅に進むA359を見て、エコノミーくらいだと何とかならないかな~次回は…と独り言を言っていたのは何を隠そう私であった。

そうこうしている間に出発時間を迎えドアがクローズ。プッシュバックを経てタキシングを始める。窓の外にはスカイマークのB738、JTAのジンベエ、那覇空港国内線ターミナルビル、ANAの鬼滅ジェット、行きに搭乗したSNA127のB73L等が後方へと流れて行き、ほぼ定刻に離陸し一路神戸へと向かって飛んで行ったのであった。

フォワードシートのプライオリティのひとつに〝飲み物の無料サービス〟があった。私自身酒は飲まないのでアルコールがあったかどうかは覚えてはいないが、コーラのペットボトルが写っていたことからサービスのひとつであったことは間違いない。あとは通常と同じで〝コラボキットカット〟と〝ドリンクサービス〟といったところだろう。元々このシートってエコノミー扱いで普通に提供されていたな~と数十年前の記憶を思い出しながら、時代は進むものだと改めて感じたりしていた。そういえばスカイマークって一巻破綻したこともあったな~なんて過去の流れも含めて…。

行きの揺れとは打って変わって揺れもなく快適なフライトであった。そして離陸してから1時間45分ほどのフライトで無事沖縄に向かって飛び立った神戸空港に3日と5時間ぶりに帰って来た。

いつもならばここから先ものんびりしたものになるのだが、神戸空港を利用すると鉄道の乗り換えがある程度予測できるものであるため、デジタルデータとどれ位〝違い〟が出せるのかを張り合ってしまうところがある。今回もそんな思いで進めていたようなので、後から追いかけると結構面白かったりする。駐機からバゲッジピックアップまでは10分程度、これは勿論〝手荷物の優先返却〟によるところが大きいと思われる。そしてポートライナーに乗るまでも10分でクリアし、18:44には三宮に着いている。そしてJR三ノ宮駅のホームに上がった迄が3分、そして18:52の野州行き新快速に乗車している。田舎駅に到着したのは19:59、その後改札を通り過ぎ、通勤で利用している田舎の赤バスバス停に小走りで辿り着き、20:03の峠越えド田舎行きバスに乗れている。ド田舎バス停20:19を経て田舎の我が家20:21到着という記録が残っていた。この降機後2時間で自宅に辿り着くというのは、伊丹着で前しか見ないで突っ走ったときに記録して以来の快挙である。何が快挙なのかは知らないが、とにかく〝用事のないところに用事を作ってサボって来る〟という噂が絶えない私でも〝やればできるじゃん!〟という苦労話を描いた物語である…となにか方向性がわからなくなって来たところで、大雑把な目的だけを決めて、後はほとんど現地次第という〝No Plan in OKINAWA〟の旅は終わった。

最近出かける機会が減った気がする。体が重いとかetc…。このまま次回も〝沖縄〟であったりすることがあるのだろうか?

  《終わり》

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
ホテル
5.0
グルメ
5.0
ショッピング
5.0
交通
5.0
同行者
一人旅
一人あたり費用
3万円 - 5万円
交通手段
高速・路線バス レンタカー スカイマーク JRローカル 私鉄 徒歩 ソラシド エア
旅行の手配内容
個別手配

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