2023/10/01 - 2023/10/14
275位(同エリア4319件中)
mirilinさん
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退職したら、貯めたANAマイルを使ってビジネスクラスでウィーンへ飛び、ウィーンとプラハのアール・ヌーボー建築を巡って歩き倒そうと楽しみにしていたのに、コロナ禍襲来で4年もお預け。
どうにか海外旅行は解禁されたものの、ANAのウィーン直行便はいまだ飛ばず、乗継便に変更してもビジネスクラスの特典航空券は全く取れず…。
でも、どんどん年は重なって行く(←老化が進む)し、マイルの有効期限も迫ってきてるし…ってことで、直行便もビジネスクラスも諦め、プレミアムエコノミーでロンドン経由で行くことにしました。
でも、いろいろ諦めはしましたが、4年ぶりの本場のアール・ヌーヴォー、美しい街並みを目の当たりにすれば、老化が進んでいることも忘れ、テンションMAXで町中を歩き倒したことは言うまでもありません。
この旅行記はその3日目、建物巡りはお休みしてプラハのテッパン観光ポイントである「プラハ城」のあるヴァルタバ川西岸のフラチャニ地区、マラーストラナ地区の歩き倒しの様子です。ちょいと歩きすぎて、相方は晩御飯も食べずに寝てしまいました(笑)
【23,829歩】
今回の旅のスケジュール
10/1(日) 羽田発 9:55 → ロンドン着 16:20
10/2(月) ロンドン発 10:10 → プラハ着 13:15
旧市街広場 ユダヤ人地区
10/3(火) AM プラハ城
PM フラチャニ地区・マラーストラナ地区
10/4(水) AM キュビズム建築 マサリク堤防、ダンシングハウス、
新市街アール・ヌーボー
PM プラハ中央駅 ミュシャ美術館 市民会館 旧市街広場
10/5(木) プラハ駅 12:45→ ウィーン中央駅 16:49
見落とし救済
10/6(金) シュテファン大寺院 ホーフブルク宮(シシイ博物館・国立図書館・アルベルティーな教会など) 建築巡り(リンク界隈)、ブルク劇場
10/7(土) AM ベルヴェデーレ宮殿
PM 建築巡り(アール・ヌーボー建築など)夜景見物
10/8 (日) フンデルト・ヴァッサー建築 美術史博物館
10/9(月)シェーンブルン宮殿 見落とし救済
10/10(火)ウィーン発 11:25 → ロンドン着 12:55
ビックベン
10/11(水)ウエストミンスター寺院 グリニッジ タワーブリッジ レドンホールマーケット ミュージカルWICKED(アポロシアター)
10/12(木)ホースガード 大英博物館 メイフェア地区
10/13(金)リージェントストリート ヴァッキンガム宮殿 セントジェームスパーク ウエストミンスター教会
ロンドン発 19:00 →
10/14(土)羽田着 14:50
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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おはようございま~す。
朝7:00、いつも観光客でにぎわう旧市街広場横の「小広場」も、まだひっそりとしています。
目覚めと共に部屋の窓からこの景色を拝めるのは、旧市街の広場に面したホテルに泊まる醍醐味ですね。マレー広場 広場・公園
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朝食は7:30から、ホテル地下の朝食会場でのビュッフェです。
石造りのお部屋はとても落ち着く雰囲気です。ロット ホテル ホテル
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このビュッフェ、その品数の多さにびっくり。さすが4つ星ホテルです。
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ハムやチーズなどのコールドフードと新鮮な野菜、温かな卵料理やベーコン、ソーセージと温野菜。これだけでも十分ですが…
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数種類のシリアルや種類豊富なパンたち。プラハで人気のオープンサンドも。もちろんヨーグルトもあります。
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ビックリしたのが、これ。
はちみつがハチの巣ごとあるんです。初めて見ました! -
3泊しますから、毎日いろんなものが食べられそうで、とても楽しみ。
今朝はこんな感じになりました。
10月でしたが、私がこよなく愛するスイカもあり、これがまた甘かったので毎朝楽しみです。 -
本日の歩き倒しのエネルギー補給は万全となりましたので、朝日の輝く「ティーンの前の聖母教会」、「聖ミクラーシュ教会」を横目に地下鉄A号線「Staroměstská駅」に向かいます。
今日は、ヴァルタバ川西岸の「プラハ城」を中心とした「フラチャニ地区」と「マラー・ストラナ地区」を攻める予定です。
この少し先にカフカの生家があったのですが、写真撮り忘れました…(´・ω・`) -
ホテルからプラハ城方面への地下鉄A号線の「Staroměstská駅」までは「カブロヴァ通り」をまっすぐ歩いて5分かからないのですが、そこまでの道のりにも魅力的な建物が現れます。
1階が「Žabka - Kaprová 」というコンビニのこの建物はアール・デコ風の建物で、壁面には面白い装飾がついています。 -
ワンフロアーの高さよりも大きいその装飾は、おかっぱ頭の人物の周りを、10匹の鯉が額縁のように取り囲んでいる、ちょっと不思議なタイル絵です。
魚が装飾されている建物は珍しい気がしたのですが、この辺りでは、クリスマスシーズンになると鯉を売っているそうで、なんとなくそれに関係していそうな気がします。通りの名前に鯉(kapr)とついていますし…。
卵が先か鶏が先かって感じな気がしますが、この建物があるから通りの名前がついたのか、鯉を売っていたから通りの名前がつきこの装飾を建物に付けたのか、ご存じの方がいたら教えてくださいませ。
ちなみに、プラハのクリスマスは七面鳥の代わりに鯉をカツにして食べる習慣があるそうです。 -
他にも興味深い建物があったのですが、いちいち立ち止まっていてはプラハ城に着かないぞってことで、心を鬼にして地下鉄「Staroměstská」駅へ
プラハは地下鉄やトラム、バスなど公共交通機関にシニア料金があり、なんと相方は無料!ビックリです。(相方のプライバシーのため何歳からがシニア料金かは、各自確認いただきたくお願いいたします 笑)
私はチケットが必要ですが(←強調)、プラハ交通局のアプリ「pid」をダウンロードしておいたので、そのアプリでチケットを購入して乗車しました。事前に買っておいて、乗る直前にアクティベイトすればいいので、とても便利でした。
地下鉄のホームのデザインは近未来的で、なかなかかっこよかったです。
これは、チェコのデザイナーで建築家、芸術家の「ヤロスラフ・オトルバ」によって設計され、有機染料を使用してアルミニウム タイルを着色する、「陽極酸化」という非常に複雑な技術を使用して独特の雰囲気を出しているそうです。
ちなみに、駅によってラインの色が違い、「Staroměstská」駅の赤は、1948 年 2 月の共産主義クーデターを象徴しているそうです。 -
地下鉄を一駅だけ乗って「Malostranská駅」で下車。私たちはそこからトラム22番に乗り換えです。(ここから歩いても行けるのですが、楽ちんコースを選びました)
「Malostranská駅」の出口にはなんだか洒落たオブジェがついてました。
バイオリン、マンドリン?、太陽?…なんか意味があるのでしょうか?マロストランスカー駅 駅
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トラム22番の停留所「Malostranská停留所」は、地下鉄駅前にあり、たくさんの人が待っているので、すぐわかります。
このトラムは「プラハ城」のあるフラチャニの丘を登り、「プラハ城」の北門の近くで停まるので、体力を温存したい方にはお勧めのプラハ城アクセス手段です。最寄り駅の「Pražský hrad 停留所」は「Malostranská停留所」から8分2つ目です。
でも、当時の人たちの気持ちを感じながら、旧市街から「カレル橋」を渡り、かつての王が戴冠式に向かう道「王の道」の急な坂道や階段を登って行くのも、味があると思います。
今なら歴史的な中世の建物、高台からの景観など、プラハという街をじっくりと堪能しながら行く徒歩コースを選びましたが、この時丁度股関節の具合が悪かったので、今後のスケジュールも考え、トラム使用コースでのアクセスとしました。 -
「プラハ城」はメチャメチャ混雑するとのことだったので、朝一番、AM9:00のオープン時間を目指し向かいました。
「Pražský hrad 停留所」を降りて、人の流れに従って5分弱歩いて行くと、プラハ城内の「聖ヴィート大聖堂」がドーンと現れます。
ちなみに、「プラハ城」はいわゆる「お城」ではなく、教会や宮殿、貴族の館、兵隊小屋、牢塔などが集まった敷地一帯を指し、10世紀ロマネスク様式から14世紀ゴシック様式まで、さまざまな建築様式が残されているとか。建築好きの心が揺さぶられます。 o(^O^*=*^O^)oワクワク
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こちらが北門です。「プラハ城」にはメインの入口である西門と、東門、そしてこの北門があります。
丁度AM9:00に到着。まだあまり人もいなくて、朝一到着作戦は成功のようです。
中国人の団体客が一組いましたけど… -
北門を入るとそこは「第二の中庭」です。
ここのインフォメーションセンターで「プラハ城周遊チケット(Prague Castle ? Basic circuit)」を購入し、混まないうちにとそそくさと「聖ヴィート大聖堂」に向かいます。
「プラハ城周遊チケット(Prague Castle Basic circuit)」は「聖ヴィート大聖堂」、「旧王宮」、「聖イジー教会」、「黄金の小路」に入場できるチケットで、おとな250CZK(1500円くらい)です。(相方はシニアで半額でした)
チケット購入も列ができるそうですが、この時間は並ぶことなく変えました。
「第2の中庭」には白い「聖十字架礼拝堂」と「コール噴水」があります。プラハ城 城・宮殿
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そして、「第二の中庭」のアーチをくぐって「第三の中庭」に入ると、目の前に壮大な「聖ヴィート大聖堂」の西側ファサードがドーンと登場します。
高さ96.6mと桁違いの大きさを誇る大聖堂。なかなか全景はカメラの画角に収まりません。
これぞゴシックといった天高くそびえる塔、大きなバラ窓、入口の彫刻…どこをとっても威厳を感じます。この西側ファサードの中央の扉には、大聖堂の歴史を題材に10の場面を描いた彫刻が刻まれ、中央扉上の半円(ルネット)にはキリストの受難を表現した彫刻が刻まれています。
ここ西側ファサードが内部への入口となっていますので、さっそく入って行きましょう。 -
内部に入るやいなや、その広さ、高さ、美しさに思わず口が開きます。
w(°0°)w オォー
「聖ヴィート大聖堂」の内部の大きさは、全長124m、高さ33m、中央身廊と両脇の側廊を合わせた聖堂の最大幅は約60mもあります。
そして、アーチ状の天井には網状にリブ(助骨)が張り巡らされています。
聖堂に入ってすぐに目に入る後陣のステンドグラスは「天地創造」の場面を表現しているそうです。
このリブによって天井を支える「ヴォ―ルト」という構造は、14世紀当時のヨーロッパにおける最先端技術で、ドイツ人の建築家「ペーター・パーラー」によって設計されたものとのことです。 -
入口真上にある円形状のバラ窓に飾られているステンドグラスは、ゴシック特有のフライングパットレス様式によって、壁を補強しながらはめ込まれているそうです。
なんと、このステンドグラスには約27,000個のガラスが使用されてるとのこと。ゴージャスですね~ -
そしてこの大聖堂での一番の見所はこれ。チェコが誇る芸術家「アルフォンス・ムハ(ミュシャ)」が制作した「聖キリルと聖メトディウス」のステンドグラスです。
聖堂の入口から見て3番目に飾られているこのステンドグラスは、チェコ芸術の最高傑作と言われています。
「ミュシャ」がこのステンドグラスの原画を描いたのは1931年とのこと。中央の「聖ヴァーツラフ」に自然と注目が集まるよう中心部は暖色、周りは寒色を使用しているそうです。さすがですね。
さすがといえば、ステンドグラスの下部に「ミュシャ」が制作時に融資を受けていた会社「BANKA SLAVIE(スラビア保険会社)」の名前が書かれているのですが、ステンドグラスのデザインに溶け込んでいて、スポンサー名が書かれているように見えませんよね(笑)
「ミュシャ」はアール・ヌーヴォーを代表する画家ですから、私たちがこれを目当てに来ていることは言うまでもありません。 -
ミュシャのステンドグラスは、他のステンドグラスと比べると一つ一つの絵が精巧で滑らかに描かれています。周りのステンドグラスとは趣が全然違うのですぐにわかります。このステンドグラスはただ美しいだけではなく、ミュシャが自分の祖国チェコのルーツを描いている作品にもなっているそうです。
中央の赤い服を着た少年は、チェコの守護聖人「聖ヴァーツラフ」。ミュシャの息子「イジー」をモデルにして描いたという逸話があります。
ちなみに、「聖ヴァーツラフ」は、聖ヴィート大聖堂の前身となる教会を建てたボヘミア公「ヴァーツラフ1世(907年~935年)」のことですから、この地における最重要人物に自分の息子を充てるというのは、ミュシャも人の親ってことですね。 -
側廊には聖人や王の聖遺骸を納めた19もの礼拝堂が並び、壁面は美しいステンドグラスの数々で飾られています。
礼拝堂ごとの美しいステンドグラス巡りは、この大聖堂見学の醍醐味です。ただ、すべてをじっくり見ていると、時間がいくらあっても足りません。 -
でも、見ちゃうんですよね~
一口にステンドグラスと言っても、いろいろなデザインがあって見飽きることがないんです。ステンドグラスに描かれているのは、ほとんどが守護聖人やキリストの姿、キリスト教にまつわるストーリーですが、教会建設に大きく貢献した貴族とその家族をイメージしたステンドグラスなどもあるそうです。
このステンドグラスは、シンプルで、本のしおりみたいな感じです。 -
こちらは華やかな雰囲気。天井の装飾も見逃せません。
中央の祭壇も煌びやかなんですが、相方はこの手の祭壇を見ると「仏壇にしか見えん!」と言うのです。ったくもう!! (>人<) -
こちらは、The ステンドグラスって感じですよね。
聖人さま?が整然と並んでおられます。 -
礼拝堂の中には、ステンドグラスはあっさりとしたもので、壁面に美しいフレスコ画が描かれているものもありました。
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あ!このステンドグラス、上の写真左側の礼拝堂にあったものなんですが、聖人様の宣材写真みたいですよね?
私は左側上から4人目の聖人様が推しです。(〃▽〃)
推しを見つけたい方はアップにしてご覧ください。
↑
罰当たり発言お許しを <(_ _)> -
陽の光でステンドグラスの色が壁に映り、まるで、もう一つステンドグラスがあるみたいです。
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そしてこれは、もう一つの見所「聖ヤン・ネポムツキ―の墓碑」。
1729年に聖人に列せられた「聖ヤン・ネポムツキ―」を称えて制作されたもので、制作には約2トンもの純銀が使用されているとか。この墓碑の制作にはハプスブルグ家の宮廷建築家「フィッシャー・フォン・エルラッハ」や、イタリアの彫刻家「アントニオ・コッラディーニ」など、複数人の建築家や彫刻家が携わったそうです。
一番上で十字架を抱えているのが「聖ヤン・ネポムツキ―」。頭の上の星の輪が目印です。プラハでは大人気の聖人なので、いたるところでお会いしました。 -
この墓碑、純銀製の重厚さもさることながら、銀の天使像が墓碑上部の天幕を支えている姿が印象的でした。
赤い天幕が優雅な雰囲気を出していますよね。なんとこの天幕は「マリー・アントワネット」の母「マリア・テレジア」が作らせたものだそうです。
名残は尽きずとも先に進まねばということで、聖堂内部から出て南塔がある南側に向かいました。 -
この南側の「第三の中庭」に出ると、この大聖堂の全景を見ることができます。
西暦925年に建てられたロマネスク様式のロトゥンダのあった場所に、1344年から建設が始まり、その後ゴシック様式、ネオゴシック様式で修復され、実に600年の歳月を要して1929年に建設が完了したそうです。それゆえ、複数の建築様式が混ざっていますが、完成が20世紀だったおかげで、「ミュシャ」のステンドグラスも加えることができたと言えますね。 -
この南側には、「最後の審判」のモザイク画が描かれた「黄金の門」があります。
モザイク画の中央上部には「キリスト」が描かれ、その下には仲介者として、左から「聖プロコピウス」「聖ジギスムント」「聖ヴィート」「聖ヴァーツラフ」「聖リュドミラ」「聖ヴォイティエフ」が描かれています。
この「黄金の門」は王が戴冠式のために大聖堂に入る際に利用されたそうです。 -
さて、この「第三の中庭」を挟んで「聖ヴィート大聖堂」の対面にあるのが「旧王宮」です。
「旧王宮」は9世紀~10世紀にかけて建築され、そのほとんどが木材を材料にして建てられた建物です。12世紀に初めて王宮として使用され、14世紀の半ばには「カール4世」によって拡張され、その後16世紀まで歴代王宮として使用されてきたそうです。
そして、「旧王宮」で一番の見所がこの「ブラディスラフホール」。
長さ62m、幅16m、高さ13mの大きさを誇る「旧王宮」最大の部屋で、ホールの中には柱が一本もなく、幾何学的に連なるアーチの天井が大きな空間を支えています。これは、「交差リブヴォールト」という技術で、16世紀初頭の建築技術としてはかなり優れたもので、後のゴシック建設に大きな影響を与えたそうです。
さらに注目すべきは床。9世紀後半~10世紀のロマネスク様式の床で、もとは木造であったことを示しているそうです。 -
この部屋は、王室の国会議場です。
玉座を中心に貴族の席が並んでいます。 -
かつて戴冠式で使われてきた王冠、王笏と宝珠のレプリカも展示されていました。
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「第三の中庭」の東側にあるのが「聖イジー教会」です。
「プラハ城」最古の教会であり、プラハ市内でも2番目に古いロマネスク様式の教会で、920年に木造建築で建てられ、973年に拡張と改修で完成したものの、火災で焼失したため、現在の姿は1142年に石造りで再建されたものだそうです。
源頼朝が征夷大将軍になる半世紀も前からあったということですね!
「聖イジー教会」はチェコの中で「最も美しいロマネスク建築」のひとつに数えられているそうです。 -
先ほどまでゴシック様式の聖堂を見ていたので、あまりの簡素な造りにびっくりです。ロマネスク様式ですもんね…。
でも、ロマネスク様式の特徴である、石造りの厚い壁、小窓、丸いアーチの天井が勢ぞろいしてます。 -
地味な雰囲気の教会内部ですが、右横にある「聖ルドミラ礼拝堂」には美しいフレスコ画が壁面や天井に残り、唯一明るい雰囲気でした。
このフレスコ画は「ヴァーツラフ1世」の祖母でありチェコ最初の殉教者である「ルドミラ」の生涯を描いたフレスコ画だそうです。
写真の左側中央の女性が「ルミドラ」です。 -
「聖イジー教会」のさらに奥に進んでいくと、お城の北側に色とりどりの可愛らしいお家の並ぶ石畳の通りがあります。
ここが「黄金小路」。
かつて、この一角に錬金術師たちが住んでいたことからこう呼ばれるようになったそうですが、兵士や使用人も住んでいた場所だそうです。 -
その中のNo.22水色い家は、20世紀を代表する作家「フランツ・カフカ」が、1916年~1917年にかけて執筆活動をしていた家だそうです。
これで、「プラハ城周遊チケット」で入れる施設は制覇。これ以外にも、中世の牢獄として使われていた「ダリポルカ」、厩舎を改装した「王宮美術館」、軍事資料を公開している「火薬塔」、ヨーロッパの名画が並ぶ「ロブコヴィツ宮殿」、ルネッサンス様式の「ロジュンベルク宮殿」、緑に囲まれた「カレル庭園」など見どころはどっさりあるのですが、先を急ぐので今回はスルーさせていただきました。 -
来た道を戻り、「マティアス門」を潜って「第一の中庭」へ。
ここにある建物は、「マティアス門」を除いて、「マリア・テレジア」によって17世紀に建てられたそうです。この石造りの「マティアス門」は、プラハで最初のバロック建築だそうです。 -
そしてこの「第一の中庭」を出ると「フラチャニ広場」。そこにはバロック様式の西側の正門(巨人の門)があります。私たちは城内に北側の門から入りましたが、ここから入るのが一般的な方法だと思います。
この門の上にある二つの彫像、凄い存在感ですが、オリジナルの作者は、1761年~1762年にかけてこの作品に取り組んだ、バロック時代のプラハの彫刻家「イニャック・フランティシェク・プラッツァー」とのことです。
残念ながら現在のものは1902年に作られたレプリカで、左側のナイフで格闘している巨人は「アントニン・ プロチャースカ」、右側でこん棒を振り上げている巨人は「チェニス・ ヴォズミック」という当時は有名な彫刻家であり修復家の手によるものです。 -
巨人像に圧倒されますが、その足元には衛兵さんがいます。今も大統領府ですからね。
12:00には盛大な衛兵交替式もあるそうですが、私は時間が合いませんでした。
東洋人のおばちゃんがカメラ向けても微動だにせず、いずれの国も衛兵の皆さんは我慢強いですね。 -
「フラチャニ広場」を「プラハ城」の建物に沿って右側に進むと、「マラー・ストラナ地区」へ降りていく階段があります。徒歩コースの方はここを利用するわけですね。なかなか大変そうです。
でも、ここからはプラハの街並みが一望できますので、この景色を見ながら「マラー・ストラナ地区」へ降りていくのはお勧めかもしれません。
私たちは、まだまだこの「フラチャニ地区」で見たいところがあるので、回れ右で「フラチャニ広場」へ戻ります。 -
ちなみに、市街を一望できるこのビューポイントには、世界一美しい景色が見えるスタバがあることでも有名です。でも、スタバに入らずともこの景色は拝めます。
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「フラチャニ広場」の周りは貴族の宮殿に囲まれ、広々としてとても優雅な雰囲気です。
映画「アマデウス」の撮影にも使われたこの広場は、「オバマ大統領」が核のない世界を目指す「プラハ演説」をしたことでも有名です。 -
「フラチャニ広場」で一番目立っていたのがこの白亜の建物、「大司教宮殿」です。
ルネッサンス様式で建てられた邸宅が、17世紀後半に現在のバロック様式に改装されたそうです。大司教宮殿 城・宮殿
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「フラチャニ広場」の南側にある「シュヴァルツェンベルク宮殿」。今は国立美術館の分館だそうですが、15世紀イタリアのルネッサンス様式で建てられた宮殿です。
壁のスグラフィット装飾が特徴的で、時間があったら内部見学もしたかったところです。国立美術館(シュヴァルツェンベルク宮殿) 博物館・美術館・ギャラリー
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「プラハ城」を出て「フラチャニ広場」を抜け西に5分ほど歩いて行くと、「ロレッタ教会」があります。
この教会の内部は素晴らしい装飾に溢れ、ボヘミア最古で最も美しいと言われています。回廊、中庭、教会、宝物展示スペースに至るまで目を瞠るものばかりでしたが、とても空いていて、ゆっくり見学することができました。
ちなみに、入場料は210CZKでしたが、写真撮影する場合は別途100CZK必要でした。(2024年1月からさらに値上がりしているみたいです)ロレッタ教会 寺院・教会
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まずは回廊。中庭をコの字型に取り囲んでいて、素晴らしい装飾で溢れるバロック様式の礼拝堂がいくつもあり、壁面には祭壇画や彫像が並んでいます。そして頭上には美しいフレスコ画が続きます。
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そして中庭には大きな彫像とその横に彫刻レリーフで覆われた建物があります。
これが「サンタ・カーサ」です。パレスチナの聖母マリアの家「サンタ・カーサ」を模してボヘミア各地に建てられた35の教会の中でも、最古で最も美しいと言われる教会だとか。1626年創建だそうです。
キリストの子供時代に重点を置いて、聖母マリアの生涯からのレリーフで覆われています。 -
「サンタ・カーサ」の内部は、素朴なレンガ造りの石積みで正面に銀の祭壇があります。そして、錬金製銀のフレームに彫刻が収められています。
「サンタ・カーサ」の聖遺骨箱、オベリスク、燭台、ランプ、典礼楽器のほとんどは、17世紀のものだそうです。
レンガの壁に、わずかながらフレスコ画も残っていました。 -
「サンタ・カーサ」の後ろにあるのが、この教会最大の見所である教会の講堂です。
一歩足を踏み入れるやいなや、その壮麗・荘厳さに息をのみます。
♪⌒ヽ(*゚O゚)ノ スゴイッ!!!
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頭上の天井画、色とりどりの大理石、ゴージャスな金があしらわれた素晴らしい彫刻の数々…こじんまりした講堂内に美が凝縮されている感じでした。
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2階に上がると宝物庫があります。16世紀~18世紀の宗教儀式に使用する貴重な道具類が集められているそうで、17世紀~18世紀にかけた中央ヨーロッパの金細工職人のトップ芸術とされるバロック様式の聖体拝領のコレクションが注目すべきものとか。
中でも最も有名なのは6,222個のダイヤモンドで装飾された聖体顕示台。これは、ウイーンの金細工職人が17世紀末ごろに作成したもので、「プラハの太陽」と呼ばれているそうです。
宗教関係の道具についてはとんとわかりませんが、確かにこれは、ひときわ輝いていて目を引きました。 -
「ロレッタ教会」が思いのほか見所満載だったので、予定よりも長く滞在してしまい、次の目的地「ストラホフ修道院の図書室」入口に着いたときは、お昼休憩の時間になってしまいました。
ちなみに図書室に入るには入場券を買う必要がありますが、その売り場はここではなく、修道院の門を入ったすぐ左横の建物で購入します。ストラホフ修道院 (ピクチャーギャラリー / 図書館) 寺院・教会
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そこで、修道院の敷地内にある「ストラホフ修道院醸造所」でランチをとりながら、午後のオープンを待つことにしました。
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注文したのはこの2品。
チェコの伝統料理「スヴィーチコヴァー・ナ・スメタニエ(牛肉のクリーム煮込み?」(上)と「タラの燻製サラダ」を相方とシェアしました。
観光客相手のお店ということで期待していなかったのですが、接客態度もお料理が出てくるスピードも問題ありませんでしたし、お料理もおいしかったです。
英語メニューもあり、シェアすると言っても店員さんは嫌な態度をとることなく、にこやかに分けるお皿も持ってきてくれました。
修道院で作るビールの醸造所がやっているお店ですから、相方はもちろんビールを2種類も注文しましたが、写真撮り忘れました。
このお料理とビール0.25リットル2杯、アイスティ、チップ10%で698CZK(≒4550円)でした。 -
お昼を食べ終わると、ちょうど午後のオープン時間になったので、図書室へ向かいます。
まずはこのお部屋、1782年に完成した「哲学の間」です。
「哲学の間」には床から天井まで整然と並べられた42,000以上の蔵書があり、圧巻です。蔵書の種類は「哲学書」だけにとどまらず「天文学」「数学」「歴史」「文献学・言語学」などあらゆるジャンルの書物が収められているそうです。
美しいフレスコ画の天井は「人類の精神史」が描かれています。 -
そしてこちら。1679年に完成した部屋「神学の間」です。
「哲学の間」を先に見て、もちろん感動していたのですが、次にこちらの「神学の間」を見たら、すっかりこちらの部屋の虜となりました。
天井のフレスコ画を飾る美しいスタッコ細工が独特の雰囲気を作り出していますが、チョコレートやクッキーの缶の様でもあります(笑)
この部屋には現在18,000冊を超える宗教関連の文献が収められているそうです。 -
こちらは本来の修道院の入口です。
が、今回は図書室見学だけで失礼しました。 -
「ストラホフ修道院」の小さな門から「ストラホフ公園」の方に出ると、絶景が広がっています。「ストラホフ修道院」からの帰路は、絶対こちらの道を選ばなければ大損です。
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さきほどプラハ城横のスタバの辺りから絶景が見えると書きましたが、実際はこちらの方が高い場所にあり視界が開けているので、超絶絶景です。
美しいプラハの街を眼下に眺めながら、ゆっくり坂道を下って行きます。 -
途中で公園内から出て、「ウーヴォス通り」に合流し、さらに下ると「ネルトヴァ通り」になります。
「ネルトヴァ通り」は19世紀のチェコの作家「ヤン・ネルトヴァ」にちなんで名づけられた道で、王が戴冠式に向かう道「王の道」の一部です。
この通り沿いの家屋は中世からある家々で、家屋には様々な紋章がついています。これは識字率の低かったころに、その家の持ち主の身分や職業などを表していたものだそうです。 -
例えば、Nerdova通り232番地のこの「ホワイトスワンの家」は、イソップ寓話の金の卵を産むガチョウに由来するのではと言われていて、錬金術師の家だったのではないかとのことです。
もちろん正確なところはわかりません。 -
Nerdova通り233番地には通り名になったチェコの詩人「ヤン・ネルトヴァ」の生家があります。家の正面にはそれを伝える立派なプレートが付いていました。
この生家の入口には二つの太陽の紋章があり「トゥーサンズの家」ともいわれています。「ヤン・ネルトヴァ」が有名になるまではこの名前だったのでしょうね。 -
写真上のNerdova通り211番地のメドゥーサのような顔のついている家は、どういう由来だったんでしょう?ちょっと不気味ですよね。
写真下のNerdova通り210番地にある3つのバイオリンの紋章の家は、「Three Little Fiddles(三本のバイオリンの家)」と呼ばれ、1700年頃バイオリン制作者の家族が所有していたためにつけられたとか。月明かりの夜には、ここで悪魔のトリオが楽器をキーキー鳴らすとの噂もあり、この通りでも有名です。 -
ネルトヴァ通りを下りきったところに、威厳を感じるルネッサンス様式の館がありました。
入口に大きな黒い鷲の像がついている館なのですが、薬局マークがついていました。
調べたところ、どうやらこの場所に1488年からある薬局「黒鷲の薬局」の建物で、チェコの製薬会社「Zentiva」発祥の地らしいです。
ただ、この館については殆ど情報がないので、間違っていたらごめんなさい。何かご存じの方がいたら是非ご教示を! -
でも、館には美しいスグラッフィート装飾が施されていて、とても素敵だったことは間違いありません。
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さてこの「黒い鷲の薬局」の先は、「マラー・ストラナ広場」です。
マラー・ストラナ地区の中心をなすのが、ここ「マラー・ストラナ広場」。
プラハ城の足元から南へと広がるエリアで、旧市街に次いでプラハで2番目に古い歴史をもつ地区です。プラハ城の城下町的な存在として、13世紀には教会などゴシック様式の建物の数々が建設されたそうですが、その後の戦争や大火でほぼ壊滅状態となり、その後街はルネッサンス様式で再建され、18世紀にはハプスブルク家の貴族たちによって多くの宮殿が建てられたそうです。現在の街並みは、18世紀当時の姿をほとんどそのままに残しているとのこと。
先ほど歩いてきた「ネルトヴァ通り」がまさにそうですね。マラーストラナ広場 広場・公園
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「聖ミクラーシュ教会」を囲む様に広がっている広場は、バロック様式の建物が並んでいます。たくさんのトラムが行き交い、とても賑やかでした。
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「マラー・ストラナ広場」の真ん中にドデーンと建っているのが「聖ミクラーシュ教会」です。旧市街広場にも同じ名前の教会があるので、ちょいと紛らわしいです。そして、「聖ミクラーシュ教会」はチェコ語読みで日本のガイドブックはこの表記ですが、英語では「聖ニコラス教会」なのでGoogle mapには「St. Nicholas Church」と書かれています。
ホントややこしいです (>人<)
このイエズス会の中でも最も大きい「聖ミクラーシュ教会」は、プラハで最も有名なバロック建築の一つで、完成するまでには、建築一家の三世代(父、子、孫)が携わりました。そして、実際に完成したのは孫である「キリアーン・ディーンツェンホーファー 」の死後4年たった1775年だったそうで、実に完成まで半世紀を費やしたそうです。聖ミクラーシュ教会 (マラーストラナ) 寺院・教会
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教会内部に入ると、その美しさに息をのみます。
外観の落ち着いたベージュ色に反して、内部は薄ピンク色のマーブル模様に金色に輝く調度品たち…ものすごいギャップ(笑)
頭上や壁面の至る所に美しいフレスコ画が描かれ、内装は美しいバロック様式の調度品で飾られています。また、柱の前をはじめ、至るところに美しい彫刻が配置され、まさに絢爛豪華な世界が広がっています。 -
主祭壇に近づいてみました。祭壇の上には黄金の聖ニコラス像が金色に輝いています。祭壇前の彫像も前のめりな感じで、迫力ありました。
この教会には18世紀に作られた金の天使が付いた白いパイプオルガンがあり、なんとモーツァルトも演奏したというものなのですが、修復中でパイプが抜かれていたので、写真は載せません(笑) -
「聖ミクラーシュ教会」の見どころの一つであるドーム部分に描かれた「聖ミクラーシュの生涯」のフレスコ画(ヨハン・ルーカス・クラッカー作)です。
教会のドーム1500平方メートルに描かれたフレスコ画は、ヨーロッパ最大だということです。 -
この教会の装飾は、遠近法を駆使した「だまし絵」でも有名です。
天井との境目、実際の頭柱から描かれた柱に自然な感じでつながっているのですが、わかりますか?
この教会は2階に上がることができるので、このような天井近くの装飾も間近に見ることができます。 -
さて、「聖ミクラーシュ教会」を出て、旧市街広場のホテルに向かいます。
旧市街広場へは「カレル橋」を渡って行くことになります。教会から「カレル橋」までは2~3分。すぐに橋の入口にあるゴシック様式の橋塔が見えます。
「レッサータウン ブリッジタワー」と呼ばれるマラー・ストラナ側の塔です。
このマラー・ストラナ側の橋塔の低い方の塔は、カレル橋の前身「ユディタ橋」建築の際にロマネスク様式で建てられ、1591年にルネサンス様式になったのだそうです。
プラハの紹介で必ず使われる「カレル橋」は、1402年に市の中心を流れる「モルダウ川(ヴルタヴァ川)」に架けられた全長約520m、幅約10mもあるプラハ最古の石の橋で、建築家「ペトル・パルレー」の設計です。小地区側の橋塔 建造物
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橋の欄干には計30体の彫像が飾られており、どれも歴史的な英雄やキリスト教に関わる人物がかたどられています。
写真左は、お髭が素敵な「聖アウグステゥヌス像」(1708年作)、写真右は頭上のハートが気になる「聖ガエタヌス像」(1709年作)カレル橋 建造物
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最も人気があるのが、拷問を受け川から投げ捨てられた「聖人ヤン・ネポムツキー像」(1683年作)です。プラハ城の「聖ヴィート大聖堂」に墓碑があったあの方です。欄干に最初に作られた銅像で、橋のほぼ中央にあります。
伝説では、「ヤン・ネポムツキー」が、王妃の不義に関わる、告解の秘密を守り通したがために、「国王ヴァーツラフ4世」から拷問を受け、「カレル橋」から川に投げ込まれ、その際、5つの星が浮かび上がったといわれています。それで彼の像には必ず頭上の5つの星があるそうです。
台座の「ネポムツキー」を触ると良いことがあるとの言い伝えから、観光客が順番待ちで触っていました。何故か台座左の彼の猟犬や台座右側の「ネポムツキー」以外の「王妃ソフィア」なども触られてピッカピカに光ってました。
人気がありすぎて人が切れないので、見知らぬおじさんの記念写真を撮らざるを得ませんでした。 (o´_`o)ハァ・・・
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「モルダウ川(ヴルタヴァ川)」上流方向を見てみると…
1901年に完成した「レギオン橋(チェコ軍団橋)」の左側に、「国民劇場」と明日行く予定の「マサリク堤防」のアール・ヌーヴォ建築群がちょこっと見えています。
こんもりとした緑の小島は「シューターズ島」です。 -
「モルダウ川(ヴルタヴァ川)」下流方向を見てみると…
「マーネス橋」と右端にコンサートホールの「ルドルフィヌム」が見えています。
たくさんの観光船が行き交っていました。 -
そして振り返ってみれば、「プラハ城」とその麓に広がる「マラー・ストラナ地区」の美しい街並みが広がっています。
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旧市街側の橋塔「オールドタウン ブリッジタワー」が近づいてきました。
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橋塔の上は展望階となっていて、プラハのパノラマビューの絶景を眼下に望む事ができると聞いていたので、早速登ってみることにしました。
すべて階段で上がらなければならないので、体力があるうちに登った方がいいということだったのに、朝8:30から歩き続けて現在14:45、既に足腰ボロボロでしたが、老体にムチ打ち、何とか登ることができました。旧市街橋塔 建造物
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階段を上る途中に現れるこの部屋。天井の周りに紋章が並んでいました。
ここにも外を見渡せる窓があり、景色も素晴らしかったので、最初はここが展望室なのかと思いあちこちの窓から写真を撮っていたのですが、窓越しの写真になるなんて聞いてないなぁと思いよく見ると、さらに上に上がる階段を発見!
危うくこのまま帰るところでした(笑) -
そしてさらに階段を上ると、外に出ることができ、もちろん窓越しではない写真を撮ることができました。
確かに、前評判に偽りのない絶景が広がっていました。
頑張って階段上ったからこそ。「カレル橋」をこの角度で見渡せるのです。
橋を渡る人がありんこちゃんです。 -
「カレル橋」の向こうには「レッサータウン ブリッジタワー」そして「聖ミクラーシュ教会」、その右側には言わずと知れた「プラハ城」…プラハ城もここからだとその全景を見ることができます。
レンガ色の屋根の間から見える大小さまざまな塔…これぞプラハ!といった眺めですよね。 -
そしてこちらには「ペトシーンの丘」と展望塔、右側には先ほど行った」「ストラホフ修道院」の塔が見えてます。
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旧市街側の景色はこんな感じ。
正面の白い建物は「クレメンテイヌム」。旧市街広場へはその右横の道を7~8分程度歩いて行けばOKです。
奥の方には昨日上った「旧市庁舎の塔」や「聖ミクラーシュ教会」も見えています。 -
旧市街側の橋塔は14世紀に建設され、当時のヨーロッパにおいては、ゴシック建築の最高傑作でした。橋塔の中段と上段に目を見ると、中段に三体、上段に二体、合計5体の像が建っている事が分かります。
橋塔中段に建つ3体の像は、向かって左から「カレル4世」「聖ヴィート」「聖ヴァーツラフ」の像です。プラハの3大スターですね!
橋塔上段に建つ2体はボヘミアの守護聖人像です。向かって左から「聖ヴォイチェフ」「聖ジグムント」の像です。不勉強な私は知らない方ですが…。
とにかく、ここを通る世界中からの観光客を、このボヘミアの5人の守護聖人たちが見守ってくれているんですね。
お世話になっておりま~す (^-^)/ -
橋塔を降り一旦ホテルに戻って小休憩。18時を過ぎたころ食事に出ることにしました。が、相方は疲れ果て夕食はパスとのこと。
なので、一人で食事に向かいます。私は旅行アドレナリンが出続けております(笑)
ホテルを出ると、旧市街広場に夕日が当たり、「旧市庁舎の塔」や「ディーンの前の聖母教会」など旧市街広場の建物たちがオレンジ色に輝いていました。 -
果敢に一人で夕食をいただくために乗り込んだお店は、「Kozlovna Apropos」というビアレストラン。Kozelビール醸造所が直営するチェコ料理のおいしいお店で、プラハ到着日に、空港からホテルへの送迎をしてくださったけんやさんのお薦めのお店です。
ホテルからは徒歩5分程です。コズロフナ アポロポス 地元の料理
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お店の名前「Kozlovna」とはチェコ語で「ヤギ牧場」
紙ナプキンにビールジョッキからヤギの横顔に変化する絵が描かれていました(笑) -
そして私が注文したのはこれ。
日本出発前から食べたいなぁと思っていたんですが、何て名前かよくわからなかったので、スマホの写真を見せて注文しました(笑)
「GULÁŠ Z HOVĚZÍ KLIŽKY」と表記するようですが、読み方が…。
日本語で言うと、「くり抜きパンの中に入った黒ビールで煮込んだビーフのグラーシュ」です。とてもおいしくて、一人で完食しました。
残念ながらアルコールが苦手なので、チェコビールの中でも美味しくて有名な「Kozelビール」の醸造所直営店なのに、飲み物はアップルジュースにしたので写真はありません。
チップ込みで300CZK(≒1950円)支払いました。 -
お店の壁には大きなヤギの絵が飾られていました。
昔は日本でも一人で飲食店に入るのが不安だったのに、今はチェコでも一人でビアレストランに入れるんですから、随分成長しました(笑)
まぁ、相方にはビールも飲めないのにビアレストランに入るとは失礼な奴だと呆れられましたが…。
さぁ、明日は建築博物館堪能コースの予定です。体力回復のため早々に帰ります。
ま、アップルジュースじゃそもそも長居はできませんがね。 (^^ゞ
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この旅行記へのコメント (2)
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- TKさん 2024/03/02 13:12:34
- プラハ、また行きたくなりました。
mirilinさん
こんにちは!
まるで、プラハを旅しているような気分になるような没入感抜群の素晴らしい旅行記楽しみました。mirilinさんの旅行記にあるプラハの各地の写真を見ながら、去年の春に行ったプラの記憶を思い出しました。見ながら、あ~~そうだ、そうだ、いいところだったなあ~~と、ため息交じりに、復習しています。プラハ、また行きたくなりました。ありがとうございます。
しかも、各地の観光ポイントの詳細な情報付きで。デイープなプラハの豊かな歴史感満開の旅行記です。詳しく調べていますね!勉強になります。
私達は、「マラー・ストラナ広場」とカレル橋の間にある、日本大使館に近いアパートメントに、8日間滞在してプラハを満喫しました。ここは、観光にも便利で、ゆったりできました。
mirilinさん次の、アール・ヌーヴォ関連旅行記を、楽しみにしています。
TK
- mirilinさん からの返信 2024/03/03 10:54:51
- Re: プラハ、また行きたくなりました。
- TKさん
私の拙い旅行記に投票と、身に余るお褒めのコメントをいただき、ありがとうございました。
プラハは本当に素敵すぎる町でした。今年もまた行こうか迷い中です。
フランクフルトまでの飛行機はマイルで予約済みなのですが、プラハに飛ぶか、世界一アール・ヌーヴォー建築の多い街ブタペストに飛ぶか、まだ決められません(笑)
プラハやウィーンでアール・ヌーヴォー建築やキュビズム建築などいっぱい見たのはいいのですが、旅行記がまとめられず、現在四苦八苦しております。
忘れたころにアップすると思いますが、お気づきになったら御目通しいただけると嬉しいです。
ところで、パース出発前、大変だったのですね。
実は私はロットネス島を自転車で回っている時に砂地でスリップして大転倒。腕と足を派手にすりむき流血事件となったんです(笑)
翌日にはイルカと泳ぐツアーを予約していたのですが、海水がしみそうで泣く泣くキャンセルして動物園に行ったという情けない経験があります。
また、相方はワイキキでプライベートビーチにあった旧級岸壁の岩で膝を切り、ホテルが呼んだだ救急車で病院に行き、ワイキキの病院で7針縫うということも…。
人生いろいろありますね。
でも、旅はやめられませんよね~。
TKさんの旅行記、これからも読ませていただきますね。
mirilin
P.S.
返信を書いたつもりで、自分の旅行記のコメント欄にコメントとして書いてしまいました。久しぶりだったとはいえ、恥ずかしい…。
一応、この返信コーナーにも記載しました。
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