久々の欧州 素敵な建築巡って歩き倒しの旅（1）…まずは北極圏をまたいでヨーロッパ上陸の巻

2023/10/01 - 2023/10/14

退職したら、貯めたＡＮＡマイルを使ってビジネスクラスでヨーロッパへと楽しみにしていたのに、コロナ禍襲来で4年もお預け。
どうにか海外旅行は解禁されたものの、ＡＮＡのウィーン直行便はいまだ飛ばず、乗継便に変更してもビジネスクラスの特典航空券は全く取れず…。
でも、どんどん年は重なって行く（←老化が進む）し、マイルの有効期限も迫ってきてるし…ってことで、直行便もビジネスクラスも諦め、ロンドン経由のプレミアムエコノミーで行くことにしました。

が、フルフラットシートには叶わないものの、ＡＮＡのプレエコはなかなか快適。（これまでエールフランスのプレエコには乗ったことがありますが、その時はプレエコはダメだと思ったんです。）
考えてみたら、日系エアラインでヨーロッパに行くのは17年ぶりで、明瞭な日本語のアナウンス、日本人ＣＡがいっぱいいる、日本語の映画がいっぱいあるなどなど、英語が苦手な私にはお値段高い分やっぱり快適なんだなと痛感しました。

と、前置きが長くなりましたが、久々に14日間という長期のヨーロッパ旅行。飛行機がロシアの上を飛べないので、14時間を超えるフライトとなりましたが、北極圏の上では遥か彼方まで続く氷の海や、雪で覆われたグリーンランドを眺めることができたり、今だけの景色を楽しむこともでき、それほど苦痛に思いませんでした。（でも、一日も早く戦争が終わり、平和にヨーロッパへ飛べることを祈るばかりです）

飛行機についてはいろいろ諦めはしましたが、4年ぶりの本場のアール・ヌーヴォー、美しい街並みを目の当たりにすれば、老化が進んで体力落ちていることも忘れ、テンションＭＡＸで町中を歩き倒したことは言うまでもありません。

この旅行記は出発日からストップオーバーのロンドンまでの様子で、全然歩き倒していないですし、建築物も一切出てきません。そのあたりは乞うご期待ってことで　6("ー ) ポリポリ

今回の旅のスケジュール

10/1（日)　羽田発　9：55　→　　ロンドン着 16：20　　　　　　　　　　　　　
10/2（月） ロンドン発　10：10　→　　プラハ着　13：15
　　　　　　　旧市街広場　ユダヤ人地区　
10/3（火） AM　プラハ城
　　　　　 PM　フラチャニ地区・マラーストラナ地区
10/4（水） AM　キュビズム建築　マサリク堤防、ダンシングハウス、
　　　　　　　　　新市街アール・ヌーボー　
　　　　　　PM　プラハ中央駅　ミュシャ美術館　市民会館　旧市街広場
10/5（木）　プラハ駅　12：45→　ウィーン中央駅　16：49
　　　　　　　見落とし救済　　　　　　　　　　　
10/6（金）　シュテファン大寺院　ホーフブルク宮(シシイ博物館・国立図書館・アルベルティーな教会など)　建築巡り(リンク界隈)、ブルク劇場
10/7（土）　AM　ベルヴェデーレ宮殿
　　　　　　 PM　建築巡り（アール・ヌーボー建築など）夜景見物
10/8 (日)　フンデルト・ヴァッサー建築　美術史博物館
10/9（月） シェーンブルン宮殿　見落とし救済　　　　
10/10(火）ウィーン発　11：25 →　ロンドン着　12：55
ビックベン 　　　　　　　　　　　　　　　　
10/11(水）ウエストミンスター寺院　グリニッジ　タワーブリッジ　レドンホールマーケット　ミュージカルWICKED(アポロシアター)
10/12(木）ホースガード　大英博物館　 メイフェア地区　
10/13(金）リージェントストリート　ヴァッキンガム宮殿　セントジェームスパーク　ウエストミンスター教会
　　　　　　ロンドン発　19：00　→　
10/14(土）羽田着　14：50

エリア ロンドン(イギリス)

• 旅行の満足度: 3.0
• ホテル: 1.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: タクシー
• 航空会社: ANA
• 旅行の手配内容: 個別手配

今回はANAのロンドン便なので、オープンしたばかりの羽田第２ターミナルからの出発です。
コロナが明けて、羽田は大混雑と聞いていたのですが、第２ターミナルはまだ出発便が限られ1日に全部で5便ということで、とても空いていて拍子抜けしました。

制限区域内はご覧の通りガーラガラ。

ビジネスクラスではありませんが、プレミアムエコノミーもラウンジ使えます。
もちろん出発までこちらで時間をつぶします。

羽田空港第2ターミナル(国際線)ANAラウンジ 空港ラウンジ

６月に第３ターミナルからターキッシュエアラインでマルタに行ったときは、桜ラウンジを使いましたが、とても混んでいたので、この空きかたはちょっとビックリ。
長距離便は私たちの乗るロンドン便のみということもあるでしょうか。
まぁ、ゆっくりできますけどね。

ラウンジの食事も人が少ないせいか割とあっさりとしたものでした。
個人的にはお赤飯のおにぎりが気に入りましたけど。

人気のカレーはちゃんとありました。

さて、ロンドンに向け出発です。
本当はウィーンへの直行便に乗りたかったのですが、まだ飛んでいないので乗り継ぐしかありません。
コロナ前なら１１時間で着いていたのに、約１５時間の長いフライトになります。
やれやれ…ロシアよ早く戦争止めてちょーだい！

出発後1時間半ほどで最初の機内食が出ました。
プレミアムエコノミーの食事はエコノミーと同じだと思います。ビジネスの食事はどうだったか分かりませんが、こちらはもちろんあまりおいしくありません。
日本発の日系便でも残念な感じです。 (*´Д｀)=3ハァ･･･

ハーゲンダッツのアイスはついてますが…

迂回して北極の上を飛ぶので、窓からはこんな景色を見ることができます。
夜便だとオーロラが見えることもあるそうですよ。
ホッキョクグマとかいないかな～

昔々は、アンカレッジ経由で白熊のはく製と写真撮ったよね～とか、今は途中給油のために止まらないでもヨーロッパまで行けるんだね～なんて、カビの生えそうな話で盛り上がるおばちゃんを乗せて、ANA便は北極の上をビューンと進んでいきます。

そして北極海を超え、グリーンランド上空を行くNH211便
グリーンランドって殆どカナダにくっついてんだね…なんて今更気づきました。

窓の外を見ると、こんな美しい景色が広がっていました。
通路側の相方も、写真撮ってと私に自分のスマホを渡すほどです。

♪や～まはしろ～がね～、朝日を浴～び～て～♪

山肌が見える姿も素敵。白銀の大自然を満喫です。

北極海やグリーンランドの景色に興奮しているうちに、イギリス上空に入りました。

窓の外は先ほどの自然あふれる白銀の世界から、すっかり都会になりました。

あ～これこれ。このレンガ色の街並を見ると、ヨーロッパに来たって実感します。

ご存じの通り、ヒースロー空港は超ビッグな空港でターミナルが5つもあります。
ANA便はターミナル2に到着です。
ほぼ定刻に到着しました。

明日の朝便でプラハに向かうため、今日は空港近くの「ロンドン ヒースロー マリオットホテル」に泊まることにしました。
空港近くのホテルは、空港とホテル間を巡回するバスが出ているのですが、なぜかマリオットホテルは巡回バスが止まりません。路線バスで行こうか迷ったのですが、大きなスーツケースもあるので、空港からタクシーで向かうことにしました。ところが、タクシーが大行列！このホテルにしたことを後悔しました。マリオットの会員なので選んだんのですが、この後さらに後悔することになります。

ロンドン ヒースロー マリオット ホテル ホテル

部屋はダブルベットが２つのツインルーム。ゴールド会員なのですがアップグレードはされませんでした。
そして、この部屋めちゃくちゃ寒い！エアコンはあるのですが、全く効いていません。プラハが寒いかもと持ってきたダウンジャケットを着込みました。
今回の旅で唯一ダウンを着たのはこのホテルの部屋の中でした。

入口側から見た部屋です。
荷物が散乱してるのはご容赦を（笑）
窓の外の景色は、なんとホテルロビーです。ロビービューの部屋は初体験です（笑）

バスルームはこんな感じ。ま、普通です。
とにかく寒いので、バスタブにお湯をためて浸かりましたが、湯冷めしそうで心配で…。

寝るだけだから我慢しましたが、マリオットの名前は返上すべきだと思う部屋でした。他にもたくさんホテルがあったのに、何でここを選んじゃったのか。マリオットの会員であったことを恨みました。
ヽ（≧з≦）ゝもぉ～プンプン！

ちなみにここはロビーですが、左上の黒い部分が部屋というわけです。

巡回バスが来ないからでしょうか、ロビーに乗り合いの送迎タクシーを申し込むマシンが設置されていました。
というか、レセプションで明日の朝のタクシーを予約してほしいと頼んだら、このマシンで自分で予約しろと。まぁ、英語表記ですから、どうにか操作はできましたし、翌朝ちゃんと時間通りに迎えに来てはくれましたが、一流ホテルならそれくらいやってくれてもいいじゃないでしょうかね？
というか、「ロンドン ヒースロー マリオットホテル」は一流ホテルのカテゴリーではないです。乗継便のために手配するビジネスホテルだと思って利用しましょう。
なんちゃってマリオットですから。 ｡･"(＞0＜)"･｡ﾝﾓｫ～

と怒り、そしてしょぼくれながらヨーロッパ第1夜が更けていきました。