コロナ明けの初海外旅行はやっぱりソウル

2023/12/30 - 2024/01/04

コロナが第5類になって、ようやく海外旅行に行けるようになったといえども我が家は2023年に東京から富山に移住し、国際線はほぼ動いていない状態。

海外旅行もしばらく無理かと思っていたら、小松＝ソウル線が年末から再開され、久々に年末年始を韓国で過ごすことに。

いつも年末年始はソウルより暖かい釜山を拠点にしていたので、ソウルは2015年以来実に8年ぶり。
コロナの影響もあってか、24時間営業が当たり前だった飲食店は営業時間の短さが目立ち、さらに物価が相当高騰したことには面食らいましたが、まあ想定範囲内。

途中元旦に北陸に地震も起き気分が落ち込んだりしましたが、なんとか最後まで旅行を楽しめました。

写真は鐘路3街駅近くの熟成サムギョプサル屋さん。
富山では韓国料理屋がないので、久々に店員さんが焼いてくれるサムギョプサルは最高でした。

エリア ソウル(韓国)

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: 大韓航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

人生初の地方空港からの海外出発。

小松空港は駐車場が無料なのが成田や羽田と違ってめっちゃ嬉しい。

小松空港 (小松飛行場) 空港

北陸最大の空港（ってか２つしかないうちの１つだけど）の小松空港は以外と店とかなくてビックリ。

その代わりに石川県出身の力士のパネルがあって4人もいることに再びビックリ。
だって富山は朝乃山しかいないからさ～、テレビも街もみんな朝乃山だからさ～（いやいてくれるだけでめっちゃありがたい）。

小松空港 (小松飛行場) 空港

旅立つ12月30日は、北陸の冬とは思えないほど綺麗な晴天。

いや、このまま年末年始を過ごしたくなりましたよ。

その前に大韓航空のHPから航空券を予約した時に、私の分を姓と名前を逆に入力したみたいで搭乗券を発券してもらうために3回もカウンターに行きました。
これが成田とか羽田なら完全にアウトですよね。小松空港でホントに良かったです。

小松空港 (小松飛行場) 空港

今回利用したのは大韓航空。
いや利用も何も選べないんだけど、成田や羽田じゃ大韓航空は高いので最近じゃ選択肢に入ってなかったけど、今回路線復活記念価格で安く利用させていただきました。

さすがナショナルフラッグ。機内の安全案内がK POPアイドルで笑えた。

機内食も久しぶり。
さすが大韓航空、短いフライトでもめっちゃ美味しかったです。

仁川空港からソウル市内へは空港鉄道（A’REX）でソウル駅まで来てから、地下鉄1号線で鐘路3街駅のホテルへ。

かつて空港鉄道から地下鉄に乗るには、めっちゃ長い地下五階くらいのエスカレーターを上って一旦ソウル駅のロビーに行ってから地下鉄まで降りなきゃ行けなかったのが、なんとか無理くりうまく繋がっていましたが、はっきり言って東京駅から日比谷駅行くより遠かったです。

ソウルに着いたら大雪だったらしく、雪の無い富山からなんで～？って感じ。

地元民も滑る中、富山で買った防滑防水靴のおかげで私とダンナは快適に歩いて広蔵市場まで行けました。

都市が雪に慣れていないせいか、道路が雪と溶けた水でダムみたいになってて、特に大きな交差点の歩道と車道の境のダム化はすごかったです。
東京で買った靴しかなかったら完全にビチョビチョになっていました。

広蔵市場 市場

今回の旅の目的の１つは、日本ではとっくに提供禁止になったレバ刺しを食べること。
レバ刺しといえば広蔵市場のとある一角が有名だったんですが、コロナ禍でお店の形態が大きく変わったみたいで、広蔵市場ではどこの飲食店もユッケやレバ刺しを提供するようになっていました。
さすが風見鶏な韓国飲食店。

かつて一軒しかなかったユッケの店が長蛇の列だったので、近くの兄弟ユッケという店へ。

広蔵市場 市場

ここは結構当たりです。
ユッケ盛り合わせという、ユッケとセンマイとレバ刺しがのった盛り合わせが25,000ウォンと他店に比べて格安で、レバ刺しがめっちゃ新鮮で臭みゼロで、さらにユッケも梨の量が少なくて美味しいです。店内はほぼ地元客でしたよ。

兄弟ユッケ 本店 韓国料理

旅行2日目の朝食は、ホテル近くのキンパップ天国へ。

かつてソウルで朝食を食べる店を探すのに苦労しなかったんですが今はどこの食堂も閉まってて、開いているのは24時間営業も飲み屋さんかキンパップ天国のみ。

しかも物価がこんなに上がっていました～?

今回出たおかず。

これでもソウルじゃめっちゃ多いほうの4品。少ない。

これだからソウルは滞在したくない。

ダンナが頼んだテンジャンチゲ。

確か2019年は5500ウォンくらいだったのに今では9000ウォン。

それでも久々にテンジャンチゲを食べれて大喜びのダンナ。

私が頼んだキムチチゲも9000ウォン。

普通。

その後、昨日携帯から予約しておいた青瓦台の見学に向かいました。

歩いて行っても鐘路3街から30もかからないもで、途中安国駅前のThe Coffee bean & Tee Leafへ。
ダンナはドトールみたいなコーヒーショップで時間を過ごすのが日課になっているんですが、富山に来てからは歩いてコーヒーショップに行けないのがストレスになっていた模様。

よってコーヒーショップが山ほどある大都会ソウルではコーヒーショップを堪能しました。

大雪のためどこも道悪し。

っていうか景福宮の手前にあったこの広場、かつては何だったんだっけ？

今回はクリスマスマーケットみたいになっていたけど、夜確認しなかったので正体わからず。

安国駅方面から青瓦台へは景福宮の東側の道をひたすら上ります。
見えてきたのがこの門。

日本にいる間にeSimを買って、韓国でactivateして無事青瓦台の入場時間を予約出来たのですが、何故かQRコードのパスワードが一致せずQRコードで入門出来ず。
でも日本と違って韓国の係員さんはそんな時もテキパキと例外対応して入れて下さいますよ。

そうゆう臨機応変に対応してくれるところが日本より外国が好き??

いや青瓦台、何にもないな。ってか人少ないな。

こんな門ですら人が少ない。

えっ？中に入れなくて外から見るだけ？

大統領邸の床屋です。

なんだか不満なまま出口に向かいます。

フォトスポット？

いや、ここが本命の見学場所本館じゃん。

危うく出口から出ちゃうところだったよ。

これが本館です。

歴代大統領の肖像画が飾られています。

肖像画の向かいにある絵

一階から二階へ通ずる道。階段途中は滑って怪我する人が多いので、階段上での撮影は禁止されています。

本館前から街を見下ろした風景。

景福宮の北門に戻って来ました。

この後望遠市場に向かうために鐘閣駅近くのバス停を目指したんですが、大晦日のイベントのために周辺が通行止めに。

アイドルイベントがあるのか寒い中多数の女子が列を作っていました。

思わぬ通行止めの不便さにウンザリしながらも、韓国のカッチ（カササギ）の可愛さには癒されます。

光化門駅から地下鉄を乗り継いで望遠市場に到着しました。

モッパンで人気が出た市場だけに、屋台には行列がいっぱい。

あんまり混雑している店は避けて市場終わり近くのおでんとティギム（天ぷら）を売っている店でティギムを。
ティギムは一回上がったものをもう一回揚げてくれるので温かくてサクサク。
ダンナに説明する時韓国語風に「パサパサで美味しいね」って言っちゃってダンナに通じず。
屋台はおでんの汁が無料で飲み放題なのも嬉しい。そして美味しい。

さらに道路の向こうにあるワールドカップ市場で緑茶ホットク（1500ウォン）を食べました。
ホットクこそマジ来るたびに値上げする～?

その後宿に帰って来て、宿の手前にあった道を見て何があるんだろう？と思って入ってみたら、こんな風に超人だらけでおしゃれな裏通りが。
益善洞というらしい。ともかく人だらけで混んでる

その後夕食は、そのおしゃれな益善洞昔ながらな楽園商会の間にある路地のコプチャン屋さんへ。

コプチャン盛り合わせ。

やっぱりコプチャンは釜山だな。

元旦は今回の旅行で唯一の快晴。

特に予定もなかったので南大門まで歩くことに。

こんなビルあったっけ？

こんなビルあったっけ？
帰国後調べたら現ソウル支庁だって。
モダーン??

南大門に到着。

やっぱ昔の姿となんか違う。

今まで一回もたどり着けたことのないカルグックス通りに無事来れました。
ここで朝ごはんを食べたかったのです。

何かおまけすると言ってるから何がおまけかと思ったら、ビビンバを頼むとミニカルグックスと超ミニビビン冷麺が、カルグッスには超ミニ冷麺がつくらしい。

どれも不味くはないけど、特に美味しくもないので美味しいカルグッスを食べたいなら後述の市場へどうぞ。

今回の旅はソウル市公式観光HPからダウンロードできる伝統市場巡りだったため、その一つの龍門市場へ。

いや元旦休みなんか～いってぐらいほぼどの店もお休みでした。
ってか小さい市場でした。

龍山駅に向かう途中にあったっ意味不明なモニュメント。

一旦鐘路3街まで帰って来てお腹が空いたのでホテル近くのスンデクック屋さんへ。
ここも看板には24時間営業って書いてあるのに実際は11時くらいからの営業でした。
私が頼んだスンドゥブチゲ。
実は韓国でスンドゥブチゲ頼んだことあった記憶がありません。
日本のみたいに生卵が本当に入っててビックリ（当たり前？）

ダンナが頼んだコムタン。
ダンナはコリ（尻尾）コムタンしか知らないけど、まあ美味しそうに食べてました。

その後仁寺洞を散策。
観光案内所に行きたかったんだけど、誰が作ったかこんなに素敵な雪像が。

これって今回だけのスペシャル像だよね。

一旦ホテルに戻って休んでいたら、能登半島で大地震が起こったという情報がLINEを通じて多数の友人から届きました。

自分は韓国にいるので無事だと返事すると共に、韓国のニュースでも日本のテレビの映像を流すと共に韓国国内の津波到達時刻を知らせる情報がずっと流れました。

ほどなく地震当時たまたま我が家にいらしていたペットシッターさんから電話がありましたが、心配で晩御飯にでかける気分になれず、この日の夕食はキンパップ天国でテイクアウト。ポックンパップ塩気がなくて不味い。

翌日は気分も取り戻し、韓国国内も平日に戻ったため近所の食堂で朝ご飯を。
これは私が食べたキムチチゲですが、ダンナが頼んだテンジャンチゲは本場韓国っぽくダシが効いてて相当美味しかった。

よって今回も後日テンジャンを買っちゃいました。
これから富山でもテンジャンチゲいっぱい作ります。

この日も伝統市場巡り。
ソウル北西部最大というヨンソ市場へ。

最大っていうからどんなに大きいのかと思ったら普通も田舎の市場くらいでちょっとがっかり。

でもガイドブックによるとここからバスでソウル3番目の韓屋村「恩平韓屋村」へ行けるとのことでバスに乗ってその場所へ。

そういえば今回バスに乗ってて気づいたのが、以前はソウルのバスは次の停留所の案内を「タウメヌン～～イムニダ（次は～～です）」って言ってたのに、今は「次の停留所は～～です」って言うようになったみたい。
なんでこんなこと気になるかと言うと、ソウルでは「タウメヌン～～イムニダ」で釜山は「タウムン～～イムニダ」って言う案内で、日本国内観光地の韓国語案内は釜山方式だったからです。
今の日本国内観光地のバスの案内はどうなっているんだろう？

私的には民俗村的なものを想像していたのに随分綺麗だなと思っていたら、、、

韓屋村と言うよりはどちらかというと田園調布に近い高級住宅街でした。

この一軒のデカさ見て。
しかも建物が高気密家屋で新しい。

日本人観光客はゼロでしたが東南アジア系観光客は多かったです。

ここは中でも古くからあると思われるお家。

やっぱりお家は古い方が格好いいです。

各家に「〇〇斎」とかお家の名前がついてて、もうホント高級住宅街。この塀なんかアートが埋め込まれているのよー。

住民は観光客が来ることをどう思っているんでしょう？

その後、さらに伝統市場をめぐるために通仁市場へ。

でもやっぱりウリドゥリ（私たち）の欲求はなんか満たされない。

仁寺洞に戻って来たら広場で学生達かどなたか

久々にソルビンへ。

日本からソルビンが撤退して以来のソルビンはやっぱり美味しかった～。

この日の夕飯は、滞在先のホテル近くのサムギョプサル屋 ????????? 鐘閣店さんの熟成サムギョプサル。600gで3万ウォンは今時のソウルでは超格安。

今日もチャミスルで乾杯。

お肉は熟成されているから超美味しい。今まで食べたサムギョプサル屋さんの中ではNo.1でした。
セリは別途3000ウォンで注文。もやしとキムチはセットについて来ます。絶対おすすめなので、鐘路3街近くにお泊りの方は是非。

翌朝はダンナの大好きなThe Coffee bean & Tee Leafでモーニングメニューのマフィンを。
飲み物とは別に確か2000ウォン。物価高の韓国では格安。

久々に景福宮へ。

なんかパレードやってました。

景福宮は復元された建物がどんどん増えるので、ソウルに来るたびに行く場所。
物価高でも入場料はたったの3000ウォン。

最初自分達で回ろうと思ったけど、すぐに日本語ツアーが始まるってことで今回もツアーに参加。

やっぱり日本語ツアーに参加して良かった。
前回来たとき以降に発見された文献から屋根の上にいる動物達に関する事実が発見されたとのことで、今まで〇〇と思われていた十二支が実は違ってたらしい。

確か親子の犬

何回見ても心が痛む朝鮮戦争時代の傷跡

オンドルの煙突

光化門

年末年始のモニュメントが色々ありました。

今日の伝統市場巡りは京東市場

ここが今回巡った市場で1番良かったです。

屋台のカルグックス。確か4000ウォン。
めっちゃ美味しかった。
今回食べたご飯の中でもある意味格別。

日本に帰ると食べれなくなるレバ刺し食べれなくなるから、再び広蔵市場へ。

今日はレバ刺しのみ