2012年夏のソウル旅行（その２「城郭ウォーキング編」）

2012/08/29 - 2012/09/02

ソウル３日目は、今回の旅行の最大の目的「城郭ウォーキング」へ。
普段JRとかのウォーキングに参加する気分で歩いたのはいいものの、これがウォーキング？と言いたくなるほどハードだった。
しかし山の頂上の風景は、お金じゃ買えない価値あり。
ただし地図がわかりにくいので、ハングルが読めない方は、必ず読める方と一緒に行くことをお勧めします。
写真は仁王山（338m）のふもとから見たソウル市内の景福宮方面。

エリア ソウル(韓国)

• 旅行の満足度: 4.0

腹が減っては戦は出来ぬ、ということで出発地点近くの南大門市場で、まずは朝ごはんのククスを。
本当はうどん屋さん街に行きたかったんだけど、朝早いせいか開いている店も少なく見つけられず。
ここの朝ごはんが今回の旅行で一番のはずれだった。

こっちはダンナが食べた海鮮うどん。こっちはダシもしっかりきいててまあまあ美味しかった。

観光案内所でもらった地図を頼りに、まずは南大門（崇礼門）から開始。
スタンプを押す警備室を探すのにいきなり一苦労。
しかし、この後元城郭の道を探すのに散々苦労して、南大門のロータリーから離れるのに30分近くかかってしまった。

地図に書いてある「中央日報」を見つけ、ようやく方向がわかったのに、その後もこの道でいいのか？という不安を抱えつつ小さな坂を上ると無事平安教会があり、とりあえずホッ。

実際の城郭がない部分の街中には、こんな風に地図がところどころにある。
しかし、これを見てもやっぱりわかりにくい。

梨花女子高校がある通り。
ここは去年に続いて2回目。いつ来ても素敵な小路。
しかしこの路が終わってから、2つ目のスタンプポイントは江北三星病院ってところなんだけど、一見病院に見えず、しかもハングル表記しかないから、ハングルが読めない人は絶対あそこが病院だとわからなくて通り過ぎちゃうと思う。
この写真の小路が終わって大きな道路にぶち当たったら、左手の信号を渡った目の前が病院で、さらにスタンプがある場所は病院の建物の右手にある坂を上ったところですよ！！！
そのままその坂が城郭後コースになります。

その後も分かれ道が来るたびにどっちか迷いながら、地図が読めるダンナをもってしてもわかりにくい地図に四苦八苦。
でもこの城郭ウォーキングコースを歩く人（99%以上韓国人だと思う）は多いらしく、間違った道に行きそうになると、通りがかりの人がそっちだよと親切に教えてくれるので大丈夫。

実物の城郭がある通りに入る前の地図。ここにこのあたりの見どころが出ているので、参考にしましょう！

地図のすぐ先にようやく実物の城郭が見えて来た。

これからあの山に登ります。
ソウルは町と山が本当に近いんだな。
東京もこのくらい山があちこちにあると、山だて出来るから方向オンチの私も困らないのになあ。

洪蘭坡家屋という家。
あんまり日本の観光案内に載ってないから載せてみた。

ウォーキング地図に「サムゴリスーパー」と、目印のように書いてあるスーパーは、あのY字路の2つ手前の小さな商店です。
日本人にとってこれがスーパーに見えますか？
店の名前もハングル表記しか当然無いし、やっぱりこの地図はハングル読めない日本人にはハードル高すぎる。

これから山登りが始まる前に、小さな公園があり、そこで一休み。
これはその公園近くに無数に咲いてた花。
日本にもあるのかな？ホタルブクロに似てる。

これは花の形はまるで朝顔みたいだけど、ミニトマトくらいの大きさの可愛い花。

公園の脇道を上がって、ようやく登山入り口へ。
まるで国境沿いかと思う鉄条網が張られてて、DMZを彷彿させられるなあ。

ここからが本当の地獄。
こんな急な山というか岩を登っていきます。
次の節目ポイントの彰義門までたったの3.1kmしかないのに2時間かかるって書いてあるわけがよーくわかった。

工事が終わったばかりと思われる新しい城郭。
古い城郭は何割くらい残っているのかな。

ひいこらひいこら言いながら、ようやく仁王山のふもとらしきところに。
一休みして上から見える景色をパチリ。
向こうに南山タワーが見える。

その後途中から階段がなくなり、岩の上にある足跡みたいなものをたどって、ロープにつかまりながら歩くハードな道に。
身長が低い人だと一歩が届かないところもあって、これが本当にウォーキングコースか？と疑いたくなった。

何かの石碑かしら？

ようやく仁王山のてっぺんへ。
これは山のてっぺんに来なければ見られない、山の反対側（市庁がある側の反対側）。

仁王山から見た南山方面。
もうちょっと左手にある青瓦台方面は撮影禁止なので注意。
見張りの人がいるから注意されます（きっと）。

景福宮方面を拡大して撮ってみました。
上から宮殿を見下ろすなんて気持ちいい！
もうここまでで完璧に疲れ果ててしまったので、この後は一旦下山することに。

帰りにあった城壁沿いの道。
これは昔から残っているものっぽい。
ここは唯一平坦っぽい道でラクラク。

しかしその先はまたまたシンドかった。
このように急な階段をずっと下り続けなくてはいけない。
城壁沿いの古い階段と、新しくできた一段が大きい階段があるんだけど、下りは絶対に古いほうの階段がお勧め。土だから膝に負担がかからないから。

ようやく下山して付岩門にある彰義門へ。
途中で水がなくなって、薬水があるってことで汲みに行こうかと思ったが、190mも脇路をそれて下るとのことで断念。
彰義門につくまでにはのどがカラカラに。
付岩門エリアは初めて来たが、可愛いお洒落なお店が多くてよさそうだった。
今度来てみようっと。

その後、付岩門からバスに乗っていっきに東大門へ。
ここでズルして3つめのスタンプゲット。
だって全部歩いて回るなんて、短期間旅行者には無理！

お腹が空いたので、東大門ホテル裏の食堂街でランチをすることに。
お腹に優しいのはやっぱり焼き魚ってことで「東大門チュクミ」という食堂へ。
焼き魚が色々あるらしいけど、なんだかわからないので、アジュンマお勧めの「イミョンス」というお魚とサバを注文。
一体イミョンスが何なのか不安だったけど、出て来てみたらなんのことはないホッケだった。しかも超マシイッソ〜。

最後のスタンプ地点まで、電車とバスに乗れば行けるんだけど、やっぱり気が引けるので、東大門から恵化門までふたたび城郭を歩くことに。これが結果的にはちょっと失敗だったんだけどね。

恵化門も東大門も都会なんだから平坦な道だと思っていたら、これが間違いで、仁王山ほどではないが、かなりの坂道を上った。
ナクサン公園のてっぺんには、私の大好きな運動公園があったが、とても運動する気にはなれず。
朝は元気にツイストとかやってたんだけどな。

江北の東側はこんな風景なんだな〜。
と下りは比較的余裕で下山。

恵化門が見えてきた。
ここから右側に歩いて漢城大学入り口駅から1111番か2112番バスに乗って次のスタンプポイント近くの粛靖門を目指すことに。

終点のミョンス小学校に着いてみたら、去年のソウル旅行で山登りに失敗して下山したらたどり着いたところだった。
ここで粛靖門を目指すが、地図を見てもうまくたどり着けず。
三清閣まで出てタクシー拾ってスタンプ地点の馬岩案内所に行こうとしたが、閉門時間の3時を過ぎてしまったので、今日はタイムアップ。
翌日に再トライしようと、この時は思っていたが、筋肉痛がひどくて今回の旅行中の登山はあきらめた。

思い出してみると、去年北岳山に登ろうとして、門に行ったら月曜日で休みだったところがこの馬岩案内所だったんだな。
つまりミョンス小学校バス亭から、去年下山した道を登ればよかったことに後で気付くが、いずれにせよ体力なかっただろう。
写真はバス亭近くの川。このすぐそばに薬水汲み場がある。

疲れ果てて、帰りはタクシーで安国駅まで帰ってきたが、タクシーの運転手が何故か駅を通りすぎてしまったので、途中下車する。
こうゆうことがあるから、私はタクシーが嫌いでバスに乗りたくなるんだな。

夕飯は遠くまで行けないから仁寺洞と鐘閣の間の路地にある「豚ちゃん」というお店へ。
このお店のオーナーは日本に20年も住んでいらしたとこのことで、日本語であれこれ話が出来る。
サムギョプサル屋さんなんだけど、それは前日食べたので、私達はキムチチムを頼んだ。
おかずも料理も本当に美味しいので、安心して日本語で過ごしたい方は是非！

「豚ちゃん」のパンジャン（おかず）達は、どれも絶品です。
メインはキムチチムか何か頼んだんだけど、お店の主人と話しこんで写真撮るの忘れちゃいました。