イタリア / フィレンツェ 25年ぶりのフィレンツェ 何も覚えてなくて新鮮w

2023/12/01 - 2023/12/04

イタリアの、まだ見たことない都市をメインに巡ることにした今回の旅。

最初にローマをウロウロして、さんざん名所を堪能した後、世界一小さい独立国家、バチカン市国を巡り、次は北上して今回訪ねる街の中で、唯一行ったことのあるフィレンツェへ。


来たことあるのに、なーんにも思い出さなくて、とても新鮮な気持ちで巡ることが出来ましたｗ
どうなってる？ワタクシの記憶力w


ここで楽しみにしていたのは、ヴェッキオ宮殿の「秘密の通路ツアー」！
ヴェッキオ宮殿にはね、秘密が有るのですよ！
ドッキドキのワックワクです！


クリスマスが近づき、街の雰囲気が一層華やかになってきました♪



今回のルート
・北京でご飯だけ食べてくよ～♪
・ローマの有名どころを巡るぞ！
・バチカンは、やはり行かねばならぬ
・昔、チラ見しかしてないフィレンツェをじっくり回ってみよー
・ずっと気になってたベネチアも行ってみるよん！
・ドイツ諦めたからどこ行こう・・・？ もうパリくらいしか残ってないから、パリ行くか


ここまでの旅行記
イタリア / ローマ 初のローマに行ってきたよ♪ ベルニーニさん、好きです！
https://4travel.jp/travelogue/11873697

バチカン市国 / バチカン ほんとにちっちゃいな！ でもやっぱすっごい！
https://4travel.jp/travelogue/11874234



この後の旅行記
イタリア / ベネチア 思ったよりも迷宮度合いが高い街
https://4travel.jp/travelogue/11876444

フランス / パリ ずーーーっと避け続けて来たパリに行ってみました その１
https://4travel.jp/travelogue/11876891

フランス / パリ ずーーーっと避け続けて来たパリに行ってみました その２
https://4travel.jp/travelogue/11877942

エリア フィレンツェ(イタリア)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 徒歩

ローマを離れます～。

この、ヨーロッパのメイン駅の、ザ・終着駅感が好き。
線路がここでパッツーンと切れてて、これ以上の線路は無い。

そして、続々と到着する沢山の電車から、人が一斉に降りてくる感じ。

ワタクシの乗りたい電車は、italoという会社の電車らしい。

駅には切符売り場の小さなブースが点在していて、その一つに行ってみたら「それはうちの電車じゃないから、あっちのブースに行って」と言われてしまった・・・。

ブースごとに、売ってる切符が違うようだ。
italoのブースに並び直して、無事に切符をゲット。

「どこのプラットフォームにその電車が来るかは、出発の10分くらい前に電光掲示板に番号が出るから、それを見て、そのホームに向かえ」とのことなので、じっくり睨めっこ。

これっす！
ワタクシの乗るitalo トレイン！

10号車、座席も指定されている。

乗車、乗車～。

棚にスーツケースもちゃんと乗るわ♪

のんびり、2時間ちょいの旅。

さっくりとフィレンツェに着いた！

歩いてホテルに向かう。

途中、露店がたくさん並んでる～。
お買い物楽しいエリアだわ♪

このホテルは、ロビーのこの天井が気に入って選びました♪

ホテル ボッティチェリ さん。
https://hotelbotticelli.it/?utm_source=google&utm_medium=referral&utm_campaign=PulsanteGMB

ホテル ボッティチェリ ホテル

早速地図をいただいて、おすすめスポットを聞いて、お散歩に出発だ～！

新しい街、ワックワク！

そうだ、フィレンツェ、革製品有名だよね。

前回来た時は、インパラの革でできたジャケットを買って帰ったの思い出した。

気になるお菓子を食べてみる。

カンノーリ。

カンノーリは複数形だそうなので、ここでは一個なので、正確にはカンノーロ。

揚げた固めのパイ生地みたいのに、リコッタチーズのクリームが詰めてあって、お砂糖がかかってるの。

甘ーーーい！

ジョットの鐘楼だ。

ジョットの鐘楼 建造物

あー、クリスマスのためのディスプレイ、可愛いねぇ！

ドゥオーモ。

相変わらずデカい～。

ドゥオーモ (フィレンツェ) 寺院・教会

綺麗なライトアップ。

綺麗なメリーゴーランド。

カラフルなジェラート。

ヴェッキオ宮殿 (Palazzo Vecchio)。

今回は、ここに「秘密の通路ツアー」という興味深いガイドツアーがあるので、もちろん予約して来てますよん！！

たーのーしーみー！

ヴェッキオ宮殿 城・宮殿

宮殿前の噴水。

ヴェッキオ宮殿 城・宮殿

あー、楽しい^^

買い出しして帰ろう～♪

スーパー発見。

あー、フィレンツェも、床をゴロゴロさせるタイプのカートだ。

これ、なんかペットを連れて歩いているようで好きなの♪
無駄に店内を歩くｗ

チップスに、洋梨のネクター、バターに、ハムに、クラッカーに、ヨーグルト。
んふふ。

翌朝は、ホテルからすぐの中央市場に行ってみるよ。

セントラルマーケット 市場

一階は生鮮市場。

果物、野菜、お肉、お魚のお店がズラリ。

セントラルマーケット 市場

海外では、どんなお肉を食べているのか気になって、お肉屋さんを覗く。

日本みたいな薄切りは、ほぼ売ってないよね。
丸っと売ってる。

ウサギさん、鴨さんとか居るね。

セントラルマーケット 市場

2階は、素晴らしいフードコートになってる！
いろーんなお食事が選べるよ！

セントラルマーケット 市場

美味しそうなものがいっぱい！

お肉とか試食させてくれて、凄い美味しかった♪

セントラルマーケット 市場

今日は、ちょっと郊外の、メディチ家の別荘を見に行くよ。

電車で2駅。
そっからバス。
そして歩き、らしい。

お、電車は2階建てだ。

もちろん、2階に乗るよん。

高い、高い～♪

バスを降りて歩き始めたら、異常気象のせいなのか、突然、「なんだこれは？台風か？？」みたいな猛烈な暴風雨になって、寒くて、風に吹き飛ばされそうになって、でもタクシーどころか人っ子一人見かけない場所を延々歩いて・・・、もう諦めようか・・・、と心が折れかけたけど、せっかくここまで来たんだ、と頑張った。

こーこーだー！
ようやく到着した時には、諦めなかった自分を全力で褒めたｗ

メディチ家の ぺトライアの別荘 (Villa medicea della Petraia)

ぺトライアの別荘 建造物

世界遺産「トスカーナのメディチ家の別荘と庭園」の構成資産の一つです。

入場は無料。

こんなふうに、メディチ家の所有していた別荘はこのへんのあちこちに点在していて、ここはそのうちの一つ。

ぺトライアの別荘 建造物

時間が決まってて、ガイドツアーで巡るんだけど、ワタクシしか居なくて「他に誰も来なかったら、英語で解説するわね」と言われてウキウキ待ってたんだけど、もうすぐ開始時間！という時に、一組のイタリア人ファミリーが来てしまって、解説が全部イタリア語になってしまって、なんも分からんかった・・・・・。

ぺトライアの別荘 建造物

ここ。

この広間が印象的で、ここ見たいなー、と思ったのです。

ぺトライアの別荘 建造物

ほぼ貸し切りで、のんびり楽しめます。

ぺトライアの別荘 建造物

豪華な別荘をあっちにも、こっちにも・・・。

メディチさん、ほんと栄華を極めたのね。

ぺトライアの別荘 建造物

各お部屋も、見応えがある。

ぺトライアの別荘 建造物

礼拝堂。

ご主人のお部屋からは、ここに向かって窓が開いていて、お部屋から直接お祈りが出来るようになっていました。

ぺトライアの別荘 建造物

娘さんのお部屋かしら。
素敵なベッド^^

ぺトライアの別荘 建造物

ドレッシングルームかしら。
可愛い～。

ぺトライアの別荘 建造物

通路が一つ、中国絵画のギャラリーになってるんだけど、なんか変な趣味なんだよ。

これ、絞首刑のシーンだよね？


他にも、牢屋に囚われている人の絵とか、木に括り付けられて矢で射られて殺されようとしている人とか・・・

ぺトライアの別荘 建造物

これなんて、女性のトイレを覗いている男たち？

高貴な女性のシモの世話をする人たちか？

なんか、そんな変な絵ばっかり。

どういう趣味？ｗ

ぺトライアの別荘 建造物

ビリヤード台、今と形状が違うかな？

長細いよね。

昔使われていた、いろいろなゲームなど展示してありました。

ぺトライアの別荘 建造物

頑張って来て良かったわ。

ぺトライアの別荘 建造物

おいおい、さっきの暴風雨どこいったんだよ？？っつーくらい晴れたよね・・・。

急いで着たレインコート、全部ぶち破れてふっ飛んでいくかと思うくらいの暴風だったのに・・・。
しんどかったわぁ・・・。

フィレンツェを一望できる高台。

ぺトライアの別荘 建造物

メディチのニャンコは、とても人懐っこい。

何匹か居て、みんな寄って来てくれる。


スリスリしてくれたり、膝に乗ってきたりしてくれるんで、全然ここを去れない。
可愛い！
いつまでもなでなでしてた。

あー、やり切った感。

また、誰も居ない道をトボトボ帰ろう。

ここ寄っていこう。
サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局 (Officina Profumo-Farmaceutica di Santa Maria Novella)

サンタ マリア ノヴェッラ薬局 専門店

列に並んで入らないといけない、人気の薬局。

サンタ マリア ノヴェッラ薬局 専門店

1612年から営業している、世界最古の薬局なんだそうです。

サンタ マリア ノヴェッラ薬局 専門店

建物も、商品のパッケージも、とてもエレガントです。

サンタ マリア ノヴェッラ薬局 専門店

棚には、ここの歴史を物語る、昔の製品のパッケージが展示してある。

サンタ マリア ノヴェッラ薬局 専門店

なんて素敵な薬局なんでしょう。

サンタ マリア ノヴェッラ薬局 専門店

可愛いわぁ。

サンタ マリア ノヴェッラ薬局 専門店

キャンドル、香水などのいい香りが立ち込めています。

サンタ マリア ノヴェッラ薬局 専門店

教会みたいにゴージャスなお部屋も有ります。

サンタ マリア ノヴェッラ薬局 専門店

中の一角で、お花のイメージのプロジェクションマッピングの展示が有った。

いろーんなお花が次々と現れて、それはそれは綺麗だった～。

フィレンツェ名物は、ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ。

フィレンツェ風ビーフステーキです。

内陸部のフィレンツェらしい。

沢山のお店の店頭に、こんなふうに迫力の肉の塊が展示されています。

そのうちの一つのお店に入ってみたよ。

まずは、生ハムメロン♪

日本人が考え付いたものかと思ってたけど、こっちでもちゃんと有るのね。

すっごいでっかいメロンが3切れと、そこに大量の生ハム。

これだけでお腹いっぱいになっちゃうw

食べきった後に出てきたのは、こんなに大きなステーキ！

ま、こっちも完食したけど。


イタリアは、まず一皿完食してから、次のお皿、なのがしんどい。
一皿目に飽きて、「ちょっと残しておいて、途中でまたこっちを食べたい」が出来ない。

途中で手を付けないでおくと、「Finish？」と下げられてしまう。

三角食べで育ったんです！
テーブルにあれこれ並べさせてください！

ほろ酔いのいい気分で夜の街をそぞろ歩き～。

翌日は、最高に気持ちのいい快晴！

きゃー、可愛いお菓子♪

空真っ青。
最高だ♪

あー、この橋は思い出した！

ヴェッキオ橋 (Ponte Vecchio)。

上に、ズラッと宝飾屋さんが並んでいる、アルノ川に架かった橋なんだよ。

前回来た時ここで買った、純銀製のシュガーポット、まだ家にあるわ。

ヴェッキオ橋 建造物

橋の真ん中のこの彫刻も、まだ有るのね。

フィレンツェで気をつけることはね、こういう人が密集する場所で、わざと道に絵画を並べて、うっかり者がそれを踏むのを待ち構えている悪い奴らが居ることなの。

踏んだが最後、「お前は俺の作品を台無しにしやがった！弁償しろ！！」と凄まれて、超ーーー高額をまきあげられる羽目になるから！


特に、４つ角を曲がる時とか、すぐそこに置いてたりするらしいんで、景色に夢中になってると、痛い目に遭うよ！

ヴェッキオ橋 建造物

今日は、この橋を渡ったところにあるここ、ピッティ宮殿 (Palazzo Pitti) からスタート！
https://www.uffizi.it/en/pitti-palace

今日は、月に一度の第一日曜日。
公営美術館が無料になる、大切な日なのよー！


ユーロが高過ぎて、日本円が弱過ぎて、毎日出費にドキドキしちゃうから、今日はここぞとばかりに有料美術館を巡るスケジュールにしてあります！w

まずは、一番奥のチケット売り場に行ってみる。

ピッティ宮殿 城・宮殿

はいーーー、無料で入れるチケットいただけました～、ありがたや～！

ピッティ宮殿と、パラティーナ美術館、そしてボーボリ庭園に入れますよ～。


通常ならセットで22ユーロ、3,500円くらいかかるところが無料。
これは嬉しい。

広い宮殿内は・・・

ピッティ宮殿 城・宮殿

どこもかしこも・・・

ピッティ宮殿 城・宮殿

とにかく美し過ぎて・・・

ピッティ宮殿 城・宮殿

一部屋、一部屋が・・・

ピッティ宮殿 城・宮殿

もー、ワクワクの連続です！

ピッティ宮殿 城・宮殿

お風呂上り？のちょっと恥ずかし気な乙女。

ピッティ宮殿 城・宮殿

緑の壁のお部屋が好きかも♪

ピッティ宮殿 城・宮殿

ボーボリ庭園に出て来てみた。

ピッティ宮殿 城・宮殿

ペガサス。

ボーボリ庭園 広場・公園

あーーー、前回の旅行記に、この場所の写真載ってた。

どこだったっけ？と思ってたけど、ここも当時、来たんだね？w


本当に、ほとんど何も覚えてないの。

ボーボリ庭園 広場・公園

ボーボリ庭園は、ずーっと丘の上まで広がっています。

頑張って登って来ると、フィレンツェの街を見渡せます。

気持ちいい景色！

ボーボリ庭園 広場・公園

あー、この場所の写真も、前回の旅行記に載ってるよ。
ベッキオ橋をこちら側から撮ったんだね。

ここでワタクシは、苺に生クリームが乗ったデザートを食べてるよ。

あー、まだそのお店が有るみたいだ！
入ってみる。

有った、あった、苺に生クリームのデザート！
懐かしいなぁ！

25年ぶりの味だ。
フレッシュな苺と生クリームだけをたっぷり、のワタクシの理想の組み合わせ。
美味しかった～♪

次はね、ウフィツィ美術館 (Galleria degli Uffizi) に来ましたよん！
https://www.uffizi.it/gli-uffizi


ここも、月に一度、今日だけは無料なの！

・・・ってことで、大行列だよー！
最後尾に並ぶ。

ウフィツィ美術館 博物館・美術館・ギャラリー

行列こそ長いが、10分くらいで、結構すんなり入れた。

ここは、通常なら25ユーロ、3,900円ほどの料金ですが、これが無料は本当に神。

ウフィツィ美術館 博物館・美術館・ギャラリー

ここに来たことだけは、明白に覚えている。
「ここに行きたい」というのが、当時フィレンツェ行きを決めた理由だったから。

そして、この廊下に度肝を抜かれたことを思い出した。
「廊下の天井が、こんなに美しいことになってるんだ？？？」と。

あれ以来、日本にどんな美術館の作品がやって来て展示されようと、「ヨーロッパの美術館は、この建物の装飾も全部ひっくるめての美しさだから、現地に行って見ないとダメよね」の気持ちが強くなった。

ウフィツィ美術館 博物館・美術館・ギャラリー

一枚、一枚、デザインが全然違うのも、凄いと思うのよー。

ウフィツィ美術館 博物館・美術館・ギャラリー

一枚、一枚、詳細に眺めててもほんと楽しい。

串刺しみたいになってる人々とか、足が植物みたいになってる人とか、「ナニコレ？」を見つけるのが楽しいのよ。

ウフィツィ美術館 博物館・美術館・ギャラリー

美術オンチのワタクシでも知っている有名な絵画。

ウフィツィ美術館 博物館・美術館・ギャラリー

いきなり変な現代アート飾ってあったｗ

ウフィツィ美術館 博物館・美術館・ギャラリー

はーーー、なんという気持ちのいい天気！

ヴェッキオ橋 建造物

この絵が好きだわー！

ウフィツィ美術館 博物館・美術館・ギャラリー

この人の着ているマントの細かい柄や刺繍の部分まで、描きこんでいるあたりが素晴らしい！

ウフィツィ美術館 博物館・美術館・ギャラリー

そして、この彫刻好きよん！と思って写真撮ったけど、これもベルニーニさん！

ローマから愛し始めたベルニーニさんだけど、やっぱ彼の作品と知らずに「好き！」と思って撮ってあるものがとても多いわ。

ウフィツィ美術館 博物館・美術館・ギャラリー

大満足。

やっぱ凄いわー、ウフィツィ。

馬車が有るのね。

ドゥオーモは、結局入りませんでした。

以前入った時、デザインが「フーン」という感じだったのと、唯一華やかな、クーポラ部分の絵を見るためには、450段以上の階段を登らないとならないから。

ちょっと、私の琴線には触れないところなのです。

ドゥオーモ (フィレンツェ) 寺院・教会

日本語の混じった、変なTシャツ売ってたw

翌日は、気になっていた美術館に行ってみた。

フィレンツェ幻想博物館 (Museo delle illusioni Firenze)
https://museumofillusions.it/

目の錯覚みたいのや、不思議な現象を体感できる展示がある、科学博物館。

これは、上も下も同じサイズ、形なのに、大きさが違って見えるもの。

これは、下の丸い紙に書いてあるなんだか分からん線が、真ん中の円柱の鏡に映ると象さんになっている。

これは、この彫刻に下から光を当てるとシルエットが全然違うものになっている。

これは、「通るはずがないだろう？」というこの長いまっすぐな棒が、このカーブした隙間を通るという不思議。

これは、指を触れると、そこにこの稲妻のようなものが集まって来る球体。

他にも、トリックアートや、色の3原色を使ったもの、2次元の部屋、角度を変えたら全然違うものに見える写真や絵、など興味深いものがいっぱいで、とても面白かった。

あとは、メディチ家の礼拝堂 (Cappelle Medicee)に行ってみた。

サン・ロレンツォ聖堂 (Basilica di San Lorenzo) と繋がっているのに、入り口も別なら、料金も別って、なんかいやらしい。

メディチ家礼拝堂 寺院・教会

入ると目につくのは、人間の骨が入った、ゴージャスなデザインのケース。

なんと表現したらいいか分からん。

見える形で、骨が一本とか、時にはいくつか、入っている。

メディチ家礼拝堂 寺院・教会

沢山あって、「これは、メディチ家の皆様の骨壺なのか？」と思ったけど、「じゃなんでこんな1本だけなんだろう？」とか、「どうして見えるように？」とか、疑問が渦巻いたんだけど、今調べたら、この骨は「聖遺物」であって、当時は、聖人の骨や所有物の一部を見たり触れたりすると、地獄での浄化年数を短縮できる、と信じられていたため、作られたもののようだ。


・・・・・、どの聖人の骨を、どういう経緯で、どこから入手してきて、こんなものを作っていたの・・・・・？

メディチ家礼拝堂 寺院・教会

礼拝堂に上がってみたよ。

すごい。
一面、カラフルな大理石！

メディチ家礼拝堂 寺院・教会

そして、そこここに棺。
この丸いコロンコロンしたものが付いているのは、メディチ家の紋章。

皆さん、ここに埋葬されて、どれくらい経つんだろう・・・。

メディチ家礼拝堂 寺院・教会

この装飾が、とても美しくて目を引いた。

石って、こんなにカラフルなんだね。

メディチ家礼拝堂 寺院・教会

すっごい鮮やかで美しかった～。

メディチ家礼拝堂 寺院・教会

そして、いよいよ、一番楽しみにしていたヴェッキオ宮殿 (Palazzo Vecchio) の「秘密の通路ツアー」へ！
https://musefirenze.it/musei/museo-di-palazzo-vecchio/

ヴェッキオ宮殿 城・宮殿

予約時間の前に受付に行くと、点呼を取られ、ガイドさんがやってきたら出発。

通常の入場者とは全く別の、この入り口から宮殿に入ります。

ヴェッキオ宮殿 城・宮殿

ここには、メディチ家のご主人達が秘密で使用していた部屋に繋がる階段が有るのです。


壁の厚みの中に、目立たないように作らせた階段なので、こんなにほっそい！

当時、もさもさした大きな衣装を身に着けていた印象の貴族達なのに、こんな細いとこ通れたんですね。

登っていいの？？
ワックワクします！

ヴェッキオ宮殿 城・宮殿

上へ上へと登っていくと、寂しい小さい部屋に着くのですが、そこに有る扉を開けると・・・

ヴェッキオ宮殿 城・宮殿

こんな部屋に出るのです！

このぐるっと取り囲む絵画、そのうちの一つを押し開く形で、この部屋に入れるようになっているのです。

すごい！！！
秘密の部屋だ！！

ヴェッキオ宮殿 城・宮殿

これらの絵は、開くようになっていて、その後ろには棚が！

ご主人様は、ここに、収集したお宝の数々を、そっと集めていたそうなのです。
すごい！
めっちゃ楽しい！！


しかもこの部屋は、存在すら忘れられていた期間もあって、その分劣化が少ないから、すべて当時の姿のままで残っているものなんだそうです。



・・・おっと。
ここのからくりを、これ以上伝えてしまうのは野暮ですね。

後は行ってからのお楽しみ！



次のお部屋に行くには、またビックリするようなとこから、秘密の通路が出てきますよ！

ワックワクが止まらないよー！
最高。

ヴェッキオ宮殿 城・宮殿

これが、圧巻の500人広場。

こんなに広い空間に描かれた天井画を、柱も無く、どうやって支えているのか。

そこも、秘密の通路ツアーで見せてくれますよ！

ヴェッキオ宮殿 城・宮殿

あまりにも高いので、そうは感じませんが、一個一個の絵はすごい大きさです。

ヴェッキオ宮殿 城・宮殿

この部屋の装飾、好み～。

ヴェッキオ宮殿 城・宮殿

淡いブルーの感じがいいのよ～。

ヴェッキオ宮殿 城・宮殿

本当に素敵な建造物だ。

ヴェッキオ宮殿 城・宮殿

大好物の、不思議な生き物の絵も・・・

ヴェッキオ宮殿 城・宮殿

いろいろ有りました♪

ヴェッキオ宮殿 城・宮殿

超巨大なアルマジロも居たし。

でっか！！

ヴェッキオ宮殿 城・宮殿

古地図の部屋では、日本を見つけたけど・・・・・・、こんな形の島だと思われていたのね！w

ヴェッキオ宮殿 城・宮殿

大変楽しいところでした。

ヴェッキオ宮殿 城・宮殿

ベネチア編に続く・・・