2023/10/22 - 2023/10/22
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この旅行記のスケジュール
2023/10/22
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バスでの移動
ホテル 8:30発 → 妻籠宿 第1駐車場 9:00着
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バスでの移動
妻籠宿・第3駐車場 11:00発 → 男滝・女滝へ
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今日も快晴! お天気に恵まれました。
ツアー最終日は、妻籠からスタートです。
(3日目)
ホテル 8:30発 → ⑩妻籠宿 9:00着(120分)
※この続きは「後編」で。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 観光バス 新幹線 JR特急 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- クラブツーリズム
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雲ひとつない青空!
さあ バスで出発し、妻籠宿に向かいます。ホテルルートイン中津川インター 宿・ホテル
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今日の最初の目的地、妻籠宿に到着しました。
第1駐車場で下車し、ここから歩きます。妻籠宿 名所・史跡
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駐車場から歩きはじめたところで、入口の表示がありました。
妻籠宿 名所・史跡
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路地を抜けると、メイン通りです。
全国で初めて古い街並みを保存した妻籠宿は、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。
最初に左の、やや坂がある方角に進みます。妻籠宿 名所・史跡
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水車小屋があり、その向かい側に...
妻籠宿 名所・史跡
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妻籠宿の高札場跡があります。
江戸幕府のおふれを通行人に知らせた昔の掲示板です。妻籠宿高札場跡 名所・史跡
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いくつもの決まりごとが書かれていました。
まずはここを見て、もと来た道に戻ります。妻籠宿高札場跡 名所・史跡
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途中、とてもレトロなポストがありました。
ポストって、日本語にすると「書状集荷」という。
今も現役で活躍中です。妻籠宿 名所・史跡
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脇本陣奥谷に到着したので、中に入ります。
ここは代々 脇本陣と問屋をつとめた林氏のお屋敷で、屋号を「奥谷」といいます。
国の重要文化財に指定されています。脇本陣奥谷 名所・史跡
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木曽五木の禁制が解かれて、総ひのき造りで建て替えられました。
この入口は 林家と造り酒屋用のもので、左側が かつて酒樽の倉庫でした。
外壁が異なっているので、よくわかります。脇本陣奥谷 名所・史跡
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また入口の右側には、もう一つ門が。
御門(侍門)といい、来客はここから奥の部屋に通されました。脇本陣奥谷 名所・史跡
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中に入ると、係りの方から 囲炉裏の間の座敷にあがるよう、案内されます。
脇本陣奥谷 名所・史跡
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まず、火がつけられた囲炉裏を囲んで座ります。
ここで当時の家族の席順についての説明がありました。
上座は煙と隙間風の影響を一番受けない奥の席で、一家の家長が座ります。
その左隣(街道側)に客人、右隣には家長の妻が座ります。
但し、家長のお母様は畳の上、妻は板間です。
また子供たちは、家長の向かい側(隙間風や煙の影響を受ける)の土間に座ります。
このような経験で我慢すること、目上の人を尊敬すること、という2つのことを学ぶのだそうです。
家族内の立場・扱いが厳しかった時代です。脇本陣奥谷 名所・史跡
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家長の席(写真右)には、足を温めることができる木製の足置きが 囲炉裏の灰の上に設置されていました。
確かに扱いの差を感じます。脇本陣奥谷 名所・史跡
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脇本陣奥谷の見どころ。
季節や日差しの強弱、時間帯などの条件が合えば見ることができる格子窓の斜光です。
この日は やや陽の光が弱いながらも見ることができました。脇本陣奥谷 名所・史跡
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造り酒屋の従業員は 囲炉裏の間の奥にある階段で、2階で生活していたそうです。
脇本陣奥谷 名所・史跡
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ここは上段の間です。
床の間の障子のデザインがとても素敵で見とれていたら、 係りの人が中央の机の前に立ち、いきなり...脇本陣奥谷 名所・史跡
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天板をひっくり返しました!
なんと裏側に大きな文字が書かれています。
明治天皇(名前は睦仁様)がここで ご休憩された時の記録です。
ちなみに この机は、天皇に対して暴力を連想させないよう、釘を使わずに作られたそうです。脇本陣奥谷 名所・史跡
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奥にある上段の間の手前が、宝の間、そして一番手前が竹の間です。
どちらの部屋も炉を切る場所があり、お茶をたてられることが想像できます。
また宝の間と竹の間は、庭に面していますが...脇本陣奥谷 名所・史跡
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特に竹の間の障子の小窓から、庭の景色が一部見えるようになっていました。
脇本陣奥谷 名所・史跡
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まるで、1枚の日本画のように映ります。
脇本陣奥谷 名所・史跡
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そして 宝の間の縁側から「庭から見える正面の山の上には、妻籠城址があります」と説明がありました。
妻籠城は小牧・長久手の戦いの折、徳川軍に対して難攻不落を誇ったといわれた城です。
なお脇本陣奥谷は、妻籠城を守っていた方たちの宿でもあったそうです。脇本陣奥谷 名所・史跡
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そして目の前には、苔庭が広がります。
茶色い部分がありますが、もしや枯れている?
と思ったら、苔は乾燥すると芽が閉じてしまい、茶色になるとのこと。
でも安心してください(笑)。
春になれば新芽が出て、緑色になるそうです。脇本陣奥谷 名所・史跡
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侍玄関と呼ばれる部屋です。
目の前の庭の右側には御門(侍門)があり、外に出られます。
またこの部屋の小壁に...脇本陣奥谷 名所・史跡
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長い額が飾られていました。
作家・島崎藤村 直筆の書です。
藤村は妻籠本陣を勤めていた家族の親戚であり、またこの林家に嫁いだゆふさんは彼の初恋の相手。
とても縁が深いのですね。脇本陣奥谷 名所・史跡
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主屋を出ると、裏に土蔵のような建物があります。
林家の博物館として、公開されています。脇本陣奥谷 名所・史跡
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ここには島崎藤村の数々の著書が展示されています。
特に正面のゆふさんの肖像画の周りには、ゆふさんに関係する資料がずらり。妻籠宿本陣 名所・史跡
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もちろん、脇本陣関係の民俗資料や林家で使用していた日用品も数多く展示されていました。
妻籠宿本陣 名所・史跡
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そして脇本陣の博物館の奥から、歴史資料館へと通じています。
木曽の歴史や宿場のあらまし、町並み保存の歩みなどを資料や模型・映像を用いて紹介しています。南木曽町歴史資料館 美術館・博物館
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これは、木曽五木の断面図。
左から、ヒノキ、サワラ、アスナロ、ネズコ...(コウヤマキ)南木曽町歴史資料館 美術館・博物館
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そして、それらの葉も。
左から、コウヤマキ、アスナロ、ネズコ...(サワラ、ヒノキ)
こうして比較してみることができるので、違いがよくわかります。南木曽町歴史資料館 美術館・博物館
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木曽式伐木運材法と呼ばれる模型です。
木曽の急峻な地形と河川を利用して材木を搬出する手法だそうです。
木材を運び出すのって、大変な作業だったことがわかりました。南木曽町歴史資料館 美術館・博物館
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妻籠宿本陣を務めた島崎家の家系図と合わせて 年表や写真がありました。
実は妻籠宿の島崎家と馬籠宿の島崎家とは 同族関係です。
妻籠宿の島崎家から、馬籠宿の最後の当主・島崎正樹(小説・夜明け前の主人公・青山半蔵のモデル)のもとに「ぬい」という人が嫁ぎ、その2人の間に生まれた4男が 島崎藤村(=春樹)です。
そして、島崎藤村の実兄・広助は妻籠宿本陣の養子であり、最後の当主。
島崎家のつながりに驚きです。南木曽町歴史資料館 美術館・博物館
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脇本陣奥谷・歴史資料館を出て少し歩くと、今度は本陣の中に入っていきます。
妻籠宿本陣は島崎藤村の母親の生家で、一旦 取り壊されたものの、江戸時代後期の絵図をもとに復元されました。妻籠宿本陣 名所・史跡
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本陣の間取りを立体化した模型です。
こうして見ると広くて、しかも部屋が多い。妻籠宿本陣 名所・史跡
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上段の間。
来賓室ですね。妻籠宿本陣 名所・史跡
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ここはトイレ。
もちろん、使用できません(苦笑)。妻籠宿本陣 名所・史跡
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今でいう、バスルーム。
湯桶のお風呂、入ってみたいなあ。妻籠宿本陣 名所・史跡
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ここには、3つの箪笥が並べられています。
そのうち右の2つは、江戸時代から木曽川で運材に従事してきた三重県桑名市の材木店が代々用いたものだそうです。
かなりの年代物で、一番右側の箪笥には車が付いていました。妻籠宿本陣 名所・史跡
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囲炉裏が置いてある台所から。
最初に見た模型の通り、とても広い本陣の内部でした。妻籠宿本陣 名所・史跡
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妻籠郵便局です。
ここには郵便の変遷がわかる史料館が併設されていて、島崎藤村の「夜明け前」にも開局当時の様子が描かれています。
先ほどもありましたが、初期のデザインを模した黒いポストも置かれています。妻籠宿 名所・史跡
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やがて、道の突き当りが見えてきました。
妻籠宿 名所・史跡
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桝形跡です。
ここから 左に進みます。桝形跡 名所・史跡
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桝形跡を通り過ぎると、道路から少し下がったところに石置き屋根の「下嵯峨屋」がありました。
長屋としての庶民の住居であり、妻籠宿にある民家の中では比較的古く、内部の柱は ひのきを使っています。下嵯峨屋 名所・史跡
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寺下の町並みに入ってきました。
日本で最初に宿場保存事業が行われた地区で、妻籠宿保存の原点ともいうべき場所です。
その代表的な景観の「旅館いこまや」ですが、工事中で幕が張られていました。
この屋根に沿って曲がった木と寺下の町並みが 人気撮影スポットなのですが、残念です。妻籠宿 名所・史跡
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そして、その「旅館いこまや」の隣の店、ビジュアルがスゴイ!
2階に「CONTEMPORARY ARTS AND CRAFTS」と書かれていました。
観光客にウケますね。妻籠宿 名所・史跡
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ここは、厩です。
ただ玄関には、この寺下の町並みを紹介する案内板がありました。
中をのぞいてみると...妻籠宿 名所・史跡
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2頭の馬がつながれていたのかな~、あくまでも想像です。
妻籠宿 名所・史跡
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18世紀中期の建築と推定される「上嵯峨屋」です。
下嵯峨屋と同様、妻籠宿で最も古い建物の一つで、格安で宿泊できる「木賃宿」(きちんやど)です。上嵯峨屋 名所・史跡
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今でいう、ゲストハウスですね。
上嵯峨屋 名所・史跡
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「特別限定どぶろく風味・杣酒」という文字が目に入りました。
どんなお酒だろう。
気になります(苦笑)。妻籠宿 名所・史跡
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妻籠宿・第3駐車場に来ました。
この山道を進めば 次の目的地・馬籠宿ですが、私たちは バスで移動します。
※後編につづく。妻籠宿 名所・史跡
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