2023/10/21 - 2023/10/21
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この旅行記のスケジュール
2023/10/21
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バスでの移動
ホテルルートインコート伊那 8:30発
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木曽路を歩く旅2日目。
今日も「木曽てくてくガイドの会」専門ガイドの案内で、中山道の魅力を探ります。
(2日目)
ホテル 8:30発 → ⑤福島宿 9:15着(105分)→ 道の駅・木曽市場 11:10着 (15分)→ ⑥上松宿 11:35着(55分)→ ねざめ亭・昼食 12:35着(55分)寝覚の床 ※この続きは「後編」で。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 観光バス 新幹線 JR特急 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- クラブツーリズム
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-
今日の最初の訪問地は、中山道37番目の宿場、福島宿です。
この先に福島関所跡があります。福島関所跡 名所・史跡
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福島関跡は、井山(関山)麓の崖上にあります。
奥に見える建物が関所で、福島関所資料館として公開されています。福島関所跡 名所・史跡
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資料館の看板を横目に中に入ります。
福島関所資料館 美術館・博物館
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イチオシ
箱根・新居・碓氷と並び 天下の四大関所の一つとして、約270年間「入鉄砲・出女」などの取り締まりを行ってきた中山道の要衝です。
福島関所資料館 美術館・博物館
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ここでも銃や手形など、当時 使われた数々の用具や古文書が展示されていました。
福島関所資料館 美術館・博物館
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この部屋は、上番所。
通行人の検査を行ったところです。福島関所資料館 美術館・博物館
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贄川関所と同じく、大きな文字・短い文章の説明文が掲示されていて、とても わかりやすい!
小学生の質問に 答えたものみたいですね。福島関所資料館 美術館・博物館
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福島宿を出て、崖の細い通路を進むと、高瀬家藤村資料館に来ました。
島崎藤村の姉・園さんが嫁いだ家として知られ、藤村の小説「家」のモデルになっていることで有名です。
藤村ゆかりの写真や手紙などが展示されているので、ガイドの方が係りの人に交渉してくれたのですが、あいにく中を見学することはできませんでした。
個人のお宅だし、団体だからかな。高瀬家藤村資料館 美術館・博物館
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それでも家の玄関に掲げられた「簡素」と書かれた木の額が見えました。
晩年 島崎藤村が愛した言葉で、彼の作品の中で「自分をもっと新鮮に、簡素に表現したい」とする苦闘の思いを示しています。
奥が深い言葉です。高瀬家藤村資料館 美術館・博物館
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福島宿では崖屋造りの家があることから、高瀬家から降りてくると このように高台に建っていることがわかります。
毎日この階段を上がって行くの、大変だろうな。高瀬家藤村資料館 美術館・博物館
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さて高瀬家をあとに街道を歩いていると、「栗子餅」と書かれた のぼりの和菓子店に ツアーの人たちが引き込まれてしまいました(笑)。
ここは元禄元年から12代続くという山村代官御用達の、福島宿でも有名な老舗和菓子店。そこで、急遽ショッピングタイムとなりました。
突然の来客に お店の人もビックリしていました。宝来屋 グルメ・レストラン
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栗子餅を買った後は、木曽町文化交流センターの中に入っていきます。
はて? ここに何があるの? -
図書館内のカフェの隣に、水無神社例大祭で使用する高さ約4mの山車が展示されていました。
どうやら、この山車を見てほしかったみたいです。
毎年7月22日・23日に行われる「みこしまくり」は、御輿を落とし、まくって(転がして)最後には壊してしまうという荒々しいお祭りで「天下の奇祭」といわれています。
え~、壊しちゃうの? -
木曽町文化交流センターを出て、さらに歩いていくと、福島宿の高札場がありました。
今でいうところの、住民たちに知らせる掲示板です。
この先は、福島宿の中で古い町並みが残る場所です。 -
古い町並みが残る通りにきました。
この通りの右側に...福島宿 上の段の町並み 名所・史跡
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まつり会館があります。
中に入っていきます。木曽町観光文化会館【まつり会館】 美術館・博物館
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まつり会館の入口は奥にありますが、その手前に「清明社」と書かれた祠がありました。
陰陽師として有名な安倍晴明をお祀りしたものです。
どうしてここにあるのでしょうね。木曽町観光文化会館【まつり会館】 美術館・博物館
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まつり会館の中に入ってみると、中央の通路には天下の奇祭「みこしまくり」の神輿・ポスター、そして お祭りのビデオが流れていました。
さきほど、木曽町文化交流センターに立ち寄った意味がやっとわかった!
これが最後に壊してしまうという お神輿?
また周囲を取り囲むように、伝統の木曽踊りに関する品々が展示されています。木曽町観光文化会館【まつり会館】 美術館・博物館
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木曽町文化交流センターに展示されていた山車にも描かれていましたが、この龍や虎の絵、迫力満点です。
実際のお祭りが見てみたいものです。木曽町観光文化会館【まつり会館】 美術館・博物館
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まつり会館を出てしばらく歩くと、井戸がありました。
この井戸は江戸時代中頃に造られたもので、深さ21尺(6.9m)あり、過去の地震にも壊れず、昭和の中頃まで住民の飲料水として使われていたそうです。 -
木曽福島駅に向かって歩いていくと、途中にあった「かねまるパン店」で、ガイドの方が牛乳パンを3個、買ってきてくださいました。
TV番組でも紹介された牛乳パン発祥の店のパンなので、ぜひツアーの皆さんで食べてみてほしいと。
感謝です! このあと行くレストランで人数分に分けていただきました。
美味しかったです! ごちそうさまでした。 -
観光バスと合流する木曾福島駅にやってきました。
でも まだバスが到着していないので、少しの間だけ自由行動です。木曽福島駅 駅
-
イチオシ
バスに乗って出発した後は、上松宿に向かいます。
(途中、道の駅・木曽市場で休憩)
上松宿が近くなると、バスの車窓から、木曽川の花崗岩が見えました。
綺麗だあ!上松宿 名所・史跡
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上松宿に到着。
これから駅の方向に向かって歩きます。上松宿 名所・史跡
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臨時休業の看板が立てられていましたが、古い土蔵をリノベーションした菓子処・和心。
どんなお店なのか、とても興味が惹かれます。
でも 休みとは...残念です。上松宿 名所・史跡
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本町一里塚の跡です。
実際には この碑が立つ場所より先の中町に一里塚があったそうで、今は現存していません。上松宿 名所・史跡
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上松宿の街道を歩いていると、各商店の扉にお祭りのポスターが張られています。
へぇ~「木馬(キンマ)引き」かあ、いつなの?
10月21日って?...あっ、今日だ!
しかも今 何時?...開始15分前!
そのような訳で全く予定にありませんでしたが、ガイドと添乗員にお願いして、少しだけ祭りを見物することになりました。上松宿 名所・史跡
-
お祭りは 上松駅前のロータリーで、12時から始まります。
その間、駅前に置かれていた木馬(キンマ)の御神木を見学。
木馬とは、かつて木材を搬出するために使われたソリ状のもの。
御神木は とても太くて立派な大木でした。上松駅 駅
-
さあ12時、いよいよ競技が始まりました。
細い5本の木材が組まれた木馬(総重量なんと450kg?!)をひいて、ロータリーを一周してタイムを競う競技のようですが、最初のチームは曲がり角に大苦戦。
ガンバレ!
笑いと声援が飛び交い、もう少し見物したかったけれど、最初のチームだけ見て出発です。
後ろ髪が引かれる思いですが、思わぬ遭遇にラッキーでした。上松駅 駅
-
上松駅を出発して歩いていくと、十字路の土手の上に斎藤茂吉の歌碑がありました。
でも文字が見えづらい。
「駒ヶ嶽 見えそめけるを背後にし 小さき汽車は峡に入りゆく」
と書かれているそうです。 -
続いて、その土手には「尾張藩 上松材木役所御陣屋跡」と書かれた場所があります(土手の奥には 小学校の校舎が見えます)。
尾張藩直轄の材木役所が置かれ、木曽谷の材木に関する業務を司ったところです。
さてここで、ガイドの方から問題が出されました。
「木材と材木の違いは?」
木材とは、原木を切断して材料や原料として用いる木のこと。
材木とは、一定の長さや大きさなどに製材し用材となった木のこと。
よってここでは後者の扱いで、上松宿は「ひのきの里」として発展してきました。 -
後ろを振り返ると、木曾の山々が正面に見えます。
ちょうど お昼の時間になりました。
おなかがすきました。 -
今日の昼食場所は、ここ「ねざめ亭」です。
土産物店も兼ねたレストランです。 -
ランチ、いただきま~す!
地元の食材を使ったメニューで、美味しくて ボリューム満点で、大満足でした。
これで午後から また元気に歩けそうです。 -
食後は自由行動。
実は めざめ亭のテラスには、名所があります(笑)。
女性のトイレですが、絶景パウダールーム! -
イチオシ
おおーっ!
トイレが全面ガラス張りで、眼下の寝覚の床が見える、まさに絶景!
もちろん、外からは見えませ~ん(笑)。
使用可能です。
このトイレを見るためだけに、カメラを持って並んでいる人もいます。 -
トイレからテラスに出てきました。
名勝・寝覚の床が見えます。寝覚の床 自然・景勝地
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出発まで 少し時間があるので、寝覚の床まで行ってみます。
レストラン横に入口の階段があるというので、行ってみたら...
おっと、こんな急な階段!
行きは良いけど、帰りが...覚悟しなきゃ。寝覚の床 自然・景勝地
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階段を下りたところの踊り場の看板に従って、さらに下っていきます。
寝覚の床 自然・景勝地
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坂を下っていく途中、美術公園の作品が見えました。
自然の中にすっかり溶け込んだアート、ベストマッチです。寝覚の床美術公園 公園・植物園
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周辺の木々が赤く染まりかけてきました。
寝覚の床 自然・景勝地
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イチオシ
木曽八景の一つ、寝覚の床です。
木曽川の激流で花崗岩が削られ、このような迫力ある形になったそうです。
ねざめ亭のテラスにポスターが貼ってありましたが、この寝覚の床には浦島太郎伝説があります。寝覚の床 自然・景勝地
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イチオシ
床岩と名付けられた岩の上で、竜宮城から帰ってきた浦島太郎が玉手箱を開けてしまい、老人になって初めて夢から覚めた気持になった...ということで、この地が「寝覚の床」と呼ばれるようになったそうです。
へぇ~、そうだったの。寝覚の床 自然・景勝地
-
そのため、岩の上には小さな祠・浦島堂が祀られています。
浦島太郎の話は、玉手箱を開けて おじいさんになったところまで知っていますが、その後のことは ここに来て初めて知りました。
訪れたことがあった寝覚の床ですが、新たに知ることもあります。
※この後は 後編に.寝覚の床 自然・景勝地
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