筋斗雲で行く　西アフリカ４か国ブードゥー教の世界⑦　ブードゥー祈りの場

2023/11/13 - 2023/11/26

朝は20度とかなり涼しく感じられました。あまり東には移動していませんが1時間早まったので、朝食の時はまだ真っ暗でした。本日はベナン国内を南へ移動してアボメーまで目指します。
「アボメー
ベナンの北中部のズー県の県都。 2022年の人口は 30万人だった。 かつてのダホメー王国時代には首都であった。
1625 年頃、ダホメー王国が建国され、アボメーに首都が置かれた。17 世紀半ば～19 世紀後半、フォン族が土製建造物群であるアボメーの王宮群を建てた。
1892 年 11 月、独立国としてのダホメ―最後の王ベアンジン(Béhanzin)はフランス植民軍に敗れ、町に火を放った上で北に逃れたが逮捕。妻4人とともにガボンに流刑、その後アルジェで死亡。フランス植民軍は町を再建し、海岸と鉄道で結んだ。1985 年、「アボメーの王宮群」が UNESCO の世界遺産に登録された。」
今回の旅で最長の移動距離４３０kmですが、現在は綺麗な舗装道路でスムーズに移動できました。
スムーズで無かったのは、悪徳警官による「ゆすり」「たかり」「恐喝」かな？　まぁ、これも、実際にアフリカを旅行していても、話には聞くが実際に目の当たりにするのは初めてやった。
最後のナイジェリアの出国時にも有りましたので、後日報告します。
今日はベナンでのブードゥー教の聖地（本来自然崇拝を基にしているので聖地は存在しないはずなのだが）
それに、ブードゥーの踊りを見学するのがメインです。
ブードゥー教は、教義や教典、教団を持たない民間信仰なのだが・・・。
黒人奴隷によって伝えられたブードゥー教の陰の部分のイメージが、メディアによって形成され、体や頭にピンの刺さった糸人形や黒魔術などの強烈な印象が残って居るはず。
その一端を垣間見る事が出来る、信仰場所やダンスをご覧ください。

エリア その他の都市(ベナン)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 3.0
• グルメ: 3.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 観光バス
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

夜の明けやらぬ時間から朝食

ナティティンゴの郊外に立つカバの像

料金所
決して高速道路ではないが・・・

道路のコンディションは良好

残念ながらアイスは売って無かった

湖っぽい

タラバニー・動物保護区
こんな所も覗いて見たかったなぁ

古いボンネットトラックをよく見かけた

シアバターの木だったと思う

2000年代初期に経済制裁で国際便を飛ばせなかったリビアのカダフィが西アフリカを横断する道路を建設。リビアからニジェール、ブルキナファソ、ベナン、トーゴ、そしてガーナまで続く。あちこちの村にモスクを建設し、イスラム教がそれほど信仰されていない為、誰も使わずに放置されている。今でもカダフィは人気がある。

この辺りがトーゴとの国境が一番近い場所

直ぐそこが国境

このバスは今どきのエアコン装着車だったんだろうけど、ご当地ではエアコンは故障してるんやろな、窓も開けられへんし、ドアを開けっぱなしで走ってる

岩山が点在する町

集団下校？

バンテ市庁舎

トイレ休憩

ベナンでブードゥー教の聖地、ドンコオリ

古い蟻塚に蛇が住み着いていた場所が祠となっていて、参拝の人が絶えない場所があります。ドン(ヘビ)コオリ(蟻塚)。
杭を打ち込みながら心の中で願いを伝えます。ヤシ油をかけ、最後にヤシ酒をかけます。お賽銭として5000CFAをそなえました。願い事が叶ったら代理でもいいので再び訪れて管理人にその内容を告白し、そしてヤギなど新たな生贄を捧げます。以前クンタさんが出会った家族はある男性の写真を持ってきていて、話を聞くとこの男性は車を持ちたいというお願いを叶えてもらったのに再訪せずに、交通事故で亡くなってしまったという。今回は旅行の安全をと、祈り、添乗員さんがまとめて杭に願いを込めて打ち込みました。このような一般的なお願いなら叶っても再訪は必要ないと聞き、ほっとしました。

白人の観光客のバスも停まってました

どうして水の写真を撮ったかと言うとこの場所の特定の為（GPS記録）
途中の小さな町でスピードオーバーだと警察に捕まりました。時速40kmほどなのに賄賂目的でしょうか。
おもちゃチックなスピードガンを見せて罰金を払えと迫ったそうです。
結局当初の４分の１ほどに値切って日本円にして１０００円ほどを支払ったとのことです。年末になるとこういう事象が増えるそうで、誰しも新年を迎えるに当たりお金が必要だから・・・
ベナンの国のイメージが本当に悪くなってしまいます。

なかなかの年代物

ランチ@JECO
ティラピア、野菜サラダ、グリルチキン、温野菜、グリーンピースライス、バナナ、パパイヤ

このパパイアは美味しかった

道路舗装用の資材は人海戦術で

重機も有るがな

ルーフキャリアに積載制限は無い
場合のよったら、キャリアにモーターバイク乗せてるからね

ルノーのトラックは良く見かける

線路の跡が！

まさか駅舎の跡じゃないよね？

アボメーの町中

まず、ビス・ホテルにチェックインして

素敵な雰囲気の部屋

水シャワーのみやったけど

アボメー王国の旧王宮を見学

王宮内の広場

現在でも王宮所縁の子孫の方々が王宮内で商いを許されている

半魚人？

ベルの音はすがすがしい

織物の為に縦糸を引いてる

アボメーの王様はライオンに例えられた

大砲一門と奴隷４０人と交換されたとか

ここから中は王宮

ユネスコマークも王宮同様・・・

世界遺産エリアを示す看板は新調されたばかり？

これは何やったかなぁ

次にやって来たのはブードゥーダンスを見学する場所

子どもたちの眼差しは真剣そのもの

こうして中には人は入って無いと信じ込ませる

この動きは人間にはできない
https://youtu.be/3mBGKWBVmcw

夫々がブードゥーの神様

会場の熱気は最高潮
https://youtu.be/Oh9xMzGVCaA

神様が蛇に変身

子どもの頭に乗せた土鍋でお湯が沸く

さて、いつになったら終わるのやら・・・
人々が熱狂している姿を横目に退散しました

ホテルに戻ってディナー

明日はベナン最大の水上集落へ向かいます

この旅行記へのコメント （4）

• きなこさん 2023/12/07 10:52:28

  賄賂は常習？

  こんにちは♪
  ほんと興味深い旅行記
  そんな遠くまで行けないから楽しませて貰ってます。
  どの国にも「賄賂」あるのね
  罰金をまけてもらうなんて笑
  以前キリマンジャロ空港でも止められるましたよね
  その時はgontaraさんの一撃でやっつけてもらったけど。懐かし～(^^)
  
  きなこ

  gontaraさん からの返信 2023/12/07 23:16:17

  RE: 賄賂は常習？

  きなこさん、今晩んは
  
  あれは「賄賂」と違うで。
  警察官の「ゆすり」「たかり」「恐喝」やで。
  道路走ってたら、いきなり因縁付けられて、スピード違反やから罰金払えみたいな感じ。
  実際にその時はスピードも４０km/時ぐらいしか出てへんかったし。
  それを値切る交渉してて時間かかったみたい。
  公然とこんなことしてる国に発展は無いわ。
  
  キリマンジャロ空港の話は、ピーターが袖の下渡して解決やったで。
  ピーター、どないしてるんやろ？
  ところで、みんなのサファリは健在なんかな？
  また、行きたいなぁ
  
  GONTARA

• チーママ散歩さん 2023/12/07 06:38:33

  パンツ...

  おはようございます。
  
  神様のダンス。
  テレビで見たことがある╰(*´︶`*)╯♡
  不思議な動きをしていたけど。
  その動きを見た時は人は入ってないと
  信じたけど... ←単純だから信じた。
  
  子供達の表情がいいですね。
  お洋服を着ている子。
  パンツだけの子。
  でも、どちらも大きな目はキラキラ。
  
  大砲と奴隷の交換。
  警察の罰金。
  ドロドロしてるけど、それがアフリカなんですね。
  

  gontaraさん からの返信 2023/12/07 23:10:02

  RE: パンツ...

  返事がこんばんわになってしもた、堪忍やで。
  
  テレビで神様のダンス放送したんや！
  変則的な動き、中の人大変やろなぁ
  （いえ、なかには誰も居ない）
  ひっくり返した神様を見て、子どもたちはホントに信じてるらしい。
  
  パンツだけの子も、フルチンの子も居ますよ〜〜
  小さい男の子は、何もつけない、垂れ流し？が結構居ます。
  これ、合理的かも？
  
  着てる服もボロボロだったりするけど、その眼には光が有りますね。
  ホント、キラキラしてる。
  この目の輝きをいつまでも失わない、大人になって欲しいけど・・・
  
  大人は・・・・
  警官のゆすり、たかり、恐喝、
  何処へ行っても、奴隷の話はついて回ります。
  奴隷にされた部族、奴隷を供給していた部族、現在も部族対立が発展を阻害してるんです。
  
  GONTARA