筋斗雲で行く　西アフリカ４か国ブードゥー教の世界③　クシマ連泊

2023/11/13 - 2023/11/26

クシマに連泊してアシャンティー族ゆかりの地を巡ります。
アシャンティ族とは
初めは森林地帯に住む小民族でしたが，18世紀、火打石銃の導入を利して強力なアシャンティ王国を形成しました。やがて近隣のアカン諸族を従えてアシャンティ連合を結成して奴隷、金、銃などの交易に基づくその繁栄は、1901年イギリスに征服されるまで続きました。集村または町をなして住みます。かつては多少の狩猟も行なっていましたが，おもに農業に依存し，バナナ，キャッサバ，ヤムイモを栽培し，ココアを輸出しています。織物，金細工，彫刻など手工業も古くから発達していました。最盛期には，職業の分化，身分階層化が進み，首都クマシに居住し，有名な「黄金の椅子」を継承する王を頂点として，複雑な社会組織をつくりだしました。社会組織の基礎は母系出自に基づきますが，儀礼などには父系の要素もみられます。住民は比較的頻繁に移動しましたが，個人は一定領土を所有する母系リネージ成員権を得ることによって，王国における市民権を得ます。
まず、アシャンティー族の伝統建築、そしてケンテ織りを見学した後博物館などを訪れます。

エリア その他の都市(ガーナ)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.5
• ホテル: 3.5
• グルメ: 3.5
• 交通: 3.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 観光バス
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

朝食を済ませホテルを出た所でこの笑顔。
「首が回らないから１つ買って」
観光客に売れる訳ないだろう

大学です

３０分程で世界遺産、アシャンティー族の伝統建築に到着

これだけ？

世界遺産に登録されているアシャンティの伝統建築は13棟のみ残ります。中庭を囲む４つの建物の複合体。このベセアセのものは元々神殿として使われていたもので、神官はすでに数年前に亡くなっており、その親族が管理しています。他のものは全てイギリスが侵攻してきた時に破壊されてしまいました。アディンクラと呼ばれる幾何学模様の１つ１つに意味があります。クワメさんが内部を案内してくれ、昔の写真や、祈りの手順など教えてくれました。面白かったのはアシャンティの人の名前の付け方で、生まれた曜日によって男女でそれぞれ名前が決められるというもので、土曜日はクワメ(男の子)とアマ(女の子)、金曜日はコフィ(男の子)とアフィア(女の子)など。

学芸員の方が一生懸命説明してくれます

世界遺産の門前町？

やって来たのはケンテ織りの工房

ケンテ織とは巾8~10cmの細長い布を織りあげたもの。それを24枚接ぎ合せ、大きな一枚布にします。 色にも意味があり、黄は黄金海岸時代からの国富の金、赤は独立のための流血、緑は農産物や森林などの自然資源、黒はガーナの首都アクラにある独立を記念した"独立門"の上にある黒い星で、ブラックアフリカの自由を象徴しています。青は海洋に恵まれている事を示します。ケンテという名前は、アカン語の方言であるアサンテの「バスケット」を意味する言葉に由来します。 伝説によると、王様の衣装を作る職人がぼんやりと空を眺めていると、一匹の蜘蛛が一生懸命巣を作っていました。 それを見て「なるほど。こうやって作ればいいのだ」とひらめいたとか。 そうして、蜘蛛の巣のような模様の入った、カラフルで丈夫なケンテ織が出来上がりました。アシャンティの王様はこれを見てたいそう喜び、王族だけが身にまとう衣装として大切にされていたそうです。それが次第にアシャンティ族の民族衣装となり、アシャンティの人々は冠婚葬祭、各種祭事のときにはこのケンテ織で作られた衣装を身にまとうようになりました。

https://youtu.be/QKmX46zDBZE

素晴らしい色彩感覚

こちらは墓地、イスラム教徒とキリスト教徒ともに埋葬されるとのことです
村の中にも教会とモスクが存在し、共存しているのです
キリスト教徒も、イスラム教徒も、精霊信仰（ブードゥー教）も併せて進行しているせいでしょうか

これは選挙のポスターじゃなくって、亡くなった方を偲んでいるのもので年齢など記されている

村の理容室？

スタッドレスタイヤは必須？
何処から流れて来たんやろ？

ＢＳアンテナのある村

チョット変わったミナレットのモスクが有った

この辺りは木工関係の露店が並ぶ

なんかゴッツイ感じの警察車両
ガーナでも中国製のエンジンを利用して国産の四駆、カンタンカってのを作ってるらしいけど、どんな車なんやろ

お墓の近くにはこの手の店が並ぶ

昼食＆カルチャーセンター

まずこちらでランチ

素敵なレストランでした

同じようなもので少し飽きてきた

控えめに

アイスは嬉しい

食後はミュージアム

大きさの比較の為に大阪のおばちゃんに入ってもらった
ヒョウタンと表現されることが多いカラバッシュの実
中を抜いて器などに利用されます

この範囲だけの小さなミュウジアム

黄金の玉座ってのが有って、それが後のアシャンティー族の蜂起に関わるんやけど、写って無いなぁ

髪の毛撮らしてね
この子、日本語を少し話すんです
何で？

少し移動して旧王宮へ

マンヒヤ旧王宮の屋外ではトーキングドラムや輿、二階建ての内部では実際に王に使用された食卓や執務室、冷蔵庫、ラジオなどを展示していました。イギリスによって島流しにあったプレムペ1世、その後のプレムペ2世、オポクワレ2世までイギリスが建設したこの王宮を使用していました。現国王は隣の新王宮に住む。母系のリネージの為王位、クイーンマザーとなるのは王の直系ではなくクイーンマザーの兄弟姉妹、息子からです。代々の王、クイーンマザー、ヤーアサントワの肖像写真もありました。有名な黄金の椅子は5年に一度ご開帳します。内部の写真が撮影できないのは残念でした。

ハリネズミは全方位に目を光らせているというアシャンティ王国を象徴している

土産物屋で王様の写真をパチリ

王宮のクジャクは自由気ままに出歩く
洗濯物は地面に干す

昨日は雑貨マーケット中心に見学したので今日は食品を

この雑踏

色のついたのもお米

面白写真になります
スパークコードに単なるビニールコード

ひと盛で買ってー

飲む気にならんなぁ

雑穀

中国製かな？

おばちゃん、自分で商品食べたらあかんでー

凄い熱量

中央市場からホテルへの道すがら
サッカーはガーナでも人気だそうです

軍事ミュージアム？

日本の自動車ディーラーもチラホラ見かけます

今夜のディナー
何食べよかなぁ

興味は魅かれたけど取る勇気は無かった

デザート系も充実

頂きまーす
明日は首都のアクラに戻ります

この旅行記へのコメント （6）

• チーママ散歩さん 2023/12/02 04:52:35

  今ちょうど欲しい物

  タイヤ売りの人の笑顔が無邪気でいいですね。
  ちょうど欲しい所だったんだあーって
  思えない物売りを観光客に。
  かわいい(o^^o)
  
  変わった名前の付け方ですね。
  同じ名前の人がいっぱい。
  皆振り向きますね笑
  日本は決めるのに字画まで見るのに。
  キラキラネームつけたいでしょうに(๑˃̵ᴗ˂̵)
  
  ケンテ織って言うのですね。
  素敵。壁掛け、ソファーカバー色々可愛く
  使えますね。1メートル角でいくらくらいですか。
  今探していました。欲しい～。
  
  大阪のおばちゃまは皆吉本出の都市伝説は
  本当でしたか...
  
  

  gontaraさん からの返信 2023/12/02 15:00:29

  RE: 今ちょうど欲しい物

  満面の笑顔で向かって来るので、気持ちは買ってあげたいんだけど、わざわざアフリカまで来て買うものでも無いしなぁ
  
  名前の付け方、昔の日本でも曜日では無い物の職業だったりしましたからね。
  みんなが「ハメハメハ」の島も有るし！
  でも、ややこしや〜〜間違いなし！
  
  ケンテ織り、確かに色遣いが綺麗ですねー
  幅が狭いので剝ぎ合わせの前提になりますが、創造力豊かに制作してみてください。
  幅２０センチ程ですが、２メートル程の長さで１０００円ほどだったと思います。
  
  大阪のおばちゃん３人、ノリが良かったです。
  しかも、GONTARAと同業者だったので、同じ文化だったので話が合いました。
  ３月に、その内の一人と再びアフリカを訪れます。
  
  GONTARA

• kasekunさん 2023/12/01 17:39:35

  こんばんは！

  gontaraさんの旅行記楽しく懐かしく読ませてもらってます。なんか10年ほど前とあんまり変わってないような、、、。自分、クマシから車で２時間ほど離れたオブアシという町に近いアダンシノースウエスト州のドンポワセという村に２年ほど住んでまして、、、。よくクマシには行ったもんです。懐かしい！
  
  そうそう、生まれた日の曜日で名前をつけられるんですよね。思い出してしまいました。自分、水曜日生まれなので、みんなからはクワクと呼ばれてました。
  
  女の子、少し日本語話してたようですが、きっとJICAの隊員に教えてもらったんだと思いますよ。ガーナはアフリカの中でもジャイカの支援が多い国なのです。高校で理科数学の教員隊員、小学校、中学校で数学の巡回指導、、、自分がいた頃には、隊員同士で１地域に集まり、研究会なんかをよくやってました。運動会もやったり、、。
  
  　西アフリカもやっとツアーで訪れる時代になったんだと、喜んでいる所です。続き楽しみにしてます。

  gontaraさん からの返信 2023/12/01 19:01:12

  RE: こんばんは！

  kasekunさん、コメントありがとうございます。
  ガーナに住んでおられたのですね。
  物見遊山の旅行とは大違いです。
  
  JAICの方々と時々旅行先で出会う事も有るのですが、生き生きと語られている姿に感銘を受けるというか、自分にはできないと歯がゆさを感じる事もあります。
  僕も、元職教員だったんですが、何もできなかったなぁと
  
  アフリカへのツアーもコロナ禍以降やっと回復してきたのかと思います。
  あの時行っとけばよかったと悔やむ旅行先も多く、どの国でも思うのですが、行ける時に行っとけです。
  言葉も話せない爺にとっては、現地の移動の問題が有るので、ツアーの利用にならざるを得ないのが現実です。
  アフリカ各国のビザが緩和されればもう少し行きやすくなるのにと思っています。
  GONTARA

• きなこさん 2023/12/01 08:41:35

  熱気

  スゴイーー！
  パワー負けしちゃいますね、大阪のおばちゃん頑張って(^^)
  アフリカの布って色彩豊かですよね。自然界に豊かな色彩があるから？
  ドレッドヘアを見ると「撮らせて」って言いますよね。でもどうして日本語を？アニメから？
  ネットが普及して世界も狭くなりましたね
  
  きなこ

  gontaraさん からの返信 2023/12/01 18:45:21

  RE: 熱気

  ホンマ、アフリカの色使いって独特やもんな。
  プリントの布も、織物も真似できんな。
  アフリカのイメージは茶色か褐色やけどなぁ・・・
  トレッドヘア見るとついカメラ向けてしまうな。
  意外と本人たちも撮られるのは嫌じゃ無かったりして？
  彼女が日本語を話すのは、次の方のコメントのようにJAJCの人などに教えられたんだろうなぁ
  仕草もとてもカワイイ子だったし、きっと・・・！
  （これはオッサンの考え方か？）
  GONTARA