西アフリカ4ヶ国の旅(3) ガーナのケープコースト

2018/08/13 - 2018/08/14

5泊9日で西アフリカのコートジボワール、ガーナ、トーゴ、ベナンに行ってきました。現地では毎日陸路で長距離移動しては少し観光の繰り返し。幸い危険な目に遭うこともなく順調に旅することができましたが、往復のフライトがトラブル続きで散々でした。

2ヶ国目はガーナ。かつて奴隷貿易の拠点となっていたケープコーストを訪れてみました。

＜旅程＞（フライトは当初予定）
【1日目(8/11土)】
　中部14:15→上海16:10（CA406）（※約2時間40分遅延）
【2日目(8/12日)】
　上海0:05→アディスアベバ6:35（ET685）（※約2時間遅延）
　アディスアベバ10:30→アビジャン13:45（ET935）（※直前に21:00→0:15にスケジュール変更）
　グランバッサム泊
【3日目(8/13月)】
　グランバッサム～アポワッソ～ノエ～エルボ～ケープコースト
　ケープコースト泊
【4日目(8/14火)】
　ケープコースト～アクラ
　アクラ泊
【5日目(8/15水)】
　アクラ～ロメ
　ロメ泊
【6日目(8/16木)】
　ロメ～ガンビエ～コトヌー
　コトヌー泊
【7日目(8/17金)】
　コトヌー13:45→アディスアベバ21:25（ET916）
　アディスアベバ23:55→
【8日目(8/18土)】
　→バンコク13:15（ET628）
【9日目(8/19日)】
　バンコク0:05→中部8:00（TG644）

アディスアベバ編
https://4travel.jp/travelogue/11390739
コートジボワール編
https://4travel.jp/travelogue/11392146
アクラ編
https://4travel.jp/travelogue/11392841
トーゴ編
https://4travel.jp/travelogue/11393522
ベナン編
https://4travel.jp/travelogue/11394617

エリア その他の都市(ガーナ)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス
• 旅行の手配内容: 個別手配

コートジボワールから国境を越えてガーナに入国。150ヶ国目♪
ガーナのビザは事前に東京の在日大使館に郵送申請で取得しました。
火曜日に発送して翌週木曜日に受領。9440円（銀行振込）。

国境付近の路上両替商で現地通貨のセディを入手しましたが、かなりレートが悪かった。いくつか見積もりを取るべきでした。

12:22頃、ガーナ側の国境の街エルボのバスターミナルに到着。コートジボワール側のノエに着いてからの所要時間は40分弱。
窓口でケープコーストまでのチケット（55セディ≒1300円）を購入して、トロトロ（ガーナでのミニバスの呼称）に乗り込みましたが、なかなか満席にならず、待ちくたびれて疲れました。
トイレは人に尋ねたら奥の方に案内してくれました（0.5セディ≒12円）。

2時間以上も待って14:44頃にようやく出発。助手席を確保でき、走り始めたらエアコンも効いていたので快適でした。

ケープコーストまでは約200km、4時間近くの道のり。

すっかり暗くなった18:40頃、ようやくケープコーストに到着。中心部からは少し離れた幹線道路沿いのターミナルで降ろされました。
この日は、コートジボワールのグランバッサムでバスに乗り込んでから10時間半以上（約350km）もかかったので疲れました。今回の旅ではコートジボワールからベナンまで約850kmを陸路移動するので、まだ半分以上残っています。

タクシーでケープコースト城まで移動し（20セディ≒460円、所要約10分）、その近くの今夜の宿「Orange Beach Resort」に到着。
1泊120セディ（≒2800円）（朝食付）。

wifiは受付付近では快適でしたが部屋では繋がりにくい。
共同のトイレとシャワーは別棟で水シャワー。

宿で夕食。ヤムという芋に野菜ソースをかけたローカルフードを頂きました。20セディ（≒460円）。水は1.5リットルで4セディ。

宿のオーナーはクロアチア出身の女性で、ネイティブのガーナ人よりも英語が分かりやすかった。

ビーチでの焚火に混ぜてもらいました。他の旅行者は皆ドイツ人だそう。

翌朝、7時前には起床。宿はビーチに面していました。

宿で朝食

ビーチをしばし散策。向こうに見えているのはケープコースト城です。

コートジボワールと同じく波が高かった。

宿の建物はこんな感じで、昨夜到着した際は真っ暗ですぐに分かりませんでした。

ケープコーストの街を散策

ケープコースト城

教会

もう一つ教会

丘の上に見えた要塞に向かってみました。

丘の上のウィリアム要塞。中に人が住んでいて、住人が案内してくれて10セディ（≒230円）を支払いました。

要塞の上からケープコースト城方面の景色

反対側の景色

大砲

要塞を後にして街を歩いていると、道端に子豚たちがいました。

ケープコーストの街

水路のようなところで子供たちが遊んでいました。

漁港

オープン時間の9時に合わせてケープコースト城へ

入場料は40セディ（≒920円）。

ケープコースト城の案内図

まずは25分程度で城内の博物館を見学するように言われました。博物館内は写真撮影禁止。

その後はガイドツアーということで、英語力が乏しいので配慮してくれたのか、専属ガイドと一緒に回ることになりました。他の人たちはグループツアーで回っていました。

ケープコースト城のミニチュア

地下に下りると男性用の奴隷部屋が3部屋ほど。
新大陸に送られる奴隷たちが1部屋に200人も詰め込まれていたらしい。

この祭壇の部屋から新大陸に送り出されていったとか。

ここを訪れた黒人奴隷の子孫たちがお供えした花だそうです。

こちらは女性用の奴隷部屋。
この近くには窓のない真っ暗な懲罰房？もありました。食事も水も与えられず、死んだら海に捨てられるとか。。。

「Door of No Return」

ドアの向こうは港。ここから奴隷船に乗せられて新大陸へ。。。

現在は漁港となっていました。

現在は、ドアの外側に、奴隷たちの子孫を迎える意味で「Door of Return」と書かれています。

こちらは要塞の支配者の部屋。奴隷たちが狭い部屋に詰め込まれていたのとは対照的に、ここを1人で使っていたとか。

30分ほどでガイドツアーを終えて、あとは適当に城内を散策。

宿の前のビーチ方面の景色

外敵に備えた大砲

沖合に舟

さきほどの漁港

漁港の周りにはスラムのような建物が並ぶ

ケープコースト城を後にし、宿をチェックアウトしてバスターミナルへ。

徒歩10分ほどで、宿で教えてもらったバスターミナル「Bakaano Ford Station」。
アクラ行きとクマシ行きのエアコン付ミニバスが発着しているようです。

チケットを購入してトロトロに乗り込みました。アクラまで24セディ（≒550円）。
既に満席近かったので、殆ど待たず10:52頃に出発。
最後部席に3人でゆったり座れました。エアコンも効いていて快適。

沿道の風景

アクラ市街に近づくと渋滞に巻き込まれ、13:30頃にガーナのカネシ市場付近で終点となりました。

（アクラ編に続く）