(38)2018年GW西アフリカ8日間(4)ガーナ(ｴﾙﾐﾅ(ｾﾝﾄｼﾞｮｰｼﾞ城塞) ｹｰﾌﾟｺｰｽﾄ城塞(共に世界遺産) )

2018/05/03 - 2018/05/03

西ｱﾌﾘｶのﾍﾞﾅﾝ･ﾄｰｺﾞ･ｶﾞｰﾅを8日間で旅行しました｡
③ｶﾞｰﾅでは31年前訪問したｾﾈｶﾞﾙのｺﾞﾚ島と同様に奴隷貿易の悲惨な跡地(ｴﾙﾐﾅのｾﾝﾄｼﾞｮｰｼﾞ城塞 ｹｰﾌﾟｺｰｽﾄ城塞訪問)に言葉を失う現実がありました｡

(三角貿易(ｱﾌﾘｶとｱﾒﾘｶとﾖｰﾛｯﾊﾟ)と奴隷貿易(16C~17C)について)
ｱﾌﾘｶから奴隷をｱﾒﾘｶに
ｱﾒﾘｶから砂糖･ｺｰﾋｰ･綿花(奴隷を働かせて)をﾖｰﾛｯﾊﾟに
ﾖｰﾛｯﾊﾟからｱﾌﾘｶに鉄砲･ｶﾞﾗｽ製品･鉄の塊･綿織物･ｼﾞﾝ(強い酒)をｿﾚｿﾞﾚ運び､ﾖｰﾛｯﾊﾟの奴隷商人が貿易をします｡
黒人奴隷の調達の仕方は､ｱﾌﾘｶの有力部族(例えば､ﾍﾞﾅﾝのｱﾎﾞﾒｲのﾀﾞﾎﾒ王国 訪れませんがｶﾞｰﾅのｸﾏｼのｱｼｬﾝﾃｨ王国等)が近隣の弱小部族を襲い住民を生け捕りにしてﾖｰﾛｯﾊﾟの奴隷商人に売り飛ばします｡その積出港がﾍﾞﾅﾝのｳｨﾀﾞｰや今日､訪れるｴﾙﾐﾅのｾﾝﾄｼﾞｮｰｼﾞ城塞やｹｰﾌﾟｺｰｽﾄ城塞です｡)
明日はｱｸﾗ市内の独立の為に戦った初代大統領ｴﾝｸﾙﾏ記念公園 笑ってしまう棺工房 始めに書いたｺｰﾙﾌﾞ病院内の野口英世の資料展示室 野口記念医学研究所の訪問 ｱｸﾗ発祥のｼﾞｪｰﾑｽﾞ･ﾀｳﾝ ｱｺﾗ市場訪問をします｡

⑤5月3日(木）時差-9H(1Cｾﾃﾞｨ=約24円)
朝食後､ｱｺﾗ市場と国立劇場付近を散歩します｡
(朝食)6:00 (出発)8:00予定が大雨と交通事故のため遅れて8:33)
1)時々ｽｺｰﾙの大雨の中､ｳｪｲｼﾞｬ貯水池 ｶｿｱ ｳｨﾈﾊﾞ(ﾄｲﾚ休憩) MantesinnのRA ｱﾉﾏﾎﾞ ｱﾊﾞﾝｼｰ城塞ｹｰﾌﾟｺｰｽﾄ郊外を通り､ｴﾙﾐﾅ･ﾋﾞｰﾁよりｴﾙﾐﾅの町に着きます｡
2)ｾﾝﾄｼﾞｮｰｼﾞ城塞(ｴﾙﾐﾅ)(12:00-13:10)入口 ｱｰﾁ 中庭(ﾎﾟﾙﾄｶﾞﾙ教会 懲罰室) 女性･男性奴隷収容所より海への通路 別の中庭(女性の懲罰) 総督関係の部屋 階段 大砲 ﾃﾗｽより街･大西洋･小舟･遠くのｾﾝﾄ･ｼﾞｬｺﾞ要塞の眺め等を見学します｡(あまりの悲惨さに言葉を失います｡)
3)昼食(13:34-14:28)ｹｰﾌﾟｺｰｽﾄ近くのRidgeRoyalHのR(ﾋﾞｯﾌｪ形式)で戴き､
4)ｹｰﾌﾟｺｰｽﾄ城塞(14:40-15:50)悲惨な男性奴隷収容所より海への通路 ﾐｯｼｪﾙ･ｵﾊﾞﾏ大統領夫人の訪問の碑 中庭の4つの墓･貯水池 ﾃﾗｽの大砲と大西洋の眺めとﾋﾞｸﾄﾘｱ要塞 女性奴隷収容所 海への門 男･女の懲罰室 総督の部屋 別の中庭等を見て､ｹｰﾌﾟｺｰｽﾄ市内(教会 ﾛﾝﾄﾞﾝ橋)より同じ道をｱｸﾗに戻ります｡
5)Hに18:55着き､夕食(19:30-21:30)HのRでﾌﾞｯﾌｪ形式で戴きます。
(泊)AccraCityH(ｱｸﾗｼﾃｨ)

{旅程}
①4/29(日)成田21:15(香港経由)7:30ｱﾃﾞｨｽｱﾍﾞﾊﾞ8:55ｰ(泊)飛行機
②4/30(月)ｰ12:55ﾍﾞﾅﾝ ｺﾄﾇｰ観光(ｶﾞﾝﾋﾞｴ水上集落村 ﾀﾞﾝﾄｯﾊﾟ市場) (泊)ｺﾄﾇｰ
③5/1(火)ｱﾎﾞﾒｲ(王宮群)ｳｨﾀﾞｰ(博物館ｹﾞｰﾄｵﾌﾞﾉｰﾘﾀｰﾝ)(国境)ﾄｰｺﾞ(泊)ﾛﾒ
④5/2(水)ﾛﾒ観光(ﾌﾞｰﾄﾞｩｰ市場 独立広場 国立博物館) (国境)ｶﾞｰﾅ(泊)ｱｸﾗ
★⑤5/3(木)ｴﾙﾐﾅ(ｾﾝﾄｼﾞｮｰｼﾞ城塞) ｹｰﾌﾟｺｰｽﾄ城塞(泊)ｱｸﾗ
⑥5/4(金)ｱｸﾗ(ﾉｸﾞﾁ･ｶﾞｰﾃﾞﾝｴﾝｸﾙﾏ記念公園棺工房野口記念医学研究所(泊)ｱｸﾗ
⑦5/5(土)ｱｸﾗ観光(ｱｺﾗ市場) ｱｸﾗ12:10ｰ20:50ｱﾃﾞｨｽｱﾍﾞﾊﾞ22:25ｰ(泊)飛行機
⑧5/6(日)ｰ(香港経由)20:25成田

エリア その他の都市(ガーナ)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 観光バス 徒歩
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: ユーラシア旅行社

アクラ・シティ・ホテル入口(ガーナの部族は５０程あり、学校の授業は数学・物理等は英語　国語は各部族語で習います。バイクタクシーはなくトロトロ（乗合の車）が中心で、アクラには鉄道がなく今、南北に鉄道を走らせようとしています。日本のガーナ人は２０００人程　ガーナの日本人は２００人程です。アクラには２３０万人居住、平均年収は２５０ドル　ガーナ人は煙草は嫌いだそうです。名産のカカオは北部の森の中で収穫されます。

アクラ シティ ホテル ホテル

アクラ・シティ・ホテル（フロント）

朝食（ビェッフェ形式）

朝食（ビェッフェ形式）

朝食（ビェッフェ形式）（手前にシャンパンがあります。）

朝食（ビェッフェ形式）

朝食（ビェッフェ形式）（いつも、沢山戴きます。）

朝食（ビェッフェ形式）（２皿目）

朝食後、近くのアコラ市場を散歩しました。

朝食後、近くのアコラ市場を散歩しました。

国立劇場

国立劇場のオブジェ

アクラ・シティ・ホテル（プール）（５月４日夕方　約８００ｍ程泳ぎました。）

アクラ・シティ・ホテル（プール）

アクラのカネシBT

エンクルマ大統領像

豪雨の中を飛ばして行きます。

ウェイジャ貯水池９：１５（ティラピアが良く獲れ、アクラ市の西部の飲料水となっています。雨が凄いです。）

ウェイジャ貯水池

Mantessimの街（１０：５２）

MantessimのRAのオブジェ

MantessimのRAのオブジェ（帰りにはっきりと撮れました。）

イギリスの作ったアバンジー城壁（奴隷の収容の為、６０余りの要塞がありましたが、現存しているのは1/３あまりです。）

Biriwaの街の教会

Biriwaの街

Biriwaの街

ケープコースト近くの歩道橋

エルミナ・ビーチ

地曳網を引っ張ります。

エルミア・ビーチ・リゾートのH

遠くにエルミナのセントジョージ要塞が見えて来ました。

エルミナのセントジョージ要塞が見えて来ました。

エルミナの街（右が教会）

セント・ジャゴ要塞

エルミナの街

エルミナのセントジョージ要塞

エルミナの港（沢山の小舟があります。）

エルミナの港（沢山の小舟があります。）

エルミナのセントジョージ要塞（入場料）

エルミナのセントジョージ要塞（見取り図）

入口（エルミナの街は３．３万人居住。１４７１年ポルトガル人が上陸。１４８２年この要塞を作ります。初めは、奴隷貿易でなく金・象牙貿易で平和的でここはその倉庫であった。１４９２年、コロンブスもここに３日間滞在し、ここからアメリカに行きました。１６７２年オランダ人がポルトガル人を追い出し、奴隷貿易を始めた。１８７２年イギリス人の城壁となった。ポルトガル１５５年　オランダ２３５年　イギリス８５年と支配されていました。

受付

入口右の堀

入口左の堀

入口の跳ね橋

入口の堀

入口左の堀

中庭②の周囲（ここは女性収容所の中庭です。）

中庭②の周囲（ここは女性収容所の中庭です。）

中庭②の周囲（ここは女性収容所の中庭です。）

中庭②に面している１Fの女性収容所（１５０人の女性を収容し、風呂やトイレなしでした。隣に武器庫があり、火薬の臭いで死ぬ人もいたそうです。）

女性収容所（はっきりと分かりませんが、唯一の通気口です。）

女性収容所（奥の小窓よりわずかな水と食料が１日２回与えられ、最大３カ月間ここに閉じ込まれた。）

女性収容所

中庭②の周囲（ここは女性収容所の中庭です。）（上のテラスより総督が女性奴隷を見て、性の奴隷としたそうです。）

性の奴隷となった女性はこの階段を上がり、総督の所に行きます。

性の奴隷となった女性はこの階段を上がり、総督の所に行きます。

中庭②の周囲（ここは女性収容所の中庭です。）下に井戸があり、性の奴隷の女性の体を綺麗にしたそうです。

中庭②にある鉄の玉（総督の性の奴隷になる事を拒否した女性はこの球の上に数日間立たされた。）

女性収容所（１９９５年、60人のイギリス・ガーナ等の女性が２４時間ここでその当時を体験しました。その跡です。）

女性収容所（１９９５年、60人のイギリス・ガーナ等の女性が２４時間ここでその当時を体験しました。その跡です。）

女性奴隷はこの穴を通して１Fより地下に送られ船に乗せられます。（女性用の「ドァ・オブ・ノー・リターン」（後でこの下に行きます。）

通路を通り、中庭①に行きます。

中庭①に出てきます。（中央はポルトガル教会）

ポルトガル教会の内部

ポルトガル教会の内部

中庭①に面した男性収容所（ここには１０００人の奴隷が収容され、男性６００人　女性４００人で３カ月ごとに入れ替えられました。）

男性収容所の次の間（１Fの女性収容所より先程の穴の出口でここで男女が一緒にされます。）

その部屋を先に進むと　　

この部屋より外に出され、小舟に乗り、沖の大型奴隷船に送られます。

今は陸になっていますが、昔は直接、海でした。

慰霊の花束が置かれています。

ここから、水・食料が投げ込まれました。

中庭①の階段下の石碑（１７５８年オランダ総督ペッツが埋葬されています。）

中庭①に面した２つの懲罰部屋

中庭①に面したドクロ・マークの懲罰部屋（反抗した黒人の独房で水・食料もなく、死ぬまで入れられ、死後は海に捨てられました。）

ドクロ・マークの黒人の独房（ツアー１０人が数１０秒間ここに閉じ込まれましたが、少しでも、息苦しくなりました。）（花束が置かれています。）

中庭①に面したもう１つの懲罰部屋（悪い事をした兵士達（西洋人）の牢屋です。）

兵士達の独房の中（窓もあり、食事は与えられていました。）

中庭①に面した城塞を補強した跡（１９４８年以降は英国の警察のトレーニング場となり、鉄の棒はトレーニングの跡です。）

中庭①に面した城塞を補強した跡（１９４８年以降は英国の警察のトレーニング場となり、鉄の棒はトレーニングの跡です。）

中庭①に面した階段と石碑

雨の中、テラス②に上がって行きます。

左は入口の跳ね橋と堀です。

テラス②よりエルミナの街と右の橋です。

テラス②よりエルミナの街

テラス③よりオランダ時代の見張り台

テラス③よりオランダ時代の見張り台

テラス②よりの海の景色

テラス③より中庭①を見ます。

テラス①

テラス①より海（中央の鉄の柱は昔の大きな船を繋いでいた跡です。）

テラス①より海を見ます。

テラス①よりエルミナの街と沢山の小舟を見ます。

テラス①よりエルミナの街と沢山の小舟を見ます。

兵士や総督の部屋（丸は自分達の永遠を表し、三角は貿易がうまくいくようにと表しています。）

Dの建物（兵士や総督の部屋）

Dの建物（土産物屋）

CやDの建物の階段

A・B・C・Dの建物より中庭②を見ます。

A・B・C・Dの建物より中庭②を見ます。（上のテラスは総督が女性を選んだ所です。）

Cの建物よりテラス④を見ます。

チャペル

性の奴隷の女性がここを登って来ます。

総督の部屋関係に上がります。（部屋のA　Dあたりです。）

総督の寝室（マラリア等の病気があるため殆どの西洋人は単身赴任です。）

総督の寝室よりの眺め

総督の食堂

総督の食堂

左はDの建物

総督の台所

総督のトイレ

２Fの大きなホール（Cの建物）

テラス④より町とセント・ジャゴ要塞を見ます。

テラス④よりのセント・ジャゴ要塞（ここはオランダ人の要塞で兵士がいました。セントジョージ要塞が攻められた時の援軍の為です。）

テラス④よりのエルミナの橋と港の小舟

入口にある星型の形（オランダ人のコンパスの役割）

入口の跳ね橋を見ます。

中庭③

中庭③よりのBの建物

セント・ジャゴ要塞

エルミナの教会

エルミナの街

バスより降りて、エルミナのセントジョージ要塞を撮ります。

バスより降りて、エルミナのセントジョージ要塞を撮ります。

ケープ・コースト大学正面

（昼食）　Ridge　Royal　Hにてビッフェ形式で戴きます。

Ridge　Royal　H正面の可愛い模様

（昼食）　Ridge　Royal　Hにてビッフェ形式で戴きます。

（昼食）　Ridge　Royal　Hにてビッフェ形式で戴きます。

（昼食）　Ridge　Royal　Hにてビッフェ形式で戴きます。

Ridge　Royal　Hのテラスよりの眺め

ケープコーストの町に入ります。

AnglicanChurch（ケープコースト要塞の反対側）

ケープコースト要塞入口

ケープコースト要塞入口（こちらの方がエルミナのセントジョージ要塞より新しく、１６５４年スウェーデン人が占領　１６５６年デンマーク人　数年後オランダ人１６６５年にイギリス人が占領し、要塞を作り、奴隷収容所にした。）

ユネスコのマーク（世界遺産）

ケープコースト要塞の入場料等

ケープコースト要塞（説明図）

ケープコースト要塞（説明図）（分りにくいと思いますが、以下の説明の番号との要塞の位置関係です。）

②の通路

（２２）の土産物屋

B（ミッシェル・オバマ大統領夫人が２００９年７月ここを訪問し、そのルーツはここであった。）

男性奴隷収容所（男性は１０００人収容され、５つの部屋に分かれ１つが２００人ずつ収容された。奥を含めてここには３つの部屋があった。便所はなく、真ん中に水路を通して汚物等が流れます。）

汚物が流れる水路

抵抗した人の部屋（下から４０～５０ｃｍまで汚物があり、始めは水路は分かりませんでし⑱の手前（性の奴隷を拒んだ女性用の独房　食事は与えられましたが、２～３週間閉じ込められた。）た。）

抵抗した人の部屋（１００体の頭が置かれています。）

この部屋は抵抗した人が収容され扉がありました。

１つの部屋（通気口が上にあるのみでした。）

一番奥の部屋（白い布の所に海に行く穴がありましたが、１８３２年塞がれました。）

一番奥の部屋（この窓よりイギリス人が様子を見て、元気な人は海に出され、弱っている人は別室に移されました。下の花はアメリカ・ジャマイカ・ブラジルの先祖の人が持ってきました。）

現地の人が祭壇を作りました。（２つの石はお寺より持ってきました。）

収容所の壁（当時は全面、アーチ状の煉瓦になっていました。）

⑫の男性奴隷収容所に降りる通路

⑫男性奴隷収容所の入口

男性奴隷の様子を見る窓

ここで生き延び、その後、イギリスで教育を受けた黒人（教会を建てた）の墓

手前（ジェームズ・マックリン総督で１８３０年マラリアで死去）
中央は（マックリン総督の奥さんでここに来て理由は分かりませんが３６歳で死去　その１０年後に総督は死去しました。）
奥は（イギリス兵士の墓）

中庭①の貯水庫Aの内部

中庭①の貯水庫A

⑯より大西洋を見ます。

⑯の大砲

⑰より⑳を見ます。（中庭①全体）

⑯の大砲

⑯の地下を男性奴隷が通ります。（男性奴隷を見張る入口）

⑯の地下を男性奴隷が通るのをここから見張ります。

⑯の地下を男性奴隷が通るのをここから見張ります。

⑱の手前（性の奴隷を拒んだ女性用の独房　食事は与えられましたが、２～３週間閉じ込められた。）

⑱の手前（性の奴隷を拒んだ女性用の独房　食事は与えられましたが、２～３週間閉じ込められた。）

⑱女性収容所入口

⑱女性収容所（２つあり１５０人×２を収容）（レイプする女性をここより連れて行きます。妊娠すると女性は開放され、子供は白人ぽい名前になり、混血の為の学校があります。子供が１０歳になると、白人似はそのまま、黒人似は奴隷となります。（中にはイギリスのリバプール　カナダ・北米に行った人も居ます。）

⑱女性収容所（２つあり１５０人×２を収容）

⑰門の外（ケープコーストの街）

⑰門の外（ここから、小舟で海に行き、大型奴隷船に乗り換え、ジャマイカ・中米に行きました。ポルトガル時代は４７パーセントはブラジルに行きました。　）

⑰門の外側（途中で死んだ人の骨が今より２０年前、ここに戻ったので「No」を取り、「Door　Of　Return」となりました。）

⑰門より要塞内に戻ります。

⑰門の内側

⑰門から海に出ます。

中庭①より（２０）を見ます。

下は⑫男性収容所入口　上は教会

⑤⑥は倉庫です。

⑲Cell（抵抗した人の独房の内部）

⑲Cell（抵抗した人の独房）３つの戸があり、食事も与えられず、死ぬまで入れられていた。）

⑳建物より中庭①を見ます。

⑳建物の通路

ケープコースト要塞を守るビクトリア要塞

（２２）の土産物屋

総督の部屋

総督の寝室

総督の寝室からの眺め

総督の寝室からの大西洋（陸の彼方に微かにエルミナが見えます。）

レセプションルーム（役人が使います。）

⑩見張り台（大砲などがありました。）

⑩見張り台よりの眺め

⑩見張り台よりの眺め

⑪手前は子供の図書館　奥は教会で男性奴隷収容所の上にあります。

ケープコーストの街のオブジェ

ケープコーストの街のロンドン橋

ケープコーストの街

Mantessinnの街１６：４２（ここはファンティー族の３つの部族が一緒になった街で３つの像を作りました。それぞれ３つの動物がシンボルでこのRAに作られています。イルカ・象・鳩です。）

象

イルカ

鳩

Mantessinnの街

トイレ休憩をした所（ウィネバの近く）（１７：００－１７：２０）リキュール（５C)を買いました。
行きもここでトイレ休憩（１０：００～１０：２５）をしましたが大雨でした。

ウィネバの街（１７：２５）

ウィネバの街（屋台）

ウィネバの街

料金所

料金所

Hに１８：５５着きます。
ガーナのビール（STAR)

夕食（ビッフェ形式）（宿泊したアクラ・シティ・ホテルで）

夕食（ビッフェ形式）

夕食（ビッフェ形式）

夕食（ビッフェ形式）

夕食（ビッフェ形式）

夕食（ビッフェ形式）（オードブルとスープ）

夕食（ビッフェ形式）（メインの肉・魚等　つい食べ過ぎてしまいます。）

Hのフロントにあった学会のパネル（沢山の人々が居ました。）

Hのフロントにあった学会のパネル