京都一周トレイル　西山コース（高雄から嵐山まで歩いてみた）

2023/11/04 - 2023/11/04

大原から貴船に続き、今日は高雄から嵐山まで。
あまり情報のないコースなのでちょっと心配、暇そうな夫を誘って行ってみることにしました。

これまで歩いた京都トレイルの中ではもっともアップダウンのないコースでした。清滝川沿いをひたすら歩けるのもこのルートの特徴。

今回は嵐山まで歩きましたが、逆コースのほうが登り部分が緩やかで楽です。
あと、途中の清滝で離脱も可能、清滝から嵐山までバスで帰れます。

エリア 嵐山・嵯峨野・太秦・桂(京都)

まずは京都からJRバスで高雄へ。夫が張り切って、７時２０分のバスに乗るというので、６時起きでした。
まだ紅葉には早いので、バスはぎりぎり座れました。
季節になるとすごく混むし、距離も長いので１本見送る覚悟でどうぞ。
JRバスはどこまで行っても２６０円だったかな、バスには小一時間乗るので激安です。

栂ノ尾（たがのお）行きで下車しても京都トレイルに合流できるそうですが、今回は高雄バス停で下車し、神護寺に下る坂道からスタート。

もみぢ橋という釣り橋。渡らず直進。

ダムを横切ってトレイルへ。
放流するときはサイレンが鳴るから気を付けてという看板がたくさんありました。

トレイル突入、ここから清滝まではほぼ平坦、楽勝コースです。

よい感じです。

清滝川を眺めながら進みます。川の水が京都とは思えないほどきれいです。
ちょっとした雨季のヒマラヤ通もあり。

なんかの建造物。ラピュタ感。

水面に紅葉が映っていました。
滅多に写真を撮らない夫がスマホを取り出す。

日が差してきました。いい感じの紅葉。

こんな小さな石橋を渡り、対岸へ。

紅葉

一瞬沢から外れますが、また戻ります。

川の水が澄んでいます。ここのところ天気も良かったからかな。

トレイルはほとんどこんな感じで歩きやすいです。

ここは山肌から湧き水が。よく見ると山肌にたくさん苔が生えてt、南国にいるみたいな幻想的な景色です。

清滝到着。

こちらも紅葉が始まっていました。

清滝にて今日最初の熊看板。

・・・熊スプレー買おうかな・・・

清滝

清滝。植生がいいです。
愛宕山の登山口でもあります。登山客も多数。愛宕山は結構きつい。

清滝にゃんこ。右に日光浴している子。気持ちよさそう。

清滝。

集落を越えて、清滝バス停の近く。
嵐山に帰るならここで離脱可能。

清滝の立派な旅館。この日一番きれいな紅葉でした。
手前は廃墟かしら。

では、再び沢沿いに進み、嵐山を目指します。ちょうど清滝が真ん中ぐらいかな。

熊鈴リンリン鳴らして進みます。

清滝から嵐山へは、少しアスレチックな道。川に突き出す岩を歩いたり。
高雄から清滝よりも山歩き感があります。

ここでごはん休憩。川沿いってだけで贅沢。

ここで２組ほど欧米人とすれ違いました。京都トレイルでは結構外国人に会います。

さらに進んで、川に光が差し込むと、この青さ！清滝ブルー。嵐山からもさほど遠くないところに、こんな豊かな自然があるなんて知りませんでした。

落合橋。
この橋から車道に出ます。右に行くとトロッコの保津峡駅みたいです。離脱もできますね。左に行くと嵐山に向かう峠越え。

清滝からここまでの道は、お米を運ぶ道だったとか。（清滝はお米が作れないから）

落合橋 名所・史跡

六丁峠という峠に向けてひたすら登る。ここがこの道中唯一の登り。
２、３０分ぐらいでしょうか。車はあまり来ません。来ても宅急便やさんとか、業者さんばかり。

保津峡かな、この日の最高地点あたりから。

てくてく

京都一周トレイルは、確か全長８，９０キロ。
１０回ぐらいに分けて歩く予定ですが、元気な人は夜出発して１日で完走できるそう。高低差もあるから本当にすごい。

※今年の夏にトレランの女性が修学院の付近で熊に襲われた事件があったのですが、突然現れた人間に熊が対応できなかった＝びっくりしてパニくって襲ってしまった、という説が出てました。熊に「人間通るから逃げてね」っていうサインと、その時間を与えないといけないみたいです。

六丁峠から嵯峨野に下ります。峠から嵯峨野までは、登ってきた道よりも短く、傾斜も緩やかです。（嵯峨野がすでに若干高い場所にあるから）
なので、今回のルートは逆回りのほうが楽です。

京都市嵯峨鳥居本町並み保存館 美術館・博物館

嵐山からここまで歩いたことが無かったので知らなかったのですが、このあたり、伝統家屋が多く保存されているんですね、嵐山ほど賑やかでなく、よい雰囲気でした。

前から行ってみたかったあだしの念仏寺へ寄り道。

嵯峨野の無縁仏が集められているとか。
今世間にあるお墓もいずれは無縁化していくんだろうな。

奥にストゥーパがあって、納骨のご相談受付ますと書いてありました。お高いのかしら。
どうせ無縁化するなら、あらかじめこんなところに納骨してもらって朝晩お坊さんにお経唱えてもらい、ときどき観光客にもお参りしてもらえたら、なんかいいかな、と思いました。
京都の寺であれば戦乱かUFOが来ない限りは存続するでしょうから。

あだし野念仏寺 寺・神社・教会

ちょこっと竹の小路もありました。
６面６体地蔵というのをお参りしました。

いいこと書いてあるわ。

ここで、リュックにぶら下げてたパーカーを落としたことに気づく。
峠に落としたのかと焦りました。
嵯峨に入る手前でペシャリとしているパーカーに再会。無駄に歩行距離がのびました。

嵯峨野から歩いてインバウンド客でにぎわう嵐山へ。
二尊院とかあのあたりはまだましですが、紅葉の時期はやばいだろうな。
完全に中国人向けの中華料理レストランもできてました。デザートが湯圓よ！日本人にはむしろ珍しい。
今まだ中国からの観光客が戻り切ってないから、暇そうでしたが、コロナの前は、常寂光寺なんかは中華系の観光客で一杯だったもんな、ここにこのレストランは儲かるだろうね。

しっかし嵐山は食事の単価が高いですね！
今日はおにぎりを持ってきていたので、嵐山の公園でピクニック気分でランチ。こっちのほうがよっぽど気持ちいい。

で、先日松尾大社に行ったときと同じルートで渡月橋へ抜けました。
ちょっと見ずらいですが、川の上さえボートで大渋滞。
夫も「渡月橋落ちるんじゃないか？」というくらい、人・人・人でした。
ここは一刻も早く通り抜けたい・・・
裏道からメイン通りへ。どの店も大行列・・・あなおそろしや

JR嵐山までの道は食べ歩き街道になっていました。
なんのこっちゃないコロッケだった。

あとこのあたりは貸衣装屋さんがずらり！知らなかったー。
着付けが終わった男子たちが１０人ぐらい暇そうにしていました。
日本人の女子には、白とか淡いブルーのレース風の着物が人気ですよね。

JRの嵐山駅前のリキシャカフェで休憩。カフェラテ注文するとかなんとか言いながら、抹茶ソフトやんけ。（非常においしかった）
私はほうじ茶ラテ。

今日は高低差は２７０ｍ程度しかなく、距離で稼いで１２．４キロでした。

リキシャカフェ グルメ・レストラン

食事するのも一苦労なので、鴨川付近に移動して昼間から飲み会開始。
まだ３時台（笑）
ハブのモヒートが結構おいしかった。
久しぶりに来たな、よくよくメニューを見ると、我が家の好きなアイラモルト主要メンバーも揃ってる。フィッシュアンドチップスもおいしかったのでまた来よう。

二件目ー。夫のお気に入り、安うまな店。

ローソンでコーヒーとマカロン買って、鴨川でカフェタイム。
寒くもなく暑くもなく、ベストな夜でした。

いつもご覧いただきありがとうございます。
京都はいよいよ紅葉シーズン、今週は比叡山の紅葉が見ごろらしいですよ！