京都トレイルレポート　東山ルート　伏見稲荷から蹴上まで　

2023/04/23 - 2023/04/23

そうだ京都に行かないシリーズ
京都トレイルなんてゆうのもありますよ。
秋もおすすめ！

桜が終わって新緑のシーズン
灼熱の夏でおなじみの京都はこの時期がハイキングベストシーズンです。
東山ルートはそれほど登りもきつくないので、ちょこっとハイキングをしてみたいという方、ぜひ京都にお越しくださいませ。

エリア 東山・祇園・北白川(京都)

大阪に住む友人から、京都トレイルという京都を一周するトレイルの存在を教えてもらいました。
夏は暑すぎて行動できないので、紅葉の時期を見計らってトイレル歩きに挑戦してみることにしました。
登山はしない友人なので、刻み刻み進んで行こうと思います。

初回は伏見稲荷からスタート。

京都トレイルは専用のガイドブックが出ていて、それによると伏見のあたりがスタートだった模様。スタート地点を間違えてた笑

伏見稲荷。
いい天気です。

伏見稲荷大社 寺・神社・教会

ごめんなさい、ここだけインバウンド率200%

伏見稲荷はコロナが始まったころだったか、一度出張で京都に来たときに行って以来。
コロナ禍で外国人も日本人もほとんどいなくて、まさにこんな感じで散歩できたんですが、今回は山頂までずっと観光客だらけでした。
とりわけ驚いたのが外国人の多さ。
まだ正式に開国（？）していないにもかかわらず、外国人のほうが多いぐらいでした。

奇跡的に人がいなかった一瞬。
今回初めて山頂まで行きましたが、山頂までずっと鳥居があるんですね！
1本立てるのに数十万とか。皆さまもおひとつどうでしょうか。

前回は確かこの辺りまで来たのかな。
山奥の観光地のようなお土産屋さん風情がとっても素敵。

展望ポイントまで来ました。ここまで来る人はあまりいないと思いきや、すごい人でした。
階段が続くので、登山初心者の友人は私より元気にすたすた登っていました。

展望
この辺りになるとみんな脱落していく。

再び鳥居の階段を登って、3回同じようなお参りポイントがありました。
どこも似た作りなので、一瞬狐につままれているような感覚になります。

狐。

山頂付近はまだ紅葉が楽しめました。

いい色だわ。

来た道と違うルートで下ります。山の中の境内がとっても大きくて、歩きごたえがありました。

アーニャ発見。かわいいよね。

鳥居型の絵馬だ。

コケと紅葉、京都だねぇ。

展望ポイントから、稲荷駅に戻らず京都トレイルに入ります。
展望ポイントのほうを振り返ると、見事な紅葉が・・・

しばらく気持ちのいいトレイルを歩き、泉涌寺に到着。
ここは友人が修学旅行で来た思い出の場所とのこと。
楊貴妃に関係するお寺だとか。
メインの観光スポットから離れているのに、貴重な修学旅行で楊貴妃見たさにこんなひっそりとしたお寺までやってきたのだそうです、なかなか渋い学生時代を送ってたんだな。

インバウンド率3パーセントぐらいでしょうか。

皇室の菩提寺らしいく、とても落ち着いて静かで品のあるお寺でした。
ここは京都観光の穴場かもしれません。

京都でお寺を巡るなら、和菓子でお茶タイムが欠かせません。
上品でおいしい栗菓子でした。

さらに北上していきます。

あら素敵。
この日は日が傾いてきたので、住宅地が途切れる京都一周トレイル 東山11で終了しました。
低山とは言え、この先は山の中を30分から1時間ほど歩くので、夕暮れ時に突っ込むのは控えたほうがいいです。

元気な我らは三十三間堂も見て、京都駅まで歩いて戻ってお好み焼きを食べて帰りました。
この日、私は山科から蹴上までも歩いていたので3万歩を達成しました。

そして寒い寒い冬が過ぎ・・・・

春です！
友人がガイドブックを手に入れてくれたので、今回からはもう少しトレイルを意識して歩けます。
まずは前回の終点、京都一周トレイル 東山11へ。
東福寺で待ち合わせだったので、京都から鴨川を渡って歩いて向かいました。
道中外国人観光客にたくさん出くわしました。東福寺も人気だなぁ。私も好きなお寺の一つです。

東山１１からは山道です。スニーカーでも大丈夫ですが、清水山付近と比べると人通りは少な目で、そこそこ山の中に入るので、明るい時間、天気のいい日にどうぞ。

30分から1時間程度、山道を登ったり下りたりしていると、1号線に出ます。
すこし左手を歩くと、１号線をくぐる地下道があります。
地下道を渡り、再びトレイルへ。
ここからは清水寺と清水山のエリア。
ここまでタクシーで乗り付ける外国人がいたのにはびっくりしました・・・
どんだけ詳しいんだ。

ただの木です？？いえいえ、杉林じゃないだけで素晴らしいのです。
こういう、いろんな木が自然に生い茂る”森”が日本中に戻ってくるといいですね。
東山の一角はその動きがあるようです。
新緑が本当に気持ちいい。
ここからほんのちょこっと登りますが、おしゃべりしながらでも息切れしない程度の登りです。
このあたりは女性のソロハイカーや外国人ハイカーも多数。

清水寺の上の清水山山頂です。

なぜかインバウンド率2%ぐらいはあります。
玄人だな。

はい、景色なし笑

今日の登りはここまでです。
あとはお昼ご飯を楽しみに下っていくだけ。

あ、ちょこっとだけ市内が見えてきた。
大文字山とは全然景色が違いますね。
ここから蹴上までは下りです。
この辺りでは色々な国の外国人ツーリストに遭遇しました。
ヨーロッパ系の若いカップル、英語の国のファミリー、東南アジア系ご一行など、
うちらからすると短い旅行でこんなひっそりとしたトレイルに入るなんて時間がもったいないなーと思うんですが、きっと海外からの人は日程も長くて、自然の中を歩くことにも価値を置いているんでしょう。
100人の旅行者がいたら100通りの楽しみ方があっていいじゃないか。

東山公園という場所です。
車でもアクセスできますが、知る人ぞ知る、という場所みたい。
トレイルを歩く人の休憩ポイントでもあるようです。

インバウンド率0%

実家からタケノコが届いたので、僭越ながら友人の分までお弁当をこしらえて持ってきました。
吉野で買った奈良漬けがいいアクセント。
デザートは実家のおいしいサツマイモ。

展望台から京都の眺め。
地元の方らしいマダムから、知恩院からも登ってこられると教えていただきました。
今度散歩のときにここだけ来てみてもいいな。

青蓮院の上の山は、杉を伐採して杉以外の木だけ残しているようです。
よくよく考えてみると杉と桜以外の木の名前がほとんど分からない日本人（わたし）って、問題ありじゃないか？？未来の子供はいろんな木に触れて、当たり前にいろんな木の名前を言えるようになるといいですね。

一気に山を下りて蹴上へ。
ここでマウンテンバイクの一行に遭遇！こんな狭い山で！？
と思ったんですが、とてもマナーがよくて、申し訳なさそうに下って行かれました。

地図上だと、尊勝院かなぁ
すみません不確かです。
小さいながらもお花に囲まれて、穏やかな場所でした。

友人をお連れして、次回のスタート地点である蹴上インクラインをちょこっとだけご案内。
この日は着物を着た日本人の観光客が多かったです。
新緑のインクラインはスタンドバイミー風ですね。

ここはインバウンド率70%

大阪のど真ん中勤務の友人、山藤に興味深々。いい時期にご案内できてよかったです。

山肌にびっしりつつじがありました。蹴上浄水場のあたりでしょうか。
見事でした。
この先は毎度お馴染み、大文字山への登山となります。