2019年夏イギリス旅行

2019/07/27 - 2019/08/03

【表紙写真：2019年、チャツワース・ハウス】
イングランド北部、ピークディストリクト国立公園のフットパスを歩いた。
映画「プライドと偏見」ロケ地にも。

この地域の路線バスを調べるのが面倒だった。全体図を分かりやすくまとめてくれているサイトがあればなぁ。
細切れながらも情報を集め、なんとかレンタカーを借りず公共交通機関で回れそうな行程ができた。
下調べのエネルギーはここで使い果たし、あとはかなりテキトー…。


日程：2019年7月27日～8月3日
往路：関空→ヘルシンキ→マンチェスター(AY)
（199バス）マンチェスター空港～Buxton
（TPバス）Buxton～Bakewell
　・ハドンホール
　・チャツワースハウス
（173バス）Bakewell～Castleton
　・Mam Tor～Lose Hill　ハイキング
　・ペブリル城、Peak Cavern
（271バス）Castleton～Hathersage
　・Bamford Edge　ハイキング
　・Stanage Edge　ハイキング
（鉄道）Hathersage～Sheffield経由～ロンドン
　・スカイガーデンで夕食、夜景
復路：ロンドン→羽田→伊丹(JL)
航空券：JAL

エリア その他の都市(イギリス)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: フィンランド航空 JAL
• 旅行の手配内容: 個別手配

雨の関空から出発

AY78　10:45KIX→14:40HEL
AY1365　16:05HEL→17:00MAN

フィンエアーは紙ナプキンなどがマリメッコ柄でかわいい。ご飯にパンにお蕎麦…どこの機内食も同じで炭水化物多すぎ。

機内映画にデニス・ルヘイン「ドロップ」が原作の「クライム・ヒート」(だった？）やダブネ・デュ・モーリア「レイチェル」の映画化されたものがあったので海外小説読みとしては楽しかった。レイチェルのラストはあんなだったかな？読み返してみないと。(特技は「すぐ忘れる」なのでミステリ小説も何度でも楽しめる)

2012年、ライム・パーク

この時は湖水地方へ行った帰り、ピンポイントでBBC版ドラマ「高慢と偏見」のロケ地に立ち寄り。
ジェイン・オースティンの小説をドラマ化したものでミスター・ダーシーをコリン・ファースがエリザベスをジェニファー・イーリーが演じた。
ライム・パークはミスター・ダーシーのお屋敷ペンバリーとして使われた。
このドラマ好きだったのでここにも来てみたかった。
記念にポストカードなんかも買ってみたり。

映画「英国王のスピーチ」で再び共演された時は「男性は年とっても貫禄がでて渋い感じになるからズルい、女性はどうしても衰えた感が…」となった。素敵なんだけどね、でもチラッと思ってしまうんだな…。

この辺りはここだけでなくもっと色々回ってみたいと思っていて7年後に叶った。

ハザーセージ駅　シェフィールドまでの電車

【ピークディストリクト内の公共交通機関での移動】
鉄道でハザーセージへも行けたが、空港からいったんマンチェスターピカデリー駅まで出てから向かうようだったので、空港から直接バスで行けるバクストンへ向かうことにした。

199バス　マンチェスター空港～バクストン (約1.5時間) 5.6ポンド
ライム・パークも通り道だったので懐かしかった。

TPバス　バクストン～ベイクウェル (約45分) 5.1ポンド
ハイ・ピーク社のTrans Peakというバス
空港に夕方到着だったのでそのままこのバスに乗り継いでベイクウェルまで行くことはできず、バクストンで一泊して翌日乗った。

ベイクウェルでチャツワース・ハウスやハドン・ホールを観光。

この後は少し北へ
173番バス　ベイクウェル～カッスルトン (約50分) 3.8ポンド
2時間おきくらいで日に4本しかなかった。
終点まで乗ってたのはほんの数人？アナウンスなどはなく、終点でなければどこで降りればいいのか不安だったかも。
マム・トア～ローズ・ヒルのハイキング、ペブリル城、Peak Cavernなど観光

東へ移動
271番バス　カッスルトン～ハザーセージ(約25分) 3ポンド
バンフォード・エッジ、スタニッジ・エッジ周辺のハイキング

鉄道でロンドンまで南下
13:45ハザーセージ～シェフィールド～16:41ロンドン セントパンクラス

チャツワース・ハウス

映画版「プライドと偏見」のロケ地。
主演はキーラ・ナイトレイとマシュー・マクファディン
今回は映画版のロケ地に来てみた。といってもこの映画版は1回見ただけなのであまり覚えていなかったりする。

広大な敷地。
奥にもいろんな趣向をこらした庭が広がっている。

内部も豪華！

イングリッシュ・ブレックファースト

といえば、カリカリにトーストした薄い食パンのイメージを持っているけど、この日はクロワッサンで食べてみた。
イギリスで初めて食べた時、焼きトマトが自分には新鮮だった。トマトソース以外ではサラダなど生で食べることが多かったので。

ハドン・ホール

こちらは中世という感じの建物。内部も落ち着いた感じ。

ハドンホールからの帰路

来た道とは違うコースでベイクウェルまで帰ることにして道なき道を歩く。一応マークはついてるんだがこの天気だし誰一人歩いていない…。見えるのは羊だけ。

Mam TorからLose Hillまでハイキング

出発時点では晴れ。ペブリル城の近くから出発し、マム・トアからは見晴らしのよい道がローズ・ヒルまで続くがだんだん曇りがちに。そして、ローズ・ヒルから途中まで下りた辺りで雨が降り出した…。

左右の見晴らしが良い稜線を歩くのは気持ちがいい！たとえイギリスらしい曇り空であっても（笑）

スイスのブリエンツ・ロートホルンからルンゲルン湖方面への尾根沿いのコースとか、ちょうど4トラ友さんが先日行かれてた四国の剣山とか、歩いてみたいコースはいくつかある。(先月四国に行く機会がありちらっと考えたけどそんな時間はなかった)
それらとは全然高さが違ってこちらは標高500m程度で丘みたいなものだけど。

バンフォードエッジ

暗くてわかりにくいけどヒースもたくさん咲いていた。

バンフォードエッジ

眼下に見えるのはレディバウアー貯水池。
あの辺りも歩きたい。

Stanage Edge

スタニッジ・エッジと読むのかな、スタナッジかな。
この途中の岩場でランチ休憩。もっと先までゆっくり歩きたかったが、電車の時間が迫っていたので一部だけ。

前日下見で村の途中まで歩いて方向を確認した時に丘一つ分勘違いしており、電車の時間に間に合わない！と気づきめちゃくちゃ焦った。最後の方は小走りだった。

歩きたいコースがまだまだあるのでまた来られることを願って、ハイキングマップを購入。たくさんあってどれにしようか迷った。
右のマップは雨に濡れて破れたりしないようにコーティングされている。イギリスらしいな。

スカイガーデン　柱の間からタワー・ブリッジが見えている

ロンドン到着後
・お土産購入
・スカイガーデンで同じく一人旅の旅友さんと夕食
地下鉄ピカデリー線でヒースロー空港へ　空港周辺ホテル泊
翌朝JAL便で帰国

機内で少し寝た後に食べたロン丼

JL42　9:40LHR→5:25(＋1)HND
JL103　7:30HND→8:30ITM

マイルでビジネスクラスにアップグレード
シートはJAL SKY SUITE　

フランクフルト線はフランクフル豚丼でパリとかはどうだったっけ？
エコノミークラスのAIR吉野家とかモスとか箱から取り出して自分で作る作業が面白く量もちょうどだったけど、男性には少し物足りないんじゃないかなと思ったものだった。

コロナ禍で縁遠くなってしまい今どんな感じなのか分からない。また乗れる日が来るといいな。

ミッキーマウスのスクリーンデビュー90周年記念の特別塗装機

羽田で乗る時には気づいておらず機内でヘッドレストのカバーで気づいたんだったかな。伊丹に着いてから写真撮影。同じく写真撮っている人多し。

◆次回の旅へのまとめ◆
今回は西から東へ移動したが、次は東のシェフィールド側から行ってもいいかも。
ロンドン セント・パンクラス駅からシェフィールド駅までは乗り換えなしで2時間ほど。

・ハザーセージ駅と隣のGrindleford駅周辺の地図を買ったのでその周辺
・ベイクウェル
　　南側　ハドンホール南のAlport周辺
　　北側　Monsal Trail
・ベイクウェルから南下してMatlock周辺はどうかな

今回の旅でもらったリーフレットに「TREASURE HOUSES OF ENGLAND」という素敵な10の邸宅の紹介と"2 FOR THE PRICE OF １"というクーポンがついたものがあり、その中でこの周辺から近く次回の旅の候補に入れておこうと思ったのが
・Castle Howard
・Harewood House
どちらもシェフィールドからはさらに少し北にありヨークやリーズから行けそう。

この旅行記へのコメント （4）

• ゆんこさん 2023/12/14 16:18:16

  フットパス

  mame8さん、こんにちは。
  
  フットパス発祥のイギリス、コロナがなければ、その辺りで行っていたはずの場所です。
  ガーデン巡りとフットパスを組み合わせて、なんて考えてはいましたが。
  mame8さんもおっしゃるように、イギリスって交通手段を考えるのが大変ですよね。
  カナダでは平気でレンタカー運転するのに(北海道と同じようなものだかららしいです)アメリカや他の国では運転する気にならないと夫は言うので、公共交通機関を利用するしかないんですよね。
  
  広大な草原が続く丘陵はまさしくイギリスのフットパスのイメージそのものですね。
  
  　　　　　★ゆんこ★
  
  
  

  mame8さん からの返信 2023/12/14 18:59:21

  Re: フットパス

  こんばんは！
  
  ご主人様カナダの右側通行もOKなのに、イギリスNGなんですか(笑)
  私は右側通行の国はこわくてまだ挑戦できてません。
  
  検討されてた場所なんですね～。
  ガーデン巡りにフットパス、イギリスの田舎いいですよね。
  
  イギリスって鉄道とかバスとか個々バラバラなんですかね。
  スイスは調べやすくて助かります。

• 赤毛のアンさん 2023/12/14 16:13:33

  初めまして🎵

  初めまして。mame8さん。
  
  mame8さんのイギリスの旅行記拝見しました。私も以前チャッツワースに行ったので他の方はどういうルートで行かれたのだろうと興味深く拝見しました。
  また私のイギリスの旅行記にいいね！をいただきありがとうございます。旅行記全部読んでくださったのですね！嬉しいです。
  
  mame8さんは山がお好きなのですね。
  また旅行記ゆっくり拝見させていただきますね。
  
  
  赤毛のアン
  
  
  
  

  mame8さん からの返信 2023/12/14 18:38:58

  Re: 初めまして

  はじめまして。
  コメントありがとうございます。
  
  お名前が赤毛のアンさんだったので気になって見に行きましたら、とても好みな旅行だったので全部読んでしまいました！
  
  私も母の影響で赤毛のアンや花が好きでして、でもここの旅行記にはプリンスエドワード島などは載せていないのに、スイス絡みでお話してフォローさせていただいた方も偶然にもお好きな方でして！
  ちょうど今この後コメントしてくださってるゆんこさんです。
  スイス、イギリスと関係なさそうな旅行記で「赤毛のアン」でつながるなんて面白くないですか（笑）
  
  私も質問したいことがあるので掲示板におじゃまさせていただきますね。