JR西日本株主優待を活用して山陰周遊一人旅

2021/04/30 - 2021/05/05

期限までに使えないからといただいた2枚のJR西日本株主優待の鉄道割引券。「お得な使い方があるかな？」とネットで調べ始めたら奥が深い。

私はライトな飛行機ファン＆マイラーで、航空券でお得なルートを検索するのが好きだけど、鉄道ファンのサイトで勉強すると乗車券も色々工夫できて面白そう。

足立美術館に行った母が「良かった」と言っていたのを思い出し、単純に新幹線＋特急やくもで山陰往復旅行を考えたけれど、株主優待券1枚でも一筆書きでもっと長い距離で何か所も楽しめるとわかり、行きたい場所を色々考えてみた。

【2021年ゴールデンウィーク】
新神戸～新山口(新幹線さくら)
・秋吉台・秋芳洞
・萩
新山口～津和野(SLやまぐち号)
・津和野
津和野～松江(特急スーパーおき)
・由志園
・松江城
松江～米子(観光列車あめつち)
・足立美術館
・米子城址
米子～鳥取(特急スーパーまつかぜ)

2024年3月の今、この旅行メモを残そうとしているのは最近になって大失敗に気づいたから…。

エリア 秋吉台(山口)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス 新幹線 JR特急 JRローカル
• 旅行の手配内容: 個別手配

写真：津和野駅から出発したDLやまぐち号

【旅の計画：乗ってみたい】
・新幹線はみずほかさくらで
・やくも、スーパーおきなど山陰を走る特急
・観光列車〇〇のはなし、SLやまぐち号、あめつち

【旅の計画：行ってみたい】
山口県：秋吉台と秋芳洞、萩、角島大橋、元乃隅神社
島根県：足立美術館、由志園、津和野、出雲大社、松江城
鳥取県：境港、美保関、米子城址、鳥取砂丘

写真：津和野駅前に展示されている蒸気機関車

【旅の計画：乗車券、特急券】
JR西日本の株主優待
「片道お一人様の運賃・料金が50％割引の株主優待鉄道割引券」

1枚の乗車券で一筆書きでどこまで旅をできるかみたいなところが面白くなってきて色々ルートを考えてみたけれど、GW後半に連れ合いと予定ができたので計画を変更し日程を短縮。

計画から外した場所
・鳥取から兵庫県の北を通って城崎温泉に立ち寄り特急こうのとりで戻る
・観光列車「○○のはなし」や角島大橋など山口県の西端ルート

最終的に1枚目の乗車券は新神戸～新山口～津和野～松江～米子～鳥取。計815kmほどだったので6日間有効。
もう1枚の乗車券で神戸へ戻る(出発時点では未購入)。

ルート案や料金概算をまとめ、疑問点もいくつかメモしてJR宝塚駅のみどりの窓口に行き、相談してチケット購入。駅員さんが丁寧で詳しくて感動。
でもみどりの窓口は削減の方向なんですよね…残念。
こういう種類の切符はネットで予約できるのかなぁ？

乗車券5,660円、特急券5,020円　計10,680円
これで新幹線や観光列車も楽しめる周遊旅行ができるのだからお得な気分。

秋芳洞

◆1日目　秋吉台・秋芳洞◆
東京～大阪間でも飛行機派なので新幹線の利用はあまりない。乗ったことがあるのはほぼのぞみかひかり。九州新幹線はまだ乗っていない。新神戸～新山口はみずほやさくらを選んで乗ることにした。

新神戸7:28→新山口9:17　さくら545(指定席)
座席がふかふか、2－2配列でゆったり！
パンデミック2年目で乗客も少ない。

新山口駅近くのホテルに荷物を置いて路線バスで秋芳洞へ
新山口駅10:10→秋芳洞10:47　バス　片道1170円
券売機が現金のみだった…。
バスの乗客も少なくみんな秋芳洞行き。

秋芳洞

入場料　1300円　WAONで支払い
現金をあまり持ってきていないのでなるべく別手段で。

秋吉台ハイキング

秋芳洞へ入る前に少し雨が降ったけれど出てきたころにはこの通り、良く晴れていたのでハイキング。ほとんど誰も歩いていない。

秋吉台ハイキング

エニシダの仲間かと思ったけど近づくと花の形が違う。
ジャケツイバラというらしい。

秋吉台ハイキング

ものすごい強風の日だった。
帰ってニュースを見ると強風注意報が出ていたらしい。

秋吉台ハイキング

秋芳洞バスセンターには観光案内所があってソファーなどもあるのでバスまでの時間を潰せる。夕方、バスで新山口駅へ戻る。

この日は地下と地上と歩き回ったので約35000歩。

新山口で2泊して翌日は萩へ日帰り旅行予定。

鉄道で回ることも考えたけれど島根へ向かう時に接続が悪かったりでJR乗車券のルートからは外す。

萩城跡指月公園

◆2日目　萩◆
一筆書きのルートから外れた萩は、高速バスのスーパー萩号で新山口から日帰り往復にした。
新山口→萩　1時間10分ほど　片道1600円　現金　

JRバスで運行の場合ICカードが使えたみたい？
帰りも気づかず現金を使ってしまった。

萩城跡指月公園

萩城跡　入場料　220円
旧厚狭毛利家萩屋敷長屋と共通券

萩城跡へ来る前に1回100円のまぁーるバスに乗って道の駅へ行き、ランチに海鮮丼を食べた。

萩城下町の散策

観光案内で夏みかんの白い花が咲く時期と読んだけど黄色い実も見かけた。早くない？

◆3日目　津和野◆
この日はディーゼル機関車での運転だったのでDLやまぐち号。
新山口10:50→津和野12:58

指定席料金で買っていたが、前日萩から戻った時に駅の窓口に寄って聞いてみたら空席があったので差額を払って計500円のグリーン車にアップした。
半額の機会でもないとグリーン車なんて乗れないので。

これを書いている時(2024年3月)、値上げされると知った。
指定席料金530円→1680円
グリーン料金50kmまで780円、50km超100kmまで1000円→全て2500円

レトロで良い雰囲気のグリーン車

駅のホームでSL弁当を購入し、車内でランチ。800円
ホームで写真を撮る人も多く、乗車中も窓からカメラを構えて待つ鉄道ファンが見えた。

津和野の町を散策

駅のコインロッカーに荷物を預ける。400円。現金。
天気はあまりよくないけど、津和野城跡まで行ってみよう。

まず太鼓谷稲成神社へ

徒歩で行く場合、鳥居が続く参道を登っていく。

太皷谷稲成神社

横に駐車場があるので車で簡単に来られる。
津和野城跡への観光リフトはその車道の方へ進む。

津和野川と町をみおろす

観光リフトで途中まで上がってそこから山道を歩く。
リフト往復　700円　現金
…本当に現金足りるか！？

津和野城跡

乙女峠マリア聖堂

この後、駅周辺まで戻っておそばの夕食。

津和野18:15→松江21:03　特急スーパーおき(自由席)
松江で1泊

◆4日目　松江周辺◆
由志園の牡丹が見たいのでまずそこへ行き、時間が余れば松江城か出雲大社を考えていた。観光列車あめつちに乗ることにしたので出雲大社まで行く時間はなさそう。

出雲大社へはその後2024年に飛行機利用でスポットで行ってきた。

由志園
入場料1200円　現金

池泉牡丹の時期に合わせて行ってみた。
松江駅前(南側)から無料シャトルバス利用。
片道30分くらいだったかな。

屏風のデザインみたい

華やかな牡丹の花がたくさん

お庭も気持ちいい

ここは涼しげ

シャトルバスで松江駅まで戻る。

松江城

松江城天守閣　680円　WAONが使えた～
船でお堀巡りもしたかったけど時間なし。

なんじゃもんじゃの木に白い花がいっぱい

駅へ戻ってランチに三色割子そば。

松江14:47→米子15:33　観光列車あめつち(指定席)
車内でどら焼きとコーヒーのセットを買ってみた。

夕暮れの米子城址

米子のクラウンプラザホテルで2泊。
駅から少し距離あり。
米子城址が近そうだったので夕方行ってみた。

大山の方向を眺める

◆5日目　足立美術館◆
一筆書きルートで後戻りはできないのでJR切符を別途購入
米子→安来　約10分　片道200円　ICOCA
安来駅から無料シャトルバスで足立美術館へ。約20分
足立美術館　入場料　2300円　クレジットカード

アメリカの雑誌の日本庭園ランキングで1位に選ばれている有名なお庭。
窓ガラス越しなので青っぽい写り方。

足立美術館

こちらは外から撮った写真。
帰る前に庭園の見えるカフェでコーヒー休憩。1000円！

◆6日目　鳥取へ◆
米子→鳥取　特急スーパーまつかぜ(自由席)　約1時間
晴れていたら鳥取砂丘へ寄ろうかと考えていたがあまり天気はよくなく、駅ビルでお土産を買ったりして神戸へ戻ることにする。

結局もう1枚の株主優待の割引券は使わず、高速バスで三宮へ
鳥取駅前12:40→三宮15:21　3500円　クレジットカード

◆旅の終点◆
連れ合いとの待ち合わせはホテル「レムプラス神戸三宮」
阪急神戸三宮駅のビルの高層階に2021年4月26日オープンしたホテルに泊まってみようとのこと。

なのに残念ながら新しいホテルの写真は1枚もなし…。
そう、この旅行中にスマホで撮った写真を保存してなかった！！
連れ合いはそもそもホテルの写真撮ってなかったみたいだし。

しっかり観光なところではデジカメで写真を撮り保存していたけど、新幹線などの乗り物、ホテル、食事などはデジカメを使わずスマホでささっと撮っただけ。それらの写真はパソコンへバックアップせず機種変でスマホを処分してしまった。
と、いうことに最近パソコン内の写真を整理していて気づき大ショックだったのでした。

これからは、国内旅行でも簡単な旅行記を残していこう、その過程でスマホもデジカメもパソコン等への保存作業するでしょ、と思いました。

最後に。
この旅では特急やくもに乗らなかったけど、この春(2024年4月6日)から新型やくもが登場するらしいので次の機会には乗ってみたい。