黄檗山萬福寺と平等院

2023/10/27 - 2023/10/27

この日は夕方から雷雨の予報が出ていた。
それまではお天気がもちそうなので、ちょっくら宇治まで出かけることにした。

不整脈の発作が出ないかドキドキしながらのお出かけ。
発作が出なければラッキー、出たら出たでその時は何とか対処する経験を積もう。
そのうちお出かけのコツもつかめるかもしれない。
あまり考え過ぎずに、take it easy。

それでも電車に乗ると緊張はする。
京都駅のホームで、リュックの背に赤いヘルプマークを下げている人を見かけた。
まだ若そう。
何が彼女を悩ませているのかと気になる。
私もヘルプマークをもらおうかな。
ハートマークの下に手書きで「不整脈」と書いたら、ちょっとは気が楽になるかな。
私は体格がいいから、「助けがいるって、ホンマでっか？」と思われるだろうな。
(*´艸`)

エリア 宇治(京都)

この日もお天気良好、脈拍正常。
ありがたいことです！

緊張しながら電車に乗り、ＪＲの宇治駅へ。

十数年前に自宅からここまで、約20キロの道のりを歩いたことがある。

宇治駅 (JR) 駅

そして平等院へ。

JR奈良線でここまで来た。
奈良線は外国人の利用客がすごく多い。
でも宇治まで足をのばす人は少ないようで、平等院を訪れていたのはほとんどが日本人。

平等院 寺・神社・教会

15年ほど前に来た時は、柱がもっと黒っぽかったように思う。
写真で見るのは朱色。
今日は赤い。
今日の色が一番いいな。

阿字池には、品のいい鯉たちが悠々と泳いでいた。

鳳凰堂内部と鳳翔館（博物館）内部は、撮影禁止。
これはパンフレットの写真を写したもの。

館内は薄暗く、老眼の私はここにも双眼鏡を持ち込んでいた。
細部まで良く見える。
国宝の雲中供養菩薩像が、優雅に浮いている。
もちろん固定されているのだが、フワフワプカプカ緩やかに移動しているような気がした。
文字通り、極楽を見るような空間。

宇治橋を渡り、

宇治橋 名所・史跡

京阪電車で宇治駅から黄檗駅まで移動する。

宇治駅 (京阪) 駅

ホームから茶畑らしきものが見えた。

黄檗駅から萬福寺までは、徒歩数分。

総門の前には、何やらハデハデしいものが。
10月8日から12月10日まで、中国ランタンフェスティバルが催されている。
その飾りつけらしい。

萬福寺は1663年に、中国から渡来した隠元禅師によりひらかれた黄檗宗のお寺。
先日行った石峰寺も黄檗宗。
どちらも中国っぽい。

拝観に来ていた奥様方が、「ここで写真を撮って『中国に行ってきたよぉ』と言ってもバレへんかもね」と笑っていた。

中国から輸入した材木を使い、中国禅寺様式の三門、天王殿、大雄宝殿（本殿）、法堂が、一直線に西を向いて並ぶ伽藍配置となっている。

ランタンが浮かぶ放生池越しに見る三門。

拝観受付のある三門。

黄檗山萬福寺 寺・神社・教会

拝観をする人はまばら。
広いし立派だし、もっと有名になってもいいのになと思う。

三門から天王殿への道。
敷地が広いから、ランタンもいっぱいだ。

めっちゃ嬉しそうな顔をしている。
(*´艸`)

お寺なのに、色っぽいのもあった。
（◎o◎）

桃柄がかわいい。

卍くずしの勾欄。
石峰寺にもあった。

パンフレットには、寿塔と書かれてあった六角の建物。

まだ独身だったころ京都に住んでいて、真澄ちゃんと貴代美ちゃんと三人で萬福寺に来たことがある。
この前で写真を撮ったっけ。

すきあらばランタン。
(*´艸`)

参道に敷かれてある正方形の平石は石條（せきじょう）で、龍の背の鱗がモチーフとなっている。

大雄宝殿。

大雄宝殿内部の釈迦如来坐像。

まるで中国にいるみたい。

説法を行う法堂。

法堂の丸窓。

木魚の原型となった「かいぱん」は、今も使われているそうだ。

ここを叩くんだね。
痣か傷に見えて、ちょいと痛々しい。

黄檗駅まで戻り、ネパール料理のパナスでお食事。
サラダと、ニンニクがきいたスープ。
刻んだニンニクが入っていた。
美味しい！

エビとキノコのカレーとナン。
ナニコレ！
( ｡ﾟДﾟ｡)
めっちゃ美味しいんですけど！
ナンは薄いけど、これまた美味しい！
近かったら、絶対リピするわ。

チャイはフツー。

ごちそうさまでした。
(^o^)

JRに乗って帰宅する。

家に着いて洗濯物を取り込んだら、空には雲が広がってきた。
そして雹が混じった雨が、バシバシ音をたてて降りだした。
ツイてる。(^∇^)

平等院前で買った茶団子をいただく。
久しぶりの茶団子。
あれ？
茶団子って、こんなに小粒だった？
かなり小さくなった気がする。
でも美味しいから、いいや。

また少し自信がついた。
次は、どこ行こ？( *´艸｀)

投稿日 2023 10 30

黄檗駅 駅

この旅行記へのコメント （4）

• ムロろ～んさん 2023/11/15 22:20:18

  お寺参拝(^_-)-☆

  こんばんは、ムロろ～んです。
  黄檗宗萬福寺へ行かれた旅行記を拝見しました(^_-)-☆。
  
  何だか久しぶりのワードが出てるなぁって。
  仏教用語なんてホントに久しぶりに感じてしまいます。
  もうホントに全く聞こえてこない業界に引っ越してしまいましたから。
  不思議ですよねぇ～、ヘアスタイルはこれじゃぁないと落ち着かないのに(爆)。
  
  釈迦如来坐像だの、法堂だの…。
  前までは普通に言ってたのに。
  まるっきし一般人になってました(笑)。
  
  私もヘルプマーク付けてあっちこっち出かけてます。
  確かに私も外見からして「？」って思われるだろうなぁって(◎_◎;)。
  
  
  ムロろ～ん

  ホーミンさん からの返信 2023/11/16 20:58:09

  RE: お寺参拝(^_-)-☆

  ムロさん
  
  こんばんは。
  ご訪問に投票、書き込みをありがとうございます。
  
  還俗(でしたっけ？)して何ヵ月経ったのでしょうか？
  「ムロさんといえばお坊様」だったのに、その頃の名残りは今やヘアスタイルだけ？
  ( *´艸｀)
  新しいお仕事には慣れましたか？得意の語学がいかされてるみたいですね。
  
  ただいま広島に来ています。
  客室の壁紙が、な、な、なんと、相方ちゃん柄。
  ヾ(≧∀≦*)ﾉ〃
  特別室じゃないですよ。
  だから多分、全室ミッフィーちやん柄かと思います。
  ウケる。( *´艸｀)

• yamayuri2001さん 2023/11/08 06:36:31

  カラフルな萬福寺！

  ホーミンさん、おはようございます。
  宇治の平等院、何回行っても　素敵なお寺ですよね。
  写真で見る限り、あれ？観光客があんまりいない！
  私が行った時とは、大違いだと思いました。
  また、萬福寺には思い出があります。
  ナビで案内してもらったら、とても近い道が見つかりました。
  9分で着くと言うので、
  その道をずっと行ってみたら、途中から
  本当にゲレンデではないかというぐらい、急な坂道になりました。
  こんな所を行ったら、足を滑らせて
  死んでしまうのではないかと思うぐらい急な坂道でした。
  ちなみにこの時期は、秋だったので、
  落ち葉が足元を一層滑らせました。
  あの懐かしい萬福寺で、こんな素敵なイベントがあったんですね。
  ランタンなどがあり、
  ちょっと中華街を思わせるようなカラフルな色で、
  本当に素敵な時期に行かれましたね。
  こんなカラフルな萬福寺だったらあの坂道も気にならなかったかも。
  こんな素敵な萬福寺に出会いたかったなと思いながら拝見しました。
  yamayuri2001

  ホーミンさん からの返信 2023/11/09 09:41:32

  RE: カラフルな萬福寺！

  yamayuriさん
  
  おはようございます。
  ご訪問に投票、書き込みをありがとうございます。
  
  伏見稲荷はコロナ前より外国人で賑わってますが、平等院はそれに比べると
  全然といっていいくらい。おかげで、ゆっくりと拝観出来ました。
  
  yamayuriさんは萬福寺にも行かれたのですね。しかも命がけ(？)で。
  ( *´艸｀)
  広くて静かでいいお寺でしょう？参拝客も少なく、穴場だと思います。すぐ近くに、ふくろうのお地蔵さまがあります。知ってたのに、うっかり観に行くのを忘れました。
  
  萬福寺は普茶料理で有名です。もしかしたらyamayuriさんもお召し上がりになったかも？興味はありますがお値段が結構するので、なかなか手が出ません。台湾で普茶料理に似たビュッフェは食べたことがあります。上手く出来ているなぁと、感心しましたよ。