2023/10/24 - 2023/10/25
595位(同エリア4009件中)
たっくん&ゆうすけさん
- たっくん&ゆうすけさんTOP
- 旅行記133冊
- クチコミ88件
- Q&A回答93件
- 1,628,812アクセス
- フォロワー160人
バケーションレンタル【京都二条 さわら木の宿】。
https://kyo-machiya.eyado.net/10991.html
きめ細かに再生された総床面積196㎡の京町家・寺田邸【京都二条 さわら木の宿】に逗留し,夕食は京都の老舗旅館・御三家のひとつ【炭屋旅館】で懐石料理。翌日は【しゃぶしゃぶCHIRIRI本店】で近江牛。そして秋麗の【京都御所】に遊ぶ旅行記です。
まずは【京都二条 さわら木の宿】を動画でご覧ください。
https://youtu.be/RoO3lEATK2c
寺田邸の場所は。椹木町通(さわらぎちょうどおり)堀川西入ル。1892(明治25)年築の京町家は,かつて椹木町通界隈に多かった酒造家に米を卸す米屋として建てられたものだそうです。
京都市から「寺田邸」として,
●景観法19条1項に基づく「景観重要建造物」
●*「歴史まちづくり法」12条1項に基づく「歴史的風致形成建造物」
●京都市市街地景観整備条例38条1項に基づく「歴史的意匠建造物」
の各指定を受けています。
*「歴史まちづくり法」とは,「地域における歴史的風致の維持及び向上に関する法律」のことです。
椹木町通の「寺田邸」が【京都二条 さわら木の宿】として活用されるに至った経緯については,公益財団法人「京都市景観・まちづくりセンター」
http://kyoto-machisen.jp/
発行の「ニュースレター 京まち工房」 84号(2018年9月)に詳しく紹介されています。
http://kyoto-machisen.jp/letter/pdf/84.pdf
宿泊料金は直予約で,総額 65,000円(1泊2名利用,食事なし,京都市宿泊税込)でした。一休でも予約できます。宿泊定員は2~9名。
旅行記の構成は以下の通り。()内は写真の枚数。
【京都府庁旧本館】(4)
【 salon de 1904 / 前田珈琲】(4)
【京の飴いしざき 御所乃石本舗】(2)
【鶴屋吉信 本店】(2)
【出水通/出水の七不思議】(3)
【綾綺殿】(3)
【山中油店】(2)
【平安宮内裏南限と建礼門跡】(2)
【佐々木酒造】(2)
★【京都二条 さわら木の宿】(20)
★【炭屋旅館】(11)
【京都つゆしゃぶCHIRIRI 本店】(3)
【京都御所】(1)
参考までに,「○○通◆◆上ル」というのは,「○○通りに面していて,○○通りと◆◆通りの交差点から北に行った所」という意味。面している通りの方にだけ「通」を付けるのが通例。従って,「上ル(あがる)」「下ル(さがる)」が付く場合は「○○通」は南北方向の通り,「東入ル(ひがしいる)」「西入ル」が付く場合は「○○通」は東西方向の通りだということになります。
京都市では住居表示は実施されていません。タクシーの運転手さんには,下手に住所(=登記簿の地番)で言うよりも,交差点の名前で言う方がよくわかってもらえます。
表紙写真は,「京都二条 さわら木の宿」の高野槇のお風呂。
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
【京都府庁旧本館】
https://www.pref.kyoto.jp/qhonkan/
ほぼ20年ぶりの京都・マイブームは続いております。今回の旅は【京都府庁旧本館】から。4travel の地図上の位置はかなり間違っています。1904(明治37)年竣工。正庁,旧知事室,旧議場などを見学できます。
大正天皇の即位の礼(1915(大正4)年11月10日,未成年であった昭和天皇も参列)と昭和天皇の即位の礼(1928(昭和3)年11月10日)は,いずれも京都御所の紫宸殿(ししんでん)で執り行われました。そのための閣議が開かれた場所が「正庁」です。京都府庁旧本館 名所・史跡
-
京都府庁旧本館・南面の立面図
中庭のある「ロ」の字型の建物の四隅にマンサード屋根を載せ,正面中央部の突出部分には大きなマンサード屋根が架かります。二階部分に見える繊細なコリント式の角柱は,ペディメント(三角形の切妻屋根)を戴いています。
また,正面(南面)からは見えませんが,旧議場は建物北面から大きく張り出すように作られています。京都府庁旧本館 名所・史跡
-
◆重要文化財『京都府庁旧本館』[時代:明治](年代:1904年)2004(平成16)年,重文指定。
以下,文化庁「国指定文化財等データベース」の『京都府庁旧本館』解説文より抜粋引用。
『京都府庁旧本館は,明治中期における日本人建築家による本格的西洋建築であり,西洋建築様式習得のひとつの到達点を示す作品として重要である。また,議事堂を一体化した府県庁舎建築の典型であり,明治以降の府県庁舎建築の定型として,以降の模範となったことでも歴史的意義が認められる。』(引用終わり)京都府庁旧本館 名所・史跡
-
京都府庁旧本館の「正庁」
ストリートピアノが置かれていて,いま習っているスクリャービン(Alexandre Scriàbine, 1872-1915)の「2つの詩曲 (Deux Poèmes) Op.32」第1番 嬰ヘ長調 を弾かせてもらいました。少しくぐもった音の KAWAI のアップライトでしたが,よく調律されていて,広い空間に音が染みわたっていくような感覚を味わうことができました。
若き日のポゴレリチ(Ivo Pogorelich, 1958- )の演奏をお薦めします。
https://www.youtube.com/watch?v=7XoPAdPGNck京都府庁旧本館 名所・史跡
-
京都府庁旧本館の大階段
京都府庁旧本館 名所・史跡
-
【 salon de 1904 / 前田珈琲】
https://www.maedacoffee.com/shopinfo/fucho/
令和5年7月26日,京都府庁旧本館1階にオープンしたカフェ。モーニングセットは8時から11時まで。定休日は土日祝。 -
1904 SPモーニングセット(ドリンク付,1,100円)
進々堂のイギリスパン,シーザーサラダ,ボテトサラダ,瑞穂産の玉子(目玉焼き or スクランブルエッグ),粗挽ウィンナー。よく吟味された素材を生かした最高のモーニングでした。朝10時台は比較的空いています。 -
salon de 1904 の店内(1)
-
salon de 1904 の店内(2)
-
【京の飴いしざき 御所乃石本舗】
https://www.gosyonoishihonpo.com/
京都府庁旧本館前から下立売通(しもだちうりどおり)を西へ徒歩2分。「御所乃石」という九つの味の飴で知られる飴屋さん。 -
「京の飴いしざき」で,いちご飴,紫蘇飴,のど飴を買いました(各100円)。のど飴は奈良県産のかりんを使用。
-
【鶴屋吉信 本店】
https://www.tsuruyayoshinobu.jp/
京都府庁旧本館から堀川通に出て,バスで堀川下立売から堀川丸太町へ。堀川通は市バスの幹線ルートのひとつだけあって,バスの本数が多い。鶴屋吉信でおやつを仕入れます。
欅の一枚板の大看板には「柚餅(ゆうもち)」と書かれています。富岡鉄斎(1837-1924)の揮毫(きごう)。京都御苑の中立売御門の近く,室町通一条下ルには,鉄斎の旧宅が残っています。鶴屋吉信 グルメ・レストラン
-
季節の生菓子
ハロウィン パンプキン(こなし製,こしあん,540円)
ハロウィン ゴースト(外郎製,白あん,540円)
干菓子詰合せ
ハッピーハロウィン(1,620円)
今日の宿【京都二条 さわら木の宿】でいただきました。鶴屋吉信 グルメ・レストラン
-
【出水通/出水の七不思議】
バスで再び堀川下立売まで戻り,下立売通の一本北の出水通(でみずどおり)を,西に向かって歩いてみました。出水通は平安京の近衛大路に該当します。写真は,朱雀大路(≒千本通)を越えて「七本松出水」のバス停付近。出水通の西の終点です。この辺りはさながら「西の寺町」の様相を呈しています。
写真は,「七本松出水」バス停と, 「観音寺」(左),「福寿院」(右)。この界隈には「出水の七不思議」と呼ばれているものがあるそうで,例えば観音寺の「百叩きの門」はその一つなのですが,僭越ながらまともに取り上げる気にはなれません。 -
こちらは出水通の「五劫院(ごごういん)」
非公開寺院ですが「寝釈迦」が七不思議の一つとされます。小袖門の上の框(かまち)の木目がお釈迦様の寝姿にも見えると言われています。 -
五劫院の東隣の「光清寺」
https://koseiji.kyoto.jp/
「浮かれ猫」の絵馬が七不思議の一つとされていますが,重森三玲(1896-1975)が死の前年,1974(昭和49)年に作った庭園「心月庭」にこそ注目すべきでしょう。
普段は公開されていませんが,本堂の東側から南側には,三玲が1967(昭和42)年に作庭した「心和の庭」があります。
途中でランチを摂って,宿に向かうことにします。最初は下立売通を,途中からは椹木町通(さわらぎちょうどおり)を東進します。 -
【綾綺殿(りょうきでん)】
https://www.yoil.co.jp/ryokiden/
浄福寺通下立売上ル。【さわら木の宿】まで徒歩11分(800m)程度。ランチをいただきました。
この辺りは平安京の内裏(御所,禁裏ともいう)の中にあたる地域です。綾綺殿は紫宸殿の北の仁壽殿(じじゅうでん/じんじゅでん/にんじゅでん,平安初期の天皇の日常の御座所で,中期以降は御座所は西の清涼殿に移った)の東にあった建物で,宮中の舞などが行われました。綾綺殿 グルメ・レストラン
-
ミックスフライ定食(好きな揚げ物3種盛り,1,920円)に,お惣菜重(350円)を付けました。海老フライ,蟹クリームコロッケ,ヒレかつを選択。ミンチかつや魚フライ,唐揚げもあります。写真のライスは小でお願いしています。
綾綺殿 グルメ・レストラン
-
綾綺殿は近くの【山中油店】の経営。よい素材と油を使った揚げ物を,存外あっさりいただけました。
綾綺殿 グルメ・レストラン
-
【山中油店】
https://www.yoil.co.jp/
下立売通智恵光院西入ル。江戸後期の文政年間(1818-1830年)の創業。写真は,下立売通に南面する間口9間の平屋の町家「山中油店主屋」の西半。
山中油店主屋,戌亥蔵(いぬいぐら),辰巳蔵は国の登録有形文化財(2007(平成19)年登録)。
店舗はリノベーション工事中で,向かい側の【粲宙庵(さんちゅうあん)】
https://www.yoil.co.jp/sunchuan/
で営業されていました。山中油店 グルメ・レストラン
-
「山中油店主屋」の東半と「山中油店辰巳蔵」
辰巳蔵は,敷地の南東隅,主屋の東に建つ土蔵造の平屋建。辰巳蔵の前の通り沿いには水車が回っています。水が湧くのでしょうか。山中油店 グルメ・レストラン
-
【平安宮内裏南限と建礼門跡】
浄福寺通下立売下ルの「京都市立二条北小学校」前に,【平安宮内裏南限と建礼門跡】の説明板があります。この辺りには,平安京の内裏外郭の正門である「建礼門」があり,内裏内郭の正門「承明門」を経て「紫宸殿」に至りました。
東西方向の現在の出水通と下立売通,そして南北方向の浄福寺通は,平安京の内裏の中を突っ切っていることになります。
少しややこしくなりますが,平安京の大内裏(内裏+諸官庁の区域)の正門が朱雀門です。平安京の内裏は大内裏のど真ん中にあったわけではなく,やや北東寄りに位置していました。 -
平安京内裏の建礼門跡からみると京都御所の建礼門は,西北西に2km弱,ズレています。東寺が京都御所より西に位置しているのはそのためです。東寺と西寺(跡)は,平安京の朱雀大路(現在の千本通)を基準としてみれば,正しく東と西に位置していることがわかります。
以上のことを模式的に図示してみました。九条大路の西寺より西の部分や西京極大路は,実際には建設されなかったのではないかという考証もあるようです。
この同じ図上に,秀吉の聚楽第(じゅらくだい/じゅらくてい)を描くとすればどこに書けばいいのか,勉強中です。平安京の大内裏と一部重なることは確かだと思いますが,内裏とも重なるのでしょうか? -
【佐々木酒造】
https://www.jurakudai.com/
小売部の場所は,日暮通椹木町下ル。1893(明治26)年創業。俳優の佐々木蔵之介さんのご実家で,弟さんが跡を継いでおられる蔵元です。
出水通という地名にも残るように,京都盆地の地下は巨大な水瓶になっているそうです。いまでこそ酒造りの中心地は洛外の伏見に移っていますが,京都の酒造りの起源は洛中(曖昧な概念ではありますが,おおよそ現在の上京区・中京区・下京区辺りでしょうか)にあり,室町中期には既に300軒余りの蔵元があったということです。
よく京都人は「山科や伏見は京都じゃない」という言い方をします。所謂「洛中」ではないということなんでしょう。山科区(下京区から分区した東山区からの分区)はともかく,伏見区(人口は最も多い)は行政区としての起源からみても,伏見市を中心とする地域の京都市への編入によるものです。
佐々木酒造の前の椹木町通沿いには,「聚楽城武家地 徳川家康邸跡」の碑があります。この地は聚楽第の南にあたり,家康をはじめ宇喜多秀家,中村一氏らの邸宅がありました。佐々木酒造 (小売部) 専門店
-
洛中に現存する唯一の酒蔵【佐々木酒造】さんで,「聚楽第 純米大吟醸(300ml,1,634円)」を購入。
「ピーナッツ揚げ」を食いながら,宿でM君と飲みました。佐々木酒造から【京都二条 さわらぎの宿】までは,椹木町通を東へ徒歩5分(350m)程度です。佐々木酒造 (小売部) 専門店
-
【京都二条 さわら木の宿】
https://kyo-machiya.eyado.net/10991.html
椹木町通堀川西入ル。1892(明治25)年築の京町家は,かつて椹木町通界隈に多かった酒造家に米を卸す米屋として建てられたものです。 -
間取図はHPでもご覧になれます。総床面積は196㎡。避難経路図の左側が南で,椹木町通に面します。
【京都二条 さわら木の宿】の動画はこちらからどうぞ。
https://youtu.be/RoO3lEATK2c -
椹木町通に面したミセノマとミセ庭(土間)
格子窓が柔らかな光を邸内に招き入れます。いわゆる「通り庭」のうち,ミセニワの部分だけが土間になっていて,ハシリニワ(台所)には床が張ってあります。 -
ミセノマと土間の部分は吹き抜けで,さらに天窓が開いています。
-
ミセノマから座敷方向
6畳のミセノマ,3畳の板の間,ダイニングテーブルの置かれている4.5畳の板の間,4.5畳の和室(次の間),10畳の座敷と続きます。 -
ダイニングテーブルのある4.5畳の板の間
時間は前後しますが,翌日の朝食は,徒歩3分のところにある「デイリーカナートイズミヤ堀川丸太町店」で買って来たもので簡単に。
フライパンでベーコンエッグを作り,電気ポットで沸かした湯でフリーズドライのスープを,そしてオーブントースターでバゲットを温めて出来上がり。あとはサラダ,種なし巨峰とストレートジュース。 -
座敷(1)
4畳半の次の間の付いた10畳の座敷。 -
座敷(2)
-
座敷(3)
-
庭(1)
-
庭(2)
-
イチオシ
高野槇の風呂
大きな窓を開けると半露天風呂の風情。庭を見ながら大きな湯舟に浸かりたいと,M君が庭側から簾(すだれ)を巻き上げました。浴室暖房に加え,保温機能も付いています。 -
台所(1)
通り庭のうち,ハシリニワ(台所)の部分には床が貼られています。洗濯乾燥機,空の冷蔵庫,IHコンロ,電子レンジ,オーブントースター,電気ポット,フライパン,鍋とザルなどの調理用具に食器,カトラリー等が用意されています。 -
台所(2)
ハシリ(流し)の上に七福神が鎮座 -
台所(3)
アンティークな飾り棚の中の蓋付き小壺 -
台所(4)
ダイドコの上に造られた吹き抜け(火袋)。煙出しと防火上の配慮によるものだそうですが,室の熱気を吸い出したり、高窓・天窓によって採光を計る機能も果たしています。 -
台所(5)
二階から見下ろしたダイドコ。 -
二階のトイレとシャワーブース
-
二階ホール部分の天窓
ミセノマの上の天窓とは別の天窓です。 -
二階和室(ベッドルーム)
6畳の次の間が付いた10畳のゆったりとしたベッドルーム。堀川通に近いとは言え,夜もとても静かです。やや硬めのベッドも寝心地抜群。 -
イチオシ
【炭屋旅館】
夕食は三条麩屋町下ルの【炭屋旅館】で。柊家旅館や俵屋旅館の南約200m,【さわら木の宿】からはタクシーで1,200円程度。
http://www2.odn.ne.jp/sumiya/
暦の上では今日は早や「霜降(そうこう)」です。
写真は,炭屋旅館・残月の間の二畳の上段(残月床)。これを見ることができただけでも幸せです。設えも見事ですが,トーンを抑えた雅な天井にも目を奪われます。パウル・クレーの絵を見ているかのよう。
この残月床は,表千家の茶室「残月亭」を写したものだそうです。そして表千家の「残月亭」は,千利休の聚楽屋敷にあった数寄屋風の「色付九間書院(いろつけここのましょいん)」を,養子の千小庵が写したものと伝えられています。残月亭の名は,「色付九間書院」を訪れた秀吉が,上段の柱にもたれて,化粧屋根裏に開けられた突上窓(つきあげまど)から残りの月(明け方の空に残る月)を眺めたことに拠るものです。表千家の「残月亭」には突上窓はありません。
千利休の聚楽屋敷は,葭屋町通(よしやまちどおり)元誓願寺下ル,晴明神社の隣接地にありました(「千利休居士聚楽屋敷趾」)。炭屋旅館 宿・ホテル
-
お品書きはありませんでしたので不正確ではありますが,
ズワイガニの先付炭屋旅館 宿・ホテル
-
煮物椀は松茸,鱧,萩餅
椀物はやはり日本料理の花形ですね。おいしゅうございましたと言う以外に言葉が見つかりません。炭屋旅館 宿・ホテル
-
向附は,鯛,甘鯛,トロと…
炭屋旅館 宿・ホテル
-
小鉢には伊勢海老
ちり酢と醤油で
伊勢海老がまるで脇役であるかのように扱われていますが,もっちりとしていながら淡白でしかも味わい深く,量もたっぷりで最高でした。炭屋旅館 宿・ホテル
-
艶やかな秋の八寸
酒が進むのはもちろん,呑むこと自体を愉しませてくれる八寸です。炭屋旅館 宿・ホテル
-
焼物は味噌漬,落花生,枝豆
M君が,いままで食べてきた焼魚の中で一番旨かったと申しておりました。炭屋旅館 宿・ホテル
-
鯖寿司のお凌ぎ
ごま豆腐の道明寺揚げ 銀杏餡(不正確かもしれません)
引き揚げ湯葉と茄子の炊き合せ
板屋貝の酢の物炭屋旅館 宿・ホテル
-
留椀 お新香 鱧と松茸のご飯
水物はメロン,柿,梨,葡萄
お菓子
お抹茶炭屋旅館 宿・ホテル
-
炭屋旅館・残月の間の扁額
楽?『飯疏(食)飲水 曲肱而枕之 楽亦在其中矣』
(素人解釈ですが,最初の「楽」の字の左下の部分が「食」の字(食べ物を盛った器に蓋をした形)ではないでしょうか)
富岡鉄斎(鐵齋外史,1837-1924)の書です。図らずも本日二度目の鉄斎との遭遇となりました。
「疏食(そし:粗末な食事)を飯(く)らい,水を飲み,肱を曲げて之を枕とす。楽しみ亦其の中に在り」。論語・述而(じゅつじ)の一節です。「不義にして富み且つ貴きは,我に於いて浮雲の如し」と続きます。悪いことをして富を蓄え,身分も高くなって,いいメシを飯らいやがって!と言われているようで,少々居心地の悪い感じもします(笑)。
よく日本では古文や漢文の授業は何の役にも立たないからやめてしまえと言う人がいますが,そういう御仁にとっては『論語』など何の意味も持たないのでしょう。子どもにラテン語など教えるのは無駄だからやめてしまえと欧州人にアドバイスしてあげたら,大層「尊敬」されること請け合いです。炭屋旅館 宿・ホテル
-
お勘定は,一休の「お菓子・お抹茶+オリジナル冷酒付 旬の魚などを使用した京懐石」のプランが2名分で 52,250円,それに瓶ビール(890円),「特別純米酒 桃の滴(300ml)」(1,610円),「純米大吟醸 鳳麟(300ml)」(1,970円)を加え,総額 56,720円でした。
炭屋旅館から,お土産に松栄堂の「香りのしおり ふみか楚々」をいただきました。自宅でも京都の友人にもらったスティックタイプの「芳輪 堀川」を使っています。白檀の甘みが感じられるまろやかな香りです。
https://www.shoyeido.co.jp/
写真は自宅の付書院で撮影。香老舗松栄堂京都本店 専門店
-
【京都つゆしゃぶCHIRIRI 本店】
https://www.chiriri.co.jp/
室町通丸太町上ル。さわら木の宿から徒歩12分(850m),地下鉄・丸太町3番出口から徒歩3分(250m)程度。
ランチに近江牛・比叡コースのしゃぶしゃぶをいただきました。先付,造里,近江牛握り,〆にはうどんとデザートが付いています。お肉は「特選近江牛肩ロース」を「極上近江牛サーロイン」に変更。個室利用の場合に限り,10%のサービス料が加算されます。京都つゆしゃぶCHIRIRI 本店 グルメ・レストラン
-
野菜にはレタスも入っているのが特長で人気があるそう。
薬味の追加,ぽん酢やごまだれの注ぎ足し,お冷やのオーダーなど,無料のアイテムもすべてタッチパネルで注文できるのが便利。京都つゆしゃぶCHIRIRI 本店 グルメ・レストラン
-
ごまだれは頗る濃厚。M君が肉を追加。とっても美味しくて食感も良いレタスとしいたけも。
お勘定は,
比叡コース(8,800円)×2
極上サーロインに変更(2,400円)×2
烏龍茶(500円)×2
瓶ビール(800円)×2
追加のしいたけ(480円)
追加のレタス(550円)
追加のサーロイン70g (3,200円)
で合計29,230円に,個室利用のサービス料10%が付いて,総額32,153円でした。
ごちそうさまでした。せっかく近くまで来たので,M君がまだ足を踏み入れたことがないという京都御所を見て帰ることにします。京都つゆしゃぶCHIRIRI 本店 グルメ・レストラン
-
【京都御所・紫宸殿】
建礼門の内側,承明門から望む南庭と紫宸殿。1855(安政2)年に,古式に則(のっと)って再建されました。桧皮葺(ひわだぶき)の錣(しころ)屋根が,光線の加減によって刻々と異なる表情を見せます。
東京奠都(てんと)後も昭和天皇までは,この紫宸殿にて即位の礼が執り行われました。大正天皇と昭和天皇の即位の礼を実施するための閣議が開かれたのが,この旅の最初に訪れた京都府庁旧庁舎です。
京都御所・清所門にて,皇宮警察による手荷物検査が行われます。果たして次のような人々は入場を許可されるのでありましょうか?
①「天皇制反対!」と書かれたハチマキを巻いてるおっさん
②性自認は女性だと言い女装している筋骨隆々の男性ボディビルダー
③微量の植物片を所持しているアメフト部員
④「不倫は仕方がないのよ!」と言うてる尼さん
⑤パンツは履いてる「とにかく明るい安村」
失礼しました。来週も京都に参ります。
了京都御所 名所・史跡
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったホテル
この旅行で行ったスポット
この旅行で行ったグルメ・レストラン
二条・烏丸・河原町(京都) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 京都旅行記・ブログ集 ~バケーションレンタル編~
0
60