ブルゴーニュ地方旅行記(ブログ) 一覧に戻る
コロナ禍あけを待って4年ぶりとなるロマネスク紀行の復活はベルギーからスタートしました。今回も車でオランダ、ドイツ、フランスを巡りました。9日目(5月13日)。今回はシャロン=シュル=ソーヌ県のサン・ジュリアン・ド・ジョンジー(Saint-Julien-de-Jonzy)、スミュール・アン・ブリオネ(Semur-en-Brionnais)のブリオネ地方の2つのロマネスク教会です。

2023年5月ベルギーからのドライブ旅行34 スミュール・アン・ブリオネ(Semur-en-Brionnais)

4いいね!

2023/05/03 - 2023/05/18

193位(同エリア373件中)

クリス

クリスさん

コロナ禍あけを待って4年ぶりとなるロマネスク紀行の復活はベルギーからスタートしました。今回も車でオランダ、ドイツ、フランスを巡りました。9日目(5月13日)。今回はシャロン=シュル=ソーヌ県のサン・ジュリアン・ド・ジョンジー(Saint-Julien-de-Jonzy)、スミュール・アン・ブリオネ(Semur-en-Brionnais)のブリオネ地方の2つのロマネスク教会です。

同行者
カップル・夫婦(シニア)
交通手段
レンタカー
航空会社
ANA

PR

  • サン・ジュリアン・ド・ジョンジー(Saint-Julien-de-Jonzy)の村はイーグランドから北東に7kmほどの距離にあります。

    サン・ジュリアン・ド・ジョンジー(Saint-Julien-de-Jonzy)の村はイーグランドから北東に7kmほどの距離にあります。

  • この教会はサン・ジュリアン・ド・ブリオード・サン ジュリアン・ド・ジョンジー教会(Église Saint-Julien-de-Brioude de Saint-Julien-de-Jonzy)といいます。長い名前ですがブリオードで殉教した4世紀の聖人サン・ジュリアンを祀った教会で、後ろのジョンジーまでがこの村の名になります。

    この教会はサン・ジュリアン・ド・ブリオード・サン ジュリアン・ド・ジョンジー教会(Église Saint-Julien-de-Brioude de Saint-Julien-de-Jonzy)といいます。長い名前ですがブリオードで殉教した4世紀の聖人サン・ジュリアンを祀った教会で、後ろのジョンジーまでがこの村の名になります。

  • 12世紀創建の教会ですが、正面は19世紀に再建修復された箇所でポータルには古いタンパンがはめ込められています。

    12世紀創建の教会ですが、正面は19世紀に再建修復された箇所でポータルには古いタンパンがはめ込められています。

  • タンパンには二人の天使に保持するマンドルラの中に栄光のキリストが彫られています。まぐさにはカナ婚礼が刻まれていますが、フランス革命の時にキリストや諸聖人の頭の部分は破壊されてしまったようです。

    タンパンには二人の天使に保持するマンドルラの中に栄光のキリストが彫られています。まぐさにはカナ婚礼が刻まれていますが、フランス革命の時にキリストや諸聖人の頭の部分は破壊されてしまったようです。

  • 教会の内部はかなり新しくなっています。

    教会の内部はかなり新しくなっています。

  • 聖歌隊席。

    聖歌隊席。

  • 主祭壇。

    主祭壇。

  • カウンターファザード。

    カウンターファザード。

  • 袖廊の柱にはロマネスクの柱頭が残されています。以下の写真はそれらの彫刻です。

    袖廊の柱にはロマネスクの柱頭が残されています。以下の写真はそれらの彫刻です。

  • 次にやって来たのはサン・ジュリアン・ド・ジョンジーからは西北西に6kmほどの距離にあるスミュール・アン・ブリオネ(Semur-en-Brionnais)。フランスの最も美しい村協会に加盟している村になります。

    次にやって来たのはサン・ジュリアン・ド・ジョンジーからは西北西に6kmほどの距離にあるスミュール・アン・ブリオネ(Semur-en-Brionnais)。フランスの最も美しい村協会に加盟している村になります。

  • スミュール アン ブリオネのサン・ティレール参事会教会(Collégiale Saint-Hilaire de Semur-en-Brionnais)は12世紀建設のロマネスク教会です。

    スミュール アン ブリオネのサン・ティレール参事会教会(Collégiale Saint-Hilaire de Semur-en-Brionnais)は12世紀建設のロマネスク教会です。

  • 身廊北側にあるポータルは、植物文様と幾何学文様で装飾されています。この扉から中にはいります。

    身廊北側にあるポータルは、植物文様と幾何学文様で装飾されています。この扉から中にはいります。

  • 三廊バシリカ様式の内部、この写真は北側の袖廊部分です。

    三廊バシリカ様式の内部、この写真は北側の袖廊部分です。

  • 身廊高い位置にある柱の植物文様の柱頭。

    身廊高い位置にある柱の植物文様の柱頭。

  • こちらは中央の聖歌隊席。

    こちらは中央の聖歌隊席。

  • 主祭壇。

    主祭壇。

  • ステンドグラスは19世紀に作られた新しい物になります。

    ステンドグラスは19世紀に作られた新しい物になります。

  • 聖歌隊席の左右の仕切り部分の柱には悪魔の彫像があります。

    聖歌隊席の左右の仕切り部分の柱には悪魔の彫像があります。

  • カウンターファザードの上部、トリビューンに設置されたギャラリーがあります。

    カウンターファザードの上部、トリビューンに設置されたギャラリーがあります。

  • 脇祭壇のチャペル。

    脇祭壇のチャペル。

  • 交差部にはトリビューンに上がれる木製の階段が設置されています。

    交差部にはトリビューンに上がれる木製の階段が設置されています。

  • クーポラ。

    クーポラ。

  • 上部構造のアーチ。

    上部構造のアーチ。

  • 身廊内部、主祭壇の方向を撮影した物です。

    身廊内部、主祭壇の方向を撮影した物です。

  • 西側のポータル。このタンパン彫刻がこの教会では一番の見物になります。

    西側のポータル。このタンパン彫刻がこの教会では一番の見物になります。

  • タンパンには四人の福音史家のシンボルに囲まれたマンドルラの中の荘厳と栄光のキリスト。

    タンパンには四人の福音史家のシンボルに囲まれたマンドルラの中の荘厳と栄光のキリスト。

  • 左右の柱の彫刻も見事です。

    左右の柱の彫刻も見事です。

  • 膝を抱えているのはアトランティス。

    膝を抱えているのはアトランティス。

  • こちらのアトランティスは手を挙げています。

    こちらのアトランティスは手を挙げています。

  • 柱頭のアップ。

    柱頭のアップ。

  • まぐさに彫られているのは聖ヒラールの伝説。この教会の守護聖人になっていますが、彼は4世紀にポアティエの司教をしていた聖人で、359年セレウキア(Seleucia)の宗教会議でビザンティン側の宗教家たちを論破した場面を描いています。論破というのは眉唾で実際はなにもまとまらなかったようです。<br />レリーフ彫刻では相手方の司教たちは地獄落ちしているようです。

    まぐさに彫られているのは聖ヒラールの伝説。この教会の守護聖人になっていますが、彼は4世紀にポアティエの司教をしていた聖人で、359年セレウキア(Seleucia)の宗教会議でビザンティン側の宗教家たちを論破した場面を描いています。論破というのは眉唾で実際はなにもまとまらなかったようです。
    レリーフ彫刻では相手方の司教たちは地獄落ちしているようです。

  • 持ち送りにも面白い彫刻がありますがこの写真ではわかりませんね。

    持ち送りにも面白い彫刻がありますがこの写真ではわかりませんね。

  • 南側のポータルは十字架のシンプルなタンパンとなっています。

    南側のポータルは十字架のシンプルなタンパンとなっています。

  • こちらは後陣部分。

    こちらは後陣部分。

  • クリニュー修道院の最盛期の院長であった聖ユーグはこの街を納めるスミュール家の出身でした。この村とクリニューには密接な関係があったのですね。

    クリニュー修道院の最盛期の院長であった聖ユーグはこの街を納めるスミュール家の出身でした。この村とクリニューには密接な関係があったのですね。

  • こちらは教会の南にある参事会会議室(maison de chapitre)の内部。資料館になっています。

    こちらは教会の南にある参事会会議室(maison de chapitre)の内部。資料館になっています。

  • 1629年建てられた司教館です。

    1629年建てられた司教館です。

  • 暖炉の装飾はその時代の物です。

    暖炉の装飾はその時代の物です。

  • 教会の模型もあります。

    教会の模型もあります。

  • この後、この館の窓から見える谷間にあるサン・マルタン・ラ・ヴァレ礼拝堂(Chapelle de Saint-Martin-la-Vallée)に行きたかったのですが、生憎とロードレース最中に出くわし向かうべき道の橋が閉鎖中、迂廻路を聞いたら北に10kmほどから廻ってくださいと言われ、時間の都合もあり断念しました。残念でした。

    この後、この館の窓から見える谷間にあるサン・マルタン・ラ・ヴァレ礼拝堂(Chapelle de Saint-Martin-la-Vallée)に行きたかったのですが、生憎とロードレース最中に出くわし向かうべき道の橋が閉鎖中、迂廻路を聞いたら北に10kmほどから廻ってくださいと言われ、時間の都合もあり断念しました。残念でした。

4いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

コメントを投稿する前に

十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?

サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)

報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。

旅の計画・記録

マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?

フランスで使うWi-Fiはレンタルしましたか?

フォートラベル GLOBAL WiFiなら
フランス最安 307円/日~

  • 空港で受取・返却可能
  • お得なポイントがたまる

フランスの料金プランを見る

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

タグから海外旅行記(ブログ)を探す

PAGE TOP