好日旅行2023　利尻・礼文への旅　part４「最北端・宗谷岬」

2023/08/25 - 2023/08/25

　今から約２０年前、子どもたちが小さい頃に３年連続で北海道に行きました。１回目は、札幌周辺。２回目は、小樽、積丹、函館方面。３回目は、美瑛、知床、根室、釧路、室蘭方面です。いずれもレンタカーで回りました。残るは道北のみ。いつかは、礼文島や利尻島、稚内、宗谷岬などに行きたいと思っていました。ネットで地元の「富士山静岡空港」発着の「利尻・礼文ツアー」があることを知り、早速予約して出掛けることにしました。本旅行記のパート４は、３日目に訪れた日本最北端の地「宗谷岬」への旅行記です。

エリア 浜頓別・猿払(北海道)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 3.5
• ホテル: 3.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 観光バス

１＜鴛泊港＞
　今朝方、豪雨でスマホがけたたましく鳴りました。避難準備警報が出て、「もしかしたらフェリーが止まるかも・・・」と不安に襲われましたが、雨が止みフェリーが運航することが分かり一安心。

鴛泊港 乗り物

２＜マスコットキャラ＞
　利尻島のマスコットキャラは、利尻山に棲むシマリスのお兄ちゃん「りっぷくん」と妹の「りっぷちゃん」。本物のシマリスにもこの旅で出会うことができました。しかし、写真のような「利尻冨士」を見ることができなかったことは心残りでした。

３＜ペシ岬＞
　フェリーから見た「ペシ岬」。裏から見ると「ゴリラ」ですが、こちらから見ると「クジラ」みたいです。

ペシ岬 ビーチ

４＜さらば利尻島＞
　利尻島がどんどん遠ざかっていきます。最後まで利尻山は全体像を見せてはくれませんでした。

５＜稚内・副港市場＞
　１時間半ほどで稚内ターミナルに到着。土産物を買いにターミナル近くの「稚内副港市場」に行きました。ここは、海産物の販売がメインですが、北海道土産を買ったり、食事もできたりする店です。

稚内副港市場 市場・商店街

６＜魚介類＞
　メインの海産物売り場。めちゃめちゃ安いのか、それほどでもないのか、普段買い物をしないため判断できず。

７＜毛ガニ＞
　毛ガニがいっぱい。おととい食べたけど、また食べたい・・・。でも高い。

８＜宗谷丘陵＞
　宗谷岬に向かう途中、海岸沿いの道路からそれて「宗谷丘陵」を通る道へ。この独特な地形は、氷河期の地盤の凍結と融解の繰り返しによって造られた「周氷河地形」と呼ばれる珍しいもの。

宗谷丘陵 白い道 名所・史跡

９＜宗谷岬＞
　宗谷岬に到着。土産物店や食堂、展望台などが立ち並ぶ結構な観光地でした。

宗谷岬展望台 名所・史跡

１０＜日本最北端の地＞
　一度は行ってみたかった場所の一つがここ「日本最北端の地」。以前、根室にある「日本最東端の地」である納沙布岬を訪れたことがあるので、これで二つ制覇です。残るは、日本の最西端、沖縄県与那国島の「西崎」と日本の最南端、沖縄県波照間島の「高那崎（たかなざき）」の二つ。来年あたり制覇しようかなぁ・・・。
※いずれも、一般人が訪れることのできる場所としての「最○端の地」

日本最北端の地の碑 名所・史跡

１１＜間宮林蔵＞
「間宮林蔵」は、江戸幕府に日本最初の実測地図「大日本大沿海輿地全図」を作った「伊能忠敬」の弟子で、その蝦夷地部分の作成に貢献しました。彼の見つめる先には、苦労して測量した樺太の地があります。

間宮林蔵の立像 名所・史跡

１２＜樺太＞
　宗谷岬から樺太の地までは約40㎞。晴れた日にはよく見えるそうですが、この日はあいにくの雨天。しかし、厚い雲の下に小さく樺太が見えました。

宗谷岬 自然・景勝地

１３＜柏屋＞
　駐車場すぐ横にある「柏屋」のウリは、「日本最北端の土産店」。ある物を手に入れるために入店。
　
　

柏屋 お土産屋・直売所・特産品

１４＜証明書＞
　入手したのは、「日本最北端到達証明書」(100円)。本当は、稚内市で発行する公式の「日本本土四極最北端到達証明書」がほしかったのですが、今回は時間もなくこちらをゲット。

１５＜流氷館＞
　柏屋には、無料の「流氷館」が併設されています。折角なので訪問。
　

宗谷岬流氷館 美術館・博物館

１６＜マイナス15.5℃＞
　館内は、流氷が溶けないようマイナス15.5℃！！

１７＜流氷＞
　流氷というと知床と思っていましたが、稚内の方にもやってくるようですね。認識不足でした。アザラシや海鳥などの剥製で雰囲気がUP！！

１８＜宗谷岬神社＞
　このあたりの施設は、軒並み「日本最北端」の枕詞が付きます。こちらは、日本最北端の「宗谷岬神社」。御祭神は「市杵島姫命」で子供の成長や旅の安全、技芸に御利益があるとのこと。旅の安全を祈りました。

宗谷岬神社 寺・神社・教会

１９＜旧海軍望楼＞
　宗谷岬の南側の小高い丘は「宗谷岬公園」になっていて、戦争に関係するいくつかの史跡や記念碑、歌碑などが見られます。
　これは、旧海軍の望楼。帝政ロシアとの国交が悪化し始めた明治35年に、国境の備えとして旧帝国海軍が建設されました。

旧海軍望楼 名所・史跡

２０＜日米合同慰霊碑＞
　こちらも戦争関連モニュメント。第二次大戦にこの辺りの海で亡くなった日米両軍の軍人や民間人を慰霊するために建てられました。

２１＜ほたてづくし＞
　宗谷岬観光の後、「ホテルさるふつ」で「帆立づくし御前」をいただきました。中国が日本産の魚介類の輸入を全面禁止しましたが、大量に輸出されていた猿払産のおいしい帆立はどうなってしまうのでしょうか。

ホテルさるふつ 宿・ホテル

２２＜サエヌカ線＞
「帆立づくし御前」で大満足した後、いかにも「ザ・北海道」という景色の全長16㎞にわたる一本道「猿払村道・サエヌカ線」を走りました。すれ違う車はなし。両側には牧草地や原生花園の緑がずっと続きます。

エサヌカ原生花園 公園・植物園

２３＜白い点々＞
　両側の牧草地の白い点々は、牧草をまとめた「ロールベール」。

２４＜放牧＞
　牛たちがのんびりと草を食む。

　好日旅行2023　利尻・礼文への旅　part４「最北端・宗谷岬」は、以上です。最後までごらんいただきありがとうございました。次回は、part５「美瑛・富良野」をアップする予定です。