2023 8月 18きっぷの旅 東北(７)

2023/08/26 - 2023/08/26

2023年8月26日(土)　第５日目 前半
★盛岡ー宮古ー釜石ー遠野ー
★山田線・三陸鉄道・釜石線

★青春18きっぷ利用の鉄道ひとり旅。昨夏も出かけた東北を再周遊。
１日目 大阪から夜行バスで仙台へ。
２日目 女川まわって三陸海岸を進み宮古泊。
３日目 大湊まで北上して反転、盛岡泊。
４日目 北上横手角館大館とぐるり右回りして盛岡に戻る。
５日目 「己」の字の形で岩手県内をまわって気仙沼泊。
６日目 一ノ関から仙台、いわき経由で郡山、会津若松泊。
７日目 只見線。北陸まわりをやめて、東京から新幹線で帰阪。

エリア 遠野(岩手)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: JRローカル 私鉄

第５日目　2023年8月26日(土)　05:50。
「盛岡ニューシティホテル」の客室から。予報では本日も酷暑・・・(悲)。

昨年は足を運んだココも、今回はポスター撮影のみ。

あちらの方に、いわて銀河鉄道の電車がいました。ところでＩＧＲって何？
Iwate Ginga Railway なら同じ意味の語の繰り返しですよね。いらんやん。

今朝はこの山田線で出発します。

盛岡駅 駅

06:32発宮古行き山田線。見慣れたディーゼル車両。

運転台まわり。宮古には09:01の到着、けっこう乗ります。絶滅危惧路線…みたいなことが、それこそあちこちで言われていますが、この山田線とかきのうの花輪線とか、かなり上位にいる感じです。

出発してすぐ。盛岡市街。

しばらくすると、市街地から山間部へ入っていきました、わくわく。

山田線、沿線はどんなでしょうか。秘境路線のように言われること多い気がしますが。

勾配がきついとか、カーブがきついとか、なのでしょう。低速でじわじわじわじわ進んで行きます。

廃プラットホームあり。

「区界(くざかい)駅」でした。

「松草駅」、川内駅との間に廃駅があります。

なんとかして山深さを表現したいのですが、全然ダメですね。

見えてきました。廃止になった「平津戸駅」の跡です。

で、「川内駅」

ダム。何ダム？

山深さと疾走感と…。車内の空いてる感と。

渓谷を縫って進みます。

短めの鉄橋を頻繁に渡ります。

「腹帯(はらたい)駅」、はらおび、じゃないんや。

標高をずいぶん下げてきました。川幅が広い。

草むした線路、いいですね。

間もなく終点「宮古駅」です。

長かったな～、でも面白かった山田線。09:01到着。乗り継ぎに55分あります。

おとといはもう日が暮れていました。再度撮影を。三陸鉄道社屋。

社屋向かいには簡易ステージ。

三陸鉄道のショップ。開いていました♪　何点か購入。

駅前の様子。

宮古駅。端正なたたずまい。左隅に見えているそば屋さん、行ってみます。

宮古駅 駅

食券販売機。

せっかくなので注文。美味しかったです。

３日前に宿泊した「ホテルビッグウェーブ」

顔出しパネルあり。

駅舎の中、冷房無し。怪傑ゾロリのイベント列車があるみたいで、親子連れがいっぱいいました。土曜日ですし夏休みですし。でも、もうすぐ終わりですね。

ノーマルカラーの気動車。

きっぷ。

09:56発盛行きの三陸鉄道。きれいな車両。これに乗りました。

あっちにノーマルカラーのがとまっていました。

発車してすぐ。宮古の街。

「豊間根駅」

「陸中山田駅」さっきの山田線の名はこの町が由来です。宮古と釜石のちょうど真ん中辺りです。北リアス線と南リアス線に分かれていた三陸鉄道が、宮古釜石間を引き継いで全線がつながりました。ま、もともとは全部国鉄でしたが。

陸中山田駅 駅

「織笠駅」、アニメ映画「すずめの戸締まり」に似た駅の描写があるということで、聖地巡礼の地になっているとのことです。

河口堰あり。

「鯨と海の科学館」とあります。地図で見ると、ちょうどこの辺りが本州最東端路線になっていそうです。

で、「岩手船越駅」本州最東端の駅です。３日前は日没で様子がわかりにくかったです。

小さな駅です。

一応、撮れてよかったかな。

岩手船越駅 駅

海がキレイでした。

天気に恵まれるというのは、何よりもありがたいです。

暑いのはつらいですが、涼しい車内にいる分にはぜんぜん平気ですから。

「吉里吉里駅」

井上ひさしの小説の「吉里吉里人」で有名？な駅。

もうすぐ終点釜石。あれは「釜石鵜住居復興スタジアム」ラグビーＷ杯で会場にもなったところ。新日鉄釜石のグラウンド…で、合ってるのかな。最寄駅が「鶉住居(うのすまい)」

車内のＷＣに行っておきます。次の乗り継ぎが５分しかないので。気が付かないでいた吊り革。鮭の顔？？

11:23釜石着。急いでこれに乗り継ぎ。11:28発の盛岡行「快速はまゆり」です。

釜石駅 駅

運転台まわり。４両編成で、最後尾の１両だけ指定席車でした。いつも乗ってるローカル車両じゃないので、ちょっと得した気分?

新日鉄釜石を横目に「はまゆり」が出発。釜石線の名所はじきに通ります。

単線なのに二つの線路。右側は三陸鉄道の。今さっき渡って来た橋。

これもキハ110なんですね。

ロングシートではなく、転換可能なボックスシートでした。もうそれだけで上流階級気分(^^)

「陸中大橋駅」この駅を過ぎると・・・

陸中大橋駅 駅

すぐにトンネルに入りました。ヘアピンカーブの形を描く長ーいトンネルです。この辺りは線路を通すのに相当苦労した難所なのです。

トンネルを左回りで通過し、出て進行方向左の眼下に、さっき通ってきた線路が見えました。トンネルに入る前です。すごい。あらかじめ知っていたので大興奮でしたが。大半の乗客には関係ないことです。

見えてきました。「遠野駅」です。

ここで下車します。明治期の柳田国男著「遠野物語」で有名な町。やっと来れました。

快速はまゆりをお見送り。
「遠野物語」…日本の民俗学の礎とも言える名著とのことです。

民間伝承の取材によって整理されてゆく不思議な存在たち。河童もそうですね。

なんだかとにかく河童推しみたいです。

改札口。

駅周辺の立派なジオラマあり。ガラス反射が恨めしい。

駅舎内の様子。売店あり。お土産品も扱ってました。なんと冷房してありました。

駅正面の通り。がらんとしていたのは猛暑のせいも。

いい形のタクシー会社。

遠野駅、駅舎全景。

遠野駅 駅

駅前にあった立派な観光案内所に入ります。うう、涼しい。生き返った。

せっかくなので、がらんとした通りを数ブロック歩いてみました。

どこも開いてない、というかもう営業していない感じでした。地方へ行くとあるあるなんですが。

駅舎がとても立派なので、もう少し活気あっても…と思うのは身勝手かな。多くの地方都市で、住民の生活動線は鉄道駅から離れてしまってますから。

ものすごく立派な観光案内所。

駅前に不気味な池あり。河童がいますよ。

学校の先生？何か説教してるみたいに見えました。

さようなら遠野。次の町へ行きます。

改札口の上の方にかかっていた絵。

軽便鉄道時代の歴史もある路線です。

後半につづく・・・