「めざせ！北海道主要都市全制覇」　北海道の旅　夏の陣2023① 【釧路編】

2023/08/22 - 2023/08/24

「北海道詣で」を始めて4年、今回はひがし北海道を訪問。
北海道主要都市制覇に向けて、中部国際空港セントレアから釧路に到着した旅行記　第1弾。
今まで訪問してきた北海道のどの街とも違う釧路。
一体どんな所？

エリア 釧路(北海道)

まずはじめに、2024年1月1日の地震により、お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。
また、被害に遭われた方々にお見舞い申し上げます。


日本航空は、夏季限定でセントレアー釧路便を飛ばしてくれている。
夏のひがし北海道へは、中部国際空港セントレアから。
日本航空のこの便は、夏季限定のセントレアー帯広便と1日ずつ交互に飛んでおり、乗り継ぎなしで行けるのもありがたい。

この日、機体は約30分遅れでセントレアに到着。
前便は新千歳空港からのフライト。
夏の繁忙期と天候不安定のため、毎日のように遅延が発生しているらしい。
定時運行が自慢の日本航空、大変だ。

セントレア周辺は、ピカピカの夏の晴天。
そして、安定の猛暑。

2023年8月、セントレアのイベントスペースでは、北海道の物産展「大雪おみやげ博」を開催していた。
今から北海道に行くのに、ここでも北海道を味わえてしまう。
見てみたいような、釧路まで取っておきたいような、微妙な気持ち。

中部国際空港セントレア 空港

セントレア銘品館では、期間限定で味わえる北海道興部(おこっぺ)町のソフトクリームが売られていた。
欲望に負けた自分、北海道に向かう前に結局食べてしまう。

うむ、うまし。

今回の北海道詣でで、ソフトクリームはいくつ食べられるだろうか。

セントレア銘品館 グルメ・レストラン

ボーディングブリッジでいよいよ搭乗。
猛暑続きの本州よ、しばしさらばじゃ。
今から向かうは、涼しいひがし北海道。

お世話になるのは、ボーイング737型。
JAL SKY Wi-Fi搭載機で、フライト中もインターネット接続ができることがありがたい。

離陸後の航路上は入道雲が多く、あまり下界の景色を見られず。

機内誌に載っている航路図を見ながら、JALオリジナルドリンクのスカイタイムをいただく。

雲で陸地の景色が遮られても大丈夫。
なぜなら、

飛行中でもWi-Fiを使えるから。
飛行機の位置を示すアプリ：Flightradar24も見られ、今乗っている飛行機の現在地や、すれ違う飛行機の情報も分かっておもしろい。
これも、JAL SKY Wi-Fiのおかげ。

フライトモードなのにWi-Fiマークがついてるって不思議やね。

※画像は、アプリFlightradar24のスクリーンショット

三陸から海に出て飛んでいたら、突き出た岬が見えてきた。
北海道最南端：襟裳岬である。
またまた来た来た、北海道。

襟裳岬 自然・景勝地

これまでの北海道詣でなら、空から新千歳や利尻富士がよく見えた。
だが今回の北海道の旅　夏の陣では、高度が下がってくると、一面の雲の中へ突入。
下界は全く見えず。
これって、ひがし北海道：釧路名物の海霧なのか？

これまでの拙著の北海道旅行記

春の陣　【札幌・小樽編】
https://4travel.jp/travelogue/11745572
春の陣　【帯広・十勝編】https://4travel.jp/travelogue/11816921
夏の陣　【網走・知床・北見編】
https://4travel.jp/travelogue/11773425
夏の陣　【稚内・札幌編】
https://4travel.jp/travelogue/11740558
夏の陣　【旭川・富良野・美瑛・札幌編】
https://4travel.jp/travelogue/11740557
冬の陣　【函館・札幌編】
https://4travel.jp/travelogue/11743359

外は雲なのか霧なのか、真っ白になり、ひたすら雲の中を飛ぶ。
視界がクリアなら、平野とか山とか見られるし、地上が少しずつ近づいているのも分かるのに。

釧路空港への着陸体制の約10分間は、謎に包まれたままの10分間だった。
どこを飛んでいるのか、本当に着陸できるのか、
そもそも本当に釧路に着くのか、引き返すことになるのか、
まさに五里霧中。

「あ、陸地が見えた！」
と思ったら、それはもう着陸寸前の滑走路の上だった件。
そしてすぐに、接地の衝撃とブレーキのGが体にきた。

さっきまで夏の晴天だったのに、ここは濃霧の釧路。
日本って広い。
こんな霧でも着陸してくれたJALのパイロットさん、お見事です。

後にアプリ：Flightradar24で確認したところ、一度釧路空港上空を通過後、旋回して北から進入してきたことが分かった。
パイロットさんは五里霧中の中、たった1ヶ所にタッチダウンしなければならないので、ハラハラしたりするのだろうか。
霧でも着陸できるのは、空港設備とジェット機の計器、そして何よりもパイロットさんのおかげ。
濃霧の中、釧路まで連れてきてくださり、ありがとうございます。

※画像はFlightradar24のスクリーンショット

飛行機から降りて、ボーディングブリッジを歩く。
そこから見た空港ターミナルビルでさえ、何だか霞んで見える？
この日は特に霧が濃かったよう。

空港ターミナルビル内部からの景色。
滑走路はもちろん、離発着する飛行機も見えない。
設備や計器があるとはいえ、「よく着陸できたな」と改めて思う。

プロペラ機の場合は、霧のため着陸できずに欠航したり出発空港に戻ったりすることもあるらしい。
それも、「釧路あるある」。

釧路空港（たんちょう釧路空港） 空港

空港出口には、タンチョウのつがいとヒナの模型が展示されていた。
今までいろいろな空港に行ってみたが、こんな博物館レベルの展示を見たのは初めて。

うわ、デカい。
タンチョウって背が高いし、まるでダチョウのような存在感。

レンタカーを借りて、釧路市内へ向けて走り出す。
ここにもタンチョウのモニュメントが。
羽ばたく姿は、さらにデカく感じる。
これ、誇張じゃなくて、もしかしてリアルサイズ？

「鳥飛び出し注意」
どう見ても、鳥＝タンチョウだよね？
そんな看板、初めて見た。
さっき見た大きめの鳥が、この国道を横断するってこと？
クマ並みに驚くよな、きっと。

クマといえば、今回の道中、衝撃的なニュースが。

ひがし北海道エリアで牛を襲い続けてきた野生の巨大ヒグマ：通称OSO18が駆除されたとのこと。
しかも、OSO出没地と駆除地は、今回訪れている釧路市周辺だった！
なんてタイミング。
とにかく、釧路周辺地域の方々が安心できたことはよかった。

釧路市街に向かう道路も、五里霧中。

8月なのに、本州の梅雨時のような空と湿気の釧路。
本州を飛び立つとき、ひがし北海道エリアの涼しさに期待していた。
しかし、このときは台風がもたらした熱波により、期待ほど涼しくなく無念。
それでも、天気予報によると、道内の他のどのエリアよりも気温が低めではあった。

この日予定していた釧路湿原展望台巡りは、霧のためキャンセルに。
地元の方に聞いたら、こんなに濃い霧や、天気予報が当たらないことも「釧路あるある」なんだそう。
気温といい、この海霧といい、釧路は北海道の他のエリアと違う雰囲気。

は？ドライアイスがこんなに落ちてる。
濃霧の原因はこやつか？

空港から約30分。
釧路市街地にあるホテル到着後、市内散策へ。
ガラス張りのこの建物は、EGGと呼ばれる植物園。

釧路フィッシャーマンズワーフEGG 名所・史跡

EGGは、Ever Green Gardenの略。
隣は、市場や土産屋がある複合施設：フィッシャーマンズワーフMOO。

釧路フィッシャーマンズワーフMOO ショッピングモール

幣舞(ぬさまい)橋までやってきた。
この橋のたもとが、北海道の主要国道の起点・終点になっているようで、なかなかの重要なスポットらしい。
釧路といえば幣舞橋と言われるほど。

ここは、「北海道の日本橋」か？

幣舞橋 名所・史跡

この橋には4体の女性の彫像があり、それぞれ四季の題名がつけられている。

ここ幣舞橋から見る夕焼けは、世界でも指折りと言われており、それを楽しみにしてきた。
だが、滞在中は夕焼けどころか、太陽を見られた記憶すらない。

4体の彫像は、それぞれポーズが異なる。
釧路市内は、カモメの鳴き声が絶えず聞こえていた。
釧路は港町だと実感。

川沿いから見た幣舞橋。
ここから下流1kmほどで、そこは河口と太平洋。
津波対策のためか、あちこちに海抜表示があった。
ひがし北海道は地震が少なくないため、地震対策にかなり力を入れている印象。

河岸の広場で行われていたビアガーデン：釧路「ヒア」ガーデン。
この日の釧路の気温24.2℃は、本州から見れば涼しそうだが、例年はもっと低いらしい。
しかもこの日、釧路は湿度が高く、蒸し暑かった。

幣舞橋すぐ近くにある、「釧路サイン」の夜のライトアップ。

明日の天気は、如何に？
ひがし北海道エリア、探索開始じゃ。
続きは、旅行記　第2弾で。