
2023/08/15 - 2023/08/15
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toroppeさん
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鹿児島市内から1時間30分ほど北に向かうと「曽木の滝」があります。その景観から「東洋のナイアガラ」と呼ばれていますが、正直そこまでの規模ではありません。ただし、断層のある横幅が広いので、部分的に眺めるとそう言えなくもないという感じです。
訪れたのは今回で3度目だったので、とっておきの満喫コースを順番に歩いてみました。今回は台風後のため水量が豊富で迫力があり涼しく感じられました。シンガポールから帰省しているカミさんの親友夫妻を乗せて行きましたが、シンガポール人のご主人はカメラが趣味なので、喜んでもらえたようです。
最後は日本人のルーツ : 神代三山陵( 3つとも鹿児島にあります)の一つである高屋山上陵に立ち寄り、世界の平安を祈りました。天孫降臨のニニギノミコトを父に持つヒコホホデミノミコト(通称 山幸彦: 初代神武天皇の祖父)の陵墓です。
動画はこちら(11分)
https://youtu.be/BeIXPYxCmss
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
まずはカミさんの親友の親族がされているカフェで待ち合わせ
人柄の良い親子3名でされていて名前のごとく「居心地の良いカフェ」
アイスコーヒーと焼き菓子などを買って持って行きました
コーヒーも道中などでいただきましたが美味しかったですCOZY CAFE グルメ・レストラン
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全て手作りです
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フルーツサンドは甘さ控えめで人気にようです
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バインミーが一番人気
バインミーは本来ベトナム語で「パン」という意味です
そのパンに具材を挟んだバインミーサンドイッチが略されてバインミーと呼ばれているようです -
焼き菓子も素朴な味わいです
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加治木町から55号線、黄金ロードなどを走り新曽木大橋へ
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駐車場にとめて橋まで歩きます
ここにも展望デッキを作るようです -
美しい橋です
以前は滝の背景に橋があったようですが、視覚的に邪魔なのでコチラに付け替えたようです -
橋の上から滝を見ると少し距離的には遠いのですが
落差をより感じられて好きな場所です
川は川内川(せんだいがわ)で薩摩川内市の中を通って東シナ海に流れています -
スマホでズームすると
とんでもないところに展望デッキがあるように見えませんか
スイスのライン滝では本当にとんでもないところにデッキがありました
シャフハウゼンから迫力の「ラインの滝」へ はコチラ
https://4travel.jp/travelogue/11421143 -
次に曽木発電所遺構に行こう
なんちゃって -
駐車場にとめて少し歩きます
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トイレの裏手に分岐点
右の階段方向に進み一周してコチラに戻るルートで歩きました -
木立の中は猛暑でも涼しい風が抜けていました
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3分ほど歩くと鶴田ダムのダム湖(大鶴湖)にある発電所遺構が見えてきます
残念ながら2021年7月10日豪雨の影響で曽木第2水力発電所遺構の一部(機械室部分)が倒壊してしまいました
現在は修復工事中です曽木発電所遺構 名所・史跡
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春から夏場のみ見ることができます
冬場は水没してしまうからです
北海道糠平湖の士幌線タウシュベツ川橋梁跡は夏頃は湖底に沈むので反対ですね
タウシュベツ川橋梁を訪れた時はコチラ
https://4travel.jp/travelogue/11289529
鹿児島は熊の心配なく眺められるのが良いです -
倒壊前の壁の様子がわかります
1回目に訪れた時は倒壊前の姿がみられました -
倒壊していても雰囲気のある佇まいですね
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帰りは反対側から戻りました
モミジに陽が当たり葉脈が美しかったです
紅葉の時期も良いですよ -
遊歩道の右下にはダムの一部が見えます
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曽木の滝公園の駐車場に移動
トイレやお店の立ち並ぶ駐車場を通り過ぎて
日陰を求め「野草庵」前の木陰に車をとめました
そこから道なりに下って行きました
展望所に人がいるのが見えます曽木の滝 自然・景勝地
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まだ滝の全貌は見えません
幅の広い岩場を流れています
水量が多いので水飛沫が飛んできて涼しい -
溝状になって向きを変え勢いよく流れています
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発電のための取水口の解説板
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以前の部品が展示してある間から滝を眺める
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先ほどの溝状のところを手前から見ると
川底が全体として大きな岩であることがわかります -
甌穴(おうけつ)も沢山みられますがコチラは貫通してしまったのかな
恐るべし水のパワー -
先ほどの溝状の所からここに流れています
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最後はここに流れ出ます
この辺りが全体像に近い感じ -
奥の方は断層の落差があるので
東洋のナイアガラと言われる景観になっています -
展望所から身を乗り出して眺めてみた
以前は木製の展望所でしたが台風の水害で数年前に崩壊しました
現在のはコンクリートでかなりしっかりした作りになり見やすくなりました -
展望所からさらに進むと観音渕
通路状に出っ張った展望所もできました
豊臣秀吉も訪れていたのですね
ひでよし のふりがなで て だけ濁音の点が2箇所とも無い ? 消えてる ? のが妙に気になります -
観音渕からの眺め
ここの方が全体像がバランス良く眺められる感じ -
滝の反対側(下流)を見ると先ほど訪れた新曽木大橋
橋までの壁面を眺めると大昔はこの辺りまで水面があったのでしょうね -
観音渕の先には新名所「アクリル板展望台」
その下部はすごい甌穴になっています
やっぱりここまで水面があったのですね -
先まで行ってみましたがアクリル板が汚れていて下が見えにくい
それほど高所でもないし怖くはないでしょう -
公園の散策路まで進んだら左へ
ヘッドタンク跡を見に行きました -
このトンネル状の通路がいいんですよね
ひんやりした空気も気持ちいい -
国内でも最大級の発電所でしたが洪水で破損して閉鎖されました
ベッドタンクと導水路だけが残っています
ヘッドタンクとは水路末端の断面積を広げて容積を大きくしたものであり,最終的な土砂の沈殿や落葉などのごみの取り除きをする所 -
最後に出る時に少しかがんで眺めると新曽木大橋が見えます
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あったらし村の「あったらし」とは鹿児島弁で「もったいない」の意味です
歴史的な遺構をほったらかしにしては「もったいない」という事なのかな
NPO法人がダム湖遊覧船なども事業化しようとしているみたいです -
新曽木大橋の下部に公園ができたのもその一環でしょうか
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川内川まで降りて行けるように整備されました
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水は冷たくなかったです
鹿児島の夏だからなぁ -
戻ります
紅葉の時期はこのトンネルから眺めるコントラストが美しいのですよ -
清水神社の方に登って帰ります
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3つもご利益があるんだな
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紅葉の時期は鳥居とのコラボがいいですよ
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桜祭は4月3日
紅葉祭は11月23日 -
駐車場の方に帰って来ました
上から眺めると周りが見え過ぎてナイアガラ感が薄まる感じ -
駐車場にある展望台は観光案内所の上になります
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やはり高い所からは滝感も薄れますね
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車はそのまま置いて
駐車場入口にある「曽木の滝公園そば庵」へ
鹿児島市内にあった建物を移築されたそうです曽木の滝公園そば庵 グルメ・レストラン
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今どき 囲炉裏があるのも珍しい
冬場はこれだけが唯一の暖房設備だそうです -
小上がりが両サイドにありますので席数はそこそこあるのですが・・・
-
メニューは少なめです
メニュー下の注意書きにも書かれていますが1人でされています(しかも90歳のおばあさん)
食器を置く場所がないため食器の数が少ないので、洗い終わるまで次の注文は受けらていません
席が空いていても「1時間ほど待ってもらいますが」とやんわり断られます
従って、お時間のない方、イラチな方にはおすすめしません -
天ざるそば(800円) かなり太めの田舎そばは結構量があります
天ぷらは揚げたてサクサクで美味しいです
若い頃は もとい 若い頃もお綺麗であったと思われるおばあさんは「お店はお金儲けのためにやってないから」と言われました。お医者さんになられた息子さんにも健康のためにやれば良いと言われているそうです
今回で3度目でしたが、また次回行く時もお元気な姿を見られたら嬉しいです -
駐車場の方に戻りフードコートへ
朝は車も少なかったけどお盆休みのせいか昼には一杯になっていました -
暑い時はこれしかないでしょ
-
食券を買うと番号が書かれていて
オーダーしたものができるととアナウンスされるシステムです
人手不足の時代はこれが良いですね -
かき氷、ソフトクリーム専用のカウンターでもらいます
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4名で一つを頂きましたが
食べ方に失敗して上の方が崩れ落ちてしまいました -
抹茶バニラミックス
コーンも美味しかったですね
どこに行っても「ソフトクリームがあったら食べるの法則」に従うおじさんでした -
他にも色々とメニューはあります
そば庵で待てない人はコチラでどうぞ -
帰りには空港近くにある高屋山上陵に立ち寄りました
この先には車では入れないので手前の空き地にとめます高屋山上陵 名所・史跡
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参道を進むと桜島が見えました
神代三山陵で桜島が見えるのはここだけです -
拝所
山全体が墓陵となっている感じで神聖な空気が流れます
宮内庁管轄です -
反対側には管理棟(普段は誰もいません)がありその裏山に記念碑などが立っています
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神武天皇の祖父ヒコホホデミノミコト(山幸彦)が眠る陵墓であることの解説板
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昭和天皇が皇太子時代に御手植された木
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真ん中は東宮殿下後参陵記念碑
東宮殿下とは皇太子殿下のことです
元帥海軍大将伯爵である東郷 平八郎が建てたとありますので明治天皇が皇太子の時に御参陵された記念でしょうね -
こちらは平成天皇が皇太子時代に美智子妃殿下と御参拝記念の碑
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こちら側の参道をくだると表側入口です
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表の入口からは雰囲気のある石段を登って参道を進み拝所に向かいます
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鹿児島にある神代三山陵(かみよ さん みささぎ : 日本創世の神々が眠る聖地)
神代三陵(かみよさんりょう)とも言います
鹿児島県の北から3つありますので、ぜひご参拝下さい。ちなみに霧島神宮の展望所にある方位盤には3つの方向が示されています
可愛山上陵(えのみささぎ : 薩摩川内市)は新田神社の裏側
アマテラスの孫(天孫降臨された神様)であり初代神武天皇の曽祖父ニニギノミコトが眠る陵墓で方形
高屋山上陵(たかやのやまのえのみささぎ : 霧島市)は鹿児島空港の近く
神武天皇の祖父ヒコホホデミノミコト(山幸彦)が眠る陵墓で円丘
吾平山上陵(あひらのやまのえのみささぎ : 鹿屋市)は参道などが伊勢神宮に似ており、「小伊勢」と呼ばれる。一番のおすすめです。
神武天皇の父ウガヤフキアエズノミコトが眠る陵墓で洞穴
最後までご覧いただき、ありがとうございました
<フリー地図イラストを改編>
神代三山陵はコチラ
https://youtu.be/kVo4pHZcTcM
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この旅行記へのコメント (2)
-
- 浦島かめ子さん 2023/08/28 14:36:10
- ありがとうございました
- 先日は曽木の滝、曽木発電所遺構、及び高屋山上陵のゴールデンコースに連れて行ってくださってありがとうございました。当日は今年の最高気温予想が出ており恐々としていましたが、着いたその周辺は清々しい風と緑が心地よい素晴らしい避暑地でした。
鹿児島出身の私が京都出身のご主人に案内を受け、鹿児島の素晴らしさを再認識するという不思議な体験でした。
説明の合間にいつの間に写真を撮られたのか。ブログを拝見して懐かしく思い返しました。紅葉の季節がお勧めとの事、是非またその時期に日本に帰れればいいなぁと主人と話しながらお写真を眺めております。いつも楽しくしかも説明が大変正確で丁寧なので新しい記事が出るのを心待ちにしています。
- toroppeさん からの返信 2023/08/28 14:53:33
- Re: ありがとうございました
- いつもご覧にいただきありがとうございます。京都人もそうですが、地元にいる時はあまり行かなかった場所が、久しぶりに行くと新鮮な感じがする時がありますね。
本日は鹿屋の南にある高須海岸に海水浴に来ています。後日アップします。
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