Japan 薩摩の魅力(3/8)　出水市の鳥たち（東干拓地）「二人を選ぶなんてできないわ。」

2022/11/15 - 2022/11/20

唐辛子爺が所用で鹿児島市と霧島市に行くというので
じゃーバンコクで同じアパートだった友人（霧島市在住）に会いたい。
ツルの越冬地にも寄りたい。
薩摩藩英国留学生記念館にはぜひ寄りたい。
それに田の神様が面白さう。

「ううう、寄りたいところみんな交通の便が悪そう。」頭を抱える唐辛子爺。
レンタカーを借りられない（運転免許返上済）のでタクシーか
一日に何便かの路線バスを組みあわせるしかありませぬ。

でもそれも楽しいんじゃない？
唐辛子爺は自分の用事を後回しにして婆の希望を優先的にアレンジしてくれました。

11月16日（水）早朝、ホテルからタクシーで西干拓地のツル観察センターへ
そして東干拓地へは歩いて行きました。　

エリア 出水・伊佐(鹿児島)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 高速・路線バス タクシー ANAグループ JRローカル 私鉄 徒歩

東干拓地に行くにはこの川の橋を

東に渡り降ります。
なんと広大な干拓地！
干拓は江戸時代から始められたさうです。それって大変なことじゃない？
唐辛子爺も驚く。「（山から土を）掘るのも運ぶのも人力だからね。」

農耕車優先

道路のところどころに石灰を撒いたりして鳥インフルに警戒中。

出水市立図書館が行く。

この用水路ほど豊穣の川を見たことはありませぬ。
小さめですけど魚がうじゃうじゃうじゃうじゃうじゃうじゃうじゃ。
混みあい過ぎたのがピョンピョンと水面を飛ぶ。
もうもうサカナクンじゃなくても
ギョギョギョーーっと叫びたくなっちゃいます。

ここはわしらの

天国ぢゃて。

トンビもピーヒャララとやってくる。

網の向こうへの求愛ダンス？

鋭い爪

それでおまいさんはどうしたいんだい？

いたずらっこみたいな目

二人を選ぶなんてできないわ。

なんだか北海道に来てるみたい。

これは

ナベヅルでせうか？

クロヅルでせうか？

ツル観察所（ハイド）

飛鳥から遠征してきた車が停まっていて
「タゲリが撮れましたよ。この辺に巣があるみたいです。」
と教えてくれました。

南アフリカで見たことのあるヤツガシラみたいな鳥です。
あぜ道の遠くの方で見かけましたが隠れてしまいました。

だんだんわかってきましたよ。

あなたたちは

マナヅルの親子ね。

そうよ、それがなにか？

白旗はお百姓さんたちが降参したってわけではなくて
一応ツルが来ないように立てておくんだそうです。
「でもやっぱり来ちゃうんですよね。」と言いながら、
「昨日はめずらしいなんちゃらヅルが来た。まだ一羽しか来てないが。」
とか嬉しさうに楽しさうに話してくれます。

「鹿児島の人はみんな人懐っこくて親切だねえ。」
唐辛子爺もうれしさう。

北への渡来前には出水市では８tものイワシを撒いてあげるさうです。
栄養つけて無事に渡ってまたここへ戻ってきてねと。

ヴィーガンかと思っていたらサカナも食べるのね。

おバカな唐辛子婆さん・・。

飛翔の前のみなぎる筋肉

子供も

飛んだ！

ああ面白かった！
ロクな写真は撮れなかったにせよ、めいっぱい楽しめました。

そして帰りのタクシーの運転手さんのおっしゃるには
「ツル観光を目玉にしてるからホテルからツルセンターまでは1000円なんですよ。朝の運転手は間違えたんです。私が立て替えて払い戻しますから。」
え～～っ、なんて親切な運転手さんなんでせう！
2000円戻ってきちゃいましたよ！

それにしても朝のあの
ツルへの愛情たっぷりな知識豊富な運転手さんが叱られませんように！