シニア夫婦欧州旅～思い出重ねる三度目のイギリス&ベルギー&ちょこっとオランダ⑫ブルージュ街歩きその1

2023/06/06 - 2023/06/18

2023年6月6日から6月18日までの約2週間、多分最後になるかもしれないイギリスへ三度目の訪問、そしてコロナ過で断念したベルギーとちょこっとオランダを夫婦二人で巡ってきました。

【第10日目】　6月15日(木)　
ブルージュ街歩き　前半

表紙写真は、緑の木立と白壁のコントラストが美しい「ベギン会修道院」

エリア ブルージュ(ベルギー)

今日は、ベルギーの古都、そして水の都とも言われる「ブルージュ」を訪れます。

菓子パンと昨日の夕食の残りのパン。買い食いしたチョコレートの残り。ユーロスターの待合室で買ったまま冷蔵庫に入れていた小さなりんご、と残り物中心の朝食を済ませます。

「ブーテ通り」バス停

今日も路線バスで駅まで行きます。

空は今日も快晴です!!

メッヘレンからブルージュまでは、直通の普通列車「L581」で向かいます。約2時間の列車旅です。
今日も「シニア・チケット(65歳以上・1人往復7.8ユーロ)」を買いました。
このチケットは、平日の場合午前9時以降の列車しか利用できませんので、この列車がブルージュには一番早く到着します。

「L581」の車内

新型車両で、大変清潔な車内です。でもよく空いています。
列車は小さな街の駅に、こまめに停車しながらブルージュを目指します。

今日も旅のお供は、「Jupiler」です。

長閑な田園風景が続きます。

線路に沿って「自転車道」がずっと続いています。

「L581」の車内案内

ブルージュには11:27に到着します。

「ブルージュ駅」正面玄関

ブルージュ駅

駅前広場を抜けて市街へ向かいます。

バスが通る大きな通りを渡って、右手の緑の小道を進んで、「愛の湖公園」に向かいます。

「Gunpowder Tower」(Poertoren)が見えてきました。
「Lovers' Bridge (Minnewaterbrug・ミンネワーテル橋)」の傍にあります。

ポールトーレンは 1397 年に建てられた高さ 18 メートルの塔で、築後 600 年以上になります。ここはかつての城壁の一部で、黒色の火薬(Gunpowder)が保管されていました。

「愛の湖(Lake of Love・Minnewater)」
湖の右側が「ミンネワーテル公園」です。

「愛の湖(Lake of Love・Minnewater)」

「ミンネワーテル橋」から。

「愛の湖」をバックにミンネワーテル橋で記念写真。

愛の湖

ミンネワーテル公園を抜けて、「ベギン会修道院」に向かいます。

「ベギン会修道院」への道すがら

「ベギン会修道院」への道すがら

水鳥がたくさんいます。

「ベギン会修道院」への道すがら

右手が「Sashuis」の建物

「ベギン会修道院」への道すがら

「ベギン会修道院」への道すがら

「ベギンホフ教会」

この教会は、ベギンホフの東側にあり、ハンガリーの聖エリザベートを祀っています。この街では最も古い教会だそうです。

「ベギン会修道院」

緑の木立と白い壁のコントラストが、何とも美しいですね。
この旅行で、ぜひとも妻が訪れたいところの一つでした。

ベギン会とは、12世紀にベルギーで、女性の自立支援のために設立された共同体です。神に仕える尼僧とは違い、あくまで自立的な生活を営む女性たちのための場所でした。
ブルージュのベギン会修道院は、1245年フランドル伯爵夫人によって創設されました。ベギン会修道院の女性たちは、日中は、街に出て働くことも許されており、夜になると修道院に戻り共同生活を送っていました。自立し、生きるために働き収入を得ること、修道院を出て結婚する自由も認められており、女性が自分の意志で行き方を決めることが出来ました。

ベギン会修道院

静寂と静謐な雰囲気に包まれています。

ベギン会修道院

ベギン会修道院

ベギン会修道院

徒歩ツアーの方もたくさん来られていました。

ベギン会修道院

ベギン会修道院

もちろん今も、中で普通に暮らしている方々がいらっしゃいます。

ベギン会修道院

ベギン会修道院を後にして、旧市街方面に歩きます。

運河をクルーズ船が行き交います。

白鳥たちがのんびり羽を休めています。

旧市街を歩きます。

馬の頭部を模した噴水

馬たちの水飲み場です。

観光馬車がやってきました。

旧市街を歩きます。

旧市街を歩きます。
多くの人でいっぱいの賑やかな通りに出ました。

聖母教会の尖塔が見えます。
ランチによさそうな店を探しながら歩きます。

旧市街を歩きます。
運河クルーズはやっぱり人気があります。
(マリア橋のたもと)

「聖母教会」

聖母教会は、13世紀から16世紀にかけて建てられたロマネスク様式の教会です。修復を重ねたため、いろんな時代の建築様式が混在。高さ115.5メートルの尖塔は、レンガ製の塔としては世界2番目の高さを誇ります。

聖母教会の尖塔

聖母教会から「ダイフェル」へ向かう道沿いに、良さげなレストランを見つけました。ランチにします。

「'T Schrijverke」

外のテラス席にしました。

まずは飲み物。

「Brugse Zot」

6世代にわたってブルージュでビール醸造をおこなう「De Halve Maan」のクラフトビール　飲み口の良い旨いビールです。もちろん、おつまみ付きです。
妻は、「コーラ」をお願いしましたが、容器はビールグラスでしょうね。

何を食べようかと相談していたのですが、隣のテーブルの「コロッケ」がやたら美味しそうに見えたので、それに決定。

こちらが、「チーズ・コロッケ」
付け合わせの野菜が、海外ではうれしいですね。

こちらが、「シュリンプ・コロッケ」

パンがサーブされます。

もちろんシェアして食べましたが、どちらのコロッケも絶品でした。
料理と飲み物で、50.5ユーロ＝7,800円ほど

トイレのために店内に入ると、誰もおられません。
天気の良い日はやはりテラス席ですね。

皆さん、思い思いにランチを楽しんでおられました。
ランチを済ませて、「ブルージュの鐘楼」に向かいます。

シニア夫婦欧州旅～思い出重ねる三度目のイギリス&ベルギー&ちょこっとオランダ⑬ブルージュ街歩きその2　に続きます。