2023/06/06 - 2023/06/18
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2023年6月6日から6月18日までの約2週間、多分最後になるかもしれないイギリスへ三度目の訪問、そしてコロナ過で断念したベルギーとちょこっとオランダを夫婦二人で巡ってきました。
【第8日目】 6月13日(火)
デン・ハーグへ日帰り旅(因縁のアントワープも少し)、街歩き
表紙写真は、ご存知!!マウリッツハイス美術館の至宝「真珠の耳飾りの少女」
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朝の散歩ついでにおすすめのパン屋「Bakery Carl Battel」に向かいます。
今日も良いお天気になりました。
今日は、まず「キンデルダイク」へ行って、その後「デン・ハーグ」へ行く予定でしたが、昨日が思いもよらず遅くなってしまったので、キンデルダイクはまたの機会にして、朝少しゆっくりめに出発してデン・ハーグだけを訪れることにしました。
コーヒーが欲しくて来ましたが、売っていないとのこと。
とりあえず、缶入りのファンタ・オレンジだけを買ったついでに、気になっていた「路線バス」のことを若い女性店員さんに聞いてみました。
「バスは現金が使える?」と聞いたのですが、「多分だめだと思う。みんなこのカードを使っているわ」と、いわゆる交通系ICカードを見せてくれました。「でも、このカード以外なら、コンタクトレスのクレジットカードでも乗ることができますよ」とのこと。
これで安心して路線バスを利用できます。 -
コーヒーは、近くの「カルフール」が開店していたので、スティック状のインスタント・コーヒーとポーションになったコーヒー・ミルクを仕入れました。明日以降もこれで安心です。
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昨日ユーロスターの「セント・パンクラス・インターナショナル駅」構内で残ったポンドで買った、ラップや菓子パンで朝ごはんを済ませます。
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宿の前「ブーテ通り」を出てすぐのバス停から駅に向かいます。
路線バスは、「De Lijn」という会社が運行しています。
主にオランダ語圏の「アントワープ、ブリュージュ、ゲント、リェージュ等」の街の路線バスやトラムを運行しており、チケットなどはどの街でも共通に使うことができます。
路線バスは、前乗り後降りです。乗り口の右手にはICカードリーダーがあり、左手に「コンタクトレスカード」のカードリーダーがあります。降りるときはそのまま降ります。 -
路線バスで15分足らず、「メッヘレン駅」に到着。ここから「ロッテルダム中央駅」まで行きます。
チケットは、オランダ鉄道(NS)のサイトで事前購入。
2等1人片道18ユーロ(65歳以上のシニア料金)、メッヘレン⇔ロツテルダム中央駅を片道ずつ購入しました。この区間であれば、どの列車でも利用できます。また、経路上では途中下車が何度でもできます。eチケットがメールで送付されますので、印刷して持参。改札があるところではeチケットのQRコードで出入りできます。
ロッテルダム中央駅までは、1本前に直通のICがあったのですが、なぜだか「運休」。仕方がないので、このIC(インターシティ)で「アントワープ中央駅」まで行き、そこで乗り換えて向かいます。 -
アントワープ中央駅行きICの車内の様子
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旅のお供、「Jpiler」の350ml缶
メッヘレン駅構内のカフェで購入。 -
アントワープ中央駅の地下1階(-1階)のホームに到着し、エスカレーターを利用して地上に出ます。
ここは、地下1階と地上2階(+1階)にホームがあります。
(地上1階は、0階と表示されます) -
アントワープ中央駅構内
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アントワープ中央駅構内
何かのイベントがあるようです。 -
アントワープ中央駅構内
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アントワープ中央駅構内
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アントワープ中央駅構内
ここが出入り口になります。 -
アントワープ中央駅 正面玄関
乗るつもりだったロッテルダム中央駅へ直通のICが運休になり、アントワープ中央駅で乗り換えていくことになりましたが、これも「運命」のなせる業かもしれないと思いました。
5年前の記憶がよみがえります。
2018年友達夫婦と4人でオーストリア旅行に行きました。
復路は、ANAでウィーン→ブリュッセル→成田という旅程を予約していましたが、ウィーンからブリュッセルに向かう飛行機が雷雨の影響で、出発も到着も大幅に遅れ、成田への帰国便に乗り継げませんでした。
同便を運航していたブリュッセル航空のカウンターで、翌日の帰国便をアレンジしてもらい、ホテルとタクシーも手配してもらったのですが、深夜の高速を猛スピードで走ったタクシーでようやくホテルに到着。どこにあるホテルかもわからない状態でしたが、翌朝コーヒーを買いに行こうとして、ホテルを出て右手を見ると、このレトロで豪華な建物が目に入りました。行ってみると、「アントワープ中央駅」だとわかりました。
この話には続きがあって、朝7時にホテルまで迎えに来るはずのタクシーが来ず、ホテルから、もらっていたタクシー・バウチャーに記載があったそのタクシー会社に連絡してもらったのですが、「そんな予約は入っていない」との一点張り。急遽この駅からブリュッセル空港まで列車で移動し、何とかフランクフルトへの乗り継ぎ便に間に合いました。ブリュッセル航空の手配忘れが原因だと思いますが、帰国後ANAに事実関係の調査を依頼しましたが、「原因は不明」とつれない返事。のちにANAから列車のチケット代だけは補償してもらいましたが、なんとも後味の悪い結果でした。 -
5年前に手配してもらって宿泊したホテルです。
深夜の到着にもかかわらず、フロントの担当者の方に丁寧に対応してもらえ、また翌朝のタクシー・トラブルに際しても、リムジンバスや列車の時刻などを調べていただいたり、様々な手を尽くして対応してくださり、大変助かりました。唯一良い思い出です。部屋も最上階にある2層になった、ジャグジーバス付きスイートルームでした。 -
駅に戻って、ロッテルダム中央駅に向かいます。
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アントワープ中央駅の地下ホーム
高速列車タリスも地下ホームで発着します。 -
11:44発アムステルダム中央駅行きのICで、ロッテルダム中央駅に向かいます。
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ロッテルダムへ向かうICの1等車
普段は2等しか乗りませんので、ちょっと覗いてみました。 -
ロッテルダム中央駅
超近代的な駅でした。 -
ロッテルダム中央駅
駅前広場から街を望みます。 -
ロッテルダム中央駅
駅前広場にある、英国のアーティスト トーマス J. プライス作のブロンズ像
「Moments Contained」という題名だそうです。 -
地下鉄ロッテルダム中央駅の出入り口
地下に降りて券売機で、「ツーリスト・デイチケット」を買おうとしたのですが、どうもそれらしきチケットが見つからず、NSの駅に一度戻って構内にあった「ツーリスト・インフォメーション」で購入しました。
1人15.5ユーロ(最初のチェックインからその日の最終便まで有効)
ロッテルダムやデンハーグ、デルフト等の南ホーランド地域の地下鉄やトラム、バスが1日乗り放題になります。また、キンデルダイクへ行く「水上バス」も利用できます。いずれの交通機関も、「チェックイン」と「チェックアウト」が必要です。 -
地下鉄ロッテルダム中央駅から地下鉄E線で「デン・ハーグ中央駅」まで移動します。
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地下鉄の車内
ややスリムな車両です。車内は、スッキリ、清潔です。 -
地下鉄ですが、しばらくすると地上へ出ました。
途中の「Nootdorp」駅ですが、この駅名を覚えていたことが「運の尽き」になります。 -
30分程で「デン・ハーグ中央駅」に到着。
スーパーマーケット「アルバート・ハイン」のコンビニタイプのお店。 -
駅からトラム15番で「セントルム」まで来ました。
トラムを降りたところにあった「たこ焼きとたい焼き屋さん」(街中では久しぶりに日本語を見ました) -
マウリッツハイス美術館の予約時間にはまだ時間があったので、少し腹ごしらえ。
こちらのお店「MILLERS」のテラス席で。 -
お店の向かいは、「Het Plein(広場)」
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飲み物をとりあえず注文して、軽食メニューから料理を選びます。
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飲み物は、「LAGNITAS IPA」(コクがあるけど、キレがあるビールでした。どこかで聞いた言葉ですが)と「フレッシュ・オレンジジュース」
注文した軽食は、「ビターバレン」と「エビのフライ」、そしてベルギーに来たからには、「フリット」も。すべて美味しかったです。
飲み物と軽食3品で、30.9ユーロ=4,750円ほど -
軽食には、ここでもナイフやフォークは無く、「爪楊枝(紙袋入り)」が添えられます。
食事を終えて、街をぶらぶらしてから「マウリッツハイス美術館」へ向かいます。 -
「マウリッツハイス美術館」入口
予約時間になり入場します。
1人19ユーロ、公式サイトで予約。eチケツトを印刷して持参。
入り口を入って左に進み、階段を降りたフロアーにチケットカウンターがあります。 -
チケットカウンターのあるフロア
「真珠の耳飾りの少女」の巨大なポスターがありました。
カウンターの奥には、グッズコーナーがあります。 -
「マウリッツハイス美術館」
「真珠の耳飾りの少女」 フェルメール
ようやく会えました。 -
「マウリッツハイス美術館」
「自画像」 レンブラント
レンブラントの最後の作品といわれている自画像です。 -
「マウリッツハイス美術館」
「テュルプ博士の解剖学講義」 レンブラント
レンブラントがはじめて製作した集団肖像画 -
「マウリッツハイス美術館」
展示室の窓からホフ池が見えます。 -
「マウリッツハイス美術館」
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「マウリッツハイス美術館」
肖像画 フランス・ハルツ
美術にはまったく疎い夫婦ですが、じっくり見ていたら何時間もかかりそうです。肖像画のコレクションがとにかくすごいです。
ここで、今回の旅、2回目の日本人観光客の方に出会いました。
山口から来られたご夫婦で、娘さんがドイツに住んでおられるそうで、娘さんのご主人が運転して、ここまで来られたそうです。奥様は関西の大学だったそうで、関西のテレビ番組のことで、妻と話が盛り上がっていました。 -
マウリッツハイス美術館を出て、こちらで一休み。
「Brasserie Mauritshuis」
こちらが広場側の出入り口、美術館からも直接行くことができるようです。 -
「Brasserie Mauritshuis」
白ワインとレモンティーで一休み。8.6ユーロ=1,300円ほど -
「Brasserie Mauritshuis」
夕方前で静かな店内でした。 -
「ビネンホフ」へ向かいます。
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「ビネンホフ」に入ってみました。
ネーデルラント連邦共和国(オランダ)成立後、連邦議会が設置された場所。現在も国会議事堂・総理府・外務省として機能しています。「ビネンホフ」とは、「中庭」という意味です。 日本はほとんどの政府機関が東京にありますが、オランダは首都がアムステルダムで、政府機関はデン・ハーグにあります。 -
ビネンホフ
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ビネンホフ
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ビネンホフを出て、「ホフ池」側に出てきました。
ホフ池のほとりに佇むマウリッツハイス美術館 -
ホフ池からビネンホフを望む。
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ホフ池からビネンホフを望む。
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ホフ池からビネンホフを望む。
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セントルム方面に戻る途中にあった「PASSAGE」に入ってみました。
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「PASSAGE」の内部
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「PASSAGE」の内部
カラフルな木靴が店先にありました。 -
「PASSAGE」の内部
「デルフト焼き」
特に買い物するものはありませんが、ぶらぶら見て回るのは楽しいものですね。 -
セントルム方面に戻ります。
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そろそろロッテルダムに戻ります。
トラムでデン・ハーグ中央駅に戻るつもりだったのですが、駅に戻るのと同じ15番のトラムの逆方向の行先が「Nootdorp」になっているのを見て、「確か、地下鉄の駅に同じ名前のところがあったな~」と思い出し、「そこまで行けば、デン・ハーグに戻らずに地下鉄に乗れるのではないか」と思いつき、とりあえず乗り込みました。
これが、「運の尽き」でした。
終点「Nootdorp」に着きましたが、地下鉄駅など付近に見当たりません。近くにあったアイスクリーム屋さんにいた親子連れに聞いてみると、「確かにここから東に行けば地下鉄のNootdorp駅があるけど、歩くと30分くらいかかるよ」とのこと。バス停が近くにあったので、「バスで行けないか」とも聞きましたが、よくわからないようでした。
またまた、思いつき行動が悪い方向に出ました。仕方がないので、折り返しのトラムでデン・ハーグまで戻ることにしました。 -
オランダ鉄道(NS)の「デルフト駅」
デン・ハーグまで戻るトラムまで少し時間があったので、アイスクリームを食べてとりあえず休憩。折り返しのトラムに乗ってから、ふと車内の「トラム路線図」を見たところ、1つ目か2つ目の停留所で降りると、NSの「デルフト駅」行きのトラム路線に乗り換えることができることがわかり、乗り換えてデルフト駅に到着できました。
まだ「運は尽きていなかった」ようです。
駅の券売機で、ロッテルダム中央駅までのチケット(1人4.9ユーロ・発券手数料+1ユーロ込み)を買い、頻発する列車に乗り15分弱でロッテルダムまで戻ることができました。 -
デルフト駅から運河沿いの風車が見られました。
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「夕食は、ロッテルダムで、ラーメンでも食べよう」と話していたのですが、思わぬタイムロスと昨日も遅くなっていたこともあり、とりあえず宿に戻って夕食をとることにしました。
駅構内で夕食と飲み物を仕入れて、列車に乗り込みました。
「Grolsch」のピルスナービール(夕食用に大をもう1本買ったのは言うまでもありません)
車内のテーブル席には、こんな「転び止め」がありました。
おかけで昨日できなかった洗濯も済ませて、早めに就寝しました。
シニア夫婦欧州旅~思い出重ねる三度目のイギリス&ベルギー&ちょこっとオランダ⑩ゲント街歩き に続きます。
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この旅行記へのコメント (2)
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- norio2boさん 2023/12/22 14:31:42
- 旅行記拝見
- QAへのアドバイスありがとうございました
旅行記楽しく拝見拝読させて頂きました
ご夫婦の連携の良い
ご旅行うらやましく感じながら拝見させて頂きました
今後ともよろしくおねがい致します
- Rail Starさん からの返信 2023/12/22 15:51:33
- norio2boさんへ。
- コメント、ありがとうございます。
今回の旅は、旧知のイギリス人ご夫妻に会うのが主目的でしたが、そのついでに寄ったベルギー&ちょこっとオランダも、想像以上に素敵なところでした。ただ、物価高と円安で、何かと物入りの旅行でした。
毎回、「弥次喜多珍道中」です。私の思い付きや無謀な行動に、妻はいつも振り回されていますが、今後も元気で旅を続けていきたいと思っています。
こちらこそ、よろしくお願いいたします。
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