シニア夫婦欧州旅～思い出重ねる三度目のイギリス&ベルギー&ちょこっとオランダ⑦オックスフォード街歩きその2

2023/06/06 - 2023/06/18

2023年6月6日から6月18日までの約2週間、多分最後になるかもしれないイギリスへ三度目の訪問、そしてコロナ過で断念したベルギーとちょこっとオランダを夫婦二人で巡ってきました。

【第6日目】　6月11日(日)　後半
オックスフォードへ　街歩き・その2　クライスト・チャーチ、マートン・カレッジ、ため息橋、イングリッシュ・パブ

表紙写真は、クライスト・チャーチ「ザ・グレート・ホール」

エリア オックスフォード(イギリス)

アリスショップを出て、クライスト・チャーチに入ります。

ここも観光客でいっぱいです。

オックスフォード大学　クライスト・チャーチ・カレッジ
オックスフォード大学を構成する39のカレッジの1つで、最大かつ裕福なカレッジです。大学全体では15名のイギリス首相を輩出しているそうですが、そのうちの13名がこのカレッジの卒業生だそうです。

クライスト・チャーチ

クライスト・チャーチ

門を入って、チケットセンターに向かいます。

クライスト・チャーチ

クライスト・チャーチ

「メドウ」

メドウの向かい側にあるチケットセンターで、予約したバウチャーを提示して、オーディオガイドを借ります。入場料　1人15ポンド(60歳以上)　公式サイトで予約。(チケットセンターには、きれいな無料のトイレがあります)
午後3時を過ぎていましたので、当日券はすでに売り切れていました。

クライスト・チャーチ

チケットセンターを出て、メドウにある入り口に向かいます。

クライスト・チャーチ

入り口を入ると左手方向に進みます。

クライスト・チャーチ

ホールへ続く階段があります。

クライスト・チャーチ

階段の上にある「扇状ポールト」

クライスト・チャーチ

階段の途中から中庭が見えます。

クライスト・チャーチ

「ザ・グレート・ホール」に入ります。
抱いていたイメージと比べると案外狭い感じです。映画のシーンの影響ですかね。

ザ・グレート・ホール　内部

現在もカレッジの食堂として利用されています。
準備をする人たちが忙しく働いておられました。

ザ・グレート・ホール　内部

ハリー・ポッターのファンの方は、ちょっとしたコスプレをして見て回っておられる方もいました。

ザ・グレート・ホール　内部

ザ・グレート・ホール　内部

ザ・グレート・ホール　内部

ザ・グレート・ホール　内部

「No Peel」ドア

ザ・グレート・ホールを出た階段下にあります。
ドアの落書き「No Peel」は、クライストチャーチの卒業生で後に政治家になったロバート・ピールに対し、学生たちが抗議の気持ちを表したもの。当時、カトリック教徒の解放に反対していたピールへの怒りが刻まれています。

中庭

関係者以外は立ち入り禁止です。

中庭

中庭

中庭のパノラマ

「クライスト・チャーチ大聖堂」

大聖堂に入ります。アーチ形の天井が美しいです。
かつて存在したフリーズワイド修道院の跡に建てられました。修道院は12世紀頃から聖地となり、その創設者であり、オックスフォードとこの大聖堂の守護聖人であるフリーズワイドもこの場所に眠っています。

大聖堂

大聖堂

大聖堂

大聖堂

聖フリデスウィデ聖堂
ステンドグラスが繊細でとても美しいですね。

大聖堂

大聖堂

いずれのステンドグラスも、繊細で華やかです。

回廊

回廊

クライスト・チャーチを出て、メドウを背景に記念写真

クライスト・チャーチ

周りは緑がいっぱいです。

クライスト・チャーチ

周りは緑がいっぱいです。

クライスト・チャーチを後にして、「マートン・カレッジ」に向かいます。

道沿いに変わった形のポストがありました。

クライスト・チャーチを右に出て、通りを歩きます。
ハイ・ストリートの1本手前を右に曲がります。

マートン・カレッジに向かう途中にあったパブ「THE BEAR」でちょっと休憩。

オックスフォードで最も古いパブだそうで、780年の歴史があります。

パブのガーデン・テラス席

カレッジの学生さんたちで賑わっていました。

パブの中のカウンターで飲み物を注文して、ガーデン・テラス席へ持っていきます。パブは、「キャッシュ・オン・デリバリー」が基本ですが、カードでもちろん支払えます。

ペールエール「LONDON PRIDE」を1パイント。
なめらかな泡が心地よい旨いビールです。

パブを後にして、「マートン・カレッジ」に向かいます。

マートン・カレッジへの道すがら

マートン・カレッジへの道すがら

マートン・カレッジへの道すがら

「マートン・ストリート」

マートン・カレッジの「チャペルタワー」が右手に見えてきました。

マートン・カレッジ・チャペルの中庭

チャペルの案内板

マートン・カレッジ横の通路

いつも通れるわけではなく、通行可能な日時が入り口にある鉄の扉に掲示してありました。

「マートン・カレッジ」

オックスフォード大学の構成カレッジの1つ。その基礎は1260年代に、ヘンリー3世とエドワード1世の宰相であったウォルター・ド・マートンが、最初に独立した学界の法令を作成し、それを支援するための基金を設立したことにさかのぼります。
日本の皇室からは今上天皇と彬子女王が留学されています。

マートン・カレッジ

マートン・カレッジ

この道は「デッドマン・ウォーク」

このあたりから、空模様が怪しくなってきました。
黒い雲がどんどん近づいてきます。

マートン・カレッジ

マートン・ストリートに戻ります。
ローズ色のロングドレスは、学生さんでしょうか。

マートン・カレッジを後にして、ハイ・ストリートに戻り、「ため息橋」へ向かいます。
向こうに見える尖塔は、「セント・メアリー教会」

「ラドクリフ・カメラ」

パラディアン様式の学術図書館と読書室。ジェームズ ・ギブスが18世紀に設計。

「ため息橋」

ハートフォード・カレッジの学舎を結んでいる橋で、公式名は「ハートフォード・ブリッジ」ですが、「ヴェネツィアのため息橋」に形が似ていることから「ため息橋」と呼ばれています。美しいフォルムで人気を集めています。
成績の良くなかった学生がこの橋を通るときに、「ため息」をもらすことから名づけられたとも聞きましたが。

雨がぽつぽつ降りだしたので、急いでハイ・ストリートへ戻ることにしましたが、ハイ・ストリートに出るまでの100ｍくらいを歩く間に、あっというまに土砂降りになりました。風も強くなり、雷鳴もとどろいています。

セント・メアリー教会の向かいにあった閉店した店の入り口で雨宿り。
小さな折り畳み傘では、ずぶぬれになるくらいの雨が30分くらい降り続きました。

ようやく雨が小降りになり、折り畳み傘でも歩けるようになったので、予約していたパブ「WIG&PEN」に逃げ込むように入りました。
(午前中に撮った店の写真)

「WIG&PEN」の店内

予約しておいた席に案内されてから、まずはこのカウンターに行って飲み物を先に注文します。

今日は、妻も「ビールにする」と言うので、カウンターの店員さんに、「少し軽めのビールは?」と尋ねて、これをすすめられました。
この店のオリジナル「LEVEL HEAD」
私は1パイント、妻はハーフパイントです。もちろん「キャッシュ・オン・デリバリー」で、席に戻ります。
2杯で8.95ポンド＝1,600円ほどです。

今日は日曜日。
オーダーは、もちろん「サンデー・ロースト」メニューにある「ロースト・ビーフ」
ロースト・ビーフ3枚と付け合わせのジャガイモやニンジン。そしてヨークシャープディング、てんぷら状のカリフラワー。そして、グレービー・ソース。

ロースト・ビーフは固くはないのですが、ちょっとパサついて味が薄いのでグレービーソースは欠かせませんね。美味しくいただきました。

もう一品は、定番中の定番「フィッシュ&チップス」

衣と白身魚の味がしっかりしていて、チップスともどもハズレは無いです。
グリーンピースは、ちょっと盛りすぎ!
2品をシェアしてぺろりと平らげました。
26.90ポンド＝4,800円ほどです。

「WIG&PEN」の店内
トイレがある2階にも席があります。

「WIG&PEN」の店内

「売り」にしているだけのことはありました。
パブを後にして、うっすら暮れかけてきたジョージ・ストリートを歩いて駅まで戻りました。
駅に着いたらさっきの雷雨で、電車が遅れていました。「またまたハプニングか!?」と心配しましたが、30分ほどの遅れで済み、無事にアパートメントに帰り着きました。

ロンドン最後の夜になりました。

シニア夫婦欧州旅～思い出重ねる三度目のイギリス&ベルギー&ちょこっとオランダ⑧ベルギーへ　に続きます。