いろいろぎりぎりに；JALどこかにマイルで東京・横浜洋館巡り2.1日目（後）

2023/04/08 - 2023/04/09

東京旅行一日目の後半

どこかにマイルが羽田と決まり、現地でのスケジュールをたてるにあたり、「東京　歴史的建造物」や「東京　洋館」ときったキーワードで検索し、ヒットしたページを読みあさり、行きたいと思ったところを地図にピン止めして旅程を決めていきました。
1日目前半、迎賓館と旧前田侯爵邸を堪能してすでに頭と胸がいっぱいになった後、次は東京駅界隈から神田界隈まで建物見学しながら歩きました。

今回の旅程
2023年4月7日（金）前泊　泉大津泊
★2023年4月8日（土）JAL220 関西空港6:40－羽田空港7:45
　東京観光（赤坂迎賓館、旧前田公爵邸洋館、明治生命館他）東京泊
2023年4月9日（日）東京観光（旧岩崎邸、旧東京音楽学校奏楽堂他）横浜泊　
2023年4月10日（月）横浜観光（ホテルニューグランド、神奈川県庁他）
　JAL229　羽田空港20:55－関西空港22:10

エリア 丸の内・大手町・八重洲(東京)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 3.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: JALグループ 私鉄 徒歩

旧前田家本邸洋館を見た後、井の頭線で渋谷まで、銀座線で有楽町まで移動しました。東京になじみが無い者にとっては、メトロの駅構内での乗り継ぎはわかってきましたが、一旦改札出て地上歩いての乗り継ぎはまだまだ戸惑います。

スマホのマップを見ながら次の目的地へ。
レンガの素敵な建物、三菱一号館美術館。

信号渡る前から行列ができているのが見えてました。こちらはカフェの行列でした。このカフェは明治時代に銀行の営業室だった所。すごく雰囲気が良いので気になりましたがこんなに並ぶのは私には無理なので

Cafe 1894 グルメ・レストラン

三菱一号館美術館の入口の方へ向かいました。中庭側に美術館の受付がありましたがこちらも行列。カフェほど長くはなかったし、こちらの方が回転も速いだろうけど･･･。

正直私は絵画などの展示をすごく見たいというわけでは無く、「建物の内部が見たい」だけだったので

三菱一号館美術館 美術館・博物館

三菱一号館美術館
せこいですが、館内の歴史資料室は無料で見ることができるらしいので係員さんに歴史資料室に行きたいとつげ、館内に入れていただきました。
ただこの歴史資料室、入口すぐの所にあり、建物内部の様子は全然見ることはできませんでした。入口から資料室まで廊下など館内の雰囲気が味わえるかなと甘く考えていました。

歴史資料室はそんなに広くない部屋、他にも数名人がいらっしゃったのもあり、お部屋の様子がわかる写真も撮れませんでした。
こういった設計図などが展示されていたり

三菱一号館美術館
ここの1/40サイズの模型ドールハウスがありました。
ジョサイア・コンドル設計、
竣工1894(明治27)年当時を細密に再現したものだそうです。

https://mimt.jp/architecture/

三菱一号館美術館

後で気付きましたが、2023年4月10日からメンテナンスのため2024年秋頃まで長期休館しています。旧館前に！て駆け込んだ人が多かったから行列だったのかな？私が訪れたのが4月8日、ここでもギリギリでした。

おしゃれな一号館広場を通り抜け次の目的地へ。

次の目的地はそこから徒歩1分もかからない、信号を渡って2つ目の建物、明治生命館
ギリシャ神殿のような列柱がやっぱり圧倒的な存在感。重要文化財です。

明治生命館 名所・史跡

明治生命館　
岡田信一郎、岡田捷五郎設計、1934年（昭和9年）3月竣工

ドアや外灯も趣があります

明治生命館
窓枠も素敵♪

明治生命館　重厚感たっぷりのドア
https://www.meijiyasuda.co.jp/profile/meiji-seimeikan/
館内一般公開は西玄関から入ります。
入った所に警備員さんがいらっしゃるので「建物の見学をしたいのですが･･･」と伝えると

明治生命館
エレベーターに乗るように促され2階受付へ
エレベーターのボタンもレトロ･･･
昔、子供の頃、デパートのエレベーターガール（この言葉も今じゃもう男女差別？）がこういうボタンを押してるのがとてもうらやましかったな　

明治生命館
エレベーターを降りると真正面に受付。
ここはなんと入館料無料です。

明治生命館
公開されているのは2階のみです。

明治生命館　資料・展示室
まずは資料・展示室。
建築　外観・内観、家具についての展示パネルやデジタルデーターベースもあって、まじめに建築学んでいる人ならここだけで何時間も必要な感じ。

明治生命館
資料･展示室を抜けると次は会議室

1945年（昭和20年）9月12日から1956年（昭和31年）7月18日までの間、アメリカ極東空軍司令部として接収され、1952年（昭和27年）までこの2階会議室が連合国軍最高司令官の諮問機関である対日理事会の会場として使用されたそうです。

明治生命館　会議室
照明器具や暖炉も素敵です

明治生命館　会議室
天井の模様も素敵です。壁の木材も落ち着いた雰囲気を醸し出していました。

明治生命館　廊下
当時としても珍しい真空掃除機設備が設置されていて、各階では壁の吸塵バルブにホースをつなげ吸引清掃していたとのこと。
掃除のことまで考え及んでいませんでしたが、すごいです。

明治生命館　吹き抜け
2階は吹き抜けの回廊の周りに各部屋があり、一部屋ずつ見て行きました。
1階は営業中で一般のお客さんもいらっしゃるので、写真を撮る時は1階が写らないように気をつけてとのこと。なので下のフロアの様子を吹き抜けから覗き込んだような写真はありません。

それにしても吹き抜けの照明も手摺りも美しいです。

明治生命館
会議室の次は食堂控室に入りました。
おそらくここから食物が配膳されていたんでしょう。

明治生命館　食堂控室
このボタンめっちゃ気になる･･･

明治生命館　
食堂控え室はドアを開放し食堂とつながっていました。優雅な雰囲気

明治生命館　食堂
天井や壁に施された石膏レリーフにはぶどうと蔦がデザインされています。

明治生命館　食堂
暖炉も素敵です。温かい部屋で温かく美味しい食事を食べていたんだろうなあ

明治生命館　廊下にあったポスト：メールシュート
米国カットラー社製
各階から投函された郵便物が1階で集積されるシステム

明治生命館　吹き抜け
天井の模様はアカンサスという美しい葉型をもつ植物で、ギリシャ建築等の装飾モチーフに古くから用いられているそうです。

明治生命館　執務室
寄木フロア、木製パネルによる内装

明治生命館　執務室
さすがに大きな執務机
後ろのマントルピースも素敵　時計は造り付け？

明治生命館
ここから応接室が3つ続きました。
照明もカーテンレールも素敵です

明治生命館
この応接室のマントルピースも、その横にある家具も素敵

明治生命館　応接室
この家具、コンパクトに収納されているようですがどうやって使うんだろう、と思いましたが

明治生命館　応接室
部屋にあるスクリーンパネルに答えの画像がありました。なるほど！
実際開けてみたかったですが、おそらく「展示物にお手を触れないで」でしょう。

明治生命館　応接室
この家具も個性的です
パンフレットに明治生命館の家具は梶田恵氏がデザインしていると書かれているのでおそらくこれも梶田氏の作品なんでしょう。

明治生命館　階段踊り場
階段の傾斜に会わせた窓の形が素敵！

明治生命館
次の応接室に入ります。

明治生命館
となりの応接室、さらに隣の健康相談室までドアを開ければ廊下に出なくてもつながっている造りでした。

明治生命館　応接室
天井の木の梁のせいか温かい雰囲気

明治生命館　健康相談室
この部屋は簡素な雰囲気　照明もシンプル

明治生命館
ずっとうっとりするような溜め息の連続でした。
こんなに素晴らしいところなのに見学中ずっと私一人でした。あまり知られていないのかな？
出口に向かって、再度資料室を通った時にようやく他のお客さん2人お見かけしました。

明治生命館を出た頃には雨がパラついていました。
お洒落な丸の内中通りを通り抜け、次に目指したのは東京駅！

東京駅 駅

東京駅のこのドームが見たかったのです。

クラシックホテル好きなのでほんとはステーションホテルに泊まりたかった！でも検索したら1泊30万だったのであきらめました。

他に東京のホテル検索時に気になったのは学士会館。旧帝国大学出身者の親睦の場として昭和3年に創建されたレトロモダンなシティホテルですが、国の有形文化財に今では一般でも宿泊できるらしい。でも満室でした。

雨がどんどん本降りになってきて、地下で行けるところまで行きたい･･･けど東京駅界隈の地下の地理までわからなかったのでしぶしぶ地上を通って次の目的地へ。

日本銀行　ここも内部見学は予約制で可能ですが、土日祝はお休み。日曜は横浜に宿泊ですが月曜にまたこちらに戻ってこようかなとも考えましたが、

日本銀行 名所・史跡

日本銀行
予約しようとHPを見るとすでに4月全日予約でいっぱいでした。
そんなに人気なんだ！
https://www.boj.or.jp/about/services/kengaku.htm

三越日本橋本店
ここは予定してたわけじゃないですが通りがかった時この外観が目を惹いたので傘を差しながらも写真をパチリ

三越日本橋本店 百貨店・デパート

三井記念美術館が重要文化財の三井本館にあるということで、本館の周囲をうろうろしましたが全くそれらしき入口が無い。あきらめて次の目的地神田方面へ向かおうと歩き出したら近代的なガラス張りの建物三井タワーのところにありました。
そしてすでに閉館していました。

三井記念美術館 美術館・博物館

どんどん激しくなる雨の中、中央通りをひたすらまっすぐ歩くこと10分弱。
次の目的地、丸石ビルディング
現在もオフィスビルとして使われていていろんなテナントが入っています。

丸石ビルディング 名所・史跡

丸石ビルディング
このドア周り、素敵なものでいっぱい、
ドアの向こうも、このガラス戸から中を覗うと素敵な天井と素敵な照明器具
関係社以外立ち入り禁止のようだったので中には入らずです。

丸石ビルディング
登録有形文化財です。
山下寿郎設計、昭和6年(1931)竣工。

これで今日の観光（見学）の予定は終了。この後の予定は純喫茶でお茶！

さらに歩くこと15分弱、目当ての純喫茶ショパンに到着しました。
純喫茶で検索してて見つけ、ステンドグラスに惹かれて絶対来たいと思っていましたが、TVで取りあげられたり食べログ100名店に選ばれたり有名なお店だったんですね。

ショパン グルメ・レストラン

ショパン　入口もステンドグラスランプやドアですごく好きな雰囲気

ショパン
そんな有名・人気店ですが天気が悪かったせいか、空席が有りすぐに座れました。

ショパン
事前に東京の飲食店等調べていた時にやっぱり東京なんでも高いな～！と思っていましたが、ここは良心的なお値段でした。
ドリンクに+100円でアイスクリーム、+150円でコーヒーゼリー＆アイスクリーム、＋250円でパウンドケーキが付けられたので
ブレンド珈琲\550にコーヒーゼリー＋アイスクリームをつけてもらいました。

ブレンド珈琲はメニューに（通常の珈琲より濃いめです）と書いてありましたが、ほんと濃くて美味しかったです。

ショパン
店内もちろんショパンが流れていて落ち着けました。そして店内のところどころにステンドグラスが。
もうずっとここに居たいぐらいの気分になりましたがお店にご迷惑でしょうから次の目的地、この日の最終ミッションへ

神田から銀座線で銀座へ、有楽町線に乗換え月島へ。ここでも銀座で一度地上に出ての乗換えだったので迷いました。

最終ミッションは月島でもんじゃを食べる。
地下鉄構内から地上に出ると雨は小降りですがかなり風がキツイ状態でした。

もんじゃストリートの入口近くに事務所があったのでそこで旅行支援の地域クーポンが利用できるお店を聞くと地図を出して教えてくれましたがなんと2店舗しかないそう！こんな観光地だから利用できる店ばっかりだと思ってたのに･･･

もんじゃストリート 名所・史跡

月島　もんじゃストリート
店先のメニューを見てる間に後から来た女子がささっと入店待ちリストに名前を書いたので私も慌てて書きましたが、この順番の差が大きかった。
すぐに店員さんが出てきてその子達は「もう少し行ったところの支店なら空きがありますから」と案内されしかもクーポン券までもらってました。

私はそこから待つこと20分。雨は小雨でしたが台風のような強風だったので髪はぼさぼさ、おそろしく見苦しい状態になりました。

もんじゃまるた 2番街 グルメ・レストラン

月島　もんじゃストリート
やっと空席ができて店内に入れてホッとしました。

関西にいたらお好み焼きばっかり食べてもんじゃ食べたことない。
ましてや作り方なんてわからないので店員さんにやってもらいました。

月島　もんじゃストリート

念願のもんじゃ。
予想以上にキャベツの味がしっかりでした。ソース掛けたくなる関西人。

なんか慣れない物食べて緊張したのと、入店までにぼろぼろになっていたのと、もんじゃって一人で食べるような物じゃないんですかね？お一人様なんて他に全然いない店内ですごく惨めになってきました。

さあ～今日のミッション全て完了したのでホテルに戻りましょう。
地下鉄1駅分だったので歩きました。
相生橋　これが隅田川なのね
橋がライトアップされてる！スカイツリー見えてる！

相生橋
ビル群の灯りが綺麗でした。

東横イン門前仲町永代橋に到着。この写真じゃそうでもないですが、スカイツリーが結構大きく見えていたのが印象的でした。

どこかにマイルで東京行きが決まり、ホテルの予約をしようとして想像以上に東京のホテルが高いことがわかりました。
しかも、4月以降の旅行支援延長が決まったのが3月下旬、予約サイトの旅行支援制度適応もそれから数日後、さらには予約開始同時に上限に達したり、とまたまた支援適用予約騒動に巻き込まれててんやわんやの予約でした。

東横イン門前仲町永代橋
エコノミーダブルルームのせいか、そこまで狭くもない感じ。

検索しだした頃は大阪なら10,000円以内で泊まれそうな代表的なビジネスホテルでも東京じゃ18，000円などと現実に驚き、躊躇していたらそんなところでもどんどん満室になっていったりして焦りました。でも間際にキャンセルとかでないかな…。どうしようもなくなったら川崎とか横浜とか埼玉とかにするしかないか、と考えていたら間際に東横イン門前仲町で空室を見つけました。

東横イン門前仲町永代橋　禁煙エコノミーダブル
新しいのかな？綺麗なお部屋でした。

門前仲町と言われても場所がピンとこなかったのですが地図を見たら東京駅に全然近いやん！もんじゃの月島もメトロで１駅だし、ちょうど良いわ！ということで慌てて予約しました。

東横イン門前仲町永代橋

机周りはこんな感じ。TVの初期画面にはフードロス削減のために翌朝、朝食を食べるかどうかのアンケート。
冷蔵庫、湯わかしポット、金庫、電話、加湿器、ドライヤー、拡大鏡、ティッシュ等必要な物は全て揃っていました。拡大鏡嬉しいな。

東横イン門前仲町永代橋

バスルーム　ユニットバスで、シャンプー、コンディショナー、ボディソープは備え付け。
洗濯物を干すための引出ロープがあるのも長期旅行者には嬉しいかも。

東横イン門前仲町永代橋
宿泊8日前に予約したらシングルは空きが無く、エコノミーダブルしかなかった。
そのせいかタオルもコップも2つずつ。

東横イン門前仲町永代橋
パジャマはワンピースタイプでした。これもフロント前に置いてあって必要な人は自分で持っていく。

東横イン門前仲町永代橋
飲み物（粉末タイプの緑茶、梅昆布茶）やアメニティもフロント前に置いてあり必要な分だけ取っていくスタイル。

右上のスキンケアセットはDHCのクレンジング、洗顔、化粧水、フェイシャルクリーム

東横イン門前仲町永代橋
このホテルの近所のおさんぽマップもフロント前に置いてありました。
今回はこの近所までゆっくり見てる暇がありませんでしたが、この辺も面白そう。

実はフロント前に置いてあった物で取り忘れていた物があったので、もらいに行こうと部屋を出た時カードキーを部屋の中に置いたままドアを閉めてしまいました。あ！と思った時にはドアが閉まっていた。フロントに言うとすぐに新しいカードキー作成してくれました。

東横イン門前仲町永代橋
部屋の窓からは向かいのビルビュー。暗い時は向かいのビルの窓にこのホテルのネオンが反射していました。

東横イン門前仲町永代橋
翌朝。明るくなってからの窓からの景色。

東横イン門前仲町永代橋
朝食は期待していませんでしたが美味しかった。朝食会場が狭いせいか、部屋に持ち帰れるような容器もありました。これ以外にも焼鮭、和総菜、お味噌汁もありました。
東横イン、快適でした。