2023年6月、3日間の台北滞在を終え、帰国する旅行記の最終回。<br />いち飛行機好きの自分が、帰国便や空港を満喫した今回の旅行記。<br />「楽しむポイントそこ？」と言われる覚悟の最終回をどうかお許しください。

台湾　ザ・ワンダーランド！台北旅行2023 最終回　～旅は続くよ最後まで～

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2023/06/02 - 2023/06/04

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エリア

桃園(台湾)

台北桃園空港から、関西国際空港に向かう機内なう。

帰国便に選んだボーイング777(B777)、エンジンデカけりゃ翼もデカい。
これは、テニスやバスケの試合ができる大きさ。
テニスコートが空を飛んでいるイメージか。

帰国するだけなのに、乗る飛行機をこんなに楽しんでいたのは、おそらく自分だけだっただろう。
離陸に向かっている最中に、それはいた。

アレは！
日本にも飛来していた、ファーイースタン航空ではないか。
現在は運航を停止している、幻のエアライン。

wikipediaから抜粋：
「2020年1月1日から保有するジェット機のうち4機が運用不可能になることから、2019年中にボーイング737MAXを導入して解決する方針を取っていた。
そんな折、2018年にライオン・エア墜落事故と、5カ月半後エチオピア航空墜落事故が発生した。
そのため、全世界でボーイング737MAXの運行が停止。
これにより、ファーイースタン航空は機材の運用計画が大きく狂い、資金繰りの悪化も重なって2019年12月13日に全路線が運航停止となった。」
一方こちらは、桃園空港で翼を休めていた新興エアライン：スターラックス航空。
日本との間に便数を増やしている。

離陸する直前だというのに、情報量が多すぎ。
桃園空港、スゴいわ。

旅は、最後まで何が起こるか分からないもんである。
滑走路に向かう途中、エアチャイナが離陸していくのが見える。
いよいよ我々の番。
これでホントに、「再見！台湾」。
大きな翼とエンジンもひらりと飛んで、再び台湾海峡上空。
関空まではあっという間。
そのため、機内食をサーブし、片付けて、着陸準備をするチャイナエアラインのクルーの皆さんは、きっと大忙しだっただろう。

例え短時間でも、大きな機体で機内食が食べられる国際線は、やっぱりサイコーである。
この機体のトイレは木目調。
さらに右側の衝立があるので、座っている乗客から見えることもない。

チャイナエアラインのB777、内装のこだわりがすごい。
往路はあっという間に日本領空へ。
もう九州が見えてきた。
桜島上空を通過。
雲とは違う、細かい灰色の火山灰が風に流されているのを目視できる。

桜島自然・景勝地
白波が立つアレは、瀬戸大橋？
アレは鳴門海峡の渦潮だった！
飛行機から見られたことに感動。
上空からでも、ものすごい潮の流れを感じる。

台湾桃園ー大阪関空路線は、日本の絶景を空から見られるおまけつきだった件。

旅は、最後まで何が起こるか分からないもんである。

鳴門海峡自然・景勝地
遠くに、うっすらだが明石海峡大橋も見えてきた。

ここまで、日本の景色がよく見えたってことは、2日前のあの大雨から天気が回復したということだろう。

明石海峡大橋 (淡路島側) 名所・史跡
海へ着水するかのような、関空への着陸。
セントレアへの着陸より、海が近い感じがする。
復路は2時間7分のフライト。
フルマラソンのように、2時間を切るときもあるらしい。
2018年9月の台風で、貨物船が衝突し不通になった関空の連絡橋。
橋は壊れ、関空も浸水し、あのときはどうなるかと心配していた。
関空に初着陸。
これで、自分は日本国内の主要国際空港を全て制覇。満足じゃ。

関西国際空港空港
国際空港の関空だが、スポットインはトラックに乗ったマーシャラーによる誘導=人力だった件。(他の主力空港では、GPS=機械による誘導)
スピードはダウンしていても、B777が近づいてきたらマーシャラーにとってはすごい迫力だろう。
お隣には、40分早く桃園空港を離陸していた、同じくチャイナエアライン機が羽を休めていた。
おつかれー。
イタリア人建築家：レンツォ・ピアノ氏によるデザインで建てられたこだわりのターミナルビル。

関西国際空港第一ターミナル空港
他の空港とは作りが全然違う。
まるで海外に到着した気分になるような日本の国際空港は初めて。
ちゃうちゃう！ここ日本！
曲線が美しいターミナルビル。
阪神大震災も、台風被害も、地盤沈下も、コロナ禍も、乗り越えてきた関空。
ここまで維持管理してくださった皆様、ありがとうございます。
日本人なので、帰国ゲートを顔認証であっさり通過。

ここまでスイスイで来た自分だが、荷物がなかなか出てこず、結局待つ羽目に。
おそらく、外国人の方々の入国審査待ちに合わせているのだろう。

たくさんの申請用モニターが並び、自動化された税関エリア。
ここに来たのも久しぶりだぁ。
近未来のような関空の内装を味わう。

アフリカの豚コレラ警戒のため、サーモグラフィーはあったが、ここまでコロナやワクチンに関する検査や足止めなど一切なし。

世界も日本も、本当にパンデミック以前に戻った。
そのことを、実際にこの目で確かめたかったんだ！
桃園空港で登録したVisit Japanでの税関申請も済ませ、いよいよ出口へ。
飛行機の到着からここまで、約40分。
成田・羽田・セントレアとは違う、海外のようなデザインの関空。
「うわー着いたー！」とまるでハワイにでも到着したかのような、非日常感を感じる。
レンツォ・ピアノさんナイス！
気分上がるわ。

ちゃうちゃう！ここで旅終わり。
往路は勝手知ったるセントレアから出発し、
復路は関空を楽しんでしまった。
こんなことができるのも、チャイナエアラインがたくさんの便を再開してくれたおかげ。
多謝！
特急はるかに乗って帰路に着く。
あれ？デカール？

特急はるか乗り物
やってきたのは、なんとキティーちゃんデザインのはるか。
自由席のために並んでいた海外からの方々、マスコミのように撮影しまくり。

これだから旅は、ホントに最後まで何が起こるか分からないもんである。
座席もこんな感じ。

ところで、特急はるかの自由席待ちは行列。
ジャパンレイルパスを持った海外の方々との、静かなる「座席争奪戦」が始まる。

JR関西空港線乗り物
というわけで、これにて「初めての台湾訪問記」はおしまい。

ここまで読んでくださった皆様、
旅行中にお世話になった皆様にお礼申し上げます。
多謝！

関西空港駅駅