しまなみ海道ツーリング

2023/05/12 - 2023/05/12

夜遅くまでかかって今治で一泊した翌日は、朝から念願のしまなみ海道へ。
サイクリング・ロードとして名高いしまなみ海道ですが、そこは125cc以下のバイクにとってもまた、最高の道なのでした。

エリア しまなみ海道（周辺の島々）(愛媛)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: バイク
• 旅行の手配内容: 個別手配

四国ツーリング Day 4

しまなみ温泉・喜助の湯をチェックアウト。ここは本来、尾道から走ってきて、ここで汗を洗い流すっていうのが最高なんでしょう。

サウナ＆スパ ホテル　喜助の宿　今治駅前店 宿・ホテル

最短距離を指示するナビをキャンセルして海沿いを走行すると、向こうには大きな来島海峡大橋。あれが、まさにこれから走るしまなみ海道です。

SHIMANAMIモニュメントで記念撮影。

さあ、いよいよです。

いちいち小銭を取り出さなくて済むように、しまなみ海道原付チケットを買っておく。
これは50円のチケットが10枚綴りになっており、1冊でしまなみ海道全ての橋を合わせた通行料金に相当する。
・・・それがなぜか往復分あるという。買う前に尾道までの分ですよね、と確認したんだけどな・・・おかしいですね（笑）

今治市サイクリングターミナル サンライズ糸山 乗り物

これがしまなみ海道原付道と、自転車道のはじまり。
橋の大きさによって、通路が別々だったり共通だったりする。

これはもう、叫ばずにはいられない。
本当に空を飛んで、海の上を走っていると錯覚するような気持ち良さ。

来島海峡大橋 名所・史跡

来島海峡大橋はしまなみ海道で最も長い橋で、原付道の料金も200円と最も高い。
しかし気分がこれ以上なく爽快なので、渡り切るのはあっという間だった。

1つ目の島、大島に上陸。
まずは亀老山アタック。

山アタック、楽しかった。多くの人は観光バスで来ているようですが・・・。

亀老山売店 グルメ・レストラン

朝から何も食べてないので、とりあえずコーヒーを飲もう。

メニューにケーキがあったので頼もうとしたら、今日はないけどお店にはあります、ということらしい。その他に今治タオルが700円から売られていた。

展望台に上がる。
どんな景色が見れるのやら。

亀老山展望公園 名所・史跡

南東方面、南浦漁港など。向こうは四国の新居浜の方。

今治方面。

咲いていた花。

ここでは、何を撮ってもゴキゲン。

これが今渡ってきた来島海峡大橋。

北西方面の津島。右奥が大三島、そのさらに左奥が大崎上島か。

基本的にブルーラインのサイクリングルートをなぞると最高に気持ち良い。そしてこういう道は、飛ばさずにゆっくり走りたい。

すぐ近くの海に弁財天のある鯛崎島、その左に村上海賊の拠点だった能島、後ろが鵜島。

大島を出て、伯方･大島大橋を渡る。
橋の途中に、こんな分岐が。

伯方 大島大橋 名所・史跡

あちらは見近島。
歩きと自転車、原付だけが上陸できる、無料のキャンプ島。

2つめの島、見近島に上陸。

見近島 自然・景勝地

静かな、キャンプにはもってこいの島だった。

でもキャンプはしない記念上陸。さあ、行きましょう。

橋を渡りきり、3つ目の島・伯方島へ。
とりあえず、メシにしましょう。

道の駅 伯方Ｓ Ｃパーク 道の駅

ハッピーターン、瀬戸内レモン・・・。

前日、今治の名物を検索していたら、出てきたんですよね・・・
「焼豚玉子飯」という謎の料理が。
どこで食べられるのかも謎でしたが、ここで出会えました。780円。

焼豚の脂とタレで照りかがやく飯に、とろける玉子。
うまいに決まってるじゃないですか。

道の駅の前に広がる、伯方ビーチ。

伯方ビーチ ビーチ

向こうに見えるのが、先程通った伯方・大島大橋。

大三島橋を渡って4つめの島・大三島（おおみしま）へ。
原付道っていうのはこういうランプみたいなところが続くので、間違ってもブラインドコーナーで右側に出ることだけは避けましょう。

大三島橋 名所・史跡

大三島は、しまなみ海道最大の島で、愛媛県側の最後の島です。

向こうに見えるのが多々羅大橋、その先は広島県です。
あちらに渡る前に、一旦島の内陸に向かいます。

しまなみの駅御島に来ました。

道の駅 しまなみの駅御島 道の駅

その隣が、大山祇（おおやまづみ）神社です。

大山祇神社 寺・神社・教会

全国にある三島神社・三嶋神社はここから勧請されたものだそう。
大三島という名前も、かつては神社と区別なく使われていたそうです。

奥に大きなご神木が見えます。

樹齢2,600年とされる、乎知命（おちのみこと）御手植の楠。
「乎知命御手植」というくらいだから神話的な世界になりますが、この樹を見ると実際そのくらいという気もしてきます。

松山藩主松平定長が寄進した神門は、老朽化のため2016年に建て替えられた。

ここにもまた、他と比べなければそれは立派な楠が。

「大山祇神社のクスノキ群」として国の天然記念物に指定。

宝篋印塔

1281年の元寇のとき、伊予水軍の将・河野通有が出陣の際に兜を掛けたとされる楠。1322年の兵火で枯れてしまった。

ここは戦いの神として、古来歴代の朝廷や武将から尊崇を集めてきたこともあり、たくさんの武具や宝物が寄進されている・・・という宝物殿は、ちょっと高めなので行きませんでした。

神社の裏にある姫子邑（ひめこむら）神社。
祀られているのは大山積神の娘、木花開耶姫命（このはなのさくやひめのみこと）。

そこからしばらく奥へと歩き、ある意味最も神々しい樹へ。

生樹の御門 名所・史跡

愛知県の天然記念物、生樹の御門。
樹齢は二千とも、三千とも。

巨大な幹が二つに別れ、天然の門のようになっている。

もちろん、くぐります。
中はちゃんと？祠のようになってました。

辺りは神秘的な静けさに満たされていました。

この生樹の御門は、それ自体が大山祇神社の奥の院への参道になっているそう。行きませんでしたけど・・・。

越智玉澄の綱掛岩。
越智玉澄は飛鳥時代に伊予を支配していたとされる人物で、戦国時代まで続いた河野氏の祖。

ここにも柑橘が。

苔むす壁。

ありがたい気持ちになって、海の方まで戻ってきました。

道の駅 今治市多々羅しまなみ公園 道の駅

では多々羅大橋を渡りましょう。

多々羅大橋 名所・史跡

5つ目の島・生口島に上陸すると、そこは一面のレモン谷。

生口島のレモン。広島県に入った途端、宣伝効果は抜群・・・。

レモンガチャ

レモンベンチ

瀬戸田サンセットビーチへ来ました。

瀬戸田サンセットビーチ ビーチ

なんと穏やかな海・・・。

波が、ない・・・。

ビーチサイドのひととき。

次は小さな商店街にある、岡哲商店。

岡哲商店 グルメ・レストラン

情報量がすごいことになってます。

吉田剛太郎さんも来てます。

コロッケ、100円です。うまいでした。
自分も千葉から来たって言ったら、大変喜んでくださいました。

ある意味、今日一番のお目当て？
サイクリストも集まるこちら。

ドルチェ 瀬戸田本店 グルメ・レストラン

ドルチェ 瀬戸田店

瀬戸田のレモンと、伯方の塩（600円）。
「せっかくグルメ」で観たこの組み合わせを食べてみたかったのよ・・・。
瀬戸田のレモンは期待通り。意外に、伯方の塩にミルクのコクがあって美味しかった。

しまなみ海道はまだ走り切ってませんが、もうまた来たいです。
たぶん、次は自転車で。

生口島の海沿いのコースは、風を切って走ると出色の気持ち良さ。この道は今治スタートだと左側に海を見ながら走れます。逆に尾道スタートだと大三島、大島あたりで左が海になります。
さて、次は生口橋を渡って因島へ。

生口橋 名所・史跡

幾つめだったっけ・・・ええと、6つめの島・因島です。
因島は、やや島の内陸を走っていくコースとなっております。
そんな因島で、とりあえず一箇所は寄りたいと思って来たのがこちら。

中島 グルメ・レストラン

菓子処・中島のカフェオレ大福と、はっさく大福（1個220円）。
これが期待より何倍も美味しくて、びっくりしました。
本命は、両方です。八朔のザクザク果肉、カフェオレのクリームのコク、どちらも完成度の高い美味しさなので、後悔したくなければ両方買うべき。

そして因島大橋を渡り、7つめの島・向島に上陸。
そう、あの向島。尾道は、もうすぐです。

因島大橋 名所・史跡

これで今回の橋は終わり、なんだか寂しい。

向島もまた、ブルーラインに沿って海沿いを行きます。
間違ってもナビに従って最短距離を行かないように。

向島の寄り道はこちら、後藤鉱泉所です。

後藤飲料水工業所 グルメ・レストラン

様々な種類の珍しい炭酸水が飲めるこちら、私はスコール（クリームソーダ）にしました。

豪華な駄菓子屋さんのような雰囲気。

親切なご主人に、明日のツーリングプランのご相談にまでのっていただきました。

しまなみ海道の最後は、フェリーです。
これが「世界でいちばん短い船旅」と称される尾道渡船。
一人100円、バイクは10円。自転車でも大型バイクでも同じ。

尾道渡船(兼吉渡し) 乗り物

隣のバイクがおまわりさんなので、あんまりのびのびと撮れません。

地元の人の乗り降りはあっという間でした。
これにて愛媛3島、広島3島のしまなみ海道と、寄り道が1島の計7島を走り終えました。
ではバイクを駐輪場に止めて、尾道を歩きましょう。

尾道に来るのは4年ぶり。
この前は、まさかバイクでまたここに来るとは1ミリも思わなかったので、たとえ数年でもどう転ぶかわからないものです。

尾道駅 駅

以前も全く同じ場所、同じ構図の写真を撮っていて、この4年間で成長したのは慣れて感動が薄まったことくらいか。

尾道 -青春18きっぷの旅-
https://4travel.jp/travelogue/11542673

「龍が如く6」の聖地でもあるこちら、評判のプリンを食べたかったのですが、閉店後でゲームオーバー。

おやつとやまねこ グルメ・レストラン

オーボエ奏者の宮本文昭さんの足型。

YouTuberで自分のことを「オズさん」と呼んでいる方の聖地。記念に食べていきたかったのですがここもまた閉店でガックシであります、ではでは。

尾道大判焼き さくら グルメ・レストラン

行った場所が次々と閉まっていて、どうやらこの街で居場所がありません・・・そしてこの方も、何だか行くあてがなさそうな様子です。

林芙美子像 名所・史跡

林原文具店

前からそうなのだけど、ちょっと旅した場所をまた訪れても、そう簡単に懐かしいと思えない。余程行った場所なら、たまに思うけど。

同じ場所でも、微妙に新しくなっているか、もしくは自分が変わっているか。
今回の場合、青春18きっぷとバイクでは、訪れた場所の風景もまるで違って見えているのでしょう。

うどんって書いているのに、うどんありません。

うどん奥山 グルメ・レストラン

しいて来たかった場所といえばここ。
「龍が如く6」という、まだやってないけどいつかやろうかな、と思っているゲームの聖地巡礼。

向こう側に原付が停まっているということは、原付で登れるということ？

スーパーカブで登ろうかと一瞬思ったけど、やめときます。
今日はもう、しまなみ海道でやり尽くしているので。

このあたりの構造が面白いな、と思ったり。

お寺と日常空間のこの近さ。

光明寺 寺・神社・教会

光明寺の門をくぐって。

鐘楼

適当に登って千光寺に行けたらいって、無理なら帰ってくるという漠然とした計画のまま登り始めます。

にゃん

三毛にゃん、姉妹かしら。

ここ入って良いのかっていう細い路地を行った先は行き止まり。そりゃそうだ・・・。

諦めた先に、鳥居と猫。

吉備津彦神社 (一宮神社) 寺・神社・教会

猫と遊ぶときは、こちらから一方的に距離を詰めてはいけません。
向こうから近づいてくるのを待つんです。

なでるタイミング。

この短い尻尾でポンポンポン、と何度も叩いてきます。

と思ったら、さっさと定位置に戻る猫（笑）

このお寺、珍しいことに招き猫の制作教室をやっているみたい。

じゃ、とくに成果はありませんが降りますか・・・。

小さいガード下をくぐって。

時間は押してるけど、折角なので古い盛り場へ。

「龍が如く6」聖地。

ここも聖地。

米徳 グルメ・レストラン

モザイクタイルが使われた独特なスナック群。

盛り場にゃん。

どうしてこうなったの、というビル。
香港にある人民解放軍のビルと同じ形してますが、たぶん目的は別。

おのみち映画資料館。
ここはアニメ「たまゆら」でも登場。聖地巡礼は明日やります。

おのみち映画資料館 美術館・博物館

尾道の写真館 SMILE

ビルの隙間の、よくこんなところに・・・という所。

つきひめさん。ここも「たまゆら」聖地。

前回試さなかった尾道ラーメンを体験しに「丸ぼし」へ。
背脂しょうゆ縮れ麺、これは確かにおいしい。

尾道ラーメン 丸ぼし グルメ・レストラン

すっかり、遅くなってしまった・・・。

人生2回めの尾道でした。

前回、山陽本線で行きと帰りの2回途中下車した三原駅。

三原駅 駅

3回目はバイクで来た記念。
エンジン切ってますよ（笑）

三原の海沿いのホテルにチェックインしました・・・。

ホテル寿恵広 宿・ホテル

今日はバイク以外のところで遅くなってしまいました。明日はまた別のルートで四国に戻りたいと思います。

この旅行記へのコメント （2）

• 熟年ドラゴンさん 2023/07/01 09:13:46

  こんにちは!

  　私もスーパーカブであちこち行ってます。
  　しまなみ海道はただ通っただけですが、いろいろ楽しめるのですね。
  　原付バイクは島毎に降りるので面倒くさいなと思いながら走っただけでした。

  SRさん からの返信 2023/07/01 20:44:39

  Re: こんにちは!

  ドラゴンさんもスーパーカブであちこち行かれて、しまなみ海道にも行かれたのですね。
  でも瀬戸内の海風を切って走るのは、それだけで楽しかったのではと想像いたします。
  私は普段このような体験ができないので、アトラクションのつもりで楽しんでいました。