2023/03/14 - 2023/03/17
24位(同エリア225件中)
こたままさん
JR四国は土讃線しか乗ったことがない。
今年のBDきっぷは予讃線、高徳線、徳島線に乗ろう!と計画を立てました。
2日目はバースデイきっぷを買って、松山→大洲(この旅行記)→内子→高松(③2日目後編)の行程です。
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ロッカーにスーツケースを入れるドタバタがありましたが、無事にバースデイきっぷ自由席用9680円を買ってホームに向かいます。
連続する3日間JR四国全線の特急、普通列車の自由席が乗り降り自由です。
JR松山駅ではホームの前後で発車する列車が違う、という事前情報を得ていたので、間違えないように注意します。
こちらは岡山行きの「しおかぜ12号」。松山駅 (愛媛県) 駅
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こちらが私の乗る「宇和海7号」9時7分発。
特急 宇和海 (松山駅 - 宇和島駅) 乗り物
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大洲までは30分程。
車窓を流れる景色を見るのも楽しみです。
巨大バナナの看板を発見! -
9時41分 伊予大洲着。
駅舎の横の観光案内所で自転車を借ります。
2時間400円。
順路を聞いて地図を貰って、出発!伊予大洲駅観光案内所 名所・史跡
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お天気が良くて道路も静かで気持ちがいいです。
駅前をまっすぐ行って、若干迷いながら、 -
肱川(ひじかわ)を渡ります。
右側に大洲城が見えます。 -
大洲城とは反対方向に曲がります。
古くて風情のある商店街です。 -
堤防の切れ目があったので出てみます。
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わっ、凄い!城壁化した堤防がズラーっと続いています。
遠くに見えるのは、さっき渡った肱川橋。肱川 自然・景勝地
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反対側も。
ここでは鵜飼が行われるそうで、屋形船が沢山泊まっていました。 -
堤防ゲートの手前にある「おおず赤煉瓦館」。
明治34年に建てられた和洋折衷の建物です。おおず赤煉瓦館 名所・史跡
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建物に関する展示のほかに、ギャラリーや休憩所があります。
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英国調のインテリアや、不思議なシャンデリア。
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建物の横のかわいいお庭を進んで行くと、
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英国風からイッキに昭和です。
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ポコペン横丁でした。
ポコペン横丁 名所・史跡
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NIPPONIAホテルの通り。
NIPPONIA HOTEL 大洲 城下町 宿・ホテル
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『臥龍山荘』
ここが見たくて大洲に来ました。
外から見える特徴的な建物は「文庫」国指定重要文化財です。臥龍山荘 名所・史跡
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「盤泉荘」との共通券880円を買って中へ。
蹲が涼し気です。
先ずは「臥龍院」という母屋を見学します。 -
母屋は3つの部屋に分かれています。
手前の「清吹(せいすい)の間」は夏向きに工夫された部屋だそうです。 -
欄間には花筏の透かしがあり、目で涼を感じられます。
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「霞月(かげつ)の間」は茶室だそうです。
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一番広い「壱是(いっし)の間」。
畳を上げると能舞台になり、床下には音響をよくするための備前壺が並んでいるそうです。 -
リズミカルに並んだ丸い透かしが風流です。
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各部屋の外側に畳廊下があって、更にその外側に縁側があります。
昔のお屋敷はこのような構造だったのですね。
縁側の障子を閉めても素敵だろうなぁ。。。 -
お庭の奥へと進みます。
臥龍山荘庭園 名所・史跡
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振り返って母屋をパチリ。
茅葺屋根の母屋は、周囲に調和するように農家風に造られているそうです。 -
お庭の先端にあるのが「不老庵」。
臥龍山荘といえばここですね。 -
建物全体を船に見立てて造られているそうです。
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開放的な室内には良い風が吹き抜けます。
障子の向こうに見えるのは「富士山」。 -
向こうの島に手が届きそうです。
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景色の一部になったかのよう。
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天井は月明りを反射するように作られているとの事です、
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下を覗くと断崖絶壁。
というかベランダは空中に突き出しており、欄干も心許なくてかなり怖い。 -
絶景!!
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向かいの展望台から見てみよう。
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…ということで、展望台にやって来ました。
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周りと一体化した「不老庵」。
あっ、何か飛んでいった! -
盤泉荘へ。
フィリピンで財を成した貿易商が大正15年に完成させた別荘です。盤泉荘(旧松井家住宅) 名所・史跡
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母屋はインテリア雑誌に出て来そうな素敵な設えでした。
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3階の広いバルコニーから街並みが見えます。
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全面ガラス窓なのでとても明るいです。
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素敵な椅子に座ってゆっくりと雰囲気を堪能したいところですが、時間が無いので急ぎます。
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このお部屋も素敵です。
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母屋の裏を通って庭に出ます。
この通路と庭には色々と見所があるらしく、案内の方が説明をしてくださいました。 -
山側のこの扉を開けると、
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横穴があり、奥から水が湧き出ているのだそうです。
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足元には貯水槽があって、
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更に母屋の台所の貯水槽へと繋がっています。
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横穴の扉の先にあったこの小部屋は、主がフィリピンでの質素な暮らしを忘れないように、と作ったのだそうです。
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岩壁に面白い形をした植物を発見!
冬の間は丸く閉じ、春になると開くという、とても珍しい松とのこと。 -
まだ少し閉じてるのが残っていました。
名前を聞きましたが、忘れてしまいました。
こぶし松?にぎり松?のような、なるほど!という名前だったと思います。 -
中庭は広くはないですが、色々な工夫があるようです。
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石をふんだんに使って、立体的な造りになています。
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この鶴はここを公開する前は汚れていて、庭師から「これがあると庭が死ぬ」と言われたそうです。
でも磨いてみると色鮮やかな砥部焼の鶴だったのでそのままにしている、との事でした。
足元にさっきの謎の松が生えています。 -
亀に見立てられた石があるとの事だったので、探してみました。
これかな? -
ここにも
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最上部まで登って母屋と庭を見下ろします。
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母屋の入り口の前庭は、時間が無くササっとしか見れませんでした。
珍しい焼き物のライオンがあったらしい。
よく見ると右手前の灯籠の先に頭だけ写ってます。 -
急いで大洲城へ。
自転車を停めて頑張って坂を上りましたが、ここで諦めました。
大洲駅に向かいます。大洲城 名所・史跡
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自転車の返却は2時間以内に間に合いました。
ホームにみきゃんのラッピング列車が停まっています。 -
描かれているのはみきゃんと南予のキャラクター達
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松山方面へは予讃線内子経由と予讃線愛ある伊予灘線に分かれるんですね。
人気の下灘駅があるのは愛ある...の方ですが、本数が少なくて行きにくい。
今回は断念します。 -
架線橋がいい感じです。
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11時49分発の列車で内子へ向かいます。
③に続く...。
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この旅行記へのコメント (2)
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- RON3さん 2023/11/27 23:06:56
- 臥龍山荘に行ってきましたよ!
- こたままさん、こんばんは (^o^)/
いつも訪問といいねをありがとうございます。
こたままさんのこの旅行記の臥龍山荘が気になっていて、10月にお遍路ドライブ第2弾に行った時、大洲に寄って、臥龍山荘に行ってきました。こたままさんの旅行記どおりでした。自分で旅行記を書いたら、ほとんど視点が同じでビックリしました。こたままさんの鋭い視点が、誰もが納得する見方なんだなと改めて思いました。
伊予から大洲に行く時に、あの「バナナ館」もちょうど国道沿いにあって見てきました。あの顔は最初萩本欽ちゃんかと思いましたが、先代の社長だそうでした。
こたままさんは、大洲城へは寄るのを諦めましたが、私は盤泉荘は外からの見学で済ませて、大洲城へ行ってきました。新しく復元したとはいえ、資料に基づいて復元した天守や2つの櫓はとても見ごたえがありました。
RON3
- こたままさん からの返信 2023/11/28 16:04:18
- RE: 臥龍山荘に行ってきましたよ!
- RON3さま
こんにちは!
こちらこそ、いつもご訪問といいね!をありがとうございます。
UFOラインから始まって、お遍路再開されつつ下灘駅、大洲、内子の観光コース!
初っ端から愛媛観光を満喫されておられますね。
中でも大洲は見所が沢山あり、私も時間が足りなくて大洲城は諦めざるを得ませんでした。
RON3さまが旅行記で詳しく紹介してくださったので、あのキツイ坂を再び上るのはもういいかな、と思っております(^▽^;)
臥龍山荘、いえいえ私よりもRON3さまの方が細かく観察されておられますよ。
コメントでも書かせて頂きましたが、丸蹲や氷室などは私は全然気が付いてなくて、こちらはまた見に行きたいと思いました。
バナナ館のバナナ、近くで見ると物凄〜く大きいですね。
私は列車から見たので、社長さんの顔の部分は見えませんでした。
よく見ると社長さん、メロンと大根も持ってらっしゃいますね。
スーパ内部も気になるところです。
道後温泉では「ふなや」さんにお泊りされたんですね。
以前、その手前のオーベルジュ道後に泊まった際によく前を通ってたので、いつか泊まってみたいなぁ、と憧れております。
この後の旅行記も楽しみにしております。
こたまま
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