2023/02/16 - 2023/02/20
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chemireさん
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2023/2/17 (金)旅2日目
これまで何度か新潟を訪ねたことはあったけど、米と酒のイメージが強くて旅館に泊まってノンビリするか、スキーを楽しんだだけ。文化や芸術に触れることなく過ごしていました。
なので、新潟の魅力を知るべくバスと徒歩で街巡りへ。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 3.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
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2月17日(金) 新潟の旅2日目。
9:47
昨日は暗くてよく分からなかったけれど、新潟駅は大工事中。フェンスで囲まれた通路は、観光客には(私だけ?)まるで迷路のようです。新潟駅 駅
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駅前で、
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ざっくり歴史を学びます。
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新潟市観光循環バスの1日乗車券(500円)を、ここで購入して出発。
平日は、新潟駅前毎時00分出発と1時間に1本の運行なので、ちょっと不便かな。土日は30分毎。
・・・・・・・
全体の写真を撮らなかったけど、ターミナルは櫛形の終端が行き止まりとなった構造で、大屋根の下に横1列と並んだ乗り場へバスはそれぞれバックで進入し停まっていました。第一印象は、中心部にあるバス停なのになんか寂しいなと。
ですが、2023春頃に駅東高架直下に新しいバスターミナルが完成するため、ここはなくなってしまうそうで、いま思えば味わい深い光景を見られてよかった。新潟駅万代口バスターミナル 乗り物
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車窓より。
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海の色が青かったのでびっくり。勝手に暗い色だと思っていました。海は進行方向左側に見え、右側の席に座っていたので変な構図になってしまいましたが、きれいな景色は記憶の中で再現できます。
新潟市観光循環バス 乗り物
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海を見ていたら、バスは道路を右折し街中へ。目的地の砂丘館がある西大畑坂上で下車します。
・・・・・
おりるにゃ~Stop!
このボタン、押したくなる衝動にかられてしまう。 -
10:25
バス停から砂丘館までは徒歩1分。そのわずかな距離に、気になる風景が見えたので階段をおりてみました。
どっぺり坂。
語源の由来はドイツ語の〝doppelnドッペルン:ニ重にする〟から。
かつて坂の上に旧制新潟高校と寮があって、学生たちが繁華街の古町(花街)に繰り出すには坂を上り下りしなければならず、往来し遊びが過ぎると落第するぞという戒めから、ダブるを意味する言葉をもじって「どっぺり坂」と呼ばれるようになったそうです。 -
どっぺり坂に作られた階段は、及第点の60に1つ足りない59段と洒落てます。
ドッペリ坂 名所・史跡
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開港五港(函館・新潟・神奈川・兵庫・長崎)のひとつである港町らしく手すりには錨のモチーフ。
って書いたけど、五港がすぐに思い出せなかったです。とくに新潟のイメージがなかった。 -
10:35
どっぺり坂を上ったはす向かいにある旧日本銀行新潟支店長役宅=砂丘館。見学無料。砂丘館 名所・史跡
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このあたりは新潟砂丘の傾斜地だったという資料を見つけたので、砂丘館という名前はそれに因んでいるのでしょうか。
それにしても、新潟に砂丘とは。学生時代に地理は苦手で、砂丘と言えば鳥取しか思い浮かばず勉強不足を否めません。 -
砂丘館
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日本銀行が直接設計を行い昭和8年(1933)に建てたもので、戦前の日銀支店長役宅で現存するものは新潟と福島(昭和2年)の2つのみだそうです。
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砂丘館
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砂丘館
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砂丘館
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この日、お庭には入れませんでした。
屋内の一部はギャラリーとして使用され写真展が開かれていましたが、20分程度で見学を切り上げ次の目的へ。 -
雪国らしいものを発見。この辺は坂道が多く、何箇所かに設置されていました。
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11:01
旧市長公舎 安吾 風の館 見学無料安吾 風の館 名所・史跡
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遺品・所蔵資料等の調査研究や展示が行われていますが生家ではありません。坂口安吾のファンなのか熱心に資料を読み込んで会話しているグループがいましたが、私は『白痴』のポスターが分かるなといった程度だったので、こちらの見学時間は15分くらいでした。
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旅行用のノートを持っていくのを忘れたので、アンケート用紙の裏に押印。せっかくだから、今度、坂口安吾の作品を読んでみます。
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11:24
風の館を出て歩いていたら、鳥居が見えたので参拝させていただきました。
新潟大神宮
御鎮座は明治9年で、当初、伊勢神宮の布教機関であった神宮教院の新潟本部として創建。 -
碑文は昭和21年に発表された幼少期を回想した自伝的小説「石の思い」の一節。
私のふるさとは、空と、海と、砂と、松林だった。そして吹く風であり、風の音であった。 -
つぼみがほころび春が近づいています。
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殉節の碑。
戊辰戦争最大の激戦地となってしまった越後。当時の生き殘り越後在住會津藩士が、苦しい生活の中から資金を出し合い明治23年に建立。 -
鹿児島の旅で西南戦争について振り返ったばかりなのに、戊辰戦争と混乱しつつ手を合わせました。
維新前後のことを、学生時代にもっと学んでおけばよかったです。 -
主祭神
天照皇大神
豊受大神
参拝後に御朱印をいただきました。新潟大神宮 寺・神社・教会
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11:45
次は、教会が見えたので向かいました。新潟カトリック教会 寺・神社・教会
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建物の外からステンドグラスを間近で見るのは初めて。
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歴史ある教会のようでしたが、外観だけ見学させていただきました。
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続いて、次の目的地に向かおうとすると、これまでに見たことのない図柄のマンホールを発見。
喜怒哀楽。漢字の向きに合わせて回りながら見ると、表情が良く分かります。
慣用句通り目を三角にして「怒」ってます。それなら丸い目は「驚」だけどって思ったりもしましたが・・・ -
市の花チューリップ。丸いのはヒマワリかと思ったら太陽だそうです。
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穴が開いているのは雨水流入用かな。ちょうど雪が残っていて流れ込んでいく様子を想像。旅先では、普通のマンホールを見るだけでも楽しいです。
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民家の玄関先に植えられていたハボタン。雪に負けずに育ってます。
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信号待ちで、すてきなお宅を見つけました。
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萬代橋。にいがたじゃなくて「にいかた」です。
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北方文化博物館新潟分館。冬期(1~2月)休館中。1895年頃の建築。
北方文化博物館新潟分館 美術館・博物館
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12:03
旧齋藤家別邸へ。観覧料300円。旧齋藤家別邸 名所・史跡
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貴族院議員を務めたという豪商・齋藤喜十郎が1918年(大正7)に建てた総敷地面積1,300坪を誇る広大な別荘です。
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旧齋藤家別邸
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雪国らしく蓑をかぶって歩いています。
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旧齋藤家別邸
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海運・銀行・化学工業と幅広い分野で成功を収めた豪商だそう。
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旧齋藤家別邸
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旧齋藤家別邸
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旧齋藤家別邸
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土蔵には歴代のお雛様が飾られていました。
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旧齋藤家別邸
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旧齋藤家別邸
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旧齋藤家別邸
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旧齋藤家別邸
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旧齋藤家別邸
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豪商だけあって凝った意匠が多く見られ、35分かけて見学しましたが、それでも時間が足りません。
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旧齋藤家別邸の近くに小さな休憩所があって、そこに貼られていたポスターが、とても素敵。
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旧新潟税関庁舎
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萬代橋
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ポスターを見るだけで観光気分に浸れます。
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13:06
ぷらぷらと歩いて、4トラで見つけた青海ショッピングセンターで昼食。アーケード内にありました。 -
旬のお魚いただきます。
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旨い酒が気になるけど、ここはグッと我慢。
古川鮮魚 グルメ・レストラン
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魚づくし定食は売り切れ。刺身定食1,500円。
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13:40
腹ごなしに歩き始めたら、白龍権現様が祀られていました。 -
白龍権現縁起
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えんむすび
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願いを込めて触らせていただきました。
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アーケードをそれると、味わいのある商店が並んでいました。
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鮭。計り。黒電話。レジスター。映画のセットみたい。
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買い物するわけではないので、道路の向かいから撮影だけさせていただきました。
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循環バスで歴史博物館へ。
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みなとぴあ。
旧新潟税関庁舎、旧第四銀行住吉町支店、屋外芝生広場は見学・入場無料。新潟市歴史博物館みなとぴあ 美術館・博物館
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14:37
旧新潟税関庁舎 見学・入場無料 -
明治2年(1869)に建てられた旧新潟税関庁舎。開港五港のうち唯一現存する税関(運上所)の遺構。昭和44年(1969)国指定重要文化財に指定されています。
きれいなアーチ型の入口は補修中でした。 -
旧新潟税関庁舎
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旧新潟税関庁舎
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新潟港が実際に外国に開かれたのは明治元年(1868)で、税関庁舎明治2年(1869)に「新潟運上所」として開所。
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明治5年(1872)に「新潟税関」に改称、昭和41年(1966)まで庁舎として利用された。
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ポスターの説明に従って見どころをチェック。
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きんちゃく型のガラス入り欄間
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鎧戸となまこ壁
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青海波の棟瓦
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新潟の大工が江戸や横浜などに建てられた洋風建築を学び、外観を洋風建築風にしている「擬洋風建築」で、土蔵造り、切妻、瓦葺き、外壁は海鼠壁・白漆喰仕上げ。物見の塔屋が特徴的。
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船から荷揚げするためにあった石段と、保税倉庫としての石庫・早川堀や柳並木が再現され、明治から昭和にかけての港町新潟の様子を知ることができます。
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荷揚げ場
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15:10
2代目新潟市役所庁舎のデザインを用いた博物館本館では、新潟の歴史・民俗に関するものが常設・企画展示されています。観覧料300円。新潟市歴史博物館みなとぴあ 美術館・博物館
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「新潟では男の子と杉の木は育たない」と言う諺があるほど。江戸時代から女性がよく働き、長岡藩では女が戸主として認められていた。
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海運業を支えたベザイ船
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ベザイ船
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薩摩藩は琉球を通して入手した中国産品を長崎会所を通さず売りさばいていたため、1843 年(天保14 )幕府は、異国船防備上重要と考えていた新潟を長岡藩から取り上げ直轄地にした。
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1868年(慶応4)北越戊辰戦争
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1872年よりの新潟の開化
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1932年 新潟港から満州国を警備する軍隊が出発。
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新潟−北鮮線。他国との歴史があった。
地理的に、近い。こんなルートもあって、いまだに解決しない社会問題に繋がるのかなと考えたり、うまく表せないけど、1枚のポスターにいろんな思いをめぐらせていました。 -
新潟が原爆投下予定地と悟った市民は疎開し、新潟市はほとんど人がいない状態で終戦を迎えた。
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新潟市歴史博物館
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新潟市歴史博物館
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1955年(昭和30) 10月1日 市内中心商業地の大火。
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1964 (昭和39 )6月16日新潟地震。数々の困難を乗り越えて新潟は発展していきます。
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旅をすると知らない・覚えていないことに多く巡り合いますが、ここではとくに勉強不足を実感。地理・歴史的にとても興味ある場所でした。 -
移築復元された旧第四銀行住吉町支店。見学無料。
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旧第四銀行住吉町支店
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旧第四銀行住吉町支店
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昭和2年竣工
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旧第四銀行住吉町支店
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旧第四銀行住吉町支店
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旧第四銀行住吉町支店
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旧第四銀行住吉町支店
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旧第四銀行住吉町支店
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旧第四銀行住吉町支店
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旧第四銀行住吉町支店
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旧第四銀行住吉町支店
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旧第四銀行住吉町支店
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旧第四銀行住吉町支店
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旧第四銀行住吉町支店
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旧第四銀行住吉町支店
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旧第四銀行住吉町支店
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旧第四銀行住吉町支店
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みなとぴあ滞在は1時間。ライトアップされたらきれいだろうなと思う港を見つめながら、バス停に向かいます。
時間に余裕があれば、あと1本バスを遅らせて歴史博物館でもっと資料を見たかった。というか、この日は、時間が足りないと思う施設ばかりでした。 -
15:38
定刻にやってきたバス。やっと正面から撮れました。新潟市観光循環バス 乗り物
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ラッピング車両は2種類あって、What's Michael? の車両は偶数日に運行(冬期)。
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What's Michael?(C)
小林まこと(新潟市出身)/講談社
1番前に座って、車窓からの景色とMichaelを交互に見ながら新潟駅に戻ります。
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