2023/02/17 - 2023/02/17
557位(同エリア14253件中)
へびおさん
12月、奈良の旅行記を作成していたらまたすぐにでも行きたい気持ちに駆られました。
ポチポチ奈良市内のホテルを検索していたら、泊まりたいと思っていた『いろはグランホテル』が平日割引で安く泊まれるじゃないヘ(^o^)/
ということで、3月に山口に行こうかな~と思って残しておいた有給を使って18回目の奈良旅へ。
前回体力の限界で回れなかった都祁をメインに行ってきました。
プラス、前回は雨でゆっくり見られなかった神戸中華街にも寄ってきました。
【行程】
旅行記①都祁:神社と古墳めぐり
旅行記②奈良市:食&買物
旅行記③神戸:食のみ
【往路・深夜バス】
2/16(木)22:50 東京鍛冶橋駐車場 → 2/17(金)5:30 京都八条口 (オリオンバス 5200円)
【復路・新幹線】
2/18(土)13:30 新神戸 → 16:15 東京 (のぞみ24号 EX早特21ワイド12630円)
【宿泊】
(楽天トラベルより予約。いまならプラス適用)
いろはグランホテル近鉄奈良駅前 素泊まり1泊 7700円 → 3850円
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 3.5
- ショッピング
- 3.5
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
2/16(木)
21:50東京駅に到着。
降りた向かいのホームからちょうど寝台特急サンライズが出発していた!
いいな~ -
東京鍛冶橋駐車場です。
2月の寒い時期だったので新宿バスターミナルとか東京八重洲バスターミナルのほうが寒さ凌ぎに良かったのですが、生憎安くて早く京都に着くバスが鍛冶橋駐車場からの便しかなくて・・・。
しかも旅の時期と言えば穴場の2月の平日なのにバス代が5000円以上っていうのも意外でした。(当初計画していた3月の方が安かった) -
電光案内板。
22:10発の京都・大阪方面の行きのバスが30分遅れで運行していました。
私が乗るのは23:00発のオリオンバス6111便。
遅れているのが私の乗るやつじゃなくてヨカッタ。 -
と思っていたのに、集合時間の22:50を過ぎても乗車案内がない!
案内板はまさかの「遅れ」表示になっていました。
でも幸い大幅な遅延ではなく、23:10には出発できました。
そして車内はビックリするほど狭かった!!
(荷物を持って通路を歩くのも気を遣うくらいの狭さ) -
2/17(金)5:25
休憩時間は3回ある(神奈川のどこかと静岡のどこか)ということで、最後の休憩地・滋賀の草津PAでトイレに行けばいいや~なんて思っていたら、草津PAも代わりに寄った大津SAも駐車場が満車で停まれなかったとのこと。
おかげで10分遅れの出発だったのに予定より5分早く京都駅に到着。 -
乗る電車まで30分近くあるので、お化粧と朝食を済ませてしまうことに。
近鉄線改札につながるここのベンチ広場は11月の紅葉シーズンに来た時も利用させてもらいましたが、京都駅というのに意外に人が少なく穴場な休憩場所だと思います。 -
5:40に改札内へ。
電車はすでに待機していました。 -
京都から奈良方面に向かう電車の車窓からは綺麗な朝焼けが見られました。
本当は日が昇る前のブルーアワーも撮影したかったのだけど、カメラを持ってバシャバシャ撮影するのは人目が憚られたので断念。
でも綺麗な朝焼けに我慢が出来ず、スマホでちょこっと撮影。 -
京都 6:00 → 大和西大寺 6:38
コインロッカーにスーツケースを預けます。
トイレもこちらを利用。
西大寺駅のトイレは広くて綺麗なので使いやすいんです。 -
大和西大寺 6:55 → 大和八木 → 榛原 7:37
榛原駅の北口を出てバスに乗換えです。
バス乗り場は『グリーンスクエア榛原駅前1番館』というマンションのロータリーにあります。 -
コミュニティバスのような少し小さめの路線バスがきました。
-
これから行く都祁という場所は奈良市内に比べて気温がかなり低めです。
この日も朝7時に調べたときは-8℃とかで「マジですか(゚Д゚)」と思いましたが、8時頃に再度調べたら少し気温は上昇していました。
奈良市内と地元とも比較してみる。 -
7:44
定刻通りバスは出発。
目的地の友田バス停まで停留所は16個のはずなのですが乗換案内に表示されているバス停とバス停の間に各1くらいのペースで載っていない停留所がアナウンスされます。
間違った行き先のバスに乗ってしまったのかと内心ヒヤヒヤしていましたが、どうやら自由乗降のバス停だったよう。
「並松」バス停を過ぎたところで観光する予定の「水分神社」の名前がアナウンスされたので一か八かで下車してみることに。 -
都祁水分神社の社標あったー!
でも自由乗降地ってなんなんだろう・・・
乗降できて且つバス停名(?)があるなら、それは正規の停留所なのでは・・・??
という疑問を抱きつつ、8:10今回の散策スタートです。
(因みに当初降りる予定だった友田バス停から水分神社まで歩くと10分かかります) -
神社へはバス停の向かいの道を進みます。
-
石碑。
『山邊之御井』とは?
水分神社は鈴鹿や毛原などとともに万葉に詠まれた『山辺の御井』伝承地であるということ。
平安京への遷都以降、都祁は伊勢齋王の帰京路にあたり宿泊所として『都介頓宮』があったとされています。
伊勢齋王はここに泊まり『山邊之御井』で禊ぎをしていたそう。
・和銅五年壬子(じんし)の夏四月、長田王を伊勢の斎宮に遣はしし時に山辺の御井にして作れる歌
「山辺(やまのへ)の 御井(みゐ)を見がてり 神風(かむかぜ)の 伊勢娘子(いせをとめ)ども あひ見つるかも」
【山辺の御井を見に来たついでに伊勢の娘さんたちに出会いましたよ】
※神風=伊勢の枕詞 -
田んぼに霜がおりていて真っ白になっていました。
-
参道を歩いて神社に向かいます。
-
都祁水分神社。
-
さっそくお参りをしに境内へ。
背の高い木に囲まれているせいか日が遮られ、暗くて畏怖を感じる参道です。 -
想像よりも大きい規模の境内です。
-
能舞台。
-
御拝殿。
神社の創祀は飛鳥時代と伝えられているそうで、最初の鎮座地は現在の都祁山口神社の地だったということ。 -
色々重要文化財に指定されているのですね。
ご祭神は速秋津彦神・天水分神・国水分神の三柱の神様。 -
雪が残っていた!
いつ降った雪かしら。 -
室町時代中期に造られた桧皮葺の本殿。
総丹塗りで、瑞垣(みずがき)が巡らされています。
一間舎春日造の社殿で貴重な中世の遺構として国の重要文化財に指定。
この本殿前にある狛犬が鎌倉時代に造られたものらしいです。
くそう、見落としたわ。 -
水分神社は奈良に葛木、吉野、都祁、宇陀の四社があります。
大和国四所水分社は古くから水の神様を祀り信仰されてきたということ。
「みくまり」とは里に水を行き渡らせる「水配り(みくばり)」が添加した呼び名です。
吉野、宇陀、そして今回都祁の水分神社にお参りできたので、残るは葛木水分神社だけとなりました! -
では次の目的地へ移動します。
田んぼには氷が張っていた。
大和高原の平均標高は470mだそうで、こういう高地で水田稲作が行なわれている事自体が珍しいということです。 -
枯れ葉が霜だらけになっている。
虫みたいでキモチワルイ~(*_*) -
緑の葉っぱにも。
-
こっちは霜がお花のように見えて可愛らしく感じる。
-
コミュニティバスの看板。
これは自由乗降できる場所の表示なのかな?
停留所が個人のお宅の名前になっているんですね。 -
今はもう使われていないであろうタバコ屋さんの窓口が残っていました。
-
そのタバコ売り場の窓口が残っているお家。
とても立派なお家です。 -
わー
この風景良いですね!
こういう景色を眺めながら歩くのが大好きです。
寒いけど歩くには丁度良い気温だな~ -
何かの案内板。
「マイペース」で「1000m」歩くと何があるのかしら。 -
あちらの住宅も立派です。
窓は虫籠窓というやつかな? -
水分神社から歩いて30分ほど。
二手に分かれた道、左の道を進みます。
Googleマップの案内に従って歩いていますが目的地はここだと言っている。
んん~(゚_゚)
と思ってウロウロしていたら、田んぼのど真ん中に見つけたり!
探していたのは樹木が茂っている叢林です。 -
それがこちら、『森神さん』。
樹木の伐採を禁忌としている聖域ということです。 -
畦道を歩かせていただき近くまで行ってみることに。
-
周囲をブロックで固め、わざわざ田んぼに張り出すように区画されています。
そして鳥居まであった! -
森神さんの正面に見えるのは都祁山口神社。
-
森神さんの鳥居は都祁山口神社と向き合うように建てられており、神社との深いかかわりが考えられるということ。
-
都祁山口神社の地にはもともと最初にお参りをした都祁水分神社がありました。
そのため、10月の例祭には水分神社から山口神社へ神様が御神輿に乗って「里帰り」をするそう。
その時に神様が休憩をするための石が所々にあるそうですが、『森神さん』もそんな休憩場所の1つなのかもしれません。
稲が実る時期、ここ一体は一面黄金色に輝く美しく神秘的な光景になるのでしょうね。 -
田んぼの氷がまるでアート。
-
では神社へ。
都祁山口神社は大和国に十三座ある山口社のうちのひとつで、延喜式にも載る式内大社ということ。
「山口(坐)神社」は『延喜式』臨時祭の祈雨神祭八十五座に加えられており「山口(坐)神社」が水を司る神として朝廷から重視されたと考えられているようです。 -
『延喜式』祝詞の祈年祭に飛鳥・石村・忍坂・長谷・畝火・耳無の各山口神社はその山の木材を伐り出し宮殿とした旨が記されているらしく、用材の産地として樹木を守護する神でもあったと考えられているそう。
忍坂と長谷の山口神社は行ったけど、そんな大事な意味を持つ神社だったのかぁ。 -
拝殿は貞享4年(1687)に建造されたもの。
-
愛嬌のあるお顔の狛犬さん。
-
遙拝所の碑がありました。
橿原神宮と伊勢神宮は分かるけど、明治神宮まであるとは。
なぜこの3つが選ばれたのでしょう。
神宮なら霧島、宇佐、石上、近江、鹿島に香取などなど各地にたくさんあるのに。 -
都祁山口神社には注目すべきものがあるということで是非立ち寄りたいと思っていました。
それが本殿の裏山にある『御社尾の磐座』と呼ばれている巨石です。
では行ってみよー!
ここも降雪の名残がありました。 -
階段を上がったらすぐにあると思っていたのに磐座は結構奥にあるみたい。
-
ん!?
これが磐座か!? -
と思ったけど違いました。
「都祁直霊石」と彫られています。
都祁直(つげのあたい)は神武天皇の皇子・神八井耳命(かんやいみみのみこと)の子孫で、この人が闘鶏国造(つげのくにのみやつこ)となり、闘鶏の国を鎮守する都祁氏の氏神として祀ったのが都祁山口神社のが起源と言われているようです。 -
更に奥に階段が見えてきました。
-
霜柱が立っています。
歩くたびにザクザク音が鳴って楽しいな♪♪
霜柱を踏みしめるなんて子供のとき以来な気がするー。 -
階段を上がると鳥居が見えてきました。
-
鳥居の奥に岩があります。
これが『御社尾の磐座』ですね! -
横から眺めてみる。
ご神体というわけではないのかな?
かつて都祁山口神社の境内に鎮座していた都祁水分神社の水分神が白龍のいでたちでこの磐座に降臨したとされているそう。 -
本殿まで戻ってきました。
境内の池は凍っていたけど表面だけのようで、水中では鯉が泳ぎ回っていました。 -
森神さんと都祁山口神社、大変興味深かったです。
両方とも見られて良かった。
9:30
次の目的地に移動します。 -
野焼きをしているのでしょうか。
白煙で何も見えない・・・ -
ちらっと脇を見ると何やら丘を上がれるような階段が造られている。
古墳?かなと思って地図を見てみたら『國津神社鎮守跡』とあります。
ちょっと寄り道してみよう。 -
丘を上がると・・・
玉砂利が敷かれ、網で囲われた石碑がありました。 -
國津神社鎮守跡の碑。
昔ここに神社があったんですね。
何故この場所から無くなってしまったのかしら・・・と思いながらかつてお社があったであろう場所から周囲を見渡してみました。
田んぼに水を張る時期や稲が実る季節はもっと色鮮やかで美しい風景が広がるのだろうなぁ。 -
移動を再開。
ここのお宅も立派。
そして特徴のある屋根をしている。 -
途中、神社を見つけました。
南之庄町の國津神社。
さっきの石碑にあった『國津神社』なのかな?? -
お寺っぽい造りの御拝殿。
こぢんまりしているけど親しみを感じる神社です。
御祭神は
・屋船久久能知神(やふねくくのちのかみ)
・手置帆負神(たおきほおいのかみ)
・彦狹知神(ひこさちのみこと)
手置帆負命と彦狭知命は親子で工匠の神、屋船久久能知神は家屋を守る神様だそうです。
因みに主祭神は大国主命。 -
お賽銭箱にはまさかの下り藤紋!
え、藤原氏に関係する神社なの?
御神体は大きな石で大国魂命を祀り、古くから国土を守る神、農業の神として信仰されてきたそう。
神社後方の小山柏峰にある20数個の岩石群は国津明神鎮座の地と言われているということです。 -
拝殿前の狛犬さんはのっぺりしたお顔。
-
本殿は鮮やか!
絵も描かれています。 -
舞に龍に獅子。
どんな意味があるのかな。 -
そして本殿を護る狛犬さん。
こちらの石造狛犬は花崗岩製で、尾の巻き方などから鎌倉末期の様式と見られているそうです。 -
案内板がありました。
都介野岳が気になる。 -
都介野岳(つげのだけ)。
標高631mで都介野富士とも呼ばれる美しい円錐形の独立峰です。
平地の標高がすでに500mなので登山路の距離はそれほどでもないそう。 -
まっすぐ三陵墓古墳郡史跡公園にに向かおうと思っていましたが、マップに『三陵墓南古墳』の上に建つお稲荷さんが書かれていたので気になって先にそっちに寄ってみることに。
-
階段を上がり鳥居をくぐります。
鳥居から折り返したところ(墳丘)にお社がありました。 -
シンプルに『稲荷神社』としか書いていませんでした。
このお社にも下り藤の紋が入っていた。
この三陵墓南古墳は直径16mの円墳で、6世紀頃の築造と考えられています。 -
ではメインの西古墳へ。
因みに三陵墓古墳郡は南古墳、西古墳、東古墳の3基=三陵から構成されています。 -
10:20
古墳が見えてきました。 -
階段を上がって行くと…
わ!
びっくりした何か居る!! -
西古墳の被葬者とされている人でしょうか?
妙にリアルな顔で怖い。。
いずれにせよ、三陵墓古墳群は古代の闘鶏国を支配した代々の闘鶏国造の墓ではないかと考えられているとのことです。 -
この三陵墓西古墳は円墳で5世紀前半の築造と考えられています。
-
墳丘からの眺め。
-
都祁(山辺郡都祁村)は添上郡月ヶ瀬村と一緒に2005年に奈良市に併合されました。
都祁というと長屋王木簡にあった『都祁の氷室』が有名ですが、昔の都祁地域は今の天理周辺までを呼んでいたようです。
天理にある氷室神社が創建400年代とかなり古く、その近くに長屋王が管理していた氷室もあったそう。
天理の氷室神社は歩いて向かうには遠すぎるので行けませんが、大変興味深い。 -
「都祁」自体難読地名ですが、古代表記の「闘鶏」で「つげ」とは読めないですよね~
最初に見た時に「軍鶏(しゃも)」かと思っちゃったよ。 -
都祁の地は、古代 闘鶏(つげ)国があったといわれ、古くから独自の文化を育んできたと考えられています。
豊かな文化風土を物語る寺社や仏像などの文化財を代々継承してきたとのこと。
この写真を見ても遺跡や古墳群がたくさんあることが分かります。 -
変なオブジェがあります。
なんだろ? -
現在と古代を結ぶ望遠鏡らしい。
1500年前の都祁村の様子や人々の生活が想い描けるみたい。 -
...。
想い描けなかった。 -
遠くから見ると西古墳は前方後円墳に見えますね。
1人ポツンと佇む古代人の像が寂し気で可哀想。
古代人の女性像もぜひ造ってあげてほしいです! -
三陵墓古墳群残りの1つ、東古墳にやってきました。
東古墳は大和高原・宇陀地域では最大規模の前方後円墳で5世紀後半の築造と考えられています。
被葬者は明らかになっていませんが、西古墳・東古墳は都祁盆地(都介野)の首長墓と想定されていて古事記や日本書紀に見える都祁直・闘鶏国造との関連性が指摘されているということ。 -
葺石は当時のものなのかしら!?
墳丘が段々になっているのがよく分かりますね。 -
後円部から前方部を眺めてみる。
-
墳丘からはお茶畑が見えました。
大和茶かな~? -
三陵墓古墳群から移動します。
ここからも都介野岳がよく見えました。 -
三陵墓古墳群から歩くこと約15分。
白石町の國津神社に着きました。 -
南之庄の國津神社と関係があるようで、「白石」を御神体としている南之庄町の國津神社から分霊したのが白石の國津神社ということだそうです。
さらに都祁水分神社の裏手には南之庄国津神社から分祀された都祁甲岡国津神社があるそう。
そして白石は2匹の白龍になり、一匹は都祁水分神社の境内の白龍大神になり、もう一匹は宇陀水分神社に鎮座したと伝えられます。
大元となった南之庄の國津神社って凄いな! -
灯籠に彫られているのは・・・鹿?(゚_゚)?
-
この立派な木が神社のご神木かと思ったのですが、どうやら木の足下にある末社のご神木のようです。
この大木の後ろに石が置いてあったのですが、それが地名の由来になった白石だったみたい。
写真を撮るのを忘れて悔しい! -
神社のご神木はこちらのほうでしょうか?
拝殿裏手にそびえる木の高さが凄い! -
巨大な杉の木です。
昔はもっと沢山の杉の木に囲まれ鬱蒼たる鎮守の森だったらしいのですが、平成10年9月近畿地方を襲った台風8号によってほとんど倒れてしまったそう。
この杉の木も立派ですが本殿の千木も立派です。 -
この神社の紋は上り藤。
桜井市にある談山神社と同じです。
ここも藤原氏に関係しているのかな? -
灯籠も見事でした。
-
境内には太鼓蔵まで。
こんな大きな蔵に仕舞われているって、どれだけ大きな太鼓なんでしょう。 -
國津神社からほど近い畑の中に木が生い茂った場所があります。
都祁山口神社そばにあった『森神さん』と同じような樹叢ですが、この地区では『やすんば』と呼ばれています。 -
3坪ほどの『やすんば』は4カ所。
やすんば(休ん場)はこの先にある雄神神社の神様が國津神社との間を行き来する時にお休みになる神聖な場所で、地元の方は木を切ったり中に入って遊んでは絶対行けないと子供の頃から厳しく教えられたそうです。 -
地図で見てみると鳥居のマークがあるので森神さんと同じようにお社でもあるのかと思っていましたが、やすんばは樹叢のみでした。
写真の樹叢は4つめの『やすんば』で、國津神社から1番近い『やすんば』が今も完全な姿をとどめているということです。
違いが分からなかった・・・ -
4ヶ所ある やすんばの位置関係はこんな感じ。
雄神神社と國津神社はどういった関係なのかな。 -
國津神社から5分くらいの場所にある雄神(おが・おがみ)神社。
-
一之鳥居の扁額の模様がハート型に見えるww
こちらの神社も紋が上り藤でした。 -
この神社には珍しい点が2つあります。
その1つが拝殿に掲げられたこの扁額。
古銭(5円玉?)で『金銀銅鐵』の文字が並べられています。
これの意味を調べたけれど結局分かりませんでした。
製鉄にかかわる何かがあったのでしょうか。 -
珍しい点の2つめが、この神社には本殿がないこと。
三輪山をご神体とする大神神社と同じですね。
雄神神社はその大神神社の奥の院と呼ばれているそう。
裏に回ると、御拝殿の背後に鳥居と石が祀られていました。 -
神社背後には雄神山と雌神山と呼ばれる2つの頂がある野野神岳があります。
雄神神社は野野神岳をご神体としており更に山頂には白蛇(もしくは黒蛇)が住んでいるという伝承もあるそう。
山頂は現在も禁足地となっています。 -
やすんばと國津神社方面を眺めて。
神様が休みながら2つの神社を行き来するという信仰は素晴らしいなぁと思いました。 -
11:20
予定していた神社・古墳は巡れたので、この後お昼を食べに道の駅に向かいます。 -
こちらのお宅も素敵だな~
特にお庭が綺麗に剪定されていて目を惹きました。 -
この道を進むと柳生に行けるんですね。
-
奈良市に編入される前の都祁村だったことの名残がそこかしこに。
-
都祁散策最後の目的地、道の駅 針T・R・Sの看板が見えてきたー!
-
雄神神社から歩いて約25分、道の駅 針テラスに到着~
帰りのバスの時間まで1時間ちょっと。
ここでお昼とお土産買いを楽しむぞ♪
・・・②につづく・・・
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