古都フエの歴代皇帝陵墓（その２：トゥドゥック帝陵、カイディン帝陵）とティエンムー寺を訪ねる

2015/04/08 - 2015/04/08

2015年4月　カンボジア・ベトナム旅行
５日目、車をチャーターし、フエ郊外にある歴代皇帝陵（ミンマン帝陵、カイディン帝陵、トゥドゥック帝陵）とティエンムー寺をめぐりました。

エリア フエ(ベトナム)

第四代皇帝のトゥドゥック帝:嗣徳帝(1847～1883)陵を訪れました。

この陵はトゥドゥック帝の存命中に完成しており、生前は離宮として使用されていました。

良謙殿です。
建築物の全部の名前に「謙」が使われています。これは在位中の1858年にフランスの植民地化のきっかけとなる侵攻を許してしまったことを恥じて謙の字を用いたと言われています。

良謙殿内部。

和謙殿という寝殿（礼拝堂）です。殿内にはトゥドゥック帝と皇后の位牌が祀られています。

和謙殿内部。

碑亭です。帝の功績が書かれた碑石が置かれています。
灌木に囲まれた素朴な建物がよい感じです。

最も奥にある陵墓です。

次に第十二代皇帝カイディン帝：啓定帝(1916-1925)陵を訪ねました。

文官、武官、兵士が陵を守っています。

碑亭です。皇帝の功績が書かれています。
他の皇帝陵と異なり、西洋風の建築物が主体となっています。
フランス植民地時代の皇帝なので、その影響もあったのでしょう。

この陵は全体的に白と黒が主体で色彩が少ないです。

啓成殿。礼拝堂と墓所です。
まさにヨーロッパ風の建物です。

啓成殿の内部。宮殿のようです。

啓成殿の内部。カイディン帝の写真が飾られていました。若いです。

等身大のカイディン帝像。
幼少時より病弱で、結核のため４０歳で崩御しました。

次にティエンムー寺（天姥寺）を訪れました。
1601年創建のフエで最も古い仏教寺院です。

七層八角形のトゥニャン塔（慈仁塔）が建っています。

すぐ傍にフォーン川が流れ、のどかな所です。

大雄殿（本殿）です。

大雄殿内にはユリの花が飾られ、三尊仏が安置されていました。

蓮の花が咲いている池と庭園。

立派な塔です。
これでフエを後にし、バスでホイアンへ移動します。