古代チャンパ王国のミーソン遺跡を訪ねる

2015/04/09 - 2015/04/09

2015年4月　カンボジア・ベトナム旅行
６日目、チャーター車でホイアンから約40km離れたミーソン遺跡を訪ねました。

エリア ホイアン(ベトナム)

ホイアンのホテルで車をチャーターしてもらい、約40km離れたミーソン遺跡（聖地美山）を訪ねました。

ミーソン遺跡は南部ベトナムに192年～1832年にわたり存在したチャンパ王国のヒンドゥー遺跡で、７世紀から１３世紀のかけての遺構が残されています。
チャンパ王国は地理的にアンコール朝に近く、１２世紀にはアンコール朝に攻め込みました。

ベトナム戦争では、ここに隠れていた南ベトナム解放民族戦線を掃討するためアメリカ軍の爆撃を受け、大半の遺跡が破壊されたと言われています。

ミーソン遺跡は同時代のアンコール遺跡とは異なり、レンガを積み重ねて造られており、赤茶けた色の建物になっています。

アンコール遺跡と比べると残念ながら見劣りがします。

天女のレリーフですが顔が壊されているのか表情が分かりません。

大きな神殿のような建物です。

これは焼き物でしょうか。
描かれている神々はインドやアンコール朝と類似しています。

最も整った形の建造物です。チャンパ特有の雰囲気があります。

破壊が激しい建造物。

柱が倒れているのでしょうか。
ベトナム戦争で破壊されていなかったら違っていたと思われます。

比較的よく残されている地区もあります。

砂岩でできた動物神の彫刻はよく残されています。

砂岩の動物神の周りにレンガでできた動物神もあります。

聖なる山マハーパルヴァタの麓にある聖域です。

ミーソン遺跡では一日数回民族舞踊が公演されています。

運よくアプサラダンスを見ることができました。
これでホイアンを後にし、ダナン空港からハノイへ移動します。