2022/11/10 - 2022/11/19
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広島れもんさん
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ローマ3日目 サン・ピエトロ寺院からサンタンジェロ城へ向かいローマ旧市街を巡ります。この辺りはなんとなくわかる、と思って歩いていたら違う路地に迷い込んでいたり、それでも早めに気づいて目的地に着いたことが何度かありました。地図を見ながら歩くのは恥ずかしいと思いがちですが、道を尋ねた人も観光客でわからなかったりもあるので時間を無駄にしないためにも地図を見よう!と再確認しました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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イチオシ
135年にハドリアヌス帝が自らの霊廟として建設を始め、その後歴代皇帝の墓やバチカンの軍事的な要塞になり、法王の居城や避難所として使われてきたもの。13世紀には城壁にバチカンとの連絡通路ができ、1527年の神聖ローマ帝国軍の侵攻の際にはクレメンス7世が避難し、教皇を守った189人のスイス人傭兵のうち生き残ったのは42人だったそうです。
内部にも入れますが迷路の様で全部見て回れたかよくわかりませんでした。でも屋上からのサンタンジェロ橋を見下ろす景色は最高~、黄金の天使像も近くで見れます。
サンタンジェロ橋はもともと市内とバチカンを結ぶ唯一の橋で、巡礼者はここを通ってバチカンを訪れていたそうですが、当時は聖ペテロと聖パウロの像があるだけの橋でした。17世紀にクレメンス9世から、聖天使の橋という名前にふさわしく装飾して欲しいと依頼されたベルニーニは、それぞれの天使に受難をあらわす持ち物を持たせてこの橋を”受難の橋”にすれば、巡礼者はキリストの生涯を思い起こし聖ペテロの墓への巡礼の道しるべとなると考えたそうです。
10体の天使のうちベルニーニ自身が作ったINRIの銘といばらの冠を持つ2体は、あまりにも素晴らしく傷むのがしのびないとコピーを作らせ据えたそうです。その2体はスペイン広場に近いフラッテ教会に飾ってあるのですが、今回は日曜だったりもう閉まっていたりで見ることはできませんでした。すごく間近で見られるのでぜひ!サンタンジェロ城 城・宮殿
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上の写真右にある”十字架を持つ天使像”。写真左が”INRIの銘を持つ天使像”なのですが、コピーとして作り橋を飾ったものもベルニーニ自身が作ったのではないかと言われているそうですが、フラッテ教会のものがほんとうにきれいなので写真を撮りませんでした…。
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サンタンジェロ城とサンタンジェロ橋はほんとうにフォトジェニックで、下を流れるテヴェレ川とともに写すのもおすすめ。”ローマの休日”でアン王女が忍び込んだダンス会場は反対側の橋のたもとにセットが組まれています。数十年前の出来事でもここでロケがあったんだ、と思いながら街歩きすると心に深く残ります!
サンタンジェロ橋 建造物
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サンタンジェロ橋を渡ってコロナーリ通りを通ってパーチェ教会へ行くつもりが最初の三叉路で違う道に入ってしまい、かわいいお店が続くコロナーリ通りじゃないと気づいて人に聞くこと2度(笑)。手提げにプリントアウトした地図を持っていたのに慌てました。以前はお昼で閉まることもあったからです。
この教会はトルコとの戦争が終わって平和が訪れたことを記念して建てられましたが、三叉路のとても狭い敷地に立っています。半円形のポルティコは後からつけられたものだそうです。サンタ マリア デッラ パーチェ教会 寺院・教会
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イチオシ
ラファエロの”巫女”
入ってすぐ右のキージ礼拝堂のアーチ部分に描かれています。色彩といい巫女たちのしぐさといい、ラファエロの世界が広がっています。ただ窓の下にあるため午前中は逆光で写真がうまく映りませんので気をつけてください。 -
石を投げられた時血を流したことから”奇跡のマリア”と呼ばれている聖母マリアの絵が主祭壇にあります。主祭壇のこんな装飾は珍しいしとてもきれいです。
パーチェ教会はナヴォーナ広場からすぐなので、ぜひ行ってみてください。 -
ナヴォーナ広場は古代ローマ時代に競技場があった場所で、15世紀に市場になりその後今の形になりました。この広場を彩るのが3つの噴水で、北側は”ネプチューンの噴水”、南側は”ムーア人(アフリカ人)の噴水”、中央に大きくそびえるのがオベリスクの周囲に造られた”4大河の噴水”です。
”4大河の噴水”はイノケンティウス帝の命でベルニーニが造ったもので、ベルニーニの噴水の代表作と言われています。4つはそれぞれラプラタ、ナイル、ドナウ、ガンジスの世界の大河を擬人化したもので、これらをドミティアヌス帝時代のオベリスクの周囲に配置し、設計を依頼したイノケンティウス10世の栄光も讃えています。
教会側の北(写真左に)あるのが足首にブレスレッドをした”ラプラタ”。当時の人々にとって南米はまだ未知の知らない場所だったが、南米への進出でヨーロッパは金など巨万の富を得たので”ラプラタ”の後ろには硬貨が散らばっています。写真右は”ドナウ”。当時ヨーロッパは宗教改革が吹き荒れていて、ローマカトリックには厳しい時代でした。宗教改革の中心だったドイツを流れる”ドナウ”に教皇のエンブレムを触らせることで、キリスト教全体の統合を表したそうです。(下の写真の方がエンブレムに触っているところがわかります)ナヴォーナ広場 広場・公園
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少し南側から見ると、ターバンを巻いた”ガンジス”が見えます。ガンジスは蛇の首を櫂で押さえつけています。全く見えませんがその奥にあるのが”ナイル”。ナイルは水源がわからないと顔を布でおおっていて、ヤシの木の根元にはライオンが吠えています。1つ1つに意味がありそしてそれを集めて大きなテーマを持たせたところがベルニーニのすごいところ、ぜひ広場へ来て水の流れる様とその大きさを見て欲しいです!
広場の南側にある”ムーア人の噴水”はユーモアがあって独特ですが、北側の”ネプチューンの噴水”はかなりかっこいい!今回はパーチェ教会から中央あたりの路地へ出てしまったため横目でしか見られませんでしたが、初めてならぜひ3つの噴水を見て楽しんでください。
他に広場の北側の建物の裏手に古代の競技場の遺跡も残っています。ローマの街はテヴェレ川の氾濫で時代ごとに土砂が堆積して層を作っているため、古代ローマは一番下の層になるそうです。四大河の噴水 史跡・遺跡
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この後ローマ1の通り、ヴィットリオ・エマヌエーレ通りを渡ってカンポ・ディ・フィオーリ広場へ。たくさんの野菜が並ぶ中、シチリア・パキーノ産のミニトマトのドライトマトを見つけたので買うことに。100gが5ユーロ、200g欲しかったので "200 grammi di questo,per favore"とイタリア語で伝えたかったのですが、半日以上観光していて頭の中も疲れていて、200のイタリア語が出てこない…。しびれを切らしたお兄さんに英語で言ってと苦笑されてやっと注文できました。が今度はお兄さんが計測できない(笑)。大きなビニール袋にドライトマトを入れたり出したり繰り返していました。お兄さんもいろんなお客がいて疲れていたんだろうな、アメちゃんでも持っていればよかった!
写真も撮り忘れたのでこれは自宅で撮ったもの。右はいつもネットで買う同じパキーノ産のミニトマト50gで500円くらい。パスタに入れたりタラや鯛など白身のお魚のホイル焼きにのせると、うま味も加わって美味しいんです。 -
広場からローマ1有名なパン屋さんの前を抜ければミケランジェロも装飾に関わったファルネーゼ宮なのですが、なんと建物に巨大な幕が張ってあって壁に穴をあけたような現代アート作品が展示されていてびっくり!素敵な建物なのに残念でした。でもこの広場には2つの噴水があり、そのバスタブのような受け皿はカラカラ浴場のものなのだそうです。
ローマには広場がたくさんありほとんどと言っていいほど噴水もあり、その傍らで人々が休んだり談笑したりしていて素敵だなと思います。そしてそれがほとんど歴史のあるものなのだから、文化と言ってもいいくらいですよね。ファルネーゼ宮 城・宮殿
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橋げたに洪水を防ぐための”目”があるシスト橋を渡ったら、トラステヴェレです!ここは路地も入り組んでいるけれど、メインの通りには観光客相手のお店が並んでいてあきることはありません。
シスト橋を渡って右手の路地を行くとラファエロの恋人だったフォルラリーナの住んでいたアパートがあり、その部屋の窓だけ違う色で囲ってあり見つけやすかったのですが、今回は見つからず探していたら目的の教会よりずいぶん先に行っていました。後戻りして着いた”サンタ・マリア・イン・トラステヴェレ教会”、大好きな教会です!
この教会はキリスト教が公認されたミラノ勅令の後初めてできた聖母マリアに捧げた教会で、その後荒れ果てていたものを12世紀から再建、16~18世紀にはさらに装飾されて今の形になりました。曇り空でよく見えませんが屋根のすぐ下にはエルサレムの風景のフレスコ画、その下にはランプを持った聖女を左右に5人ずつ従えて幼子キリストに授乳する”授乳の聖母”のモザイク画があります。ファサードのフレスコ画とモザイク、そしてロマネスク様式の鐘楼も12世紀のもの。サンタ マリア イン トラステヴェレ教会 寺院・教会
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イチオシ
内部は三廊式で、初期キリスト教時代の雰囲気が残るつくりになっています。22本の円柱は12世紀の再建時に古代ローマの遺跡から持って来られたもので、柱の太さ、大理石の色や質、柱頭の装飾も様々で、コズマティー様式のモザイクの床からも時代を感じます。
後陣のモザイクは12世紀の”キリストと聖母”で、半円球のドームの天井にはキリストと冠を載せた聖母マリアが一つの椅子に座り、両脇に4人の殉教者と聖ペテロ、教会を再建したイノケンティウス2世などが並んでいるもの。その下にはキリストと12使徒を意味する12匹の羊が描かれ、その下には13世紀のモザイクも。モザイク好きにはたまらない教会です。また写真には残していませんが16世紀に改修された格天井も金箔を使った豪華なものです。 -
教会からトラステヴェレ通りにある総菜屋さん”Suppli”。初めてトラステヴェレに来て教会へ向かう途中に見つけたお店で、外までお客さんが並んでいて”ここはきっと美味しい”と帰りに寄ってみたんです。ライスコロッケ、スップリを始めて食べたのもこのお店。スップリにはポルチーニ茸の入ったサフランライスのものや、トマト味で中にチーズが入ったものなどいろいろ種類があるのですが、私の好みのサフランライスのものは1度しか会っていません。今回も夕食用に買ったのはトマト味とカーチョペペ味でした。(なかり大きいので買う時はよく考えて)
そして切り売りピザ。前回はズッキーニのピザ、今回はフンギ・きのこのピザを買いましたがどれも美味しい!そして春にあったズッキーニのフライも美味しくて、ズッキーニ好きなので家でも作るようになりました。
混んでいるお店に入る時はバッグは前に抱えて、ショーケースの中を見ながら順番が来る前に買うものを決めておくといいです。サップリ ローマ イタリアン
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今回の旅行で今まで行きたくても行けなかったお店に行く、という目標をたてました。そのひとつがここ、ローマ料理で有名な”Da Enzo”です。トラステヴェレの東の端の方にあり多くの口コミが書かれているのですが、昼は並んだ順、夜は電話予約だけのようでおまけに日曜はお休みなのであきらめていました。ところがバチカンから市内を抜けトラステヴェレに入れば、ランチ時間の最後に間に合うのではと考えたのです。口コミにも開店前に並んで入ったとか2時過ぎに行って入れたとかあったので、バチカン美術館を2時間に抑えることにしたのです。
”Suppli”からトラステヴェレ通りへ出てすぐにサルミ通りへ入ればよかったんですが、間違って賑やかなルンガレッタ通りを進んでしまったため、10分くらいうろうろ。やっとたどり着いた2時過ぎ、この列でした。土曜のお昼ですから仕方ありません。Da Enzo al 29 地元の料理
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私の前には大勢のグループも2ついて20人くらいの人がいたのですが、お店もちょうどピークの時間帯で列は全く動きません。それでも帰る人もいないので並んでいたら、お店の方が何人?と聞きに来たんです。2人用のテーブルが空くと私の前の2組のカップルが先に案内され、私は相席でいい?と聞かれたので”Si”と答え席に案内してもらいました。そこには30代のイタリアの男性が…。ほんとごめんなさい、です(笑)
食べたかったのはローマ1美味しいと評判のカルボナーラ。でも何か前菜を注文しようと思ったら目の前の黒板の”ラディッキオ&プンタレッラ”をすすめられ、プンタレッラという野菜を食べてみたかったのでそれもお願いしました。このお店はローマっ子が普段に通うお店で、水はピッチャーに入っていてワインもガラスコップでお値段もレストランの半分くらいでした。
まず先に前の男性にプンタレッラのサラダがきました。プンタレッラというのはチコリという野菜の中心の白い部分で、市場にはそれを千切りにしたものが売られていて見たことはあったのですが、ナイフとフォークで食べておられてナイフを使うんだと感嘆。ところが私のところへは写真の紫の野菜サラダが来たんです。?と思い、”プンタレッラ?”と聞いたところ彼が自分のがそうで私のはラディッキオだと教えてくれました。なるほど、両方が混ざったサラダではなかったんだ(笑)。でも苦みもあるラディッキオも初めてで、くるみ入りのドレッシングも美味しかったです。
この後彼のところにはアーティチョークの素揚げが運ばれてきました!ローマ料理の中でもユダヤ料理になり、茶色に揚がったものに塩がかかっているだけのシンプルな料理ですが、独特の味ですごく美味しいんです。ただこれをナイフとフォークで食べた時にばらばらになってしまいパンで集めて食べたので今回はよしたのですが、彼はガクの1枚1枚を手でちぎって食べていて、そうやって食べるんですねみたいなことを言ったと思います。イタリア語はもちろん英語も片言なのですが、なんか通じていました(笑)。 -
ローマでいちばん美味しいと評判のカルボナーラが運ばれてきました!写真ではそんなに大きいお皿に見えませんがこれがけっこうな量。口コミには日本人には塩辛いとか使われている豚の頬肉の塩漬けグアンチャーレが獣臭がするとかありましたが、どうしても食べてみたい一品でした。そしてこのパスタはなんていう名前か思い出せなくて彼に聞いたらリガトーニだよ、と教えてくれました。そうそうリガトーニ(笑)。パッパルデッレほどではないけど食べ応えのあるパスタです。
食べてみるとたしかに塩辛い、そしてグアンチャーレはクセがあります。でもやめられない美味しさで、辛いからパンを食べ水を飲みを繰り返していたらお腹がパンパンになって少し残してしまいました。それとパンの皮がめっちゃ固いんです!食べているうちに顎関節がギシギシいうほど。よく見たら中だけ食べている人もいて早く気づけばよかった…。前の彼はデザートのティラミスも食べて”Ciao”と帰って行きましたが、注文に来たボーイさんに、私のお腹にはもうティラミスは入りませんと丁重にお断りしました。 -
3時過ぎると帰るお客さんもいてお店もようやく落ち着いてきましたが、私が席に着いた頃は大混雑。それでもこのお店のすごい所は、6,7人いるフロアの人がほんとうに楽しそうに仕事をされているんです。にぎやかな店内で次々入る注文を運ぶ人、お皿を下げる人、通路はすごく狭いのにすいすいと動いていてほんとに気持ちのいいお店でした!
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ほろ酔いでお店を出て北に向かいテヴェレ川に出ました。ティベリーナ島を渡って対岸の旧市街へ。このチェスティオ橋は紀元前60年頃造られ、その後マルケルス劇場の石材で造り変えられたものだそうです。(ノートにはそう記載、頭に入ってなかったのでスルー…)
チェスティオ橋 建造物
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ティベリーナ島の東側には紀元前300年ごろ建立されたアスクレペイオン神殿があり病気の治癒を祈願する人が訪れていたそうで、写真に写っている教会の裏手に回ると神殿の遺跡(船の形をした土台)の一部を見るとこができるそうですが、酔っていたのでまったく頭が働きませんでした…。
この島の東側の先には紀元前に架けられて16世紀まで使われていて壊れたポンテ・ロットも見ることができます。またこの先のファブリチオ橋は紀元前62年に造られてからほとんど変わってないそう、ちゃんと見るべきでした。ティベリーナ島 散歩・街歩き
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Eテレの”キソ英語、学んでみたら世界とつながった”と言う番組で、ローマに住む家族が紹介していたのがトラステヴェレからティブリーナ島を通ってマルケルス劇場へ抜ける道でした。今まで”真実の口”からマルケルス劇場のそばを通ったことはあったのですが、今回は彼らのおすすめの道を歩いてみました。
ほんとに遺跡がいっぱいそれもきれいな形で残っていて、静かな散歩コースです。オッタヴィアの列柱 史跡・遺跡
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マルケルス劇場へ向かう道
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アウグストウス帝の時代に建てられた3層アーチの円形劇場で、5世紀頃には使われなくなりテヴェレ川の土砂で埋まっていたそう。その後他の古代遺跡と同じように、使われていた石材は新たな教会などの建設に持っていかれ、残った部分を土台にしてその上に中世には城塞、さらに住居を建設したそうなんです。何かの番組で見たことがありますが、個人のお宅はとても素敵な内装になっていてここが高級住宅だとわかりました。
イタリアには各地にギリシャ劇場も残っていますが、ギリシャ劇場が傾斜を利用して半円形の座席を建設しているのに対して、ローマでは平地にアーチを多用した建造物になっているのだそうです。それにしても上に住居を作るとは…。マルチェッロ劇場 史跡・遺跡
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私のいちばん好きな景色、それはヴェネチア広場からカピトリーノの丘を臨むこの景色なんです。今回は曇っていてこんな風ですが、晴れていたら下記のようなフォトジェニックな場所なんです!
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5年前の3月末の午後の写真、市庁舎と教会に日が当たってとてもきれい!
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イチオシ
カンピドーリオ広場に上がる階段はコルドナータと言って、アラチェリ教会のものと違ってとても緩やかな造りになっています。階段の下にいるのはパンテオンの近くにあった神殿から発掘されたライオン像、もともと噴水だったそうです。
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アラチェリ教会へ上がるアラコエリの階段は124段あり見上げるほどの急さで、何度もここに来ていますが登る勇気がありません(笑)。アラチェリというのは天空の祭壇という意味だそうですが、この丘の造りをうまく使って2つの異なった階段と建物を作っている、何度見てもすごいなあと感嘆させられます。
サンタ マリア イン アラチェリ教会 寺院・教会
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コルドナータを上がると出迎えてくれるのが”カストルとポルックスの像”。軍事などに優れたギリシャ神話に出てくる兄弟で、軍事国家ローマのシンボル的な存在だったそうです。近くで見るとびっくりするくらい大きいんですよ、ぜひこの丘に登って見てほしいです。
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カピトリーノの丘はもともとローマ発祥の重要な神殿のあった場所で、ミケランジェロによってルネサンス風の美しい広場が建設されました。中央が市庁舎で左右の建物に美術館が入っています。この広場の中央に立っているのは古代の発掘品のマルクス・アウレリウスの騎馬像のコピーですが、右側のコンセルヴァトーリ博物館には本物が展示されていて、正面にたつと目を射られそうなすごい迫力です。他にも”カピトリーノの雌狼像”や”とげを抜く少年”といった作品があったり、左の建物新宮へ向かう途中フォロ・ロマーノを独り占めできる場所もあるのでおすすめですよ!私は初めてひとりでローマに来た時にローマパスを使って入場しました。
カンピドーリョ広場 広場・公園
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市庁舎の右手を行くと素晴らしい景色が待っています。
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お天気が悪くこんな感じですが、それでもフォロ・ロマーノが立体的に見え(コロッセオも少し見えますね)、はるか遠い時代に思いをはせることができます。今回はここでベルギーのアントワープから来られた日本人のご家族に会いました。コロナの間一度も日本へ帰っていないそうで、ちょうど年明けに4年間の赴任が終わり帰国すると話しておられましたが。もう帰られた頃でしょうか?
フォロ ロマーノ 建造物
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市庁舎の左手に行くと建物の上の方に”カピトリーノの雌狼像”のレプリカが飾られています。そしてこの先をまっすぐ行くとそこからもフォロ・ロマーノが望めるんです。
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5年前の3月末の写真。お天気だと円柱から影が伸びて遺跡も輝いて見えます。そしてこのアングルからは遠くにパラティーノの丘も見えて素晴らしい眺望です。
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”雌狼像”の向かいにある階段を行くと、アラチェリ教会へのショートカットコース。小さなモザイクが迎えてくれる入口です。
サンタ マリア イン アラチェリ教会 寺院・教会
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この教会の起源は古く、もとは6世紀にギリシャ人修道僧によって建てられた礼拝堂で、その後13世紀にフランチェスコ派によって大きく改修されたもの。内部は3廊式で、ローマ時代の神殿から持って来られた柱と大きな高窓、コズマティー様式の床と金箔の格天井、そしてシャンデリアが輝いていてお天気の日はとてもきれいなんです。でもこの日は曇りでおまけに4時を過ぎていて少し暗い感じで写真は撮りませんでした…。
ここに来る一番の目的はピントゥリッキオのフレスコ画”聖ベルナルディ―ノの生涯”で、右側廊の”ブファリーニ礼拝堂”にあります。ピントゥリッキオの絵はポポロ教会やボルゲーゼ美術館、そして今回初めて訪れるスぺッロやスポレートにも残っていて大好きなんですが、いちばん初めに見たのがここだったと思います。はかない表情の人物、そして繊細な背景、背景がまるでウフィツイ美術館にあるダヴィンチの”受胎告知”のような奥行きがあって、色は鮮明ではないし力強さもないけど好きなんです。やさしい色使いも好きだなあ(笑) -
”聖ベルナルディーノの死”、絵を見ていたら悲しくなります…。
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ノートがなかったので左側廊にある”聖ヘレナの礼拝堂”を見逃してしまいました。
側面から教会へ入った方は正面入り口から出てみてください。カンピドーリオ広場やアラコエリの階段が目の前に広がっています。やはりすごいロケーションです。そして簡素なファサードから中へ戻ると、美しく装飾された教会内部。サッカーイタリア代表の選手が結婚式を挙げたこともあるのがうなずけます(彼はFCローマの選手だったから、ローマの中心のこの丘にある教会で式を挙げたのかなあと勝手に解釈していますが…) -
いつも最後に行くのが”聖幼子の礼拝堂”です。
奇跡を起こすと伝えられている幼子の像は、キリストがとらえられる前に祈りを捧げていたゲッセマネのオリーブの木でできているそうです。 -
世界中からかなえて欲しい願い事が届くという幼子像、貴石で飾られていて光り輝いています。私も今闘病中の知人がよくなるように、紙に書いて置いてきました。
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アラチェリ教会を出たところでまだ日没ではなかったけど5時近くになっていました。実は3年半のブランクはことのほかきつく、街歩きの途中で足裏が痛くて痛くて…。これ以上歩いても明日に響くと思い、またヴェネチア広場はテルミニ駅行きのバスもたくさん通っているので、もう帰ることにしました。
P.za Venezia のバス停はヴェネチア広場をぐるっと回ったところにあるのですが、なるべく歩く距離を少なくしたくて教会を出て左手に降りていき、フォーリ・インペリアーリ通りから向かうことにしました。すると昨日も通ったトラヤヌス市場、ロレート教会を見ながらすぐにバス停へ着くことができたのです!
ローマのバス停にはバスの番号ごとにボードがあり、どのバスがどこのバス停に止まるか書いてあるので、ホテルにいちばん近いTerme Diocleziano に止まる64のバスを待って乗車しました。ナツィオナーレ通りの坂はかなりきつく距離もあるのでぜひバスのチケットをキオスクで買って利用した方がいいです。体力は温存、それが旅の基本です(笑)
今日の夜ご飯はトラステヴェレの”Suppli”で買ったアランチーノとピザ。”Da Enzo”に入れなかった時のお守りでもあったのですが、持ち帰れました。ホテルの部屋はお湯は沸かせるんですが温めるものがない…。冷たいスップリはお味も今ひとつで少ししかいただけませんでした。2つも買って、おまけにカーチョペペ味のは幼児の握りこぶしくらいで今度から気を付けます。きのこのピザは冷めていても美味しいいつもの味。果物とかヨーグルトもあったので満足の夕食でした。
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