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益田市といえば雪州や柿本人麻呂といった文化人が晩年に過ごした町でもある。鎌倉時代以後は藤原氏の血を引く益田氏がこの地を治め、関ヶ原合戦まで続いた。そのため文化的な建築物も多く残り、意外と見どころがある町でもある。益田市は3回に渡り紹介したい。<br /><br />今回は第3回目の益田市内の紹介 

石見の国、益田と浜田、有福を巡る:4.柿本人麿ゆかりの神社、そして室谷の棚田

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2022/09/17 - 2022/09/18

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旅行記グループ 石見の旅

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worldspan

worldspanさん

益田市といえば雪州や柿本人麻呂といった文化人が晩年に過ごした町でもある。鎌倉時代以後は藤原氏の血を引く益田氏がこの地を治め、関ヶ原合戦まで続いた。そのため文化的な建築物も多く残り、意外と見どころがある町でもある。益田市は3回に渡り紹介したい。

今回は第3回目の益田市内の紹介 

  • 雪舟が晩年過ごした大喜庵を観光

    雪舟が晩年過ごした大喜庵を観光

    雪舟の郷記念館 美術館・博物館

  • そして車を走らせて観光をすすめた。

    そして車を走らせて観光をすすめた。

    雪舟の墓 名所・史跡

  • 大喜庵

    大喜庵

    大喜庵 名所・史跡

  • 大喜庵から降りた場所に今市川が流れているが、ここには中世今市船着場跡と呼ばれる場所が残されている。

    大喜庵から降りた場所に今市川が流れているが、ここには中世今市船着場跡と呼ばれる場所が残されている。

  • この周辺は石垣で護岸されおり、所々に川に降りることができるように階段が作られている。

    この周辺は石垣で護岸されおり、所々に川に降りることができるように階段が作られている。

  • 解説看板もある

    解説看板もある

  • 船着場は16世紀前半に整備されて、江戸時代の船着き場がそのまま残されているのだ。

    船着場は16世紀前半に整備されて、江戸時代の船着き場がそのまま残されているのだ。

  • 続いて櫛代賀姫神社に訪れた。

    続いて櫛代賀姫神社に訪れた。

  • 櫛代賀姫神社は「くしろかひめじんじゃ」とよむ。元々海の近くに聖武天皇の時代の737年にには造営されていたようだ。

    櫛代賀姫神社は「くしろかひめじんじゃ」とよむ。元々海の近くに聖武天皇の時代の737年にには造営されていたようだ。

  • 少なくとも927年にはこの地に移されていたようだ。

    少なくとも927年にはこの地に移されていたようだ。

  • 現在の本殿は江戸時代に建て替えられたものではあるが、1584年に建て替えられたときの建材を用いているのだという。

    現在の本殿は江戸時代に建て替えられたものではあるが、1584年に建て替えられたときの建材を用いているのだという。

  • 神社からはとても見晴らしがよく益田平野を見渡すことができる

    神社からはとても見晴らしがよく益田平野を見渡すことができる

  • 麓に流れる益田川

    麓に流れる益田川

  • 続いて訪れたのは福王寺。福王寺はいにしえより歴史があったが、1026年の大津波でさらわれてしまい、後にこの地で再建された。

    続いて訪れたのは福王寺。福王寺はいにしえより歴史があったが、1026年の大津波でさらわれてしまい、後にこの地で再建された。

  • 古い墓が並ぶ

    古い墓が並ぶ

  • 福王寺といえばこの石造十三重塔の塔だ。石造十三重塔の中でも福王寺のものは島根県で最も古く鎌倉時代に作られたものだ。兵庫県の御影石を使っている可能性があることが判明している。

    福王寺といえばこの石造十三重塔の塔だ。石造十三重塔の中でも福王寺のものは島根県で最も古く鎌倉時代に作られたものだ。兵庫県の御影石を使っている可能性があることが判明している。

  • 益田市内の観光地として最後に訪れたのが、この柿本神社。

    益田市内の観光地として最後に訪れたのが、この柿本神社。

    高津柿本神社 寺・神社・教会

  • 楼門は二層の構造になっており、入念に作られたのだという

    楼門は二層の構造になっており、入念に作られたのだという

  • 柿本人麿が亡くなったあと、724~729頃に聖武天皇が勅命を発し、柿本人麻呂の終焉の地である鴨島という益田市内に浮かぶ島に人麿を祀る社が建立された。

    柿本人麿が亡くなったあと、724~729頃に聖武天皇が勅命を発し、柿本人麻呂の終焉の地である鴨島という益田市内に浮かぶ島に人麿を祀る社が建立された。

  • しかし1026年の大地震や大津波で島は海に沈み、ご神体も津波で流された。

    しかし1026年の大地震や大津波で島は海に沈み、ご神体も津波で流された。

  • しかしご神体はこの付近の高津松崎に漂着し、社が再建された。<br />

    しかしご神体はこの付近の高津松崎に漂着し、社が再建された。

  • ときは進んで江戸時代に入り、徳川秀忠が1608年に現在の社の造営を指示し、1681年に移築を終えた。この神社の素晴らしい建築物といえば本殿と楼門だろう。

    ときは進んで江戸時代に入り、徳川秀忠が1608年に現在の社の造営を指示し、1681年に移築を終えた。この神社の素晴らしい建築物といえば本殿と楼門だろう。

  • 柿本神社人麿の像がある。

    柿本神社人麿の像がある。

  • 高津柿本神社のすくはいごには島根県立万葉公園がある。背後には高津城があったが、その敷地を公園として県立万葉公園が造園されている。公園は人気があるようで、若いカップルを多く見かけた。定番になっているのだろう

    高津柿本神社のすくはいごには島根県立万葉公園がある。背後には高津城があったが、その敷地を公園として県立万葉公園が造園されている。公園は人気があるようで、若いカップルを多く見かけた。定番になっているのだろう

    島根県立万葉公園 公園・植物園

  • 柿本神社にはこうして歌が掲げられており、楽しめる

    柿本神社にはこうして歌が掲げられており、楽しめる

    島根県立万葉公園 公園・植物園

  • 柿本人麿はなぜこの地を最後の場所としたのだろうか

    柿本人麿はなぜこの地を最後の場所としたのだろうか

  • 神社からも益田市内を見ることができる

    神社からも益田市内を見ることができる

    益田川 自然・景勝地

  • 宝物殿は残念ながら拝観できない

    宝物殿は残念ながら拝観できない

  • 人麿以外にも万葉集の歌を楽しめる

    人麿以外にも万葉集の歌を楽しめる

  • 敷地内には八幡宮もある

    敷地内には八幡宮もある

  • 柿本神社を立ち去ったのち、近くに石見空港があるので行ってみることにした。空港は中心部から車で15分程度の立地にある。

    柿本神社を立ち去ったのち、近くに石見空港があるので行ってみることにした。空港は中心部から車で15分程度の立地にある。

  • 島根県の県営空港だが、なぜか山口県の「萩」とういう名前も入っている。<br />1日数本しか飛んでいない石見空港。見た目はその程度の本数しか飛んでいないようには見えない。

    島根県の県営空港だが、なぜか山口県の「萩」とういう名前も入っている。
    1日数本しか飛んでいない石見空港。見た目はその程度の本数しか飛んでいないようには見えない。

    萩・石見空港 空港

  • 空港にも柿本人麻呂の歌碑がある。

    空港にも柿本人麻呂の歌碑がある。

  • 飛行機が飛んでいない時間帯なので人は皆無だ

    飛行機が飛んでいない時間帯なので人は皆無だ

  • 展望台があるので上ってみた。石見空港周辺は開けているので見わたしもよいが、いかんせん飛行機が少なすぎる。しかしこの周辺に住んでいる人であれば飛行機は珍しいだろうから、そういう意味ではよいのかもしれない。ひり伊オープンスペースになっている。

    展望台があるので上ってみた。石見空港周辺は開けているので見わたしもよいが、いかんせん飛行機が少なすぎる。しかしこの周辺に住んでいる人であれば飛行機は珍しいだろうから、そういう意味ではよいのかもしれない。ひり伊オープンスペースになっている。

    萩石見空港送迎デッキ(展望デッキ) 名所・史跡

  • 横にある広場は風の広場。こちらのほうが良いかもしれない。空港の滑走路はもちろん、空港も見渡せる高さにある。そのうえ子供の遊技場もあるので、子連れで一緒に行くならこちらもおすすめだ。萩・石見空港とセットで行ってみたい。

    横にある広場は風の広場。こちらのほうが良いかもしれない。空港の滑走路はもちろん、空港も見渡せる高さにある。そのうえ子供の遊技場もあるので、子連れで一緒に行くならこちらもおすすめだ。萩・石見空港とセットで行ってみたい。

  • 展望台にて。

    展望台にて。

  • ブリッジが取り残されているようで寂しい。

    ブリッジが取り残されているようで寂しい。

  • 石見空港から車を動かし浜田方面に行った。

    石見空港から車を動かし浜田方面に行った。

  • 東へと車を向かわせる

    東へと車を向かわせる

  • 室谷の棚田までは車1台が通るのせい一杯だ。ところどころに離合する場所がある。こんなところにもバスが走っているのだから驚きだ。

    室谷の棚田までは車1台が通るのせい一杯だ。ところどころに離合する場所がある。こんなところにもバスが走っているのだから驚きだ。

  • 室谷の棚田は日本棚田百選に選ばれた場所。浜田市の山間部に位置しており、車がなければ訪れることができない。

    室谷の棚田は日本棚田百選に選ばれた場所。浜田市の山間部に位置しており、車がなければ訪れることができない。

    室谷の棚田 自然・景勝地

  • しかし訪れてみる価値は十分にある。棚田から日本海も眺めるこの景観はすごいと思わん?きっと夕暮れは素晴らしいことだろう。

    しかし訪れてみる価値は十分にある。棚田から日本海も眺めるこの景観はすごいと思わん?きっと夕暮れは素晴らしいことだろう。

  • 私が訪れたときはすでに稲刈りをした後だったがそれでも素晴らしい景観だと感じた。

    私が訪れたときはすでに稲刈りをした後だったがそれでも素晴らしい景観だと感じた。

  • そしてこの棚田の素晴らしいところは展望台がつくられており、景観の解説があること。

    そしてこの棚田の素晴らしいところは展望台がつくられており、景観の解説があること。

  • 鳥屋尾城があった山

    鳥屋尾城があった山

  • 稲刈りをしたあとでも景観は素晴らしい

    稲刈りをしたあとでも景観は素晴らしい

  • 棚田になっとるのがよくわかる。

    棚田になっとるのがよくわかる。

  • 展望台よりも奥にも田んぼが

    展望台よりも奥にも田んぼが

  • 室屋の棚田の景観の良さは日本海が見えることだろう

    室屋の棚田の景観の良さは日本海が見えることだろう

  • 田植えの時期だと素晴らしいに違いない

    田植えの時期だと素晴らしいに違いない

  • 絶景!

    絶景!

  • 展望台から降りてきた。展望台は真ん中やや右の少し緑がない場所

    展望台から降りてきた。展望台は真ん中やや右の少し緑がない場所

  • 黄金の稲穂

    黄金の稲穂

  • 棚田を見たあと、山を下っていく

    棚田を見たあと、山を下っていく

  • 室谷の棚田ふきんには大麻山神社がある。949年に創建されたという歴史ある神社でもある。ただ大変残念なことに天保七年(1836)、長雨による地すべりにより倒壊してしまった。現在は再建された社がある。写真は大麻山神社の一の鳥居だ。

    室谷の棚田ふきんには大麻山神社がある。949年に創建されたという歴史ある神社でもある。ただ大変残念なことに天保七年(1836)、長雨による地すべりにより倒壊してしまった。現在は再建された社がある。写真は大麻山神社の一の鳥居だ。

  • 棚田から有福温泉方面へ

    棚田から有福温泉方面へ

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